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基礎データ

ずかんNo.709
ぶんるいろうぼくポケモン
タイプゴースト / くさ
たかさ1.5m
おもさ71.0kg
とくせいしぜんかいふく / おみとおし / しゅうかく隠れ特性

他言語版の名称

英語 Trevenant
イタリア語Trevenant
スペイン語Trevenant
フランス語Desséliande
ドイツ語 Trombork

進化

ボクレーオーロット(通信交換)

概要

ポケモンXY」(第6世代)から登場するボクレーの進化系で、パンプジンの対となっているポケモン。

いかにも幽霊という印象が強かったボクレーから一転、木に一つ目が付き、2本の手と多脚が生えるという、樹木の魔物のような姿になった。

自然をとても愛するポケモンで、自分の体や森に住みついているポケモンに対しては親切にする優しい性格。

反対に森を踏み荒らす人間は非常に嫌っており、根っこを神経の代わりにして周囲の樹木を自由に操る能力を使って森の中に閉じ込め、死ぬまで出られなくしたり、木を切った物を呪い殺すというゴーストポケモンらしい恐ろしい一面も持つ。

加えて食ってしまうとも云われており、ゴーストタイプらしく生体エネルギーを吸うのかもしれないし、くさタイプらしく栄養分を搾り取ってしまうのかもしれない。

この為「森の化け物」と恐れられており、きこりを生業とする人物はオーロットが苦手とするほのおタイプを対策として連れ歩くようにしているのだという。

ただし、どの媒体でも人間なら誰彼構わず襲うという事はなく、自然を蔑ろにしない人間には友好的という側面を見せている。

モチーフは指輪物語に登場する木の種族エントだと思われ、木のお化けという意味ではドラクエのじんめんじゅにもそっくりである(どちらかといえばモンスターズ2のおばけかれきに酷似しているが)。

名前の由来は『oak』(英:)または『old』(英:年老いた)+『rot』(英:腐る)からと思われる。樫はその腐りにくい性質などから古来から神聖な植物とされていた。こうした樫の木の性質がオーロットを森の王のように見せているのだろう。しかし、それに反して名前に腐るを意味するrotが使われているのはどこか皮肉を感じる。

色違いは身体の樹木が白みがかった色になり、葉は紅葉を思わせる橙色になる。

一部ではその姿があの人にそっくりだと言われているとかいないとか。

ゲームでの性能

HPこうげきぼうぎょとくこうとくぼうすばやさ
8511076658256

くさタイプゴーストタイプの複合であり、くさの宿命である弱点の多さはあるが、等倍で通しやすいみずじめんでんきの半減や、高威力技が多いノーマルかくとうの無効と利点も多い。

くさタイプとしては、第五世代から勢力を伸ばし始めているむしタイプと、フェアリータイプの登場で需要が増すであろうどくタイプを、ゴーストタイプのおかげで等倍に抑えられるのが大きいかもしれない。

攻撃のステータスが高く、「ウッドハンマー」や「ポルターガイスト」といった強力なタイプ一致技を活用する物理アタッカーとしての活躍が期待できる。

草タイプにしては珍しく物理技のレパートリーが豊富で、「じしん」、「いわなだれ」、「グロウパンチ」などサブにも恵まれている。

また、上記の技以外にも「ウッドホーン」「やどりぎのタネ」「おにび」「みちづれ」「もりののろい」などの変化技を覚えることができる。

この「もりののろい」は、ボクレーとオーロット専用技であり、相手に草タイプを追加することができる技である。草タイプを追加するというところがポイントで、既にタイプを二つ持っているポケモンに対して、この「もりののろい」を使うと、一時的にタイプを三つ持った状態にすることができる。

そのため、相手の弱点を増やしたり、ダブルバトルで味方に使い草タイプのメリットを与えさせるなど、様々な使い方が考えられる。

なお、図鑑説明に反して「くろいまなざし」や「とおせんぼう」等、相手を封じ込めるような技は自力では覚えない。

素早さの方はドダイトスに並ぶ鈍足だが、「トリックルーム」を自力で発動出来ることも大きく、ルーム継続中なら一匹倒した後に「みちづれ」でもう一匹持っていったりするのでタチが悪い。

特攻も低いが、物理技の方が恵まれているので特に問題はないだろう。ただしおにびには注意。

隠れ特性しゅうかく。先輩はナッシートロピウスで、しゅうかくを持ったポケモンは皆格闘に耐性があることになる(ただし、ポケモンSM登場のアローラナッシーは格闘耐性は無い)。この内、唯一4倍弱点を持たない。

ステータス上の耐久力はパンプジンに劣るものの、オボンのみを持たせて耐久に努力値を回せば、吸収技の「ウッドホーン」「やどりぎのタネ」も相まってステータス以上の耐久力を発揮し、生半可な攻撃では倒れなくなる。(所謂ゾンビ型)

物理アタッカーを骨抜きにする「おにび」や、1ターンしゅうかく発動の時間を稼げる「ゴーストダイブ」との相性もよく、さらに「ウッドホーン」「やどりぎのタネ」、そしてORASで習得した「ドレインパンチ」で回復に強いことも相まって、嵌れば「全く抜け出せなく」なるだろう。

