「 ……いっぱい走って……勝ちます。……ぶい 」
プロフィール
誕生日 | - |
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身長 | (約160cm) |
体重 | - |
スリーサイズ | - |
ヒミツ | ①早口言葉が得意 |
CV | 吉咲みゆ |
のんびり、ぼんやり、ふんわり系ウマ娘。口数が少なく、ぼーっとしていることが多い。
なにを考えているかわからないと言われがちだが……なにも考えていなかったりもする。
担当トレーナーである桐生院葵の指導のもと、トゥインクル・シリーズでの活躍を目指す。
キャラクター
育成シナリオ『新設!URAファイナルズ』にて初登場。
プレイヤーのライバル兼友人となる桐生院葵が、トレーナーとして初めて担当するウマ娘。愛称は「ミーク」。自己主張は控えめで口数も多くはないようだが、少々ユニークな感性をしているらしく、レースシューズからフランスパンを連想したり、水族館で桐生院トレーナーに似ているヒトデを見つけたりしている。
その一方、桐生院トレーナーにダンスを教わった後、窓辺に立って1時間ほど空を見ながら考えている(曰く「イメージトレーニングのようなもの」「昔からの彼女のやり方」)だけで振り付けを完璧にモノにするなど、イメージが出来れば大抵の事は卒無くこなしてしまう才能も持ち合わせている。
一生懸命な桐生院トレーナーに信頼を寄せる一方、大人しさゆえ自分の意見をなかなか口に出せずにいるようで、桐生院トレーナーの方も「ミークを不安にさせないように」と悩みを抱え込んだり、自分自身の話をあまりしないようにしているため、ややコミュニケーションに関して不足している感がある。担当ウマ娘の育成中に発生するイベントで度々接点を持つことになるプレイヤーは、彼女たちを見守りつつ、お節介で両者の仲を取り持つこととなる。
育成も後半に差し掛かると、勝ちきれないレースが続いている様子の二人の様子が垣間見え、責任感と実力不足で雁字搦めになってしまった桐生院トレーナーを探して、ミークとプレイヤーは彼女が行きそうな場所へ足を運ぶ。そこでミークは初めて、桐生院トレーナーの言葉をはっきりと否定するのだが……。
その後、彼女たちが再びプレイヤーの前に姿を表すのは育成最終試合であるURAファイナルズ決勝。桐生院トレーナーの愛バとして勝ち進んできたハッピーミークが、プレイヤーと担当ウマ娘の前に立ちはだかる熱い展開である。
なお、それ以外でミークが出走するレースは確認されておらず、彼女のウイニングライブを観る機会は1度の育成につき1回あるかどうかである(後述)。
基本的にゲーム版におけるオリジナルウマ娘は育成シナリオのストーリーのみの登場であり、各ウマ娘のストーリーには関わることは皆無であるのだが、ミークに限っては一部のウマ娘の育成ストーリーには例外的に関わってくる場合もある。
トーセンジョーダンの育成ストーリーでは、桐生院トレーナーの提案で脚質の近い者同士の合同トレーニングを組むことになった際には、ついつい専門用語を並べ立ててしまう彼女の話をそのまま理解できるようになりたいというミークの意欲的な姿を垣間見る事ができる。
また、ツインターボの育成ストーリーでは、ファン感謝祭に登場しており、eスポーツのカーレースに挑戦している(その際、ほとんど“持ちネタ”と化している「鋼の意思」を発動させようとするもコマンドが無いため失敗している)。
プレイヤーと担当ウマ娘がどのような育成を経ても必ず最終レースに現れるため、その潜在能力を見込んでミークの指導に意欲を示すプレイヤーも散見されるが、中には「ミークは桐生院トレーナーの相棒(であってほしい)」と葛藤する声も…。
紹介ページのURLは「happymik」だが、グッズ等では綴りが「HAPPY MEEK」となっており、競走馬にしてはやや不似合いながら「幸せで大人しい」と訳せる。
外見
珍しい白毛の髪と、先の切り揃えられた尻尾が特徴。おっとりとした印象の垂れ目で、瞳は淡いピンク色。
右耳に花をかたどったかわいらしい耳飾りを付けており、前髪の髪留めも似たような意匠。
身長は桐生院トレーナーよりも少し高く、他のウマ娘との比較(ライブや、トーセンジョーダンと並んだ場面など)から160cmくらいと見られている。
他のモブウマ娘とは違い固有の勝負服がデザインされており、GⅠ相当の扱いとなるファイナルズではこの姿で出走する。
スタンドカラーの白いブラウスの襟元には、ラインの入ったリボンタイにピンク色のブローチ。
ベストと膝上丈のプリーツスカートは揃いの薄青色で、スカートの裾は白のラインで縁取られている。白のショートパンツは裾を金色で囲ったデザイン。
パフスリーブの半袖コートは金ボタン7つの膝丈ほどで、全体的に金色の縁取り。尻尾の上には蝶結びのリボンがあしらわれている。足元は折り返しのあるミドルブーツ、両手にはフリル付きのショートグローブ。
右手首には星をかたどったブレスレットを着けており、同じような星型のアクセサリーは腰のリボンにも見られる。ピンク色の星はミーク自身、一回り大きい紫色の星はある人をイメージしたもの、という考察もある。
戦術としては先行や差しを選ぶことが多いため、バ場の重いレースでは泥跳ねに見舞われるのが常だが、美しい衣装を泥だらけにしながら最終直線を争う姿に言い知れぬ感情を覚えるプレイヤーもいる様子。
ウイニングライブ
