リバイスドライバー!
概要
『仮面ライダーリバイス』に登場する変身ベルト。
バイスタンプを押印することでベルト装着者を仮面ライダーリバイへ、契約悪魔を仮面ライダーバイスへと変身させる。
バイスタンプによって人間の遺伝子に眠る生物種の記憶を悪魔に宿らせ、実体化・使役する。悪魔を飼いならせる=ある程度意思疎通の出来る人間でなければ使えず、適合出来なかった場合は使用したバイスタンプからデッドマンが発生してしまうと言うかなり大きいリスクがある。
機能
眼を引く(向かって右側の)スタンプ台は押印式情報入力装置「オーインジェクター」。
バイスタンプを押印すると入力される生物種の情報「バイスタンプコード」を受信する。
「オーインジェクター」に押印したバイスタンプは左側の装填用スロット「バイスタンプゴースロット」にセットし、ロール操作を行うレバーにもなる。ロール操作によりコマンド入力が行われゲノム承認シークエンスを経て、悪魔を実体化させる「バディアップ」が実行される。
変身後には2連続操作で必殺技の発動、2回ロール操作をする間にバイスタンプの天面ボタンを押して行うリミックス変身の発動などの起点にもなる。
土台となる「ゲノミックコンバーター」はリバイスドライバーの動力源であり、バイスタンプに保存された「遺伝子情報から生命の源となった高純度エネルギー」を抽出。更に加速増幅させて強大なエネルギー「ゲノムパワー」へと変換して、リバイスシステム全体に供給する。
「オーインジェクター」の右側には「テールグリップ」という取っ手があり、バイスタンプの研究過程で開発された、六角形の分子構造による優れた剛性と高い透過性を持つ特殊合金「ニギウム」を外装材として使用しており、これにより「バイスタンプゴースロット」の操作の際など、バイスタンプとの相互運用時のエネルギーロスの極小化を実現している。
「バディバインド」は変身者の腰部正面に「ゲノミックコンバーター」などを固定するだけでなく、後部の中央に無線接続装置「バディリンク」を装備している。この「バディリンク」は相棒の悪魔が装備している「バディバックル」によってバイスタンプの能力を伝達しており、悪魔がドライバーを装備しなくとも変身する事を可能としている。
「バディバインド」の両側にはバイスタンプを一つずつ携行できるホルダー「バイスタンプホルダー」がある。気のせいか石けん台に見えなくもない。
因みに一輝は「オーインジェクター」への押印直前にバイスタンプの印面に息を当てるが、偶然にもこれには反応速度を12%向上させる効果がある(狩崎が説明した描写は確認出来ない為、恐らく一輝の手癖と思われるが詳細は不明)。
また何らかの事情で悪魔が不在の場合でも単独変身は可能。
2つ目のリバイスドライバー
第38話では2つに分割したギファードレックスバイスタンプで変身するために、狩崎が2つ目を製造・用意し、一輝とバイスが究極のリバイスに変身した。
最終回ではバイスもリバイスドライバーを装着し、ゲノムチェンジをした。
立体物
2021年8月7日にプレミアムバンダイで「DXリバイスドライバー 仮面ライダー50周年スペシャルセット」が先行抽選販売。
「バッタバイスタンプ」と「変身ベルトヒストリーブック」も同梱されている。
通常版は2021年9月4日に一般発売。50周年スペシャルセットも同時に一般発売された。
玩具版におけるオーインジェクターの表面(押印する部分)はお絵かきボードのそれに酷似にしており、スタンプ(お絵かきボードでいえばペンに相当)の磁力に反応して模様が現れると考えられる。
また、押印の手順を省いて直接バイスタンプゴースロットに装填しても変身できてしまう(ただしバイスタンプのマークは浮かび上がらない)。詳しくは余談にて。
なお、変身ベルト DXリバイスドライバーには音声が収録されておらず、そのためいかなる玩具でも『リバイスドライバー!』と言う起動音を聞くことができない(劇中では腰に装着した際に流れる音声)。
