基礎データ
※クリアボディ:相手に能力を下げられない。自分の技による能力低下は防げない
容姿
巨大な氷の塊の様な外見をしたポケモン。体は、規則正しい角柱の氷が集まって出来ている。
指は3本で、脚は氷柱の様に鋭利に尖っている。顔に当たる部分には、点字の様な模様がある。
足の形状が形状なだけに、曲げられる部分が存在せずほぼ全くと言っていいほど可動しない(ねじることは出来るので若干は動く)。移動するときは地上をまるで滑るように移動する。
ポケモンバトルレボリューションまではこれでもかと言う程に光沢ピッカピカだったが、XY以降の作品ではくすんだ氷という質感になってきている。
概要
『ポケットモンスタールビー・サファイア』(第3世代)に初登場したポケモン。
名前の由来は、恐らく「レジ(レジェンド:英語で"伝説"またはレジーナ:イタリア語で"女王"またはレジェス:ラテン語で"王") + アイス(氷)」
点字の謎を解いて入った「こじまのよこあな」の中にゲーム上一匹だけ存在する。
『ポケットモンスタープラチナ』では、映画『ギラティナと氷空の花束 シェイミ』の前売券に付属する引換券で受け取ることが出来たレジギガスが手持ちにいると「テンガン山内部」のある部屋が遺跡に変化・そこにレジアイスが現れる。
昔の人々によって封印されたホウエン地方の伝説のポケモン。
氷河の中で数千年眠っていたといわれている。
マイナス200度の冷気に体が包まれている。その為炎やマグマでも溶かす事が出来ない。
また近づいただけでも凍ってしまう。体を構成する氷は、調査の結果氷河期に出来たものらしく、南極の氷と同じ氷で出来ている事が判明した。
初登場した際は創造者は不明だったが、後のシリーズでレジギガスによって特殊な氷山から創られた事が判明した。ピクシブ内では、他の地方に出てくる伝説ポケモンのトリオ程の人気が無いのか、あまり投稿数は多くない。
それでも投稿数はレジギガスに次いで2位で、その涼しげな見た目から夏のイラストも多くみられる。その他、そっくりさんとのネタ絵もあったりする。
しかし、『RSE』以来、交換や配信以外での入手方法が長らく無かったレジアイスであるが、ついに『ポケモンBW2』にて久々に登場することとなった。
殿堂入り後にレジロックを捕まえると入手できる「ひょうざんのカギ」というアイテムを使うと、レジロックのいた部屋にレジアイスが現れバトルができるようになる。
「ひょうざんのカギ」は初期ではホワイト2のみの登場で、ブラック2ではホワイト2と通信することで入手が可能。
ようやくの再登場に彼(彼女?)のファンは感涙ものだろう。
無論RSEのリメイクであるORASにも登場するが、新たに捕まえられるレジギガスの出現条件にいつものレジロック・レジスチルと共に手持ちに加える他に、レジアイスにはニックネームを付けたり、とけないこおりやヒウンアイス等の冷たい道具を持たせたりと何故かレジアイスにだけ色々と特殊な条件が追加されている。
ポケモンコロシアム、ポケモンXD、ポケモンバトルレボリューションでレジアイスを出すと技も出していないのになぜか変なステップをしている。
恐らく足の形状が形状なのでバランスを取っているだけだと思うのだが・・・。この動きは非常にシュールなので一度見てみることをお勧めする。
ゲーム上の特徴
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
80 | 50 | 100 | 100 | 200 | 50 |
他のトリオである"レジスチル"、"レジロック"同様に非常に「ぼうぎょ」・「とくぼう」が高くなっている。
特に「とくぼう」は非常に高く、特殊耐久はハピナスに次ぐ高さを誇る。攻撃面も含めればこちらの方が優秀である。
また「とくこう」の高さも優れている。反面「こうげき」・「すばやさ」は壊滅的である。
