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概要

映画『ゴジラVSビオランテ』に登場した生物兵器
核物質を吸収、無効化する特性を有したバクテリア」の事を指す。
劇中では抗核バクテリアANEB(Anti-Nuclear Energy Bacteria)とも呼ばれていた。

平成VSシリーズゴジラは核物質を摂取し、体内原子炉核分裂を発生させる事で莫大なエネルギーを得ている。そのゴジラの細胞から「核を食べる遺伝子(遺伝子が直接核を食べるとは考えにくいため、おそらく核物質を吸収する身体機能の発現を支配する遺伝子だと考えられる)」を取り出し、バクテリアに組み込むことで誕生したのがこの抗核バクテリアである。
その性質上、ゴジラの体内へ撃ち込むことに成功すれば、ゴジラの体内からエネルギーを奪い取り、やがて活動停止させる事が出来ると期待された。

一方で核兵器をも無力化してしまうという性質から、冷戦当時における大国間のパワーバランスを崩壊させる危険性も秘めており、各国はこのバクテリアおよび原料となるG細胞を巡って血みどろの奪い合いを繰り広げることになった。

劇中ではゴジラ復活の兆候を察知した黒木特佐の依頼を受けて白神博士が制作し、その後は自衛隊バイオメジャーの工作員、そしてサラジア共和国の暗殺者による激しい争奪戦が行われ、紆余曲折の末に自衛隊がこれを奪還。ロケットランチャーの小型弾頭に詰められて大阪を進撃するゴジラに対して使用された。

スーパーX2を囮にして一斉発射された弾頭のうち、二発はゴジラの表皮を貫通。更に作戦指揮官の権藤一佐自らの命を犠牲にして放った一発は口腔内に撃ち込まれ、原発三基を停止できるほどのバクテリアがゴジラの体内へ送り込まれた。しかし、当初はゴジラの体温が想定以上に低かったため上手く体内で増殖せず、潜伏期間を過ぎても効力を発揮出来なかった。

その為、黒木特佐は若狭にて人工落雷によってゴジラの体温を上昇させる「サンダービーム作戦」を展開。更に作戦失敗直前に現れたビオランテとの戦闘でゴジラの体温が上昇し、ようやくバクテリアが効力を発揮。ゴジラは海中へ昏倒したのち日本海の海底で眠りについた。

ANB弾の効果により、海辺に倒れるゴジラ
怪獣王 海へ・・・・



この後、23世紀まで200年近くゴジラは眠り続けているので、対ゴジラ兵器としては相当に優秀な部類である(続編『ゴジラVSキングギドラ』で未来人が歴史改変を行ったことで、新たなゴジラが誕生してしまったが)。

余談

残念ながら、54年版『ゴジラ』に登場したオキシジェンデストロイヤーと同様、開発者の白神博士が再製造を拒絶し、更に射殺されてしまったため、その後の作品には一切登場していない。

スーパーメカゴジラとかモゲラとか作れる技術力があるのだから、別に白神博士じゃなくても作れそうな気がするが、主人公の桐島(彼自身も優秀な遺伝子工学技術者である)が製造を依頼された際、「G細胞と『必要な人間(白神博士)』が無ければ抗核バクテリアは作れない」と語っている為、やはり他の人間に作る事は出来ないようだ。

VSデストロイア』ではミクロオキシゲンからオキシジェンデストロイヤーへの開発に至るにはいくつかの技術的な関門があることが語られており、抗核エネルギーバクテリアも同様に、白神博士でなければ完全なものを作り出せない何かがあるのかもしれない)。

アニメ映画『GODZILLA』の前日談小説『怪獣黙示録』では、異星人ビルサルドから提供された技術として登場。ゴジラによって放射能汚染されたヨーロッパの除染に用いられた。本作のゴジラは平成VSシリーズと大きく設定が異なる為か、対ゴジラ兵器として使用された描写は無い。

関連項目

生物兵器
ゴジラ ゴジラVSビオランテ 怪獣黙示録
薬は注射より飲むのに限るぜ、ゴジラさん!

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