概要
『Yes!プリキュア5GoGo!』とは、プリキュアシリーズの通算5作目となるTVアニメ作品。2008年2月3日から2009年1月25日までテレビ朝日系列で放送された、全48話。
前年度作品『Yes!プリキュア5』から主要キャラクターを続投させた続編となる。制作に関わるメインスタッフも面子が変わらずの続投となった。
新たなる戦士としてミルキィローズがプリキュア達の仲間に加わる。
※イラストのタグ付けの際に『Yes!プリキュア5』と『Yes!プリキュア5GoGo!』のどちらを使うべきか迷った時は、プリキュア5のタグを使用することを推奨します。
プリキュアシリーズを初代から担当していた鷲尾天プロデューサーは、この『5GoGo!』を最後にプリキュアTVシリーズの制作現場からは身を引くこととなった。
(とはいえ、劇場版ではその後も映画「プリキュアオールスターズ」の『DX3』までプロデュサーを続投しており、2015年からは企画部長として現在でもプリキュアシリーズの飛躍を見届けている)
現在のところ、プリキュアシリーズでは最後の「主要キャラクターが続投された作品」である。
本作より後のプリキュアシリーズは制作体制が大きく変更され、特定の年度のプリキュア作品に人気が有ってもキャラクターの続投はせず、1年ごとに世界観もキャラクターもメインスタッフも交代するようになった。
プリキュアシリーズでは最もレギュラーキャラ戦士が多く(6名。後にキラキラ☆プリキュアアラモードも並ぶ)、他レギュラーキャラも多数いる。
新たに現れた貴重品収集を目的とする盗賊集団「エターナル」と戦い、新キャラ・シロップの過去の謎に迫るため、皆でキュアローズガーデンを目指す。
連動のラジオ番組が登場するなど、大きなお友達向けの商品が特に加熱した時期でもある。
高い人気を受けて作品が長期化したこともあってか、15周年を記念して企画された『全プリキュア大投票』では、16作品中『5GoGo!』は3位、『5』は6位という高順位を記録。比較的シリーズ初期の作品ながら、時を経ても高い支持を受けている作品でもある。
だがその人気の一方でプリキュア5の三期目が作られることは無かった。これはプロデューサーである鷲尾がこれを最後に現場から去ることが最初から決まっていたことが大きく、また、新たに企画部長の座についた関弘美によるプリキュア改革プランによるためである(詳細はフレッシュプリキュアの項目を参照)。
また、本作は女児以外への展開については限定的だったプリキュアにおいて、初めて派生番組としてラジオ番組が製作されることとなった作品である。詳しくはCLUBココ&ナッツを参照。
2021年3月20日には『映画ヒーリングっど♥プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!』では、「ヒーリングっど♥プリキュア」と共演する。キュアドリームにはドリームキュアグレースの強化形態がある。
学年について
本作は前年度作品『Yes!プリキュア5』からの直接的続編ではあるが、作中すべてのキャラクターが進級していない扱いとなっている。
これは、前作から普通に作中時間を進めてしまうと、前作で中学三年生だった2人のプリキュア(こまちとかれん)が学園を卒業しなくてはならなかったためである。
何年も放映しているアニメでキャラが進級しないことはそんなに珍しくはないのでそこはツッコミするほどのことではない。
だが、本作にはちょっとした裏話があり、実は企画当初はこまちとかれんをちゃんと卒業させ、新たなプリキュアをメンバーに加える構想で進んでいたのだという。
しかし、プロデューサーの鷲尾が「プリキュア5はやはりこのメンバーでやりたい。こまちとかれんがいてこそのプリキュア5なんだ」と猛反発。最終的に彼の意図を組む形で、キャラクターたちを進級させない方針となった。
そもそも『5』は前作の『S☆S』が2年目を想定しながら断念せざるを得なかったことから、無理に二期目とかは想定せずに1シリーズで綺麗に追われるものを考えて制作されたものである。それが想定外の2年目続投という形になったため、こうした議論が生まれたのだろう。
この話の興味深いところは、こまちとかれんが中学を卒業したらプリキュアを引退することが暗黙の了解になっていることである。
