ワタルのカイリュー
わたるのかいりゅー
「ポケットモンスター」に登場するキャラクター・ワタルの手持ちであるカイリューの事。アニメ・漫画についても解説する。
通常のカイリューについては→カイリュー
概要
カントー四天王およびセキエイリーグチャンピオンであるワタルの代表的な手持ちポケモン。
ゲーム本編
赤緑青ver
金銀クリスタル
- 四天王時代にいた2匹のハクリューが進化したからか、手持ちにカイリューが3匹いる。2匹がLv47、1匹がLv50である事からエース個体は後者と思われる。
- ドラゴンタイプに新たに追加されたのはキングドラのみであり、そちらはワタルの従妹であるイブキのエースである。
- この作品から性別の概念が出た為、性別は全員♂と判明。
- 技構成は以下の通り
- チョウジタウンでのロケット団のアジトに突入する直前には、ロケット団の仲間に向かってカイリューにはかいこうせんを撃たせるという場面がある。
- アニポケではトレーナーに攻撃はよく見られる光景だが、ゲームでは一切無かったシーンであるためネタにされる事が多い。喰らった相手は吹っ飛ばされて壁に叩きつけられており、描写が省かれているだけでポケモンバトルが行われていたのだと解釈しても余波で人が飛ぶレベルの一撃を見舞っているという事になる。相当に容赦が無い。
- 普段はポケモンに優しく、正々堂々と戦うはずの彼をここまで怒らせた理由としては「相手がカイリューに何か危害を加えようとした」「無理やりギャラドスに進化させるなどポケモンを粗末に扱う相手が許せなかった」というのが考えられる。
- 後にこの場面はLINEスタンプになってる。
番外作品
『ポケモンカードゲーム』
「ポケモンカード★VS」で「ワタルのカイリュー」が収録されている。
『ポケモンマスターズ』
- ワタルのバディで登場。スタート画面のイラストにも共に描かれている。2019年12月にエピソードイベント「ふたりの王者」の開催に伴いシロナ&ガブリアスと共に実装。フェス限定バディーズサーチ(いわゆる期間限定ガチャ)でのみ入手可能だが、フェス自体は不定期に開催・復刻されている。
- やはりと言うべきか、本作配信開始以来初の4ゲージ技として自身の代名詞とも言うべき「はかいこうせん」をメインウェポンにしている。彼の「はかいこうせん」はパッシブスキルの効果でドラゴンタイプにタイプチェンジしており、ドラゴンタイプの超高火力技として使うことができる。
- ちなみに本作では、上述のワタルと思わしき人物のカイリューに「はかいこうせん」を食らった元用心棒の男が登場。
- さらにワタル本人のバディーズエピソードにて、なんと人に向かって「はかいこうせん」を撃つシーンが再現されてしまった。
- 挙句の果てには「からておうのポケモンにはかいこうせんを使う」行動を繰り返すことで獲得できるエンブレムが実装され、プレイヤーの手自ら上記の行動を行う意義が生まれることとなった。
- ワタル自身は平和を愛する正義感溢れる好漢として描かれているが、上述のような悪人に対しての容赦のなさは本人の性格よりもカイリューの性格に寄るところが大きい事とされている。……のだが、作中描写を見る限りやはり本人が一番容赦ないようだ。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- 無印236話、AG97.98話、新無印116・129話に登場。ゲームと違いチャンピオンとなって以降も使用しているのは一体のみ。エースだけあり非常に高いポテンシャルの持ち主。
- 無印でロケット団のタツミに襲われていたサトシ達を助け、その後赤いギャラドスがロケット団に連れて行かれた時にタツミのオニドリルを倒し、怒りで我を忘れて暴れまわるギャラドスを倒して鎮めている。
- AG編では、ホウエン地方でマグマ団とアクア団の陰謀劇により目覚めて暴れ回るカイオーガを止めようと活躍する。
- 新無印編で久々に登場。
- マスターズトーナメントでの対カルネ戦では、相性不利のアマルルガの「ふぶき」と「いわなだれ」を耐えきって勝利。
- 続くメガサーナイト戦ではダイマックスによって効果抜群のムーンフォースを受けきり、ダイアイスのあられで互いに体力を削り、シャドーボールをダイドラグーンで相殺するというパワフルな戦法をとり、ダイマックス終了直後のはかいこうせんによって一気に勝負をかけるが回避されてしまい、返しのムーンフォースを受けついに沈んだ。
- 129話ではワタルと共にスマホで試合を観戦していた。
- 余談だが、ワタルの他にサトシとアイリスもカイリューを手持ちにしている為、マスターズエイト8人のうち3人がカイリュー所持という事になってる。(→サトシのカイリュー・アイリスのカイリュー)
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- 2章から登場。
- 地殻に振動を与えて火山活動を活性化させるほどのパワーがあり、厚く堅い鎧のような皮膚には小手先の攻撃は通用せず、溶岩の中にしばらく待機していても耐えられるほどにタフ。
- ワタルの指示がなくても、至近距離からの攻撃を『はかいこうせん』で弾き返す瞬発力を持つ。
- ポケモンの敵である人間を排除するというワタルの気持ちに心から賛同しており、命に関わる程の深刻な疲労を隠してまでワタルのために戦った。レッド・グリーン・ブルーから送られたエネルギーがほどけた応急処置のギプスの糸を通じてイエローに届き、ピカの「100まんボルト」を受けて敗北した。
- 決着直後の回想で公害で弱ったミニリュウをワタルが抱きかかえていた為、この個体が最終進化したものと見られる。
- 人間の産業開発のためにポケモンが苦しむ事に怒り、衰弱したミニリュウを抱えて人間を滅ぼして「ポケモンのための理想郷」を築こうと決心したワタル、別個体のミニリュウに襲われた所をレッドに助けられ「ポケモンは友達」と教えられたイエロー、同じトキワ出身の能力者の2人にとっての原点とも呼べるポケモンは実はミニリュウであった。
- 第9章では、ラムダに襲われてワタルからはぐれてしまい、傷つきながらポケスロンドームに現れて我を忘れて暴れまわったが、ゴールドにより鎮められた。その後、旧知の仲であるシバの手でボールに入れられてワタルと出会った時のためにゴールドに託され、アルフの遺跡で無事に合流する。