pixivでは、それをモチーフとした武者頑駄無などを描いたイラストにつけられる場合もある。
機体スペック
分類 | モビルファイター |
---|---|
形式番号 | GF13-017NJII |
全高 | 16.6m |
本体重量 | 7.5t |
最大加重重量 | 20.6t |
装甲素材 | ガンダリウム合金スーパーセラミック複合材、レアメタル・ハイブリッド多層材 |
メインエンジン | 熱核融合炉 |
所属 | ネオジャパン |
概要
テレビアニメ、機動武闘伝Gガンダムの番組後半の主役機。
パイロットはシャイニングガンダム同様ドモン・カッシュ。
メカニックデザインは大河原邦男。
「サバイバルイレブン」を戦い抜き、満身創痍となったシャイニングガンダムに替わる機体として、ミカムラ博士がほぼ独力で開発した最新鋭MF。なお、後にリメイクコミカライズされた『超級』ではドモンの父親であるライゾウ・カッシュ博士がアルティメットガンダムに意図しない挙動が発生した際への制御装置の役割かつ、ドモンの搭乗を予期して作ったモビルファイターとして登場。シャイニングガンダムはこのゴッドを模倣してミカムラが作ったものという設定で、よりミカムラ博士の立つ瀬のない立場となった(ただし、ライゾウ博士は乗り手を選ばず高性能を発揮できるライジングガンダムを非常に高く評価している)。
無骨な鎧武者をモチーフとしたシャイニングガンダムに対し、仏像を思わせる外見が特徴。
その性能はノーマルモードですらシャイニングガンダムのスーパーモードに匹敵し、さらに搭乗者であるドモン・カッシュがギアナ高地での修行で体得した明鏡止水の境地の心でより強力な「ハイパーモード」へと進化。シャイニングフィンガーを発展させた「爆熱ゴッドフィンガー」など、シャイニングガンダムの技はより強化された形で反映されている。
本編では嫉妬に狂っていたミカムラ博士であるが、この機体の完成度は一つのモビルファイターとしては一つの境地に達しており、ドモンが勢いで口にした「決勝大会総当たり戦における全勝宣言」を成し遂げたのは、このゴッドガンダムの完成度の高さの証左とも言える。
"GOD"という言葉のもつ意味が宗教的・道徳的な誤解を招かないようにという配慮からか、海外版ではバーニングガンダム(Burning Gundam)という名称が公式扱いになっている模様。
一応海外ファンの間でも、そして彼らに対してもゴッドガンダムで十分通用するが、念のため気をつけるに越したことはない。
後継機への乗り換えエピソード(「新たなる輝き!ゴッドガンダム誕生」)が非常に印象的であり、根強いファンを獲得している。
また、特徴的なデザインとも相まって、ゴッドガンダムをモチーフとした武者頑駄無(後述)は比較的多い。
一方で、Gガンダムの宿命かMSVといったバリエーション機は存在しない。
ハイパーモード
ノーマルモードの1.3倍、シャイニングガンダムの2倍の性能を発揮するとされている。
背部のエネルギー発生装置が展開して日輪のような光の輪を発し、胸部中央の装甲が展開して内部のエネルギーマルチプライヤーが露出、キング・オブ・ハートの紋章が浮かび上がる。
明鏡止水(明鏡止水ハイパーモード)
真の明鏡止水の境地に達することで発現し、機体が黄金色に輝く。
商品化にあたってはこちらがハイパーモードと呼ばれるケースが多い。
武装
バルカン砲
頭部に2対装備されたバルカン砲。主に牽制に使用される。
マシンキャノン
胸部上肩側に二門装備された機関砲。普段露出しているのは左右1門ずつ、カバーを開くと残りの砲門が露出して3連装になる。
ゴッドスラッシュ(ビームソード)
両腰に装備。通常時はビームソードだがハイパーモード使用時に出力が上がり、ゴッドスラッシュとなる。
必殺技
ゴッドガンダムの代表的な技。
背面ジェネレーターで増幅されたエネルギーを掌に集め、一気に放出する必殺技。
ハイパーモード時に使用可能。
発動時は前腕カバー「ゴッドフィンガープロテクター」が手の甲を覆う様に展開し、エネルギーロスを最小限に抑えつつ確実に攻撃対象を破壊する。
相手を掴んで破壊する他、本編ではこれで貫手を繰り出す描写も多かった。両腕共に使用可能で、右手が使えない状況では左手でも繰り出されていた。
対ドラゴンガンダムを始めいくつかの戦いではエネルギーを掌から放出する攻撃を見せている(後期オープニングで披露しているのもこちら)が、近距離のゴッドフィンガーと比べると戦果は乏しく、特にガンダムヘブンズソードには初使用で学習されてしまったのか再戦では回避、エネルギーを吸収されパワーアップに利用されると散々な結果に終わっている。他のメディアでは飛び道具に乏しいゴッドガンダムの武装、技としてよく採用されているが、やはり必殺技としての扱いにはならないことが多い。
