【警告】
本来の意味はともかく、pixivにおいては事実上のR-18タグです。
良い子は検索しないように。
また、本項目では、生体ユニットとして搭載されているルチル・リリアントの項目でR-18となるため扱えなかった彼女の事項も記述します。
Lシステム概要
第7次宇宙戦争中に旧連邦のニュータイプ研究機関が開発していた新型のニュータイプ用兵器である。
生体ユニットとして搭載したニュータイプの精神波をフラッシュシステムの応用により増幅し周囲の電子機器を使用不能にするシステムである。ガンダムX本編では実験段階の実験機が登場し、精神崩壊したルチル・リリアントを生体ユニットとして組み込んでおり、彼女の戦いへの憎しみから発生する精神波を利用している。
作中描写によると、発動時はルチルとLシステム筐体が光り輝き、効果範囲内の電子機器の機能を停止させる。その際に、停止した電子機器(を搭載した機械、兵器)に明滅する光の粒子が纏わり付いているような描写がある。また、ルチルの精神波の影響かニュータイプで無い人間でも歌のような音が聞こえる。
効果は範囲内に無差別に起こるようで、搭載されていたルチルが助けようとしていたジャミルが乗るフリーデンの電子機器も影響を受けていた。
また、動作原理は上記の物以上の説明はないが、電磁パルス兵器のように電子機器その物を破壊する効果はないようで、Lシステムが停止すると影響下にあった電子機器は破損などが無ければ問題なく復旧する。
本編での活躍
第7次宇宙戦争末期に実験機が作製され、計画の初期段階でルチル・リリアントを搭載しながら専用のコンテナに梱包され海上輸送されていたが、システム自体輸送中にコロニー落としに伴う余波で海底に沈んでしまう。その海域は後に『女性の幽霊が出る』『女性の歌うような声が聞こえる』等と噂され、ライン川のローレライ伝説になぞらえて「ローレライの海」と呼ばれることとなる。
戦後15年経ちオルバ・フロストの依頼によりオルクのマーカス・ガイによってGXビットをサルベージ中に詳細不明のコンテナとして発見、サルベージされる。コンテナを開かれ封印を解かれ再起動したLシステム内のルチルはティファに接触、その後フリーデンがオルバとマーカス一味により襲撃されるなか、ルチルの意識はティファの心と身体を借りてLシステムを起動し、その機能により敵味方の電子機器を停止、戦闘を続行不可能にする。
その後、オルバから連絡を受けたシャギア・フロストが資料を調べてLシステムの仕様を把握しオルバに伝えたため、LシステムはNT能力の増幅装置を取り外され無力化されている…その後は単なるルチルを入れた置物状態であった。あんまりである。
その後、ルチルが最後の力を使い新連邦軍を撃退、Lシステムは乗員が脱出し無人になったマーカス一味の艦ごとフリーデンに接収され、ルチルは力を使い果たし死亡。ルチルはカプセルから出されて海葬されたため、LシステムはGXビットと同様にフリーデン一行により破壊されたとみられる。
漫画版、外伝描写
漫画版でも本編と同様の経過だが、ローレライの海が南太平洋ミクロネシア海域とされている。また、IF展開というより尺の都合かLシステムの中のルチルが最後の力を使ったあとジャミルに介錯を頼み、オルクの潜水艦を撃沈する形で沈められている。その際にカプセル部が他のパーツから脱落しているため、こちらでもLシステムとしては破壊されたと考えられる。
なお、公開されているアニメ版のLシステムの設定画ではカプセル部の脱落を想定してないためか分割線などは無い。
また、漫画版の外伝「ニュータイプ戦士ジャミル・ニート」ではルチルが、コロニー迎撃作戦直前のタイミングで『開発中のニュータイプ用新兵器の研究のため』他の研究所に出向中となっており、イメージ的にカプセルがからのLシステムが映っているため、漫画版世界線においてはルチルの精神崩壊、Lシステムの生体ユニット化には連邦軍が深く関与していることが示唆されている。
