基礎データ
概要
三日月をモチーフにしたポケモン。
名前の由来もそのままLuna(ローマ神話の月の女神)+モノトーンから。
ポケモン世界の40年前に隕石の落ちた場所で初めて発見されたという。
ふわふわと空中に浮かんでおり、ソルロックとは逆に満月の夜に活動的になる習性。月の満ち欠けがパワーや体調に直結しているらしく、月光をエネルギー源としている。ただし、宇宙との関係は未だ証明されていない。
赤い目は見たものを竦ませたり、催眠術にかける効果があるらしい。
花王のロゴマークに似ているとの意見も。「自然と調和する こころ豊かな毎日をめざして」。公式でそのように「赤い瞳は見た者の身体をすくませる迫力」と言われているだけあり、夜の場面でゴーストタイプと混じって描かれているのもちらほら見かけることができる。
野生の個体はときどき「つきのいし」を持っている。
第三世代(RSE)で初登場。当時はサファイアバージョンにのみ出現した。
太陽をモチーフにしたソルロックとは対になっており、あちらはルビーバージョン及びエメラルドバージョンでのみ手に入る。
Pixiv上においては、三日月ボディを活かして背景の小道具として機能していることが多い。
ゲームでの性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
70→90 | 55 | 65 | 95 | 85 | 70 |
タイプ構成がいわタイプ且つエスパータイプで共通してもいるソルロックが物理型なのに対し、こちらは特殊型の種族値。
爆発力には欠けるものの、催眠技や積み技、様々な設置技を備え、一致の「サイコキネシス」をはじめとして「れいとうビーム」や「だいちのちから」「くさむすび」「ムーンフォース」など攻撃技の対応範囲も広め。
特性込みで弱点・耐性ともに6つずつと得手不得手がはっきりしており、弱点がメジャー故に使いどころは難しいものの、スカーフで130族をぴったり抜けるので技の範囲で上手く圧力をかけていこう。
また、「マジックルーム」や「トリックルーム」、壁張り、「ステルスロック」に「じゅうりょく」といった場を整える能力にも長けており、パーティを支える縁の下の力持ちとして器用な仕事ができる。
退場技として「だいばくはつ」もあるが、それなら攻撃の高いソルロックにやらせたほうがいいだろう。
とはいえ、低くはないが高くもない中途な種族値で使い勝手が微妙だった上に、タイプ一致いわ特殊技をろくに覚えず苦しい時期が続いていた。
しかし第7世代になって、それまで長いこと習得が期待されていながら覚えなかった「パワージェム」を(メテノの登場に合わせてか)やっと覚えられるようになった。
一致技の範囲はもともと悪くない部類だったため、今後のアタッカーとしての活躍に期待がかかる。
また、HP種族値が20上昇したことで、耐久に振ればほとんどの不一致弱点を耐えられるようになった。
ただし、第7世代ではいわタイプの特殊アタッカーとしてウツロイドという名の壁が現れた。一応、対じめんタイプではこちらの方に分があるし、ウツロイド自体にも有利ではあるが。幻のポケモンや禁止伝説級のポケモンを除けば、ウツロイドとルナトーンは「パワージェム」のトップと次点の威力を出せる。
第8世代では新技メテオビームを習得。パワフルハーブを持たせれば、1ターン目から特攻を上げつつ大火力で攻撃できる。
また、2017年8月には「ポケモンだいすきクラブ」の特集「ポケモンミステリーファイル」にてソルロックとルナトーンが『サン・ムーン』に向けて共に配信された。
ハイナ砂漠のイベントをまだ見ていない人は連れて行って、ある場所にいる親父に見せてみよう。
なお、第七世代では野生のソルロックとルナトーンは出現しなかったりする。せっかく題名が『サン・ムーン』だというのに。
ポケモントローゼ
ソルロックをロゴマークにしたSOLとは対照的に、敵組織であるフォボス軍のロゴマークに使われており、首領であるフォボス男爵の乗る秘密要塞フォボス・ムーンもルナトーンをモデルとしているが、カラーリングが全身赤い上に目が緑色となっており、意外とカッコいい。
また、組織名のフォボスもルナトーンの分類が『いんせきポケモン』という事もあって、小惑星の名前を付けたのだと思われる。
ポケダン
知名度が低くあまり話題に挙がることは無いが、探検隊シリーズにおける最終ダンジョン「じげんのとう」、そしてレベル1ダンジョン深層においては非常に危険なポケモン。
プレイヤーの姿を捉えるや否や、高確率でロックカットで3倍速へと加速し、離れていれば直線10マスまで届くサイコウェーブ、運が悪いと急接近されてさいみんじゅつで永眠を狙ってくる場合すらある。
「じげんのとう」には対関係にしてさいみんじゅつこそ使わないもののルナトーン以上に体力の高いソルロック、最終鬼畜電脳戦士ポリゴン・ポリゴン2、行動封じの達人ドーミラーが、
レベル1ダンジョンにはソルロックに加え強敵として名高いレディアンが同席している他、運命の塔においては最深部から降格されたハッサムまでもが加わっており、同ダンジョンにおいて最も危険な階層と認識するプレイヤーもいる。
ポケモンGO
2018年1月24日、第3世代実装第3弾の1匹として登場した。
対となるソルロックとは世界レベルでの対関係になっており、日本を含むユーラシア地域と、アメリカ州およびアフリカ地域の2つに出現区域が分けられている。
実装当初は日本でルナトーンが出現していたが、その後一時的にソルロックに取って代わられ、現在は再びルナトーンが出現するようになっている。
「夜に活動的になる」という設定を反映してか、野生の個体は夜の19時頃~朝の9時頃までのおよそ10時間の間にしか出現しないという極めて特殊な出現パターンを持つ。
これまで、時間帯によって多少出現率の変動するポケモンはいくつか存在したが、出現するかどうかまでまるっと変わってしまうという事例は珍しい。
しかも出現率そのものも尋常じゃないほど低く、数km四方に1匹出るかどうかというとんでもないことになっている。天気が「時々曇り」若しくは「強風」の時にはやや出現率が上がるものの、それでもそう簡単に出会えるものではない。
なお、当初は卵から孵化しなかったが、2019年9月に行われた国際観光イベントを境にタマゴから生まれるようになった。このため、現在は一応夜間に外出しなくても手に入れることは可能となったが、何分孵化するポケモンの種数の多い5kmタマゴからしか生まれないので、入手難易度が劇的に下がったかと言われるとそうでもなかったりする。
出会える時間や時間が限られ、さらに出現率や孵化率も相当低いということで、ホウエン組屈指の図鑑コンプリートの壁としてプレイヤーからは恐れられている。入手の面倒なミロカロスやフライゴン、進化に手間のかかるホエルオーとはまた違ったベクトルで厄介な相手と言えるだろう。
なお、別に満月の夜でなくても普通に出現するのでその点はご安心を。
レイドボス
アドベンチャーウィークやホウエンウィークなど、特定のイベントにてソルロック共々レイドボスに選ばれることがある。レベルは★★★。
総合CPはおよそ14000と同ランクの中ではそこまで高くはない。ルナトーン自身の攻撃力も元々そこまで高くないことから、弱点を突けるタイプ・技構成のポケモンを最大レベルまで強化して投入すればソロでの撃破も十分狙えるのが魅力。
なお、2018年1月に行われたホウエンウィークではルナトーンとソルロックが揃ってレイドボスとして出現していた(野生出現はソルロックのみだった)。
アニメ
対をなすソルロックと比べ、アニメだと何故か出番に恵まれない。あちらの方はXY編等でゲストキャラの手持ちとして登場する事もあるのだが…