ちなみに、ゴッドフィンガープロテクターに付いた鉤爪にも攻撃性能があり、一度この鉤爪でネロスガンダムに目潰しを行った。
爆熱ゴッドスラッシュ
背面ジェネレーターで増幅されたエネルギーをゴッドスラッシュ(ビームソード)に集中させ破壊力を高める。このため、放出技である爆熱ゴッドフィンガーに比べ消費エネルギーが少く済む。マンダラガンダム戦における締めの居合勝負で使用された。
ゴッドスラッシュタイフーン
ゴッドスラッシュの出力を上げ、構えた状態で独楽の様に高速回転する攻防一体の技。
ガンダムローズのローゼスハリケーンを破った技。
ゴッドフィールドダッシュ
6枚の放熱フィンを展開し、エネルギーを放出して推進・突撃する技。
ボルトガンダムの「炸裂ガイア・クラッシャー」をカウンターで右腕に直に受けた際、土壇場でガイア・クラッシャーの連用による反動で両膝に深刻なダメージを受けていたボルトガンダムの弱点を見抜いた際、その膝に負担をかける目的で繰り出された。
流派東方不敗の奥義。自身の体を気の渦として、エネルギーの塊となり相手に突進する。
流派東方不敗の最終奥義。ゴッドフィンガーのエネルギーを圧縮した火球を両手で撃ち出す。
石破天驚ゴッドフィンガー
石破天驚拳の応用技。
石破天驚拳のエネルギーを片手に集め、巨大な掌状のエネルギーを打ち出し、その手で敵機を掴み握りつぶす。
分身殺法・ゴッドシャドー
ガンダムマックスターの豪熱マシンガンパンチに対抗すべく編み出した分身技。ドモンが「お前が10発のパンチを出すなら、俺は10体のガンダムで受け止める」と豪語し発動、10体のゴッドガンダムの分身が現れて全発受け止めた。
派生機体
ハイパーゴッドガンダム
ドモン・カッシュの弟子、ユウゴ・カガミを主人公とした第14回ガンダムファイトを舞台にした外伝作品に登場する機体。
ガンダムゴッドマスター
『ガンダムトライエイジ』に登場する機体である。ゴッドガンダムがDG細胞に侵食されたものの、ガンダムファイターの精神力によって完全に抑え込み、神の右手と悪魔の左手を持つ究極の姿にパワーアップしたゴッドガンダム。デザインは大河原。
ブレイジングガンダム
『ガンダムブレイカー バトローグ』に登場するガンプラ。
ゴッドガンダムの兄弟機というコンセプトとして制作された。
ゴッドガンダムと比べて大幅な軽量化がなされており、超高速の格闘攻撃が可能となった。
主な武器はトンファー。キック時にはつま先が緑色に光る。
使用者はサツキノ・ミサ。
ゴッドガンダムをモチーフとするキャラクター
ゴッドガンダムをモチーフとしているものを列挙する。
ただし、「演者」という形でメインモチーフが明らかになっている三国伝の孟獲ガンダム以外は公表されているわけではなく、明らかにそれとわかる名前のも
のもふくめて全て推測である。
イラスト | 名前 | 出演作品 |
---|---|---|
武者號斗丸 | 新SD戦国伝超機動大将軍 ガンダムビルドファイターズトライ(4話にガンプラとして登場) | |
戦神機キングシャッフル | 新SDガンダム外伝 黄金神話 | |
太陽騎士ゴッドガンダム | 〃 | |
太陽神ゴッドカイザー | 〃 | |
爆熱騎士ゴッドガンダム | SDガンダム英雄伝 | |
フェニックスゴッド | Gチェンジャー | |
爆熱頑駄無 | 新SD戦国伝 天星七人衆 | |
爆心丸 | SDガンダムフォース | |
機王頑駄無 | 武者○伝 | |
孟獲ガンダム | BB戦士 三国伝 |
ゲーム作品では
スーパーロボット大戦シリーズ
初参戦は第2次スーパーロボット大戦のリメイク作である第2次スーパーロボット大戦G。他には『A』『R』『J』等々それなりに多いにも関わらずまともに原作ストーリーをなぞられたことはなく、デビルガンダム関連のいわば「ガンダムファイトと関係ない部分」のみの再現ばかりとなっている。
ゲームでは、ゴッドシャドーは気力が一定以上の場合にのみ一定の確率で敵の攻撃を完全回避する"分身"系能力として再現。同じく気力一定以上で発動する特殊能力としてハイパーモードがあり能力が向上し専用武装が追加される。
参戦当初こそスーパー系のHP・装甲・攻撃力にリアル系の運動性を持っていたが、近年では能力は全体的に落ち着き、突出したものはない。
