『REGAD ACCESS』
「変…身………！！」
『GENERATE』
『ENFORCEMENT OF VIOLENCE, REGAD』
CV：佐藤流司
スーツアクター：石井靖見
変身者
・ジット
概要
ゲームマスターのジットがジリオンドライバーを用いて10個ほどのVIPのオーディエンスアイと融合することで変身する。
立ち位置としては以前の運営用ライダーと同様に運営に害を為す者に対して使用することを前提とした仮面ライダーだが、ヴィジョンドライバーのライダーと比べても明らかに異常な程のオーバースペックに調整が施されている(後述)。
本来のデザイアグランプリの運営に使われるのはあくまでもヴィジョンドライバーなこと(通常のプレイヤーライダー相手ならヴィジョンドライバーで事足りる上、グランドエンドに使用する変身体もゲイザーである)を考えると、創世の力を使用する程の超・危険分子(浮世英寿など)に対抗するための奥の手と言える存在と考えられる(そもそも英寿以前にジリオンドライバーを使用するほどの存在がいたかは定かではないが)。
変身
ジリオンドライバーのスティグマメトリクサーをタッチして認証、一回転して膝立ちの状態でシリウスカードをスラッシュして変身を実行。
ヴィジョンドライバーで変身するライダーのエフェクトと似ているが、ヒュプノレイ/ドミニオンレイではなく、オーディエンスアイと融合して装甲を形成することで変身が完了する。
外見
頭部はグレア・グレア2・ゲイザーと同形状だが、赤・黒・金のカラーリングで、従来のレイではない独自の装甲でローブを纏っている。
四肢こそグレアらと同形状だが、上半身のアーマーは大幅に形状が異なる。また、アーマーとローブには丸いモールドが大量に配置されているが、これの意味は更なる上位種の登場時に判明することになる。
スペック
| 身長 | 219.8cm |
|---|---|
| 体重 | 125.5kg |
| パンチ力 | 71.1t |
| キック力 | 152.5t |
| ジャンプ力 | 172.1m（ひと跳び） |
| 走力 | 0.8秒（100m) |
スペックそのものは運営側最高スペックだったスエル変身のゲイザーはおろか、ギーツⅨを全ての面で上回っており、非常に高い性能を誇る(パンチ力のみはブジンブーストに次ぐ3番目だが、それ以外のスペックは上位種であるリガドΩに次ぐ数値となっている。特に走力では、ギーツ世界で初めてフィーバーブーストフォームを全ての面で超えた仮面ライダーとなっている)。
DGPのオーディエンスとコネクトして「願い」を破壊の力へと変換する装甲の「アルテマイザー」を備え、取り込んだ願いの増加に伴って指数関数的に能力が増大し、一時代の完全消去すら可能となる。
強化ブーツの「ディバインレガース」はキック力やジャンプ力を強化する能力を持ち、一時的に自身を加速させることが可能(設定上、空中に足場を作る能力もあるらしい)。
グレア及びグレア2のヒュプノレイ、ゲイザーのドミニオンレイと同等の役割を持つ膝に装着された「ソブリンレイ」を分離し遠隔攻撃によって隙のない戦闘を展開が可能…なのだが、肉弾戦を得意とするジットのファイトスタイルもあり劇中で使われることはなかった。ヒュノプレイやドミニオンレイと違い膝の2基のみ存在。
ギーツⅨと同様に創世の力による願いにある程度の耐性が付与されているらしく、直前にケケラの叶えた「タイクーン以外の仮面ライダーが存在しない世界」に対しても平然と変身して見せている(そもそもDGPで創世の女神を使用するにあたって実装されていても何ら不思議ではないが)。
腰のマント型拡張装備「ディバインスカーツ」は、電磁偏向シールド「ディバインデフレクター」を展開可能。ディバインレガースを使用すれば、ジーンやゲイザーと同じく空中を自由に移動することもできる。