ステージ衣装としても非常に見映えがするのだが、育成シナリオ「グランドマスターズ」編が実装されるまで、彼女のウイニングライブが見られる楽曲は『うまぴょい伝説』のみだった。とはいえグランドマスターズ編は専用楽曲『Everlasting BEATS』で締め括られるため、「ミークの『うまぴょい伝説』」を見るための条件は変わらず、「URAファイナルズ決勝でハッピーミークが3着以内に入った時」のみである(着外でもバックダンサーとして参加するが、モブ用の衣装になる上にほとんど映らない)。
ハッピーミークはCPU側のウマ娘でありステータスも固定のため、決勝で入着してライブをするかはほぼ運任せ。プレイヤーがどれほど育成を繰り返そうが運次第では一切見られないということもあり得る。ちなみに歌は収録されておらず、他のモブウマ娘同様ランダムに歌声が割り当てられる。
また、さらに貴重なのはハッピーミークがセンター(=ハッピーミークがURA優勝)のライブ。
プレイヤーの担当ウマ娘が1着以外ならノーマルエンド、優勝すればグッドエンドという最終レース。グッドエンドを目指す以上、プレイヤーは自分の育成ウマ娘が1着になるまで目覚まし時計でコンティニューする。そしてコンティニュー前にライブは鑑賞不可。
最終的にハッピーミークがセンターを務めるためには、「育成され切ったプレイヤー側のウマ娘がURA決勝に進出した上で負け続け、かつ最終コンティニュー時のレースで1着を獲る」という条件を満たさなければならないのだ(勿論、ミークが1着になった際にグッドエンドを諦めてしまえばその限りではない)。
しかし新たに実装された「アオハル杯」編のURAファイナルズ決勝では、新たに二人のウマ娘が出走し、しかもこの二人の能力が明らかに高めに設定された事実上のハードモードとなっており、ミークはモブウマ娘に毛が生えた程度の空気枠と成り下がってしまっていた(後述)。
とはいえ「レースに絶対はない」の言葉があるように、ハッピーミークが他の強豪を差しきって1着をもぎ取ることもある。
2024年2月24日の3rd anniversaryで、うまぴょい伝説の歌唱が追加された(URAファイナル限定)。
性能
ステータス・適性
スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
---|---|---|---|---|
C+ | C | C+ | C | C |
543 | 499 | 547 | 474 | 494 |
芝 | ダート | |||
バ場 | A | A | ||
短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 | |
距離 | A | A | A | A |
逃げ | 先行 | 差し | 追込 | |
脚質 | F | A | A | F |
所持スキル
コーナー巧者〇 | コーナーが得意になり速度がわずかに上がる |
---|---|
コーナー回復〇 | 無駄のないコーナリングで持久力がわずかに回復する |
直線加速 | 直線で加速力がわずかに上がる |
集中力 | スタートが得意になり出遅れる時間がわずかに少なくなる |
ステータスから解るように、弱点らしい弱点が無いのが彼女の特徴。芝でもダートでも距離を問わず好走できるという、競走ウマ娘としてはなかなかの逸材である。
逆を言えばこれと言った長所が無いのも特徴であり欠点でもある。
1st Anniversaryでの性能アップデートにより根性ステータスの重要性が上昇し、特に中長距離においてはフラットにまとまった性能が活かされやすくなった。ゲームを始めたばかりのプレイヤーにとってはなかなかの強敵であり、最初のシナリオ「新設!URAファイナルズ」ではラスボスの立ち位置で登場して育成ウマ娘と戦うことになる。
ちなみに、桐生院トレーナーからトレーナー白書を譲り受けるイベント(「新設!URAファイナルズ」限定)で解放される回復系スキル「鋼の意志」をミークが持っていない点については半ばネタ扱いとなっているが、「白書頼みから脱した桐生院トレーナーの成長の証」と好意的に解釈する声もある(尤も、エラッタ前の「鋼の意志」は“レース序盤で上手く抜け出せなかった場合”に発動するスキルだった為、追込適性を持たず、スタート時の出遅れを軽減する「集中力」を持っているミークとシナジーが悪かったのは確かである)。
「アオハル杯」シナリオにおいては固有スキルもなければレアスキルもなく、平凡なステータスとして出走して平凡な結果に終わってしまうことがほとんどである。アオハル杯と同時に実装された二人と能力に差があることについては、サポカ無しで単独育成だったためという面白い考察が存在する。
サポカもアオハル魂も無しで全Cまで鍛え上げた桐生院トレーナーの手腕とミークの素質を評価するべきという声もある。
何にせよ、プレイヤーが芝のステイヤーを育てようがダートのスプリンターを育てようが、全く同じステータス、同じスキル構成で育成ウマ娘と同じ部門のURAファイナルズ決勝に顔を出してくるのはよくよく考えると異次元の所業に近い。
更に余談だが、上記の仕様と設定上、URAファイナルズの決勝では確実に育成ウマ娘と同じ部門で競り合うにもかかわらず、トゥインクルシリーズにおいて一度もプレイヤーの育成するウマ娘と出走レースが被らない(特に出走するレース自体が限られるダート部門や短距離部門)ことをツッコむ声もあるとかないとか。
ハッピーミークと勝負!