…そうなると、コロニー迎撃作戦直前からコロニー落としまでの短期間でルチルのLシステム化から輸送までになってしまうため相当余裕のないスケジュールになってしまうが……
また、外伝作品「Under the Moonlight」ではローレライの海に沈んだ船から黒いGXが発見されたため、コロニー落とし阻止のために輸送されてたのであれば、GX-Bitを含めたGXは護衛機、もしくはLシステムが有効ではなかった場合の後始末役と考察されている。ただし、Lシステムの輸送は海上輸送、黒いGXは潜水艦に載せられていたため、たまたまローレライの海に沈んでいただけで無関係の可能性もある。
Lシステム筐体デザイン
Lシステムの筐体は、直径3メートル前後ほどの円形の台座に、十字架状のニュータイプ搭載カプセルが斜めに三角形のフレームで固定して立ててあり、それを囲むように手すりとカプセル上に三本のロッド状のアンテナが横向きに建っているデザインである。全体として数メートル四方に収まる、案外コンパクトなシステムといえる。
十字架状の縦棒の部分がニュータイプを納めるカプセル、横棒の部分には左右一組の球面状のパーツがカプセルを挟むよう配置されている。また横棒の部分には大量のケーブルが生えており、それらを設置した台座状のパーツもパネルラインがごちゃごちゃで整理されてない試作兵器的なデザインになっている。もし第七次宇宙戦争が続いていた場合は完成版としてよりハード、機能面が洗練されたLシステムの筐体が作られていたかもしれない。
上記の半球状のパーツは、より小型の物がアフターウォー世界のガンダムタイプのコクピットにもあるため、フラッシュシステム関連機器と思われる。傍証にドートレス等のコクピットは、上記の球面パーツが無いことを除けばガンダムタイプの物と同じ作りである。
カプセルの中身については次の項目を参照……
ニュータイプ(ルチル・リリアント)搭載部の仕様
さて、NTの女性であるルチル・リリアントを搭載していることから期待していた諸君も多いと思うが…
生体ユニットであるルチルはLシステムの中枢であるカプセル内に全裸で納められている。
しかも15年前と変わらず若々しい姿のまま、さらにカプセル越しのため茶色系に変色して見えるが、底面以外は透明素材で正面から左右の合計180°以上丸見え、なおかつ体には機器類は一切取り付けられていない 。更にLシステムとして機能する際にはルチルの全身が発光する。
つまりLシステムの生体ユニットとしては一切隠す事の無い全裸が正装なのである。外見だけなら珍兵器待ったなしである
カプセル内のルチルは両手を手ブラ状に胸の前で交差しており乳首は見えないようになってはいるがその隠し切れない胸の大きさは十分確認できる。
(手のひらで隠す形になっているが、シーンによっては明らかに見えそうで見えないカットもある)。
そして特筆すべきは一糸纏わぬ姿の下半身を脚を閉じてはいるが隠すことも無くさらけ出していることである。しかもカプセル表面の照り返しで謎の光こそあるが下腹部を隠すなどは一切していない。
(もちろんテレビ放送のアニメのため影に隠れたようになっておりわれめなどは詳細には描かれていない。同時期のデビルガンダムの生体ユニットのレインの設定画では露出した胸の乳首の描写を禁止する注意書きがあったため、当時はあからさまに乳首や局部が描き込まれていなければセーフ扱いだったようだ。なお鼠蹊部は比較的描き込まれている)
当時度肝を抜かれた視聴者も多くちょっとしたトラウマ(性的な意味で)を植えつけた。
また、漫画版では幻想的にも見えるようなぼかした描写であったため、アニメ本編をみてギャップによるダメージ(性的な意味で)を受けた人も居る模様。
