曖昧さ回避
・山梨県・東京都・神奈川県を流れる多摩川水系の本流で一級河川。
→多摩川
・小惑星の名前。名称は川に由来。
概要
広い意義としては東京都の23区(ただし歴史的には中野区・杉並区全域と世田谷区の一部も多摩に含まれる)及び島嶼部を除く26市3町1村の地域(三多摩)を指し、現在は郡名として西多摩郡が残る。
最広義には、これら三多摩に中野区と杉並区の全域、ならびに隣接する世田谷区や神奈川県川崎市多摩区・相模原市などの一部を含む場合(武蔵国多摩郡)もある。特に川崎市多摩区は中心部である登戸駅周辺が旧多摩郡域に属していたこともあり、現在でも区名として「多摩」を名乗っている。
現在における狭義としては多摩ナンバーの地域、又は多摩川より西側の「多摩丘陵」を中心とするエリアを指す事が多い。
かつては里山が広がる農村地帯であったが、多摩ニュータウンをはじめとする宅地開発や大学の移転や新設により急激に都市化した。
西多摩郡では豊かな自然が多く残り、東京都最高峰の雲取山(2,017m)や御岳山、都の水瓶でもある小河内ダム(奥多摩湖)や日原鍾乳洞などが有名である。
鉄道
都心方面からは
東急電鉄(最南端部)
等が放射状に伸びる。
環状線・縦断線としての性格を持つのは、
JR
西武
等がある。
道路
中央自動車道、甲州街道(国道20号)が東西方向を貫き、圏央道、国道16号等が南北を走る。他にも国道411号が八王子市内から奥多摩方面へと結ぶ。
広義の多摩地域に該当する自治体
北多摩地域(旧北多摩郡)
多摩六都
西多摩地域(旧西多摩郡)
現西多摩郡
南多摩地域(旧南多摩郡)
府中市の一部
先述の通り、現在の「多摩エリア」は南多摩の丘陵地の自治体を指す事が多い。