誘導
- 競走馬
- 1をモチーフとしたウマ娘プリティーダービーに登場するウマ娘。→エアグルーヴ(ウマ娘)
こちらでは1に関して解説をする。2に関してはリンク先のタグを使用する事を推奨。
概要
※年齢は数えで表記
デビュー前から良血馬として注目される。また、この年の伊藤雄二厩舎はマックスロゼ、メイショウヤエガキ、センターライジングと評価の高い牝馬4頭が集まったが、G1以外の出走レース、主戦騎手が重ならないように配慮していた。
エアグルーヴは武豊が主戦騎手となった。
1995年7月8日札幌競馬場でデビュー。初戦2着、2戦目で勝ち上がる。
10月29日いちょうステークス、ゴール前大きな不利を受けてから立て直して1着。
12月3日阪神3歳牝馬ステークス、このレースでは武豊が主戦として騎乗していた馬が集中し、その中から先約を優先してイブキパーシヴを選んだ。エアグルーヴは、次走以降は武に戻すつもりでマイケル・キネーン(ワールドスーパージョッキーズシリーズでこの週だけ来日)を鞍上に迎えた。レースはビワハイジが逃げ切り勝ち、エアグルーヴが1/2馬身差の2着、イブキパーシヴが3着。
1996年はチューリップ賞から始動、当日武は中山競馬場で騎乗(ヤングジョッキーズワールドチャンピオンシップ)、次走以降は武に戻すつもりでオリビエ・ペリエ(次走以降は短期騎手免許の期限が切れる)を鞍上に迎えた。1番人気はビワハイジ、2番人気エアグルーヴ。レースは2頭が直線抜け出し、ゴール前の100mだけでエアグルーヴがビワハイジを5馬身突き放した。
この勝ちっぷりで桜花賞の本命と見られ、武もイブキパーシヴでなくエアグルーヴに騎乗することが決まったが、桜花賞の直前にエアグルーヴが熱発、桜花賞を回避することになった。
(同時期に牡馬はバブルガムフェローが骨折、ダンスインザダークが熱発、とこちらも本命視された2頭が皐月賞を断念していた。
桜花賞では、イブキパーシヴは南井克巳騎乗が決まり、武はシーズアチャンスに騎乗。
天皇賞でナリタブライアンは2着、この結果を受けて南井から武に乗り換わり、この武と南井の乗り換わりの因果は翌々年の宝塚記念でも。)
エアグルーヴはステップレースを使わずオークスに出走。単勝2.5倍の1番人気。先行し直線で抜け出し1着。ダイナカールと母子オークス制覇を達成した。
秋は、ぶっつけで秋華賞に出走。1番人気だったが10着に敗れる。レース後骨折が判明。休養に入る。
※1997年3月武幸四郎騎手デビュー。これ以降は“武豊”表記を省略しない。
1997年6月22日、マーメイドステークスで復帰。1番人気、1着。
(7月6日宝塚記念でマーベラスサンデーが優勝。同年秋の天皇賞出走と武豊騎乗が報じられるがマーベラスサンデーは骨折が判明、休養に入る。)
8月17日札幌記念1番人気、1着。ここから天皇賞へ直行は予定通りのスケジュール。
10月26日天皇賞、武豊騎乗で出走、2番人気。前年優勝のバブルガムフェローが単勝1.5倍の1番人気。レースはサイレンススズカが逃げて、残り100mで人気2頭が並んだまま交わしエアグルーヴがクビ差先着、プリティキャスト以来の牝馬による天皇賞優勝となった。
11月23日ジャパンカップ、武豊騎乗で出走、単勝4.0倍の2番人気。ここでもバブルガムフェローが単勝3.7倍の1番人気。3番人気のピルサドスキーはパドックで……詳細は ピルサドスキー - ニコニコ大百科 を参照。
レースは残り200mでエアグルーヴが先頭に立つがピルサドスキーがクビ差交わした。3着にバブルガムフェロー。
12月21日有馬記念、マーベラスサンデーが復帰し武豊が騎乗、単勝3.0倍の1番人気。