さらに、設定画を見る限り、サイズ比較に載っているジャミル(身長180cm)の目線のよりやや高い位置に下腹部が来る状態であり、またLシステムのカプセル部がやや後ろに傾いた(設定画だと30°~45°ほど、アニメの作画だとそれより直立に近いカットも多い)構造、しかもルチル本人もボリュームの大きい髪の毛の干渉のためか直立ではなくやや弓なりのポージングのため、斜め下から見るような何がとは言わないが非常に観察しやすい配置である(上記のように本編描写では影で隠れて見えなくなっている…ように見える))。
つまりニュータイプ研究機関は全裸で上半身は手ブラ、下半身はフルマン状態で稼働時に全身が発光するルチルを試作兵器と扱っていたことになる。
Lシステムに取り込まれた経緯を考えると、既にルチルは精神崩壊しておりLシステムのデザインにルチルの意志は関与していないと考えられるため、このポージングとLシステムのデザインを決定した当時のニュータイプ研究機関のセンスには脱帽せざるを得ない。単に能力を維持したニュータイプの人体標本、としてのデザインとも考えられるが…精神崩壊しているのが逆に救いに感じるデザインである(ただし、ルチル自身は精神崩壊した後の事もジャミルに語っていることから自分がどのように実験され、どのような姿でLシステムに搭載されているかは把握している可能性は高い)。
さらに、旧公式サイトでのルチル・リリアントの紹介ページで使われている画像は…
…サムネイル画像では埋葬するためLシステムから出され棺に納められた生身色全裸のルチル、紹介ページではLシステム搭載時のカプセル内で全裸のルチルであった。しかも後者は縦長の紹介画像フォーマットのため下腹部まで丸見えである。
もはや合法全裸染みた扱いであった…
サムネイル参考(紹介のトップがルチルでないので注意)
機動新世紀ガンダムX[Characters:ローレライの海編](ウェイバックマシン)
ルチル紹介ページ
機動新世紀ガンダムX[Characters:ルチル・リリアント](ウェイバックマシン)
なお、この仕様のためpixivに投稿されたルチル・リリアントに関する作品の大半は全裸であるためR-18である。そのため、ピクシブ百科事典に本編に登場した時点のルチルの姿として乗せられる画像もメイン画像のものくらいしかない。というか詳細に描かれてなかった部分を詳細に描いた物も多い。
しかし、生体ユニットとして利用されてる無惨な姿として、エロくない裸として観ていたという意見もある。実際、Lシステムに収められたルチルの姿勢はミイラのような埋葬の姿勢にも見えなくはないため、生きたまま開放されなかったルチルはLシステムに搭載された時点で人としての生を終えていたともみれる。
さらに、同作のカリスや同時期の他作品の生体ユニットキャラクターと比べてもルチルは登場話数が2話と極めて少なく、生体ユニットとなる前の回想も殆ど無い。そのため実質生体ユニットとして登場し、生体ユニットとしての姿で事切れて退場する、あるいみ生体ユニットとしての部分だけで描写がほぼ完結しているキャラクターであり、キャラの積み重ねがないまま生体ユニットとしての裸を見せられてもエロい目でみられない、というのはもっともな意見である。
余談、考察
搭載ポーズについて
・直立全裸で上半身は手ブラ、下半身はフルマンのルチルのポーズだが、ガンダムEXAのセシア・アウェアが似たようなポーズでコールドスリープしている。
…また、ファンタジー物などでも女性の封印ポーズとして定番である。やはり胸を隠す女性向けポーズなのかもしれない………
このポーズ自体に呼び名が無いため、このポーズをLシステムと言う場合すらある
ルチル・リリアントについて
・ルチルの名前の由来は金紅石と輝かしい、と言う意味のbrilliantからと思われる。生体ユニットになった彼女の姿は確かに金紅石の針入り水晶のようにも見え、またLシステム発動時には彼女が発光するため、まさに彼女その物を表した名前であるといえる。名前にキャラクターの要素に因んだ言葉遊びを多用する機動新世紀ガンダムXらしいネーミングといえる。
