「いまこそ サイエンスが 未来を 切りひらく とき!」
概要
「ポケットモンスターX・Y」に登場するジムリーダーの1人。ミアレシティのジムリーダー。
キャッチコピーは「世界を 明るくする 発明家」
発明家も兼ねている少年で、サイエンスに興味を持ち、新たな発明をする事に情熱を燃やしている。
また、強さを求めているだけではなく、ポケモンと過ごす毎日も大事にしている。
妹にユリーカがおり、発明家である兄の事をよく理解している。
名前の由来は、ミカン科ミカン属の常緑低木樹「シトロン」からと思われる。
ジムはクイズを解いて進んでいく形式であり、「?」マークの机に行って問題が出る→問題の答えの前にいるトレーナーを倒してエレベーターに乗る→クイズが正解だと先に進める…というサイクルである。クイズジムであるとはいえ、カツラとは関係無いし、しねしねこうせんも出ない。
序盤はミアレシティが停電になっており、彼のジムに挑戦するには先に「カロス発電所」を攻略して街に電気を復旧させる必要がある。
なお、ミアレシティが停電している間は、彼が町中を駆け回って送電していたという。ジムを改造しすぎて町を停電させた何処かの電気ジムリーダーとは大違いである。
テレビではイッシュ地方の遊園地に行くためにお小遣いをコツコツ貯金していることが報道されている。
余談だがそのテレビ番組の女性アナウンサーの「ハルナ」さんから危険な目で見られている節がある…。
「きぃいやあああッ シトロンくんが いらっしゃいました!
かあいいよお かあいいよお! メガネ キュンキュンだよお!」
スパトレを開発したのは彼である。
サンドバッグを叩くと、「いまこそ 筋肉が 未来を 切りひらく とき!」など、彼が喋っていると思われる台詞が出てくる。
容姿
恐らくは今作のジムリーダーでは最年少。
小柄な体で、金髪で頭頂部から稲妻型のアホ毛が伸びており、水色の全身スーツ(つなぎ)を着ている。
背中にはリュックを背負い、そこからエイパムの手とエレザードの襟を模した機械のアームが伸びている。設定画によれば、それぞれエイパムアーム・ソーラーチャージャーという名前らしい。
丸眼鏡を掛けていて、レンズの反射で目は見えない。アニメ版では目が映っており、妹のユリーカ同様碧眼である。ゲームに於いても眼鏡無しの設定画が存在するが、「つぶらな瞳」という解説がなされている。
そして前供ハルナさんに萌えられた辺り、器量はいい方である。
(左:ゲーム版、右:アニメ版)
手持ちポケモン
5番目のジム『ミアレシティジム』のジムリーダーであり、でんきタイプの使い手である。
彼に勝つとボルテージバッジとわざマシン24「10まんボルト」が貰える。
電気タイプの通じにくいタイプで挑んでも油断は出来ない。
…というのも二番手のレアコイルが特性「がんじょう」且つ「エレキフィールド」持ちの為、発動されると5ターンの間電気技の威力を1.5倍にされるから。
幸い、初手のエモンガを下せば後は格闘技が2倍で刺さる鋼・ノーマル複合なので対処は楽である。
ゲーム関連イラスト
ゲーム関連タグ
シトロン(曖昧さ回避)
他のでんきタイプのジムリーダー
アニポケのシトロン
「今こそサイエンスが未来を切り開くとき! シトロニックギア、オン!」
CV:梶裕貴
アニメ「ポケットモンスターXY」ではサトシの仲間として妹のユリーカ共に登場。父であるリモーネ(CV:佐藤健輔)はミアレシティでデンリュウと共に電気屋(兼ねた実家)を営んでおり、性格は息子とは対照的に豪快である。
XY1話で、ミアレジムのトラップにより放り出されたサトシとピカチュウをユリーカと共に助け、その後R団のメカにより暴れるガブリアスを命がけで救ったその熱意に触れ、XY3話より行動を共にする。
インドア派なので体力が無く、走るのは苦手。サトシたちと走っていると、彼だけ遅れて「待ってくださ~い!」と叫んで追いかけている(いつも重たい機材を背負ってるのと、パーティーのリーダーが超人なのも無関係ではあるまい...)。別世界のシトロンは、気持ちの差か、動きがすばやい(背負っているものが違うのもある)。しかし一方、電気やカラクリ系のイベントとなるとテンションが上がり俄然やる気が出る様子。
少々うっかりしているところもあり、デデンネをキープすることを忘れ、間違えてピカチュウを捕まえ逆に10まんボルトを喰らっている(ピカチュウは謝罪している)。