2022年11月17日、「新設!URAファイナルズ」編のアップデートによってハッピーミークとのトレーニングや「対決」が実装された。ミークの対決アイコンが出現しているトレーニングを実行することで、実行したトレーニングを含む3つの選択肢から、どのステータスでの勝負を行なうか選び、勝敗によってステータスやスキルPt、スキルヒント等を得られる。なお、ミークが勝つと桐生院トレーナーと喜びを分かち合った後、お祝いにパン屋へ寄る相談をしている様子が窺える。
対決で育成ウマ娘が一定数の勝利を収めると、ファイナルズ決勝でさらに成長したミークと戦うことになるのだが、そのステータスは…
スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
---|---|---|---|---|
A | B+ | A | B+ | B+ |
870 | 772 | 861 | 759 | 798 |
芝 | ダート | |||
バ場 | A | A | ||
短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 | |
距離 | A | A | A | A |
逃げ | 先行 | 差し | 追込 | |
脚質 | F | A | S | F |
…と、軒並みAやB+でまとまった強敵。所持スキルも通常版の4つに加えレアスキル「迅速果断」と「鋼の意志」が増えている。パドックでは青色のオーラを纏い、「スーパーハッピーミーク」などの通称を戴いている。堂々の1番人気で出走し、最終直線で育成ウマ娘と1着争いを繰り広げる場面も格段に増えており、勝負服でステージに立つ機会にも恵まれるようになった。
だがそれはプレイヤーと育成ウマ娘が差し切られるケースが増えるということでもあり「因子周回で久しぶりに目覚まし時計使った」「初心者が勝てる相手じゃない、プレイ初期はしばらく相手にしない方がいい」といった声が散見された。
「鋼の意志」習得については「トレーナー白書を真に自分の物にした」等の解釈がなされている。
ここまで強くなれた理由として、上記の「サポカ無しで単独育成だったから弱かった」という考察に合わせて「メタ的に言えば桐生院トレーナーが“俺らと担当ウマ娘”をサポカとして、ミークのトレーニングに補整をかけた結果」と解釈されており、「俺らはSSRだった…?」といった冗談も生まれている。
グランドマスターズ
2023年2月に追加された育成シナリオ「グランドマスターズ -継ぐ者達へ-」では、ビターグラッセと共に走者としての成長の過程に焦点が当てられている。
メインシナリオでは桐生院トレーナーとの出会いの様子が(URAファイナルズ編での登場から)2年越しに描かれ、シニア級まで重賞未勝利という“晩成型”である点にも改めて言及された。
三女神の一人であるゴドルフィンバルブに導かれる場面が多く、桐生院トレーナーと共に自分たちのペースを貫こうとする一方で、樫本トレーナーの元で結果を出しはじめるビターグラッセやリトルココンの姿を目にしてもどかしさを抱く場面もあり、互いの想いに応えようとする二人の関係が掘り下げられている。
積み重ねた努力が花開くシニア級では、育成ウマ娘の目標レースのいずれかに出走してくるため、体操服姿(&白のオーバーニー)も実装された。同時に、優勝ないしは入着することで様々なウイニングライブに出演する彼女を見ることができるようになっている。
最終レース「GRAND MASTERS」ではこれまでの道程が結実したかのように、差し戦術からの猛追で時に三女神すら差し切ってみせる。
マンガ版
うまむすめし
漫画作品では今作が初。今作では「めし」がテーマということで、桐生院に料理を披露され喜びながら彼女の料理を食べる姿も。
アニメ版
『うまゆる』ではアニメ媒体に初登場。
第1話ではアプリ版とは異なりブルマ姿(元ネタが牝馬のウマ娘のみ着用)で映り込んだことから、早くも本物の競走馬(下記の余談の項を参照)を反映しているのでは?と話題に。そもそも明確なモチーフが存在していないことから、牝牡の法則に当てはまらないだけという考察もある。
