概要
青山剛昌の漫画『まじっく快斗』に登場する黒羽快斗/怪盗キッドと、立川恵の漫画『怪盗セイント・テール』に登場する羽丘芽美/怪盗セイント・テールのコラボ・クロスオーバー作品に使われるタグ。
黒羽快斗/怪盗キッドは同じく青山剛昌が描く『名探偵コナン』に登場することも多いため、pixiv小説では江戸川コナンを始めとする名探偵コナンのキャラも一緒に登場することがある。
まじっく快斗と怪盗セイント・テール(及び名探偵コナン)の両作とも、アニメはキョクイチ東京ムービー(現:トムス・エンタテインメント)が制作した(まじっく快斗1412はA-1Picturesが制作)。
共通点
父がマジシャン、母が怪盗
黒羽快斗の父親である黒羽盗一は世界的なマジシャンであるが、初代怪盗キッドという裏の顔も持っていた。後にマジックショーの最中の事故により死亡したが、実は謎の組織に事故に見せかけて殺された。
母親の黒羽千影も、かつてはファントム・レディと呼ばれる凄腕の怪盗であった。夫の黒羽盗一が初代怪盗キッドとなったのも、妻の千影(=ファントム・レディ)を超える怪盗となることで、ファントム・レディのことを人々の記憶から消すためである。
- まじっく快斗第1巻の時点でここまで設定されていたかは不明であるが、描写から見て千影が「夫・盗一が怪盗キッドであることを知っていた」ことは確実である。
羽丘芽美の父親である羽丘源一郎も世界的マジシャンで、こちらは裏社会とは一切関係が無く、原作時点でも生存している。
また、母親の羽丘映美も、かつては「怪盗ルシファー」と呼ばれる凄腕の怪盗であった。
盗みにマジックを多用する
二人とも犯行時にはマジシャン風の衣装を着こみ、わざわざ予告状を出すなど、犯行現場を劇場に見立てる傾向が強い。
ただし二人のマジシャン衣装は、色の基調が対照的(怪盗キッドは白と青、怪盗セイント・テールは赤(ピンク)と黒)。
相違点
盗みの動機
怪盗キッドの目的は、父・盗一を殺した組織が探し求める命の石・パンドラを秘めたビッグジュエルを見つけ出して、粉々に破壊すること。
怪盗セイント・テールの場合は、困っている人の懺悔や相談を受けた深森聖良から依頼を受ける形になる。
盗みの技術
怪盗キッドの特徴の一つとして、高度な変装技術が挙げられる(怪盗キッドの変装も参照)。
- 逆に、怪盗セイント・テールが他人に変装して盗みを働いたことは無い。
- 怪盗セイント・テールは素顔丸出しであり、怪盗キッドも右目にモノクル(片眼鏡)を付けているが、普段の姿では顔を隠せているとはいいがたい。
双方ともに空を飛ぶ描写あるが、その手段は大きく異なる。
共通出演声優一覧
怪盗セイント・テールとまじっく快斗(まじっく快斗1412を含む)の両作に出演した声優はいない。
しかし、怪盗セイント・テールに出演した声優が名探偵コナンに出演している例はある。
※1:初代である塩沢兼人の死去に伴い交代。
※2:飛鳥大貴の父親。
関連イラスト
タグが全て塞がっているイラストも多いので、「怪盗キッド 怪盗セイント・テール」で検索すると、より多くヒットする。
関連タグ
怪盗セイント・テール まじっく快斗 まじっく快斗1412 名探偵コナン
怪盗紳士(金田一少年):『金田一少年の事件簿』に登場する怪盗。この人物も変装が得意であるが、変装のための特殊メイクは別人に行ってもらっている。
高遠遙一/地獄の傀儡師:『金田一少年の事件簿』に登場するキャラで、彼の母親である近宮玲子もまた世界的なマジシャンである。