概要
東京都の新木場駅から埼玉県の和光市駅までを結ぶ東京メトロの地下鉄路線である。路線の記号はY、ラインカラーはゴールド。池袋~小竹向原まで副都心線と複々線で併走し、そこから和光市まで同じ線路を使用する。有楽町線方面の列車と副都心線方面の列車が、小竹向原で同一ホームの接続をする。
途中の小竹向原駅で西武鉄道(以下、西武)有楽町線を経由、練馬から同社池袋線の飯能まで直通する列車があるほか、終点の和光市では東武鉄道(以下、東武)東上線の川越市駅(稀にその先の森林公園駅)まで直通する列車がある。
直通形態
西武
先述の通り途中駅の小竹向原から西武有楽町線内は各駅に停まり、練馬から全列車が石神井公園、小手指、飯能方面へ向かう。池袋線内から優等種別に変わり、通過駅のある運用もある。また、同線内で折り返す列車がほとんどだが、たまに西所沢から分岐して同社狭山線の西武球場前まで直通する便もある。
両社の車両が互いに乗り入れており(相互乗り入れ)、西武の車両が一旦新木場まで行き、折り返しが和光市行きになる事がしばしある。西武の車両は東上線内には乗り入れない。
2017年3月からは平日ダイヤに限り座席指定列車「S-TRAIN」が、朝に豊洲行き1本、夕方以降に上下3本ずつを有楽町線経由で運行する。
東武
東上線内では全て各駅停車になる。副都心線では東上線内を急行運転するFライナーという列車が設定されているが、有楽町線には現在ない。和光市駅での東上線池袋発着の列車は向かい側ホームに停まるので、急行など速い種別に乗りたい時も乗り換えは楽である。
ごく稀に川越市より先の森林公園まで行く列車もあるが本数は僅かなので、そこから先へ行く際、小川町、森林公園行きの優等種別への乗り換えは最低1回必須と考えて良い(日中は基本的に急行が森林公園か小川町まで、快速は小川町まで運行する)。西武線同様、東武鉄道の車両がメトロへ乗り入れる相互乗り入れである。
駅一覧
※座席指定列車S-TRAINについて、●は停車、レは通過、※は運転停車。平日ダイヤのみ有楽町線へ乗り入れ
駅番号 | 駅名 | S-TRAIN | 乗り換え路線 |
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Y01 | 和光市 | 東武東上線(森林公園方面へ直通運転) | |
Y02 | 地下鉄成増 | ||
Y03 | 地下鉄赤塚 | ||
Y04 | 平和台 | ||
Y05 | 氷川台 | ||
Y06 | 小竹向原 | ※ | |
Y07 | 千川 | レ | 東京メトロ副都心線 |
Y08 | 要町 | レ | 東京メトロ副都心線 |
Y09 | 池袋 | レ | |
Y10 | 東池袋 | レ | |
Y11 | 護国寺 | レ | |
Y12 | 江戸川橋 | レ | |
Y13 | 飯田橋 | ● | |
Y14 | 市ケ谷 | レ | |
Y15 | 麹町 | レ | |
Y16 | 永田町 | レ | |
Y17 | 桜田門 | レ | |
Y18 | 有楽町 | ● | |
Y19 | 銀座一丁目 | レ | |
Y20 | 新富町 | レ | |
Y21 | 月島 | レ | 都営地下鉄大江戸線 |
Y22 | 豊洲 | ● | ゆりかもめ |
Y23 | 辰巳 | ||
Y24 | 新木場 |
使用車両
- 東京メトロ10000系
- 東京メトロ7000系(10両固定編成)
東京メトロの車両は有楽町線との共通運用だが、07系は客扉の間隔が小竹向原駅のホームドアと合わないため運用不可能となり、全ての編成が東西線に転属した。そのため古い7000系が残っているという現象が起こっている。
関連タグ
東京メトロ 東京地下鉄 帝都高速度交通営団(営団地下鉄) 有楽町線 西武鉄道 西武有楽町線 西武池袋線 東武鉄道 東武東上線 副都心線 鉄道 地下鉄 東京都 埼玉県