・旧公式サイトで行われたキャラクター人気投票ではルチル・リリアントは女性部門の5位となっている。出番こそ2話だけだがそれだけ印象が強いキャラクターだったと言えるだろう。もっとも、人気の理由にLシステムがどれだけ寄与したかは投票した人にしかわからないが…
・上記の全裸が正装仕様について、ティファに乗り移ったルチルからの反応が一切無かった。恥ずかしさを感じられないほど精神が崩壊していたか、早くからNT能力に開花していたルチルがNT研の実験などで見られるのに慣れていたからか、NTの感覚故にヌーディストだった可能性が考えられる…ネタ的にルチル露出狂説が唱えられるときもある。
また、Lシステム内のルチルが全裸な事に疑問を持つキャラクターも居ない。
・旧公式サイトの紹介ページが上記の状態だった理由として、Lシステムが全裸が正装仕様なので、ルチルのアニメでの登場シーンで全裸でないものはジャミルが保有している教育機関時代のルチルとジャミルのツーショット写真のシーンのみであり、服を着た全身が映るシーンが無いことが考えられる。最期の埋葬シーンも全裸のまま納棺されている。
そもそも服を着た全身の設定画なども存在しない可能性がある(服を着た設定画は線画で顔周辺アップの物で軍服の襟が映った物と、ジャミルとのツーショット写真の物のみ確認されている)。
ほかにも、本編中で意識のあるイメージシーンもジャミルとフラッシュシステムをつかうシーンでがあるが、こちらも顔アップのため胸などは写らないが裸である。
そのため、ルチルは裸で生まれて、20歳で精神崩壊してから裸でニュータイプ研究機関の実験材料にされ、裸で生体ユニットとして胸を隠してすじ隠さず状態でLシステムに搭載され、全裸カプセル状態で専用品のコンテナに梱包され、終戦のどさくさで15年間(合計35年の人生の3/7にあたる)生きることも死ぬことも出来ぬまま20歳の姿のまま海底で全裸待機状態になり、オルクに引き上げられて裸を衆目にさらし、裸で同じニュータイプのティファの心を借り、裸でLシステムとして起動し、裸でティファ越しにもう利用されたくないとジャミルと会話し、裸で増幅機を取り外されLシステムを無力化され、裸で再び実験材料にされそうになり、裸でかつての教え子のジャミルを救うためにフラッシュシステムを使用し、裸でジャミルとカプセル越しとはいえ対面で再会し、裸で事切れ、裸のまま埋葬されたことになる。(そしてほぼ全登場シーンが裸でキャラクター人気投票の女性部門5位になったことになる)
・また、ルチルの精神崩壊の経緯も不明点が多い。彼女もMSに乗って戦っていたか(ガンダムタイプの可能性が高い、条件的に符合すガンダムベルフェゴールなどもある)、NTを利用するシステムを使って精神崩壊したか、非戦闘員だったが戦闘に巻き込まれたなどの可能性が考えられる。
・回収したルチルとLシステムについて調べている際のフロスト兄弟の会話から、もしジャミル達が新連邦から取り戻せなかった場合はルチルとLシステムはNT研究所に送られて研究材料となっていたとされる。
また、第七次宇宙戦争においてL作戦が遂行された場合もルチルはLシステムの生体ユニットとして利用され続けていたと考えられる。
・それを考えると、コロニー落としの被害もコンテナごとの水没のみで済み、ノーメンテナンスで15年間生存し、自らを搭載したLシステムもジャミルを救うために自分の意思で使用でき、最終的に本編でジャミルと再会できたことを考えると、百億の人類の99%が死亡したあの世界では本編時の彼女は充分幸運な方と思われる。
(余談だが、ルチルの原点であるルチルクォーツの石言葉は「強運」、「洞察力の向上」、「家族円満」である…)
・上記のような状態ではあるが、現在でもガンダムチャンネルなどでは特に修正などはなしで配信されており、MS図鑑のビットMS回では冒頭にハッキリ映っている。本当に合法全裸扱いなのでは…?