次元観測範囲も半径70kmのゲイザーから向上し、最大で120kmにまで拡大している。全身各部のカメラからの情報をリアルタイムで更新し続け、100アングルもの規模で全周囲を隈無く確認している。
ジリオンドライバーのグレートアセンブルに各種レイズバックルを装填すれば、対応する拡張武装を展開する機能も搭載されている。劇中ではニンジャレイズバックルを用いてニンジャデュアラーを召喚しているが、あくまでもギーツⅨから厄介なギーツバスターQB9を弾くための補助的な使用に留めている。
肉弾戦やニンジャデュアラーを召喚しての戦闘でスエルゲイザー以上の大立ち回りを見せたものの、創世の力を使いこなした英寿には敵わず、ブーストタクティカルビクトリー+ブーストナインストライクを食らい敗北した。
その直後にスエルが復活しジットが消滅したため、登場はたった一度きりというなんとも言えない形で終わってしまった。
使用アイテム
デザイアグランプリ運営の限られた存在が使用できる最高位の変身ベルト。無尽蔵ともいえるクリーンエネルギーを生み出して国家レベルのエネルギー消費量を仮面ライダー単体で運用可能とする。
変身・必殺用カード型特殊記憶デバイス。ヴィジョンドライバーのプロビデンスカードに相当するアイテムだが、ジリオンドライバーのカスタマイズデータを保存するため、記憶容量が3ゼタバイトのプロビデンスカードから大幅に増大し、60ゼタバイトもの情報量が詰め込まれている(実にプロビデンスの約20倍である)。
平時は右腰のシリウスカードホルダーに挿入されている。
ジリオンドライバーの右側(正面から見て)に装備された、レイズバックル用拡張スロット。 グレアなどが持つ「アップグレードアセンブル」とは違い、それぞれのバックルに対応した拡張武装を召喚する。
必殺技
- 時間加速
『ACCELERATE…!』
変身後にスティグマメトリクサーを押し込んで発動。超高速で移動しながら敵に強烈なパンチを叩き込む。バンマニの説明から時間加速攻撃と説明されているため、ブーストフォームマークⅡの様な出力でスピードアップしている類の能力ではなく自分の時間を加速させて超高速に動いているのが原理だと思われ、リガドΩが使用した際のスエルの台詞も加味すれば間違いないと思われる。
- ニンジャデュアラー召喚
『READY…!』
『NINJA INFINITY…!』
上記のグレートアセンブルにレイズバックルを装填して操作することで拡張武装を装備する。
劇中ではニンジャを使用し、ニンジャデュアラーをブーメランの如く投げつける形で攻撃した。
- エクスパンジ(仮称)
『EXPUNGE…!』
シリウスカードをジリオンドライバーに1回スラッシュして発動。
劇中未使用。
- デストロイ(仮称)
『DESTROY…!』
シリウスカードをジリオンドライバーに2回スラッシュして発動。
劇中未使用。
余談
- 名前の由来は英語の「注視する・じっと見る」という意味のリガード（regard）から。ある意味『仮面ライダージット』と言える。
- これまでに登場した運営ライダーもグレア（glare）、ゲイザー（gaze） など全て「見つめる」の意味が入っている。
- 変身時に流れる英文は訳すと「暴力の執行」であり、他のゲームマスターよりかなり荒々しく粗暴なジットを表している。
- スーツはリガドΩと共通で、エントリーフォームをベースに(腰布と二の腕の部分を除いて)頭部と四肢はゲイザーのリペイント、胸部と肩は仮面ライダーオルトロスバルカンの改造(なお、マスクのみリガドとリガドΩで別々に作られている)。
関連タグ
仮面ライダーギーツ ジット 運営ライダー ダークライダー ジリオンドライバー
仮面ライダーリガドΩ：完全上位種。
仮面ライダーギーツワンネス：こちらもオーディエンスが深く関与している仮面ライダーであるが、その性質は正反対。
仮面ライダーソロモン：頭部以外ラスボスとスーツ形状が同じという共通点がある。ただしこちらは色が違うのと、腰のローブが追加されている。