また、「メカも料理も要領は同じ」という理由で料理も得意。意外と器用である。(15話武上純奇脚本)当初は缶詰のミートパスタのみであったが、サンドイッチやビーフシチューも調理した事から男子らしい腹持ちの良い炭水化物系や煮込み料理が得意である(後述はコルニ達にも振る舞っていた)。再合流後は隠し味を付け足すなど調理の腕を上げている。余談だが、ユリーカ曰くグリーンピースが苦手らしい。
カメラに映されるのは苦手なようで、ポケビジョンのプロモ作りや記念撮影の時は緊張で固まってしまっていた。(21話米村正二脚本)。
仲間がピンチになった時はとっさに素手でサトシを助けたりエイパムアームを使用したり、崖から落ちて捻挫したサトシとセレナを助ける為にプラターヌ博士やレスキューを呼びに行くなど、とても仲間思い。
恋愛に関しては鈍いようで、セレナとミルフィによるサトシをめぐる恋のさや当てには気がついていなかったが、ユリーカに「自分の恋人くらい自分で見つけます!」と言っているので、恋愛感情自体はちゃんと理解している様子。
発明品
発明が得意で「シトロニックギア」という発明品を多数使用してサポートする。発明品を披露する度にサトシが「かがくのちからってすげー!」と目を光らせるのがお約束。しかし、接合と耐久性に問題が多く簡単に壊れて爆発し、周辺にいるサトシやゲスト達が被害を受るのもお約束(スタッフ、狙ってるだろ!)。最近は自分のみ黒こげになっている。爆発せずにちゃんと使えたものも僅かだがあるので全く使えないというわけではない。
基本的にネーミングがまんまなので、センスのなさをユリーカに(さらにはロケット団にまで)たびたびつっこまれている。
……とは言え、カロス発電所の設計に関わったり、とある町の発送電システムを開発したり、相当な天才である。多分。
以下はその主なものを上げる。
- 「エイパムアーム」(2話~)
ゲームでも登場している、数少ないまともな発明品。シトロンの背負う重いリュックから伸びているアームの一つ。主に岩などの重たい物を除去する時に使われる。壊れないし、爆発もしない。
さらにマフォクシーの火炎放射を防御したり、(15話)崖からサトシを運べるほどよく伸びる(XY25話)。さすがに届かない時もあったが(XY40話)。
妹の嫁探し行為には手を焼いており、XY5話で彼女が「お兄ちゃんをシルブプレ!」と女性に声をかけたさいには恥ずかしがってこれで止めるのがお約束。(なお、ユリーカの出来る事が思った以上に多い所為かこのような奇行回数は少ない)
- 「ソーラーチャージャー」(XY15話)
ゲームでも登場している、数少ないまともな発明品。シトロンの背負う重いリュックから伸びているアームの一つ。壊れないし、爆発もしない。ハリマロンを火炎放射から守れるほどの強度をもっている(XY15話)。
サトシ達が洞窟に入る際にライトとして使用した(XY30話)。多様されているエイパムアームと違ってコチラは今の所、アニポケではこの一度きりで名前も呼称されていない。
- 「静電気発生装置」(4話)
デデンネを回復させたが最後は爆発してしまう。
- 「シトロイド」(9話)
ジム営業の分業の為に作成。詳細は後述。
- 「動画撮影マシン」(XY21、39話)
ポケビジョン撮影時に使用。ポケウッド並の撮影が出来る歩く動画撮影マシン。
1号機は故障してセレナに襲い掛かった為、ピカチュウの10万ボルトで破壊される。
2号機である「動画撮影マシン改」は正常に動いている。今後の活躍も期待できる。
- 「ポケモンの技、なんでも吸い取りマシン」(XY28話)
手回し式でポケモン技のエネルギーを吸い取る事ができる。ついでにポケモンの物理技もガードできる。エネルギーを3回吸収すると爆発して使い物にならなくなる。この発明品は(継続されるとポケモンが全く不要になってしまう程の協力な兵器である為に)2本とも使用後に何時もの爆発オチで処理されている。因みにこの回は終盤にシトロンがサトシ達に技吸い取りマシン3号機の設計図を見せている。
- 「ポケモン思考マシン」(XY55話)
ヤンチャム初登場回で制作したポケモン翻訳機の強化改良型機。
対象のポケモンに被せる事でそのポケモンの思考データを可視化してテレビに映す事が出来る。本編ではヌメラに被せ、ヌメラが空から降ってきた理由を断片的ながら読み取ることに成功した。但しお約束でその後爆発している。
- 「全自動持ち上げマシン」(光輪の超魔神フーパ)