Lシステムの仕様について
・LシステムのLが何を示しているかは特に言及されていない。ルチルの名前のL説は有るが英語表記が“Rucil Lyriant”や“Lutil Liliant”“Lucille Rilliant”“Lucille Lilliant“など異説が多いため確定できない。LoreleiのLとしてもLoreleiの海はLシステムの水没あとなので因果関係が逆なので考えにくい。
・生体ユニットを使用する兵器ではあるが、ルチルは本編時点ではティファの協力もあって終始ニュータイプ能力及びLシステムをフリーデンクルーを救うために自分の意思で使用しており、生体ユニットとして利用されるシーンがほとんど無い。そのため、動作原理の不明さや、旧連邦当時のニュータイプの扱い思想、その回で使用したGXビットの戦闘力と合わせて、ニュータイプ及びフラッシュシステムの兵器としての恐ろしさを表現している面が強い。
・上述の概要ではルチルにも効果範囲は制御不能としたが、ホバー駆動のフリーデンがLシステムの影響下でも海上に浮上し続けていたため、ある程度は範囲、対象が操作できる可能性もある。
この時点ではフリーデンクルーはルチルからはジャミルとティファが味方としか認識していなかったため制御がそうなったとすると、19話のルチルが『ジャミルはいい仲間を持った』認識になっていたフラッシュシステム使用の際にLシステムを使えていたなら、敵味方識別ありのLシステムが見れたかもしれない。
・旧公式サイトではルチルの年齢は20歳(15年前)の表記であった。このことから何らかの手段で肉体的には20歳のまま保存されていたと考えられる。なお18話の予告では少女と呼ばれていた…
(一部でコールドスリープ機能があるという記述があるが公式では特に書かれていない)
・Lシステム内のルチルの体は金色もしくは黄色にコーティングされた彫像のように見えるが、Lシステムから解放され棺に納められた際に元の肌色になっていることから、体色が変化したように見える原因はカプセルケースの色が薬品用のビンのように着色されていたか、カプセル内の充填物の色が金色もしくは黄色であったことが考えられる。一部では15年間で中の液が変色したと言う解釈もある。
・ルチルは本編、漫画版にティファ、ジャミルとの連携でのフラッシュシステムでGXビットを使用する際に『最後の力』を使っており、それによって死亡しているが、正確な死因は不明である。精神崩壊後に能力を使える限界を使い切った可能性や、ルチルの能力使用による肉体的負担をLシステム側が生命維持しきれなかったなどの事が考えられる。
・本編では実験段階とナレーションで語られているが、15年の間一切人の手が入ってないにもかかわらず、ルチルの生命は維持され、またLシステムの機能も損なわれていないなど、Lシステムの耐久性は(ガンダムシリーズのお約束かもしれないが)実験段階にしては異様に高い。特にナレーションには『永遠の時を生きるニュータイプ』とルチルが言われている。このことから、もし実践投入されていた場合の運用寿命はかなりの長期間を想定していた可能性がある。
・Lシステム発動時には前述の通りルチルの全身が光るが、なぜか下腹部周辺から光り始める。
その後のティファ、ジャミルとの連携でのフラッシュシステム発動時は頭から放射状の赤い光が出る描写であり、増幅器の影響の有無でかき分けられていると考えられる。
・本編では精神崩壊したルチルを搭載しているが、このシステム自体が精神崩壊したNTを利用する前提なのか、精神崩壊したNTでなくても使用できるかは不明である。つまり、精神崩壊したルチルを再利用するためにLシステムが作られたのか、あらかじめ企画されていたLシステムに精神崩壊したルチルを利用したのか、のどちらか不明である。上記のようにNT殲滅用MSとの兼ね合いで、潰れたニュータイプの再利用目的で有った可能性も有る。
もし量産が前提であれば多数の女性ニュータイプが生体ユニットにされたであろう…
・本項ではLシステムの部品として生体ユニットという表現を使っているが、本編中で使われた言葉ではないため実際にルチルがLシステムの部品としてはどう呼称されていたかは不明である。そのため、生体部品、など別の表記をされることもある。
・本編ではルチルとティファのNT二人により起動されたが、本来の仕様として機械的な起動装置があったかも不明。つまり精神崩壊したルチルをどの程度機械的な制御ができたか不明である。しかし兵器として考えると何らかの起動装置自体はあったか、制御できないから実験段階だった、と考えるのが自然である。因みに、革命軍のパトゥーリアは搭載しているニュータイプの意思に関係なく能力を使用できていたので(こちらは搭載され続けると精神崩壊を起こす仕様)、同様に制御することは可能と思われる。