現在のプリキュアシリーズでは高校生プリキュアは普通に登場してるし、逆に小学生プリキュアも珍しくないので、プリキュアに年齢制限があるという意識は薄くなっているが、当時はまだそこまで多様性が受け入れられてない時代でもあったということである。
ストーリー
ナイトメアが消滅し、平和な日常を送っていたのぞみたち5人。そんなある日、のぞみの元に「運び屋」と名乗る少年シロップが現れ、彼から一通の手紙を渡される。
フローラという差出人からの手紙には『キュアローズガーデンで待っています』というメッセージが記されていた。と、驚いたことに手紙は読み終えたとたん「ローズパクト」に変化し、さらにその場へ「エターナル」と名乗る謎の刺客が突然現れ、襲い掛かってきた。いきなり危機に陥ったのぞみだが、シロップは巨大な鳥のような姿に変身すると、のぞみを乗せて飛び立ち、間一髪で難を逃れる。
この新たな危機を知り、ココとナッツが再びのぞみたちの世界に駆けつけ、5人は新しい変身アイテムでプリキュアに変身、青いバラの力で人間に変身可能になったミルクことミルキィローズを加えて、エターナルのとの戦いに臨むのであった。
※公式サイトの解説文を参考に記述
登場人物
プリキュア
※本作のTV放映時は“ミルキィローズは新たなる変身戦士ではあるが、プリキュアではない”という扱いであった。しかし劇場版『プリキュアオールスターズ』ではシャイニールミナスと共にプリキュアの一人としてカウントされている。
妖精
ミルク /美々野くるみ (声:仙台エリ)
キュアローズガーデン
エターナル
本作の敵組織。世界中の価値ある物を「博物館」に保護することを目的にしており、プリキュアたちが持つローズパクトを狙う。
ブンビーは前作から続投したキャラで、ナイトメア消滅後、エターナルに転職している。
上層部
幹部
イソーギン・ヤドカーン (声:チョー、乃村健次)
怪物
プリキュアの家族
りんの父親、こまちの両親は登場せず。かれんの両親は劇中で写真に写っている姿のみ登場。
夢原家
夏木家
春日野家
春日野まりあ-うららの母親・故人 (声:なし)
秋元家
秋元まどか-こまちの姉 (声:永野愛)
水無月家
サンクルミエール学園
生徒
工藤真由(本人) (声:工藤真由)
宮本佳那子(本人) (声:宮本佳那子)
教職員
その他の人物
スペシャルゲスト
たむらけんじ(本人) (声:たむらけんじ)
劇場版のキャララクター
ダークココ (声:草尾毅)
主題歌
OP プリキュア5、フル・スロットルGOGO! 工藤真由 4:05
前期ED 手と手つないでハートもリンク!! 宮本佳那子 3:57
後期ED ガンバランスdeダンス〜希望のリレー〜 キュア・カルテット 4:01
放送リスト
備考・関連タグなどは自由に記入してください。
()内は前作からカウントした総数。
話 | サブタイトル | 備考・関連タグなど |
---|---|---|
1(50) | 復活!プリキュア5! | シロップ登場/のぞみ達5人が再びプリキュアに |
2(51) | のぞみとココ 悩める再会 | ココのぞすれ違いの巻/メルポ登場/プリキュア・シューティング・スター |
3(52) | 運び屋シロップの友達 | プリキュア・エメラルド・ソーサー |
4(53) | うららの台本を届けろ! | 神作画回/プリキュア・プリズム・チェーン |
5(54) | 生徒会長かれんへの手紙 | プリキュア・サファイア・アロー |
6(55) | ドーナツ国王目覚める! | プリキュアシリーズ通算200話/プリキュア・ファイヤー・ストライク |
7(56) | レッツゴー!パルミエ王国! | のぞみ達がパルミエ王国へ/ネバタコス登場 |
8(57) | シロップと謎の手紙 | |
9(58) | 名探偵こまち登場! | ブンビーが濡れ衣にされる回 |
10(59) | 出た!青いバラの力! | ミルキィローズ登場 |
11(60) | 華麗に変身!ミルキィローズ! | くるみ初変身/スコルプ退場 |
12(61) | 美々野くるみがやってきた! | ネバタコスがローズパクト担当に |
13(62) | 悪夢のメルヘンワールド! | ピノキオ回/シロップの過去/シビレッタ登場 |
14(63) | ミルキィローズの秘密! | くるみの正体が明らかに |
