概要
創世の女神の息子たる英寿が創世の力を受け継ぎ世界を作り変えてから自称している。
名前の元も創世の女神であり、英寿の場合は男性のため創世の神というだけの単純な話。DGP運営のジットもこの称号を用いていた。
ツムリの創世の力を吸収した英寿は創世の神として覚醒し、髪と服が白くなった。創世の力を受け継いだ者の宿命として有刺鉄線に絡まれた上身体の石化も始まってしまい、英寿を創世の神として完全なものにすべくジットが持ち込んだジリオンドライバーの機能によって石化は加速するが、ギリギリで英寿は自ら創世の呪縛を断ち切り、元の姿へ戻った。
呪縛は断ち切ったものの創世の力は依然としてその身に宿っており、むしろその後は創世の力をより使いこなしている。ジットが語った完全な創世の神とも違う、自らの意思で創世の力を操る存在となった。
創世の神となった副次効果として、「別の創世の願い」に対し反発できる力も身に付けており、他の創世の女神や破壊の女神によるルール改変の影響を受けない特性を持つ。38話ではグランドエンド、47話ではケケラの「タイクーン以外の仮面ライダーが存在しない世界」に対しても影響を受けず、記憶と変身能力を維持した。
特に47話ではタイクーン以外にこの願いの影響を受けなかったのはケケラより高次の権限を持つジット、既に変身能力を失っていた沙羅、仮面ライダーの力を自ら放棄した大智といった数少ない者しかおらず、DGP運営は事実上英寿を直接倒さない限りグランドエンドも完遂できない事態に陥ったと言える。
神となった英寿(ギーツⅨ)に直接干渉できたのは、今の所女神の力とは無関係の能力を持っていた劇場版のメラと時間操作能力を持つリガドΩの2人と、ごく少数である。
行使した力の結果
覚醒前後問わずその力を何度か行使しており、いくつかの改変と創造が行われている。
- ブーストマークⅢレイズバックル/ブーストマークⅨレイズバックルの創造
- グランドエンドによる自身のデザイアドライバーとコアIDの消滅を阻止
- ギーツバスターQB9の創造
- 第39話~第42話の世界の創世(こちらの詳細はギーツⅨの項を参照)
- ギャーゴコアID/ファンタジーレイズバックルの創造
- ギャーゴコアIDをナーゴコアIDへ更新
- 第43話~第45話の世界を39話~42話の世界へ再更新
この他、ギーツⅨでの戦闘中も周囲の修復や足場の創造など戦闘でも使用されている。
本当の神化
48話終盤、黒いツムリと同化された状態のツムリによって撃たれてしまった英寿だったが、これすらほぼ英寿の想定通りだった。
ツムリに撃たれることそのものは想定外だったものの、「いずれは人間の身体を捨て、本当の神になること」を英寿は覚悟していた。すべては誰もが幸せになれる世界のために。
人間ではなくなったことによりスエルの支配からも対象外となった英寿にとってもはや仮面ライダーリガドΩすらも敵ではなく、リバース能力をことごとく無力化して完全勝利した。
人間ではなくなったが、母のように石像になったわけでもなく、自らの意思で動ける創世の神として世界を見守る存在となったのだった。神となって以降は自在に世界に出現・消滅が可能となっており、有事の際などは迷わず出現している。
この際に誰もが浮世英寿を忘れた世界とはなっているが、ツムリの他『ファイナルステージ』『4人のエースと黒狐』までにライダーコアIDを手にした仮面ライダー達(桜井景和・鞍馬祢音・吾妻道長・晴家ウィン・鞍馬光聖・五十鈴大智・我那覇冴・丹波一徹)は英寿の記憶を保持している。
ただし神となった弊害も1件だけ発生しており、神殺しのメラとメロの策略に嵌まり力を奪われ弱体化してしまった事例がある。これはメラの変身した仮面ライダークロスギーツ撃破後に解決している。
『最強ケミー★ガッチャ大作戦』ではレベルナンバー10のケミー・クロスウィザードの魔法により見せられた夢に仲間達や錬金アカデミーの面々が引っかかる中で、英寿は最初からかかっておらずギーツケミーと共に一ノ瀬宝太郎の夢の中に出現。宝太郎がクロスウィザードを説得するのを見届け、創世の力で全員の夢を解いてみせた。
人間ではないため寿命の概念も超越しており、1000年後の未来でも活動している。ただしゴッドジャマトによる世界の滅亡は止められなかったようで、1000年前(=現代)に飛んで仮面ライダードゥームズギーツとなり、ゴッドジャマト誕生を阻止するべく行動する。詳しくはエースの記事を参照。
エースは現代の英寿とも対立し、同一人物でありながら考えの相違により激突。英寿はエースに対し「神様だからっておごるな」と諭す。最終的にゴッドジャマト誕生は道長達により別の形で阻止され、未来は変わった。エースは過去の自分に教えられた考えを胸に未来に帰っていった。
関連タグ
ギーツⅨ:創世の神としての英寿を象徴する姿。