君たちは、本当の勇気に出逢う
概要
Cygames製作のロボットアニメ。2024年1月11日からTBS系列全国ネットにて放送されている。また、ABEMAやU-NEXTなどによる配信も実施されている。ただその一方で、現時点で衛星波での放送は(AT-Xですら)行われていない。
放送日時はMBS制作ホスト作品『呪術廻戦』第2期で新規に設定された木曜23:56枠での放送だが、本作以降制作ホスト局はTBSとなっている。
監督は数々のロボットアニメに関わりがあり、同社のアプリゲーム『グランブルーファンタジー』に登場するロボミのMVでも監督を務めた大張正己が担当し、アニメーション制作は『プリンセスコネクト!Re:Dive』などを手掛けた自社スタジオであるCygamesPicturesが担当する。
初公開当初から「勇気」を強調する部分が多く、本作における重要なテーマの1つとなっている。
あらすじ
―――ふたりを繋ぐ“勇気”
人型装甲兵器『ティタノストライド=通称TS(ティーエス)』が発達した時代。
各国軍は“ハワイ オアフ島”に集結。
陸上自衛隊所属 イサミ・アオとアメリカ海兵隊所属 ルイス・スミスのふたりは戦闘の最中に出逢う。
突如、所属不明機による強襲を受け、為す術もなく散っていく兵士たち。
己の誇りをかけて戦え。
死と隣り合わせの戦場で生き残る為。
仲間を救う為。
命を信じて、“勇気”を燃やせ。
キャラクター
日本人も全員、苗字が逆転しているのが特徴(例:イサミ・アオ→アオ・イサミ)。
ポーパルチープム:現時点で不明
登場メカニック
オリジナル
↓リンク先ネタバレ注意!!
実在兵器
その他多数
用語
スタッフ
原作 | Cygames |
---|---|
監督・ブレイバーンデザイン・音響監督 | 大張正己 |
シリーズ構成・軍事考証 | 小柳啓伍 |
キャラクターデザイン原案 | かも仮面 |
キャラクターデザイン | 本村晃一 |
メカニカルデザイン | MORUGA、桜水樹、寺岡賢司、石垣純哉、山根理宏、鈴木勘太 |
プロダクションデザイン | 寺岡賢司 |
プロップデザイン | 降矢瑞生、はまだまこと |
副監督 | 重原克也 |
演出チーフ | みうらたけひろ |
音楽 | 渡邊崇 |
アニメーションプロデューサー | 町口漱汰 |
制作統括 | 清田穣二 |
制作 | CygamesPictures |
製作委員会 | Cygames、TBSテレビ、ハピネット、グッドスマイルカンパニー、松竹、フィールズ、テンセント |
主題歌
OP
作詞:古屋真 / 作編曲:加藤裕介 / 歌:ブレイバーン(鈴村健一)
ED
「双炎の肖像」
作詞:古屋真 / 作曲:磯崎健史、TSUKASA / 編曲:磯崎健史 / 歌:イサミ・アオ(鈴木崚汰)、ルイス・スミス(阿座上洋平)
各話リスト
サブタイトルはブレイバーン視点のセリフになっており、作中の何処かで回収されるのが特徴。
話数 | サブタイトル | 英題 | 次回予告 | 放送日 |
---|---|---|---|---|
第1話 | 待たせたな、イサミ! | Wait's Over, Isami! | リンク | 1月11日 |
第2話 | イサミィーーッ!そろそろだよな、イサミィーーッ!! | Isami?! You'll Be Here Soon, Won't You, Isami?! | リンク | 1月18日 |
第3話 | ルル……それが、彼女の名前だ | Lulu… That's Her Name. | リンク | 1月25日 |
第4話 | イサミ、キミはまだ、人というものを分かっていないようだ | Isami, It Seems You Still Have Much to Learn About People. | リンク | 2月1日 |
第5話 | それはきっと、私には出来ないことだろう | That Is One Thing Beyond My Powers. | リンク | 2月8日 |
第6話 | 絶対に大丈夫だ。なぜなら……私がブレイバーンだからだ! | Everything Will Be Okay. Because I… Am Bravern! | リンク | 2月15日 |
第7話 | どうするイサミ!こんな時、イサミならどうするんだ! | Well, Isami?! What Do You Do in a Situation Like This? | リンク | 2月22日 |