エアグルーヴはチューリップ賞以来、2度目のコンビとなるペリエが騎乗、単勝3.8倍の2番人気。レースは直線でエアグルーヴが先頭に立つが、マーベラスサンデーが交わし、ゴール直前でシルクジャスティスがまとめて差し切った。エアグルーヴは3着。
同年のJRA賞最優秀4歳以上牝馬、年度代表馬を受賞。GⅠ2勝のサニーブライアン、メジロドーベル、タイキシャトルを抑えての受賞となった。
1998年大阪杯から始動、1番人気、1着。
6月21日鳴尾記念、単勝1.3倍の1番人気も不良馬場でサンライズフラッグから3馬身遅れて2着。
7月12日宝塚記念、1番人気はサイレンススズカ。この年武豊騎乗で4連勝中だったが、武豊はエアグルーヴを優先、代打で南井克巳が騎乗。メジロブライトが2番人気、エアグルーヴは3番人気。
レースはサイレンススズカが逃げ切りG1初勝利。2着ステイゴールド、エアグルーヴは3着。
8月23日札幌記念、1番人気1着。
この後のローテーションはエリザベス女王杯→ジャパンカップ→有馬記念と決まり、実際に予定通りに出走した。
11月7日京都競馬場3レース新馬戦で武豊はアドマイヤベガに騎乗、1位入線も4着降着、武豊は3週間の騎乗停止となる。エアグルーヴは予定通り出走するがエリザベス女王杯、ジャパンカップはどちらも横山典弘騎乗となった。
11月15日エリザベス女王杯、単勝1.4倍の1番人気も3着。優勝はメジロドーベル。
11月29日ジャパンカップ、スペシャルウィーク(武豊の代打で岡部幸雄騎乗)が1番人気、エアグルーヴが2番人気、エルコンドルパサーが3番人気。直線でエルコンドルパサーが抜け出し、エアグルーヴはとらえることが出来ず2着、スペシャルウィークが3着。
12月27日有馬記念、セイウンスカイが1番人気、武豊が鞍上に戻ったエアグルーヴが2番人気。レースでは見せ場のない5着、レース中に落鉄していた。
1999年、引退し繁殖入り。
2013年、出産後に死亡。
繁殖成績
生年月日 | 名前 | 性別 | 毛色 | 父 | 競走成績 |
2000年4月30日 | アドマイヤグルーヴ | 牝 | 鹿毛 | サンデーサイレンス | 21戦8勝 |
2001年4月17日 | イントゥザグルーヴ | 牝 | 鹿毛 | サンデーサイレンス | 14戦4勝 |
2002年4月9日 | サムライハート | 牡 | 鹿毛 | サンデーサイレンス | 5戦3勝 |
2003年3月30日 | ソニックグルーヴ | 牝 | 鹿毛 | フレンチデピュティ | 未出走 |
2004年4月5日 | ザサンデーフサイチ | 牡 | 黒鹿毛 | ダンスインザダーク | 41戦3勝 |
2005年3月14日 | ポルトフィーノ | 牝 | 鹿毛 | クロフネ | 9戦3勝 |
2006年4月3日 | フォゲッタブル | 牡 | 黒鹿毛 | ダンスインザダーク | 32戦4勝 |
2007年5月15日 | ルーラーシップ | 牡 | 鹿毛 | キングカメハメハ | 20戦8勝 |
2008年5月11日 | グルヴェイグ | 牝 | 黒鹿毛 | ディープインパクト | 11戦5勝 |
2010年1月23日 | ラストグルーヴ | 牝 | 鹿毛 | ディープインパクト | 1戦1勝 |
2013年4月23日 | ショパン | 牡 | 黒鹿毛 | キングカメハメハ | 17戦3勝 現役 |
アドマイヤグルーヴは2003、04年エリザベス女王杯連覇など。また、ドゥラメンテ(2015年皐月賞、日本ダービーなど優勝)の母。
フォゲッタブルは重賞2勝。
ルーラーシップは2012年クイーンエリザベスカップなど重賞5勝。