15(64) | りんちゃんと豆の木 | ジャックと豆の木回/4人体制でホシイナーを撃破/ババロア女王救出 |
16(65) | かれんとこまちとお菓子の家 | 3人体制でホシイナーを撃破 |
17(66) | たむけんさんの宝物 | たむらけんじゲスト出演 |
18(67) | みんなに届け!うららの歌声 | |
19(68) | 浦島かれんと亀ミルク!? | |
20(69) | こまちとまどか 二人の夢 | |
21(70) | 友情たっぷりみんなでお弁当! | |
22(71) | のぞみ先生大いに頑張る! | |
23(72) | シロップが裏切った!? | |
24(73) | プリキュア5新たな力! | ネバタコス退場 |
25(74) | 真夏の悪夢の二人組 | イソーギン・ヤドカーン登場 |
26(75) | プリキュア大都会に現る! | |
27(76) | りんちゃんVS大江戸妖怪! | |
28(77) | ココのお嫁さん登場!? | |
29(78) | 高原でイケメンとテニス!? | ムカーディア登場 |
30(79) | 王の力とナッツの悩み | |
31(80) | ミルキィローズ新たな力! | |
32(81) | 小さな小さな大冒険! | |
33(82) | ハッスルうららとカレー屋さん | |
34(83) | 涙のお別れ!クレープの告白 | |
35(84) | ブンビー衝撃発言! | |
36(85) | 危ない!ファイブDEチャンス!(前編) | |
37(86) | 危ない!ファイブDEチャンス!(後編) | |
38(87) | 二人の力!ドリーム&ローズ!! | イソーギン・ヤドカーン退場 |
39(88) | モンブラン国王を救え! | ブンビーが処刑される(執念で生き残りエターナルを脱退) |
40(89) | うららの歌声を取り戻せ! | |
41(90) | りんちゃんとイケメンとデート!? | ブンビーの暴露でムカーディアの正体露呈。 |
42(91) | こまちの決意とアラビアンナイト | シビレッタ退場 |
43(92) | 恐怖!エターナルの館長! | 館長が出撃 |
44(93) | 届け!みんなのプレゼント! | |
45(94) | キュアローズガーデンの扉現る! | キュアローズガーデン出現 |
46(95) | 絶体絶命!没収されたプリキュア5! | プリキュアが石像化/ムカーディア、アナコンディ退場 |
47(96) | 気持ちをひとつに!青いバラの奇跡!! | プリキュア復活/ブンビー、エターナルに見切りをつけ改心。 |
48(97) | 未来へ!永遠不滅のプリキュア5! | 最終回/館長退場/のぞみがキュアローズガーデンの管理者に/のぞみ、キュアローズガーデンを開放 |
劇場版
『映画 Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ♪』が2008年11月8日公開。同時上映『ちょ~短編プリキュアオールスターズGoGoドリームライブ』(プリキュアシリーズ5周年を記念した短編映画。)
漫画
Pixivイラストにおける、プリキュアの変身前後の姿のタグの使い分けの配慮について
近年では、変身前の姿のみが描かれたイラストに対して変身後の姿の名前のタグが付けられている事や、変身後の姿のみが描かれたイラストに対して変身前の姿の名前のタグが付けられている事が多い。
しかし、そのような行為はどちらか一方の姿のイラストのみを検索したい人にとっては検索妨害にあたるので、行うべきではない。
中にはもちろん、変身前後の姿の両方のタグが付けられている事を気にしない人もいるだろうが、検索の際に気になるという人もいるため、そのような人への配慮としてタグの使い分けをしっかりと行う事が推奨される。
関連タグ
ニチアサ同期:炎神戦隊ゴーオンジャー(1時間前)、仮面ライダーキバ(30分前)
users入り
Yesプリ100users入り Yesプリ500users入り Yesプリ1000users入り
カップリングタグ
外部リンク
関連動画
表記揺れ
誤記
「プリキュアシリーズ」タグ
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