アスラン・ザラ「強さは力じゃない!生きる意志だ!」
機体データ
型式番号 | ZGMF-X191M2 |
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全高 | 19.64m |
重量 | 78.07t |
装甲材質 | ヴァリアブルフェイズシフト装甲 |
動力源 | ハイパーデュートリオンエンジン |
所属 | モルゲンレーテ社→ターミナル |
パイロット | アスラン・ザラ |
概要
第二次連合・プラント大戦終結後、ZGMF-X19A インフィニットジャスティスをオーブ連合首長国・モルゲンレーテ社にて改修を施した機体。改修はオーブ代表首長カガリ・ユラ・アスハがモルゲンレーテのエリカ・シモンズに依頼したことで行われた。改修後しばらくは新装備「AMGS-X18P キャバリアーアイフリッド」の性能評価実験に使用されていたが、原型機のパイロットであるアスラン・ザラのターミナルへの出向に合わせてキャバリアー共々正規に運用される運びとなった。カガリの依頼があったことから、元よりターミナルで運用することが決定していた可能性がある。
機体構成
一見すると本体は改修前と同じく見えるが実際は改修された機体群の中でも特に大部分が変更されている。
変化している部分を中心に記載。
頭部
トサカ状センサーマスト部は同じくトサカ状のビームサーベル発振器に変更されており、頭から刃を生やして突き刺して攻撃することができるようになった。なお、この仕様変更により全高が1m弱増加している。
歴代ジャスティスのような頬部分に内蔵されていた二連装式の機関砲ではなくなり、フリーダム系列のようなこめかみに内蔵された単装式となった。そのため、頬部分は制気口に変更された。
一方、額の刻印は「X-19A DICIANNOVE」のままである。
腕部
ショルダーガードが少しだけ大型化、先端のサブスラスターが一回りシャープになった。
胸部
黄緑の差し色が無くなり、代わりにコクピットハッチが黒色からピンク味になった。
また、コクピットブロック前面両側にある制気口が台形から平行四辺形に近い形状になった。
腰部
フロントスカートの制気口がスカート下側面からスカート上前面に移動した。
コクピット
ライジングフリーダムとイモータルジャスティスに採用されていたタイプの全天周囲モニターへと交換されており、視認性と機能が更に向上している。
脚部
インフィニットジャスティスをベースにしつつも、ジャスティスに近い鋭角な形状となった。また、脹脛裏のサブスラスターが形状をそのままに大型化した。
背部
バックパックが「ファトゥム-01」から「M2X32E フォランテス」に変更された。元々メサイア攻防戦で消失したものとは別個体のファトゥム-01が再装備されていたが、こちらがどうなったかは不明。
武装
インフィニットジャスティスが使用していた携行武器は無改造のまま引き続き使用しているがそれ以外は新武装となっている。追加武装含めて全身凶器とも評されるほどに機体各部にビーム刃が搭載されたことで、より近接格闘の攻撃性能が向上している。
MMI-GAU4 サジットゥスⅡ 20mm CIWS
「MMI-M19L 14mm2連装近接防御機関砲」に代わり装備された頭部機関砲。なお、前述の通り内蔵箇所が頬からこめかみに移動し、数も2門減少している。マイウス・ミリタリー・インダストリー社製であり、ジャスティスの「MMI-GAU1 サジットゥス20mm近接防御用機関砲」の直系後継モデルと思われるが、型式番号だけ見ればかなり先祖返りしている(この次のナンバリングがジャスティスの「GAU5 フォルクリス機関砲」)。尤も改修において機関砲が旧型に変更されたのはストライクフリーダム弐式でも同様であり、採用実績のない旧型装備の性能評価実験をしていたものと思われる。
劇中での使用は確認されていない。
余談
- ストライクフリーダム弐式の「MMI-GAU2A ピクウス2 31mm近接防御機関砲」などのように改良タイプのペットネームに数字がつけられることは珍しくないが、本装備は珍しくギリシャ数字がつけられている。
MMI-GAU17E ハーゲルアイゼン 20mm CIWS
