概要
アメリカ合衆国の29球団とカナダの1球団で行われるプロ野球リーグ。
アメリカンリーグ、ナショナルリーグ各15チームの計30チームで行われる(2012年度まではア・リーグが14チーム、ナ・リーグが16チームだった)。
それぞれ、東地区、中地区、西地区に分かれ、それぞれの優勝チームとワイルドカードのチームでプレーオフを行い、勝ち上がったチームで行われるワールドシリーズで北米一を決定する。
アメリカン・リーグは1901年、ナショナル・リーグは1876年に設立された(1964年には日本選手初のMLB選手がそのリーグで登場、北米のプロスポーツリーグに於いては日本や台湾で最も人気を誇る)。
だがギャラップ調査によれば「一番見るのが好きなスポーツ」は1960年代半ばにアメフトが野球に代わってトップに立った。以後その差は開くばかりで、2017年の調査ではアメフトが37%、野球は9%と4倍以上の差になっており[74]、MLB人気がマイナー化したことがうかがえる。2020年代のMLBは日本で言う大相撲のような「高いチケットが売れるだけのマイナースポーツ」と化しており、あの大谷翔平ですらMLBの存在するアメリカ本国の一般層には「大相撲で言う照ノ富士のような強い外人」ぐらいにしか認識されていないと聞けばその実態が分かるだろう。
DH制は、長らくア・リーグでのみ採用されていたが、2022年よりナ・リーグでも採用が解禁された(それがあの日本人選手の活躍の影響であることは言うまでもない)。
また、両リーグ間の交流戦(インターリーグ)はかつては決められた期間内に一気に行っていたが、両リーグの球団数が奇数になった影響でシーズン中にチームごとに個別に日程が組まれる形で行われるようになった。2023年からは規則の一部が変更され、シーズン内で両リーグの全チームと最低1回は対戦が組まれるようになった上、投手についてはWBSCが2019年より導入した20秒タイマー(ピッチクロック)がJABA(日本社会人)と同様、MLBでもWBSC同様に適用されたが、2024年よりWBSC規程に比べMLB特有による短縮させた18秒タイマーへの転換され、投手への声掛けも5回/試合から4回/試合に改正される事となったため、2026年のWBCで追加される規程で前述のMLBに於ける改正時間や投手への声掛け回数といった規程が初っ端から追加される見込みとなった。
試合の特徴では、7回裏に入る前に小休止の時間「セブンス・イニング・ストレッチ」内で、Take Me Out to the Ball Game(邦題:私を野球につれてって)が流れて観客が一斉に歌うのが一種の伝統となっている。
参加球団
()内は所属している日本人選手
アメリカンリーグ
東地区
中地区
西地区
ナショナルリーグ
東地区
中地区
※ 厳密には日系アメリカ人であるが、日本代表チームでプレイする資格を持っており、実際にプレイした経験もあるため便宜上記載。
西地区
関連項目
アメリカンリーグ東地区 | BAL | BOS | NYY | TB | TOR |
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アメリカンリーグ中地区 | CHW | CLE | DET | KC | MIN |
アメリカンリーグ西地区 | HOU | LAA | OAK | SEA | TEX |
ナショナルリーグ東地区 | ATL | MIA | NYM | PHI | WSH |
ナショナルリーグ中地区 | CHC | CIN | MIL | PIT | STL |
ナショナルリーグ西地区 | ARI | COL | LAD | SD | SF |
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外部リンク
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