「でんじふゆう」の理念を応用して作られたもので、触れてはいけない封印アイテム「戒めの壺」を持ち上げるなど、地味ながらかなりの仕事をした(「エイパムアームで直接ry」 とは思っていけない)。
サトシ「かがくのちからってすげー!」。
- 「うるさいんですシュウゾウ君」(XY98話)
絶対に起きられると本人が自負する目覚まし時計(参考画像)。
その起こし方は非常に熱い。
名前がすべてを物語っているシトロンの発明でも、極めて物語っているネーミングである。
ちなみに、この回には「正体不明の暑苦しい、燃えるお化け」が登場している・・・だけでなく、爆発&夢オチという伝説が残された。
- 「ジャミン1号」(XY&Z45話)
フレア団の洗脳装置対策として騒動後に開発した電波遮断装置。ボタンサイズの大きさで、こめかみに張り付ける事で洗脳波を遮断する。
ミアレジムとシトロイド
当初はサトシとセレナにジムリーダーであることをひた隠しにしていたが、XY9話で父親によって速攻でばれてしまい(サトシとセレナに問い詰められ)素性と自分が作ったロボット「シトロイド」にミアレジムを乗っ取られていたことを打ち明ける。
ジムリーダーの道を選んだのは古今東西のでんきタイプを使用し、トレーナーがその対策をした上で力量を極めたいと思った為だが、多忙なジムリーダー業によって自身の好きな発明の時間が取れなくなり、それを分担させるためにシトロイドを制作。
しかしプログラム入力時にアクシデントが発生し、ジムバッジを4個以上持っていないトレーナーを追い出すようになり、負けたトレーナーに対しても同様の行動をとるようになる。(XY1話でサトシ達を追い出したのもシトロイドである)。更に音声コード入力も失敗し「ご主人様認識バトルモード」が通用しなくなり、シトロンとユリーカもミアレジムから追い出される。ホルビーをゲットしたのも、ジム奪還の為である。
その後サトシとセレナの協力により、ミアレジムへ侵入し「ご主人様認識バトルモード」に勝利し、シトロイドはプログラムを修正され模範的なジムリーダーとしての行動を取るようになる。
こうしてジムをシトロイドにまかせ、改めてサトシの旅に加わっている。尚、彼がバッジを4個手に入れたらジムリーダーとして自分がバトルする約束を取り付けており、ジム戦後に仲間になったタケシ、デントとは対照的である。
ジムリーダーであるシトロンがミアレジムを離れても問題無い状況を作る為に登場した(過去作の旅仲間ジムリーダーは兄弟姉妹が居たりゲーム内でも同ジムに複数のジムリーダーが居るパターンだった)ようなシトロイドではあるが、XY&Zでは意外な活躍とまさかの展開を迎える重要な役割を果たすキャラとなった。
シトロンのポジション
シトロンの旅目的
自分自身で極めたでんきタイプをシトロン自身で攻略する事でその弱点を探し出し、さらにでんきタイプを極められると考えて、でんきタイプに不利なじめんタイプやくさタイプなどを育てている。「でんきタイプマスター」を目指すジムリーダー。
サトシのカロスリーグ出場まで共に旅をする許可を父からもらっている。
また、ユリーカのキープポケモンをゲットするのも目的に入るが、2年目に突入しても2匹目のゲットには至っていない。
序盤1年目
本来の手持ちであるコイル・レアコイル・エレザードは全てジム戦を任せたシトロイドに託した結果でんきタイプマスターを目指しながらでんきタイプがゼロと言うとんでもない状態になってしまった。まるでAG(ホウエン)時代のタケシの如し。
※ちなみにホルビーは暴走しジムを占領してしまったシトロイド対策としてゲットしたポケモンである。まだじめんタイプは入っていないので電気対策ができないと言うのは禁句。
シトロン本人の扱いも回を追うごとに酷い物になっていき、第17話では「跳躍力強化シューズ」の暴走で空高く飛んで行き(しかもこの時は誰一人シトロンの事を心配していない)、第18話では我儘なアリー姫に対して常識的に説教するもこれが不本意な事に姫のハートを射止めてしまう結果になり、「ポケモンの笛」を確保した後ユリーカ達から助けてもらう段取りだったが、忘れ去られてしまい自力で脱出という結末に終わった。
XY36話鏡回ではサトシにシトロンの話をスルーされるほどである。
なお容姿はいいほうなのだが、下着はかぼちゃパンツ、水着はしましまのワンピースタイプなど、服装に関しては女子臭い。
2年目