「MMI-GAU26 17.5mmCIWS」に代わり装備された胸部機関砲。「ハーゲル」「アイゼン」はドイツ語でそれぞれ「雹」「鉄」を意味する。マイウス・ミリタリー・インダストリー社製。
こちらもサジットゥスⅡと同じく型式番号が先祖返りしており、旧型装備となっている。セカンドステージシリーズに搭載されたMMI-GAU系列の新規モデルの中では最も設計の古いコアスプレンダーの「MMI-GAU19 20mm機関砲」よりも型番が前で、第一次大戦終結後比較的すぐに完成したモデルと思われる。
劇中での使用は確認されていない。
MA-M03D ビームサーベル アクータラケルタ
「MA-M02G シュペールラケルタ ビームサーベル」に代わり装備されたビームサーベル。引き続きマティウス・アーセナリー社製であり、型式番号を見るにシュペールラケルタの後継モデルと思われる。「アクータ」はラテン語で「鋭い」を意味する。
ストライクフリーダム弐式と共通装備だがあちらとは形状が異なり、シュペールラケルタからビームの発振部の形状が変更された程度となっている。また、基本的な機能はすべて引き継いでいるため柄頭同士を接続した形態「アンビデクストラス・ハルバード」も健在であり、劇中では終始この形態にて使用された。
MA-M1911 高エネルギービームライフル
改修前と同一の武装。固有の携行装備だが、劇中ではビーム射撃の通用しないフェムテク装甲対策のため代わりに後述の「試製35式改レールガン」を装備したため未使用。
MMI-S1M7 トーニトゥルス ビーム重斬脚
「MR-Q15A グリフォン ビームブレイド」の実運用上の後継にあたる、膝からつま先に設置されている近接格闘用ビームブレイド。マイウス・ミリタリー・インダストリー社製であり、型式番号を見るにイモータルジャスティスの「MMI-S2M5/X カルキトラ ビーム重斬脚」の前モデルと思われる。
グリフォンは本来大型ウイングに装備して突撃する武装であり(後継モデルのグリフォン2がこの形でファトゥム-01やガイアに採用されている)、元々は脚部ビームサーベルとしての運用を想定した武装ではなかった。一方、本装備は「重斬脚」の名の通り最初から脚部ビームサーベルとして開発されているため、原型機に比べてより洗練された形となる。本機で行われた本装備の試験データを用い、イモータルジャスティスのカルキトラが開発されたと思われる。
MX2002 ビームキャリーシールド
改修前と同一の武装。ビームシールド発生器を備えたVPS装甲製の実体シールドであり、ビームブーメランとアンカーが内蔵されている複合兵装。ただし、劇中では本体がディアクティブモードでも色が付いていたため、作画ミスなのか実際は別物になっているのか不明(演出的にはビームサーベル共々VPS装甲の展開エフェクトも乗っている)。
RQM55 シャイニングエッジ ビームブーメラン
シールド前縁部から先端部にかけてマウントされている大型ビームブーメラン。
劇中ではブーメランとしては使用せずマウントしたままビームを発振して大型サーベルとして使用している。
EEQ8 グラップルスティンガー
シールド前面に格納されているアンカー。
劇中での使用は確認されていない。
MA-F2002 スピッツェシュヴァート ビームホーン
原型機の頭部センサーに代わって搭載されたビームサーベル。「スピッツェシュヴァート」はドイツ語で「尖った剣」を意味する。マティウス・アーセナリー社製。
センサーマストから長身のビームサーベルを展開して対象を斬り付ける。サーベル発振時や切断時、これまでのビームサーベル系装備では見られなかった電磁エフェクトが発生しており、ひと際強力な装備に仕上がっていると考えられる。
根本のセンサー部分との接続部に前後方向の可動域が存在しており、頭部を動かすことなくビームサーベルを前後に振り抜くことができる。
劇中ではこのビームホーン以外の武装のビーム刃を全て展開して戦うことで他にビーム刃がないと誤認させ、懐に潜り込んだ際に展開する形で奇襲を決めた。
M2X32E フォランテス