高い「とくこう」や「とくぼう」を反映させる為に、特殊アタッカーか対特殊の耐久型が好まれる。
攻撃技の候補としては、タイプ一致の「れいとうビーム」、こおり技の相性補完として優秀な「10まんボルト」、高威力で多くのポケモンに弱点を付ける「きあいだま」などが挙げられる。
また「チャージビーム」で「とくこう」を上昇させるのも手である。レジ系の最終奥義「だいばくはつ」もあるが前述の通りレジアイスは「こうげき」がかなり低いので大した威力はない。
補助技では「どくどく」、「ドわすれ」などがあり、「でんじは」で自身の「すばやさ」の低さを補う事も出来る。
また唯一の回復技「ねむる」も有効である。
難点としては、こおりタイプ故に弱点のタイプ技のほとんどは"物理技"でありもし鉢合わせたらあっという間に倒される恐れがあるが、逆を言えば"特殊技"では炎以外は弱点を突かれにくいため相手を見て繰り出していけばその特殊耐久を思う存分活かせる。
むしろ半減できるタイプがこおりタイプ"しか"ないことが問題であり、後出し性能がそれほど高くなく、純粋な耐久型として運用していくには不安が残る。
一方でレジアイスはその高いとくこうからこおり+でんきという攻撃面で優秀なタイプの組み合わせを使えるので、対戦界では特殊技を自慢の耐久で耐えて自身の特殊技でねじ伏せる「対特殊の特殊アタッカー」のレジアイスがよくみられる。
ポケモンGO
2018年6月22日~7月19日までの1ヶ月間にレジ系最初の1匹としてゲーム内に実装された。
他の伝説ポケモンと同様、レイドボスとしてジムに襲来してきた個体を倒して捕獲することでのみ入手が可能。
原作同様耐久寄りのスペックとなっているが、攻撃手段自体は豊富で、「こおりのいぶき」と「ふぶき」というタイプ一致技のコンボの他にも、通常技で「いわくだき」、ゲージ技で「じしん」「きあいだま」を覚えられる等かなり器用な面も持ち、攻撃の型を読まれにくいという長所がある。
さらに、こおりタイプの中では貴重な単タイプであるため二重弱点が存在せず、持ち前の防御種族値の高さもあって、耐久面も申し分ない。
こういった性能なので、真価を発揮できるのはレイドバトルやジム戦よりもトレーナーバトルがメインとなるだろう。
もちろん、GOロケット団の従えるシャドウポケモンとの戦闘でもその高い耐久性を活かして思う存分活躍できる。特にドラゴンタイプのポケモンを繰り出してくるパターンでは、相手の手持ちやこちらの立ち回り次第では、レジアイス1体で3タテも可能という圧倒的な実力を見せつけてくれる。
レイドボス
そんな性能であるのだから、ボスとして登場してきた時はかなりの強敵となる。
とにかく耐久性能がべらぼうに高いため、生半可な人数では碌にダメージを与えられずにタイムアップになってしまう。安定したクリアを望むなら最低でも10人は人数を揃えておきたい。
また、じめん技やかくとう技を覚えているというのも地味に厄介な点で、「こおりなんだからほのお・いわ・はがねで大丈夫だろう」と高をくくって挑もうものならあっという間にPTを壊滅させられてしまう。特にゲージ技3つのうち2つでいわタイプの弱点を突いてくるという点は無視できるものではなく、伝説キラーとして名高いバンギラスの使用を事実上封じられてしまうことになるのは痛い。
幸い、かくとうタイプならばどの技でも弱点を突かれないので、ある程度は余裕をもって戦えるだろう。カイリキーやハリテヤマ、「きあいだま」を習得したミュウツーなどを主軸にPTを組んで闘うのがお勧めだ。
都市伝説
3体と戦争をめぐる都市伝説については、反論も含めてレジ系の項を参照。
関連イラスト
主な使用ポケモントレーナー
- ジンダイ / ピラミッドキング:フロンティアブレーン(ホウエン)
- ラジュルネ / バトルシャトレーヌ(スーパートリプルバトルのみ)
関連項目
クレベース…こおりタイプのひょうざんポケモン仲間。合体させたイラストも存在する。