第8話 | また会おう、スミス | We Shall Meet Again, Smith. | リンク | 2月29日 |
第9話 | イサミィ!俺たちで、世界を救うんだ!! | Isami! We Must Save the World Together! | リンク | 3月7日 |
第10話 | 日本ではそれをOMIAIという | In Japan, They Call This OMIAI. | リンク | 3月14日 |
第11話 | オペレーション・ボーンファイア、開始だ! | Commence Operation Bonfire! | リンク | 3月21日 |
最終話 | 勇気爆発の、その先へ!! | Beyond Brave Bang! | リンク | 3月28日 |
※1話は話数表記もなく英語表記の方で表示。
WEBラジオ
※第一回以降はYouTubeチャンネルを参照。
事前情報・考察・反響
- 放送前に発表されていた要素としては、勇者シリーズやエルドランシリーズを思わせる作品タイトル、監督はダンクーガやドラグナーそして勇者シリーズにも参加経験のあるロボットアニメ界の巨匠大張正己氏…という割にメカやキャラクターはいわゆるリアルロボット物のそれとブレイバーンについての情報は徹底して伏せられており、その全容は不明な点が多かった。
- 実際、Cygamesアニメ事業部はメンバー全員ゾンビの佐賀県を舞台としたアイドル物、メイドカフェ同士が抗争する任侠物、異世界からの敵を排除するハードボイルド物など、第1話放送まで秘匿にする何かしら意表を突く要素を持ち込んでいたため、「サイゲがまた変なことしてる。」「また何かを隠してんのではないか?」と指摘するアニメファンも少なくなかった。(そして大体合ってた。)
- そして、いざ第一話が放送されると序盤の小柳氏が得意とする本格的なミリタリー描写を交えたリアルロボット調の作劇から一変、中盤はマブラヴのようなピンチに陥ったかと思いきや、終盤に勇者シリーズオマージュのスーパーロボットが助けに来るという、何を言ってるかわからねーと思うがオレも何を言ってるかわからない超展開に多くの反響があった。
- 放送前に行われた先行上映会でもとある物(お面)が会場で配布されたのだが、そこに描かれていたのはブレイバーンであった。ちなみに、先行上映会では参加者に対して「内容の口外・ネタバレ禁止」の緘口令(鈴村氏曰く「共犯者になって欲しい」)が敷かれており、参加者も公式からのお達しを厳守したため、TV放送で大反響が起こるに至った。
- なおこれらの断片的に予告する手法に関してのアイデアは大張監督の発案であり、第1話の途中までは本格的なミリタリーロボットアニメだと思わせ、その世界観にスーパーロボットを混入させるという創作手法はSF映画『インデペンデンス・デイ』『宇宙戦争』『バトルシップ』などの「地球人対異星人」を題材としたハリウッド映画がヒントになっており、ここにその世界観をぶち破るようなヒーローが来る描写を入れたいという発想が根本にある。また、侵略者に対して別の異星人が地球人を庇うために対抗するというブレイバーンの立ち位置はウルトラマンにも似ているが、これは大張監督も意識はしていなかったとしつつも認めている。
余談
- ブレイバーンの言動からタイトルを捩って「勇(イサミへの)気(持ちが)爆発バーンブレイバーン」とネタにされている。
- TBS制作ホストの深夜アニメが全てのTBS系列局で放送されるのは、2010年9月(または10月)に終了した『けいおん!!』以来約13年3ヶ月(または2ヶ月)ぶりであるが、『けいおん!!』はネット局によって放送日時が異なっていたため、本作が全系列局同時ネットとなるのが前代未聞であり、そして初めての試みである。なお、大張監督によると「地元の広島県でも放送してくれるから、会社社長や役員をやっているような同級生が大勢連絡をくれた」とのことである。
- 同クール放送の『魔法少女にあこがれて』や次クール放送(開始)予定の『戦隊大失格』と合わせて「汚いニチアサ」と呼ばれたりもする。ちなみに『戦隊大失格』とは(地上波での)放送局が共通。
関連イラスト
関連動画
ティザーPV
第1弾PV
第2弾PV
関連項目
呪術廻戦(第2期、2023年夏秋)→本作(2024年冬)→花野井くんと恋の病(2024年春)