群れで登場した場合レベルはそこまで高くはないが、使われると厄介な「やどりぎのタネ」を連発してくるため、倒す場合はまとめて倒してしまうのがいい。

逆に隠れ特性個体を狙うのであれば高耐久で「なやみのタネ」などの特性を見れる技を持ったポケモンで「みがわり」を張れば捕まえやすい。攻撃技は「だましうち」ぐらいしかないので悪に耐性を持ったポケモンがおススメ。

進化前のボクレーはホウエン地方でも棲息している(つまりポケモンマルチナビでサーチできる)ほか、フレンドサファリにも出現するので、隠れ特性個体はそこで探すのも手。次回作以降で使いたいのなら、こちらからの方が入手は比較的楽。

ちなみに「どろぼう」を覚えられるので、特性おみとおしなら野生ポケモンの道具を奪う要員としても活躍できる。今作はコフキムシツチニンなどふくがん持ちが入手しやすいのもポイント。

またSM以降からはもちものを相手に押し付ける技、「トリック」を習得。「スキルスワップ」と隠れ特性である「しゅうかく」を組み合わせることで、ヒメリのみを利用した野生ポケモンのPP切れ防止も狙える。

「しゅうかく」持ちの中でこの二種類の技を同時に覚えるのは現状オーロットのみとなっているため、捕獲率が低いために長期戦が予想されるポケモンの捕獲要員としても唯一無二の個性を持っている。

さらには「にほんばれ」まで覚えるため、50%という確率が不安な場合の保険までかけることができる。

ただしザシアンザマゼンタなどの特別な道具を持っているポケモンや、フォルムチェンジに関わる特性を持っているポケモンにはこの手法は通用しないので注意が必要。

諸元

ロールディフェンス
タイプ攻撃
攻撃範囲近接
進化ボクレー→レベル5 オーロット
わざ1おにび(遠隔)→レベル5ウッドハンマー(妨害)/のろい(妨害)
わざ2えだづき(ムーブ)→レベルウッドホーン(ムーブ)/いたみわけ(必中)
ユナイトわざ闇森ダークガイスト(妨害)
とくせいしぜんかいふく
価格10000コイン/575ジェム

2022/1/20 の ver.1.4.1.2 アップデートにて実装された。

人気ポケモン、御三家、最新作からの出演に偏った選出の中、とにかく地味なこのポケモンの採用は色々と話題を呼んだ。

超マイナーなこのポケモンの参戦は、他にも地味なポケモンにもスポットが当たるかもしれないという期待を抱く者、どこにアピールしたいのかわからない純粋に謎の選定と捉える者など、いつもと違ったリアクションを起こした。

とりあえず、ノコッチやコータスのような花形ではないキャラでも一縷の望みを抱いていいことになったのは確実な功績といえよう。

性能的には、自分にもダメージが入る自傷効果をデメリットとして持つ技1を中心とし、とくせいとわざ2の回復効果によってそれらを補いつつ場合によっては敵からの被ダメをも回復によって癒しつつ場に居座るのが特徴と言える。

キャラパワー的には残念ながらかなり弱い方の部類ということで結論が付いている。

パーティーの壁となることを期待されるディフェンスながら、序盤戦の中心となる8:50のタイミングで進化に至らない成長テンポに属し、かつ進化前の序盤性能が貧弱すぎる。

進化後も自傷ダメージをしっかり管理しなくてはならないので純粋な壁としてはかなり使いづらい。

相手に与える妨害効果も少々中途半端で、全体的に動きが遅いこともあってストロングポイントを見出しづらい、使いこなすのに習熟のいる癖だけあって引き換えになる魅力の少ないキャラになってしまっている。

強いて言うなら回復量がかなり多くて予想外の硬さを見せることがあることくらいだろうか。

MOBAの性質上チームメイトがキャラパワーの低いピックをすることへ時として批判が起こることがあるため、テコ入れが入るまではランクマッチであまり使わない方がいいとされている。

余談

『X・Y』劇場版CMでの群れバトルの紹介で姿と名前が確認されたが、発売前の情報はそれ以外無いに等しく(対になってるパンプジンの進化前は公開済み)公式絵どころか公式サイトで発表をスルーされ続けられてたりと扱いが酷かった。

そして12月14日にようやく公式サイトで発表された。よかったね、オーロットさん!

ちなみに、上述の群れバトルにてたまにウソッキーと同時に出現する事があるが、ユレイドルが優秀なタイプ構成であるように、草と見せかけた岩というのは草の弱点である炎・飛行・毒に対して耐性があり、虫・炎・飛行・氷には抜群を取れるので、オーロットを狩りに来た捕食者を簡単に返り討ちに出来る。

また、オーロットの耐性から、岩の弱点である地面・水・格闘をウソッキーに撃ってくるものはまずいないだろうから非常に優れた相性補完となっていることが窺える。

この優れた相性補完から生まれた共生関係であると考えれば自然なことかもしれない。

他にはポケモンカードではやたらと優遇されていたりする。

XY時代には壊れカードが存在した。(もりののろいオーロット)

また対の存在であるパンプジンと比べEXとBREAKある

しかしサンムーン期になると急にカード枚数が減った。

・・・と思いきやヨノワールと組んでタッグチーム化した。(しかもこれも強い)

さらにはVとVMAXも登場。

とポケカ運営に好きな人がいるのではと疑うぐらいに優遇されている。

ポケカではないが、ポケモンユナイトにも実装された

XY初期と比べ、今はパンプジンの方が不遇である

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