第9話でウマ娘たちと峠を攻めた際には、86番のゼッケンを着けたまま無駄に器用かつ豊富な走法を見せた後にスキル「一陣の風」で急カーブへ突っ込むと慣性ドリフトで抜けていく――というやりたい放題のレースで画面越しのトレーナー達を困惑させた(なお、こちらではクォーターパンツで登場している)。スタッフが描き下ろした広報用のイラストでは可愛らしいポーズを決めているが、経緯が経緯だけに素晴らしき指パッチンにしか見えない。
この回でお披露目となった主題歌『Dance 2 Endless Beat』には歌唱メンバーとして参加しており、ボディコンにジュリ扇でマブく染められている。
劇場版『新時代の扉』では台詞こそ無いが、桐生院に連れられてホープフルステークスを観戦していた。
遂にプレイアブル化
2023年6月27日放送分の「ウマ娘 プリティーダービーぱかライブTV」にて、『ウマ娘 プリティーダービー 熱血ハチャメチャ大感謝祭!』への参戦が決定した。本編ではないものの、ついにハッピーミークがプレイアブルキャラクターとしてのデビューとなった。
ドット絵で暴れ回るハッピーミークが、後々にお目見えすることになるだろう。
チームには所属せず、累計獲得ファン数が50000人に達するとスカウトが可能になる。
隠しキャラ的な立ち位置ということもあり、ステータスは高めに設定されている。
記事について
他のウマ娘(モブウマ娘を除く)と違い、初登場時に同名の競走馬がいないオリジナルキャラである。
ただし2022年に本当にハッピーミークという名の競走馬が登録されたため、その馬の活躍次第ではタグの使い分けが必要になる可能性もある。
また他作品で同名のキャラクター等がいる場合は、他作品に準ずる括弧表記推奨。
余談
「グランドライブ」編以降、実在の競走馬をモチーフにしたとされるゲームオリジナルウマ娘が増えたことで、ハッピーミークも実在の競走馬がモデルとなった可能性がある。髪や尾が白く、勝負服が白一色で、右耳に耳飾りがあることから、白毛の牡馬と推測されており、当初より日本競馬史上初の白毛競走馬ハクタイユー、初勝利馬ハクホウクン、初JRA勝利馬ホワイトベッセルなどが候補として挙げられていた。ちなみに初JRA重賞勝利馬ハヤヤッコは3歳限定重賞を制したため、「グランドマスターズ」編でシニア級まで重賞未勝利と言及されていることから該当しない。
2022年2月、本物の競走馬として「ハッピーミーク」という馬名が登録された。
父に2018年に史上5頭目の春秋スプリント制覇を果たし同年のJRA賞最優秀短距離馬に選出されたファインニードル、母父にウマ娘でもモチーフとしたキャラが登場しているゼンノロブロイを持つ芦毛の牝馬であり、北海道サマーセールサラブレッド1歳にて572万円で取引されている。
サマーセールの参考映像でのハッピーミーク号
芦毛馬は年齢を重ねるにつれて体毛の白色化が進むという特徴があるため、2022年時点で2歳のハッピーミーク号の馬体は黒っぽい状態になっている。
山口氏は熱心なウマ娘プレーヤーであるようで、ほぼ同時にリトルココン、ビターグラッセも馬名登録している。リトルココン号は父の父、ビターグラッセ号は母父がそれぞれサクラバクシンオーである。さらにビターグラッセ号は父ルーラーシップの母にエアグルーヴを持っている。
2022年8月にデビューするも怪我もあり11着。年明け21日の中山のレースで復帰後はダート路線へ転向、2023年8月31日付でJRA登録抹消となったものの、公営名古屋けいばへ移籍。
10月16日、移籍初戦で1番人気にて出走して見事1着。初勝利を挙げている。
関連イラスト
関連タグ
ハッピーミーク(競走馬)… 上述した経緯に伴って「ハッピーミーク」から派生した「競走馬ハッピーミーク号」の記事。後に他のウマ娘に倣って「ウマ娘ハッピーミーク」専用記事として当記事が作られた。以降は作品投稿の際のタグ設定でも区別が推奨されている。
外部リンク
GAME Watch - 「ウマ娘 プリティーダービー 熱血ハチャメチャ大感謝祭」に「ハッピーミーク」がプレイアブルキャラとして登場!