余談
- これまで令和ライダーシリーズの主役ライダー用変身ベルトは「飛電ゼロワンドライバー」「聖剣ソードライバー」と名前の最初に何らかの漢字二文字が入っていたが、今回はそれがなくなった。
- 先行登場の時点で、多くの視聴者から「オリラジの藤森じゃね?」等と言われる事もあったが正にその通りであった。お笑い枠のレギュラー出演は過去にも多々あったが、変身ツールの声としては初。ちなみに藤森自身はニチアサ枠全体としては、劇場版『プリキュアオールスターズ春のカーニバル♪』にて相方の中田敦彦と共に出演経験がある。
- 後に藤森氏は『劇場版仮面ライダーリバイス』で悪魔・シックの声を担当する。
- 情報解禁前のネタバレでは、「豪獣リバイスドライバー」という名前が出回っていた。飛電ゼロワンドライバー・聖剣ソードライバーと同じように名前の最初に漢字二文字が入っており、また「豪獣」と「50」を掛けている。
- 脚本家の木下半太氏曰く最初の構想では、変身失敗したヒロミはそのまま絶命する予定だったとの事で、もしこの予定のまま1話が作られていたならば、適応出来ない人間が変身しようとしたら命を落としてしまうという、カイザギア並にとんでもない代償を持つドライバーになりえていただろう。
- また、リバイスは変身前に必ずオーインジェクターにバイスタンプを押印して承認する必要があるのだが、玩具版では上述の通り押印の手順を省いて直接バイスタンプゴースロットに装填しても変身できてしまう(ただしバイスタンプのマークは浮かび上がらない)。
前々作のベルトもキーアイテムを装填前に認証する必要があるが、こちらは玩具版でも必ず認証しなければ変身できない。おそらく、バイスタンプは玩具の構造上そこまで設計できなかったのだろう。
- 『劇場版仮面ライダーリバイス』では撮影時期の関係でまだ役者用のプロップが完成していなかったのか、変身前後で共通してアップ用のプロップが使われている(TV本編では役者用としてDX玩具の試作品を改造した物が用意されている)。
関連タグ
ライダーズギア、BOARD製ライダーシステム、ゲーマドライバー、ビルドドライバー、スクラッシュドライバー:同じく変身者に特定の適性がないと変身出来ず、失敗時のリスクが存在する変身ベルト。尚これまでのそう言ったベルトは、大体ベルトや変身シークエンスから弾かれたり電撃の様な激痛を伴うと言ったケースが主である(寧ろ適性が無くても変身出来るベルトの方がリスクがヤバい代物であり、その筆頭としてカイザギアが該当する)。もっともリバイスドライバーは変身に失敗すると敵側の戦力を増やしてしまうので、使用者以外へのリスクも高いという別ベクトルでの危険性が特徴的。
カブトゼクター:予定外の人物が用いる事になった1号ライダー変身アイテム(実際は想定通りだったが)。
デンオウベルト:特別編のみだが、ベルト1本で2人の人物(片方は幼稚園児)を別々のライダーに変身させたことがある。
フォーゼドライバー:挿したアイテムでロール操作する10年前のベルト。
ゴーストドライバー:仮面ライダーゴーストの変身ベルトで、変身音がラップ調で韻を踏む形になっている。
飛電ゼロワンドライバー:前々作の変身ベルトで、こちらもキーアイテムを装填前に認証する必要がある。
ドンブラスター、おむすびフォーム:ニチアサ同期の変身アイテム。
仮面ライダーリバイスに登場する変身ベルト一覧
聖剣ソードライバー → リバイスドライバー → デザイアドライバー
ドゥームズドライバーバックル → リバイスドライバー
本編終了後のネタバレ注意
Vシネクスト『仮面ライダーリバイス』において、ライブとエビルはバットバイスタンプとツーサイドライバー……ではなく、まさかのリバイスドライバーを使用して「ライブマーベラス」と「エビルマーベラス」へと変身する。