やはり殆ど近接戦に偏った攻撃手段。単体での攻撃力も高いが、合体攻撃が豊富なところも特徴。ただし、気力を高めてハイパーモードを発動させるまでは、主力武器や合体攻撃の殆どが使用できず、ハイパーモード後は殆どの武器がEN消費タイプで全体的に燃費が悪く、慢性的なEN不足に悩まされる。ENの改造や補強は必須である
Another Century's Episodeシリーズ
2で参戦。今作はガンダムファイト関連ではなく、行方不明のデビルガンダム捜索という形でストーリーに関わってくる。(当然、他シャッフル同盟の面々は出番無し)。
敵を撃破やダメージを受けると闘気が溜まり、最大まで溜まるとハイパーモードとなり爆熱ゴッドフィンガーが使える。ハイパーモード中に闘気を最大まで溜めると明鏡止水モードとなり、更に強力な石破天驚拳が使える・・・のだが、それらを使用すると元に戻ってしまう。
また、他の武装も使用時にタメが長く、「派手だけどあまり使えない」物ばかり。
しかしリアルロボ中心のSDアクションゲームとは思えない気合の入った演出は他と一線を画す。効率ではなく魅せるプレーを求める人向き。
3ではストーリーに関わらない単なるプレイアブルキャラとして参戦する。
ガンダムVSガンダムシリーズ
コスト3000で参戦。
いわゆる地走型と呼ばれる機体の1種で、地上に立っている時にBDをすると空を飛ばずに地面で全力ダッシュを行う。(そんな戦い方原作でしていたっけ?)
高機動と高威力で当て易い格闘を備える近距離特化機体。代名詞である格闘以外にも(空中)ゴッドスラッシュ、バルカン等射撃能力もそれなりにある。明鏡止水は耐久200以下になると攻撃力が激増する特殊能力。
MF特有の癖があるものの、凄まじい速度の地上ダッシュ、MF独特の空中ステップ、起き攻めで使えばほぼ回避不可の判定と伸びを持つえげつないBD格闘を筆頭に、外しても隙が少なく様々な派生でカット耐性も高い各種格闘、射撃バリア付きで2段目まで派生可能で更にその2段目には格闘カウンター効果まで付き隙も少ないほぼブッパ得のゴッドフィンガー、そして攻撃力が激増の明鏡止水。その爆発力も合わさって、「7強」に数えられる強さを持つ。しかし、コスト3000には「1バグ」のフリーダムがいるため、大会などでの使用率はそこまでなかったとか。
NEXTではBD格闘の大幅弱体化、ゴッドフィンガーの射撃バリア消滅など下方修正を受けたが、相変わらず機動力と格闘性能は優秀。
ND導入によりメイン射撃の使い勝手が向上。ゴッドフィンガーが各格闘からキャンセルで出せる様になった。
機動戦士ガンダムEXTREME VS
最高コストだった前作、前々作から準高コストである2500に下がった事により若干の基本性能が下方修正された他、中コストだったマスターがまさかの3000で途中解禁された事により立場が逆転することとなった。
メイン射撃は飛距離こそ短いが掠っただけでスタンさせる射出版ゴッドフィンガー、ほかには特殊格闘でゴッドフィンガー、特殊射撃でゴッドフィールドダッシュそこから下派生(あるいは下特殊射撃)でゴッドスラッシュタイフーン、後格闘のゴッドシャドーは弾数製ゆえに連発できないものの、分身4体で射撃バリアを形成する
覚醒で明鏡止水が発動、攻撃力が上昇する様になっており「最初は苦戦するが最後で逆転勝利」というある意味原作を再現した性能であると言える。
フルブ時代に格闘派生の種類が増え、ゴッドフィールドダッシュ中に射撃ボタンでゴッドスラッシュを放てるようになった結果、近付けない相手でもある程度戦えるようになった。人呼んでランニングファイヤーエアリアルスラッシュガンダム。
そしてマキブにて再び最高コスト(3000)に返り咲いた。それに伴いアシストの風雲再起に騎乗できるようになる。
メイン射撃の独特の性能(強い銃口補正と爆速リロード、掠っただけで長期間のスタン)、それに加えて間合いを詰めながら斬撃を放つゴッドスラッシュのおかげで完全なタイマンでは最強と言えるくらい強い。格闘コンボのバリエーションに加え明鏡止水も相まって爆発力も高い。
難点は格闘重視なので遠距離武装乏しい…のも1つだが、攻めに偏った武装構成ゆえに他の高コスト機体に比べ2対1の状況から切り抜ける手段に乏しい。そのためどうしても敵機2機から狙われ続けると如何しても追い詰められてしまう。
技量のみならずチームバトル方式の本作でそのタイマン性能の高さをどう生かすかを問われる機体でもある。