嘗て共にいたコリンクであったルクシオをゲットするも、日々成長するサトシと比べ自分はジムリーダーとして成長しているかと焦りを感じていた。ミアレ発電所でロケット団が占拠しピカチュウ達もポケモン誘導波で操られるも、サトシ以上に体を張った行動でルクシオがレントラーへ進化を果たし奪還する。この一件を境に自分を見つめ直す時間が必要だと悟り、一行とは別にミアレへ戻りジムで待つ事になる(ハリマロンは外野観戦)。
一時離脱したが本編に全く登場しない、というわけではなく、合流前のセレナのようにシトロンが現在なにをしているかが描写され、64話までシトロイドに相手を頼んで特訓したり、チャレンジャーとのジムバトルなどを行っている。そして67話で遂にサトシとジム戦。ホルビー・エレザード・レントラーの3体で、(サトシの)ピカチュウ・ルチャブル・ヌメルゴンと激戦を繰り広げるも惜敗した。
シトロン最大の見せ場は終わってしまったが、シトロンはジムリーダーとしてサトシと戦ったのでポケモン交換ができず、サトシのヌメルゴンが離脱した為、サトシとシトロンのライバルとしての実力差はほとんどないといっても過言ではない。
アニポケでのシトロンの手持ちポケモン
※ややこしくならないため、ユリーカ用キープポケモンは「ユリーカ」の記事に追記して下さい。
ユリーカ用キープポケモンは現在1体。
前述の通り、シトロイドに占領されたジムを取り返す為にゲットしたポケモン。元々はミアレの旧地下鉄構内に他のポケモンと住んでいた。
サトシがカロス地方で最初にバトルした相手。
ハリマロンをたしなめたり、イーブイに優しく接したりなど、性格は非常にマトモ。
…なのだが、出番は多くなくバトル要員も下記のレントラーに取られつつある。
サトシとのジム戦も繰り出されたが、あまり目立った活躍は出来なかった。
ケロムースほど万能ではないが、ホルビーの耳で色々できる。
使える技
・ホルビーの耳(耳で砂を巻き上げる、耳でガード)
・マッドショット
・穴を掘る
・おおふくビンタ
・ワイルドボルト
ホルビーのコンボ技
・穴を掘る+かげぶんしん(XY9話)
・ワイルドボルト+あなをほる(XY67話)
シトロンがプラターヌ博士から譲ってもらったポケモン。
惚れっぽい上に食い意地が張っており、相当なお調子者。XYのネタ枠。
使える技
・たいあたり
・つるのムチ
・ミサイルばり
過去にシトロンが仲良くなったコリンクが進化したポケモン。
一時期すれ違っていたが、再びシトロンと心を通わせ正式にシトロンの手持ちとなった。
・エレキフィールド
・ワイルドボルト
・かみなりのキバ
・スピードスター
ミアレジムのポケモン
他にジム用のポケモンもあり、現在はシトロイドが使用している。
ゲームと違ってエモンガの代わりにコイルが加わっているようだ。
ミアレ兄妹のポケモンがいっぱいになるとミアレジムに預けられると思われたが、少数に終わっている。
因みにサトシとのミアレジム戦ではエレザードが使用された。
XY9話でシトロンを見て喜んだ後に暴走したシトロイドの命令を思い出して仕方なく攻撃するシーンは一種の見所である。ケロムースで無傷で動きを封じられる。XY&Z43話ではアルバ戦の1番手で登場するも、ビビヨンに倒されている。
XY9話にてケロムースで無傷で動きを封じられる。XY&Z43話ではアルバ戦の2番手で登場する。
・あまごい
・かみなり
・ソニックブーム
- エレザード
サトシとのジム戦ではスピードが上がっている為、走って撹乱する事が可能になっている。XY&Z43話ではアルバ戦の3番手で登場する。
・じならし(XY9話)
・フラッシュ
・ドラゴンテール
・でんじは
・パラボラチャージ(XY9話)
アニポケ関連イラスト
余談
シトロイドが特殊な攻防を繰り広げる際、フィナーレを迎えつつある木曜19時代仲間にて見られるポーズをしていた。
アニポケ関連タグ
シトロン(曖昧さ回避)
XYパーティ(チームケロマツ)・・・ユリーカ サトシ セレナ
ジャン・ロック・ラルティーグ 眼鏡、天才、発明家、無類の機械オタク、あまり優れない運動能力、恋人募集中などが共通。ちなみに、アイリスはナディアと褐色、お転婆、野生的、動物と交流できる超能力的な何かを持っている、圧倒的な身体能力などが一緒。
ウルスラ・ハルトマン 上記と同じく眼鏡、天才、発明家、無類の機械オタク、そして爆発オチ。ちなみに妹のユリーカは、ウルスラの双子の姉・エーリカ・ハルトマンと同じく、奔放・金髪ロリ・腕白でちょっとズボラな点が共通。
アンドロメダ瞬 心優しき戦士で礼儀正しく兄弟想い 伸縮自在のチェーンを装備している 主人公の良き相棒格でもある