・ルチルの裸体を隠す気のないカプセル部のデザインだが、実験段階のため観察用、という説や、革命軍のイデオロギーの根底であるNTを裸で物言わぬ部品にしてるというプロパガンダのため、という説、はたまたNT研究機関がLシステムを連邦軍に売り込むためにルチルの美しさを利用した軍高官へのプロモーション、資金稼ぎのため、という説がファンから提唱されている。
・また、体に機器類が直接取り付けられていないということから、ルチルの代謝は相応に抑制されていたとみられる(逆に言うと排泄物の処理などを考慮してるデザインに見えない、液の色が意味深ではあるが…)
・逆に詳細に書かれてない下腹部に制御装置が仕込んであるという説もある。この場合胸を隠していることと観察の必要がある、とうことに矛盾しない。因みに微かに見える下腹部のシルエットその物は整っているため、生えてない又は観察のために剃っているという解釈が多い。
・逆に、一種のネタとして、男性NTを搭載する際も全裸が正装仕様だったのか?という疑問もある。なお、革命軍のNT搭載型MTのパトゥーリアは強化人間の男性のカリス・ノーティラスを搭載していたが、搭載部は顔だけガラス張りで体は隠されていた(こちらも「生体部品」はやはり全裸状態でカプセルに投入されるようである。カリスが後遺症治療の際に入れられた治癒カプセルとよく似た仕様のため、薬品投与などの機能があり、そのために着衣状態は好ましくないのかもしれないなどといった推測もできる)。
・輸送時にはコンテナの内壁に台座から複数のワイヤーを放射状に伸ばして固定する模様、上から見るとすこしあれなシルエットである…(ワイヤーとカプセル部を線、台座を円とみたてると…)
L作戦、開発経緯について
・Lシステムの開発その物は噂レベルで旧連邦のNT研究所では広まっていたようで、ジャミルもルチルが利用されているという事を除き存在自体は知っていたようである。またシャギアが参照していたように戦火を逃れた資料が新連邦側にも存在している。
・L作戦については本編でも上述の外伝でも深く語られず、ナレーションで「実行されていたら、大戦は今とは違う形で終結していただろう」と語られるのみである。そのため、Lシステムを直接的に使う軍事作戦とも、宇宙世紀のV作戦のような兵器開発計画(この場合はニュータイプ能力を利用する兵器と思われる)を示す物かも不明ある。
しかし、それだけの戦果が予想されることと、電子機器停止は生命維持を電子機器にたよるスペースコロニーや宇宙要塞には絶大な効果を発揮することが予想されること、直接の殺傷力こそないものの運用次第で民間人を間接的に殺戮する使用法もあり得ることから、実行されていた場合、精神崩壊していたルチルに更なる負担をかけて利用し続けることになったと思われる。
・上記のナレーションでL作戦を推し進める一派があったことも語られているがそれについての詳細も不明。おそらくニュータイプ研究機関がらみと考えられるが、上記の強制的な実験説とあわせてニュータイプを制御可能な部品にする、という思想をもった過激なグループだったのでは?という考察もある。
・開発経緯すら不明のため、はじめから気質的にパイロットに向いてないNTを有効活用するために作られたのでは、とも考えられる。なお、偶然かもしれないが本編中に登場するパイロットでNT又はNT候補者、人工NTの者は全員男性だったため、女性NTは気質的にパイロット向けでないのでこういった活用をする、という方針だった可能性もある。
・精神崩壊したルチルをLシステムの生体ユニットにした、という設定に都合がよすぎて胡散臭さがあるためか、革命軍との戦闘で精神崩壊、というのはカバーストーリーで、実際には志願または強制的な実験でルチルをLシステムに仕立て上げたのでは、とみる向きもある。上記の通り漫画版ではこちらとも取れる。
・また、海上輸送されていた理由がコロニー落とし阻止のため宇宙に打ち上げるためで、革命軍がコロニー落とし作戦を強行したため間に合わなかったのでは?という考察もある(打ち上げ施設は自転の都合上赤道近くが理想的なため、実際に漫画版においてローレライの海は赤道に近い南太平洋ミクロネシア海域となっている)。
その他
・Lシステムの登場する18話、19話の前の16話においてフリーデンクルーが水着で遊ぶシーンや、ティファが全裸水泳するシーンが有った、海が舞台になるLoreleiの海編とは言えサービスシーンをもりすぎである…(しかもティファの全裸水泳は現在の公式サイトにも載っている。やはり合法全裸か…)。
・Lシステムその物も、本編ヒロインのティファを搭載したら…といったifも多い。Lシステムのカプセルに他のキャラクターを入れたイラストもあるためルチル専用タグというわけでも無い。
関連動画
上述のMS動画図鑑のビットMS回、冒頭にLシステム内のルチルが合法全裸扱いなのかハッキリ写っている。昼に職場で見るような場面ではないと思うが…
ニコニコ動画のルチル・リリアントの纏め動画
関連タグ
胸を隠してすじ隠さず…ルチルは20歳でロリでこそないがまさにこの状態である
エロシステム…本システムの名前の空耳?