覚醒技は石破ラブラブ天驚拳。ただし発射までの貯めが長い為、実際はロマン技。フルブの時代に後覚醒技に移動し、新たにノーベルガンダム呼出から二人で百裂拳→ダブルゴッドフィンガーで決める乱舞系の技が追加された。
GUNDAM VERSUS
DLC機体という形で復帰参戦。コストは500 (他シリーズでは3000相当)。
アシストがストライカーとなり、空いたコマンドにバルカンが追加。さらに覚醒技が格闘乱舞からのゴッドフィンガーに変更された。
後格が射撃バリアからカウンターに変更され、若干格闘の耐性を持つようになったが、ゴッドフィンガー構えモーションに追加され発生が悪化。立ち回りとしては細心の注意が必要。
機動戦士ガンダムEXTREME VS2
今作でも最上位コストの3000。
ゴッドフィンガーは構えモーションにSAこそあるが発生劣悪。後格は射撃バリアでカウンターは後特殊格闘に、覚醒技は格闘乱舞と石破ラブラブ天驚拳の2種とアーケード作品・VERSUSの折衷仕様になっている。
立体物
ガンプラ
リアルタイムでは1/144、HG 1/100、HGEX 1/60の他、明鏡止水モードの1/144、HG 1/100でも販売されている。特にHGEXは設定画準拠のプロポーションや(武器が安全に保持できるかは別として)可動指、エネルギーマルチプライヤーの発光ギミックなどを備えており評価が高い。
2001年にはMGが発売され、ゴッドフィンガーの指の開きは以降このモデルのものが基準になっている。2010年には最新フォーマットのHGFCで1/144が発売されたが、背部ウイングの内側というかなり目立つ場所に肉抜き穴がある、格闘戦がメインの機体なのに腕関節に回転軸がない、そもそも1/144のはずなのに1/128という軽い誤差レベルを超えるサイズミスで造られているなど欠陥が色々と多い問題作となってしまった。前者2つはモデラーの加工次第でなんとかなる問題だが、最後ばかりはどうしようもない。
前者は一般商品として、後者はプレミアムバンダイ限定でマスターガンダムとセットで明鏡止水バージョンが商品化された。
BB戦士シリーズにラインナップ。ノーマルモード⇔ハイパーモードへは差し替え変形で再現となっているが、BBオリジナルギミックとしてクリスタルハイパーモードが追加されている※こちらも差し替えで再現可能
後にGジェネシリーズに「GジェネZERO」と「GジェネNEO」名義で2つラインナップしている。前者はゴッドフィンガー用換装パーツが付属しており、後者は可動範囲を極限まで増加させ派手にアクションを取らせることが可能になっている。また、MG用ハンドパーツが使用できる。
元祖SDガンダムシリーズにラインナップ。ノーマルモード⇔ハイパーモードへの変更が可能で、コアランダーも脱着可能な製品となっている。※ガンダムシュピーゲルが同梱したセットも販売された。
のちに成形色が変更された「真ハイパーモード」なるキットも販売された。※現在、入手困難
フィギュア
MIAやSD ARCHIVE、GFF(ノーベルガンダムとセット)などがある他、非可動式フィギュアがプライズで発売されるなど平成ガンダム三部作では相当恵まれたラインナップを持つ。MIA BIG SCALEという特別ブランドでもマスターガンダムと一緒に展開された。
2014年にはROBOT魂化もしている。膝関節に可動軸を設けるという新解釈を取り入れた。
またROBOT魂のオプションパーツセットもプレミアムバンダイ限定で発売された他、明鏡止水バージョンも存在する。
SDガンダムフルカラーシリーズにラインナップ。固定モデルだがノーマルモードは、同じくラインナップされた風雲再起に跨らせることができる。
ゴッドフィンガー発動形態でもラインナップされ、一部にはクリアパーツが採用されている。
コミックボンボンにてゴッドガンダム(ハイパーモード)が、全員サービスで販売された。※各々、現在入手困難。
余談
ゴッドガンダムは初期案だと変形機構を持ち、必殺技として鳥型の飛行形態へ変形して突撃する案があった。無論却下されたものの、この没案を拾って再設計されたのが次回作の主役機ウイングガンダムではないかという説がある。
胸部の円形のレンズや両肩のマシンキャノン、前腕の鉤爪、数枚の平行板で構成された横開閉式ウイングなどゴッドガンダムとウイングガンダムとは似ている部分は多く、何よりGガン本編最終話間近にまんまウイングガンダムのような機体がカメオ出演していた事実を見るに信憑性は高い話である。
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