ストライクルージュ専用ストライカーパック「EW454F オオトリ」の発展型にあたる新型バックパック。キャバリアーアイフリッドにも接続可能(元のオオトリは接続不可)な汎用性の高いバックパックであり、本機では「ファトゥム-01」に代わる形で運用される。オオトリと同じくモルゲンレーテ社製だが、搭載しているビーム兵装はマティウス・アーセナリー社製である。
基本構造としては、主翼となるX状の空力推進翼(後退翼)と支援戦闘機形態をオオトリから、エンジンブロックに接続した主翼と2連装ビーム砲はファトゥム-01から継承している。本体との接続形式もオオトリから継承しており、機首を前方に倒すことによって接続用コネクタが露出する構造となっている。また、フライヤー形態(ハイマットモード)と飛行形態に相当する形態を取ることもできる。一方、オオトリもファトゥム-01も主翼にもスラスターを内蔵していたが本バックパックではオミットされている。
本バックパックからの新機構として、主翼の根元にジェットエンジンが追加され、そのジェットエンジンとエンジンブロックが接続している。さらにこの接続部には回転軸が備わっており、ジェットエンジンと主翼を前後方向に360度回転させることができる。これにより、推進ベクトルの角度を自由自在に変更となったことに加えて左右を独立して可動させることもできるため、主推進器の方向が固定されていたファトゥム系列よりも多彩で小回りの利く機動性・運動性を獲得した。
主翼には水平に重ねた状態「ガンモード」と、X状に展開した「スラッシュモード」が存在する(名称こそないがオオトリにも同じ形態が存在する)。後述の特殊外装装備時や支援戦闘機形態時は前者、本機への接続時は後者のモードを取る。
ファトゥム系列と異なり、本体と同じ赤系統で統一されておらずグレーとなっており、フェイズシフト装甲も施されていない(このためか全備重量が1.6tほど減少している)。さらに、これまでのリフターと比べると特殊な形状をしているためか、ジャスティスを乗せて運行することも難しい(尤もファトゥム-01も乗ることを想定した設計ではないが)。先述の通りオオトリの発展形であるため、ストライカーパックの意匠が強まった結果と考えられ、リフターというよりは最初から純粋なバックパックとして設計したと思われる(初代ジャスティスではリフターの交換によりザフト版ストライクのような運用が想定されていたことを考えると先祖返りともとれる)。
なお、ジャスティス=リフターに乗って飛ぶというイメージが強いためか、劇中ではその役目をキャバリアーアイフリッドが務めた。
本体がキャバリアーアイフリッドと接続する際は干渉を避けるために本体から分離してキャバリアーアイフリッドの後方に接続される。
搭載武装は下記するが、ファトゥム-01にあった「MA-M02S ブレフィスラケルタ ビームサーベル」「MA-M02G シュペールラケルタ ビームサーベル」「対装甲ナイフ」に相当する特攻用装備は一切採用されていない。
MA-R259 ビームライザー
ウイングの先端部に搭載されたビーム砲とウイングの両端に設置されたビームサーベル発生装置。ビームサーベル部分はファトゥム-01の「MR-Q17X グリフォン2 ビームブレイド」の実運用上の後継にあたる。マティウス・アーセナリー社製。
ガンモード・スラッシュモードどちらでも展開は可能だが、名称の通りビーム砲はガンモード、ビームサーベルはスラッシュモードにおいて真価を発揮すると思われる。
先述の通り特攻用装備は搭載されていないが、本装備で突撃自体は可能である。
MA-M50E3F 高エネルギー長射程ビーム砲
機首付近に2門搭載されているビーム砲。ファトゥム-01の「MA-6J ハイパーフォルティス ビーム砲」の実運用上の後継にあたる。マティウス・アーセナリー社製。
フォルティス系列同様本体の肩部分に展開される。上下方向の可動域も継承しつつ可動範囲が増えており、未使用時は頭部センサーの視界干渉を防ぐために上部へ避けておくことができる他、飛行形態時でも砲身を前方に向けることができるようになった。これにより、ジェットエンジンの回転軸と合わせて形態を問わずバックパックの全砲門を前方に向けられる構造となった。
AIM-1913D 自律誘導中距離空対空ミサイル スコルピオ
エンジンブロック前方に内蔵された小型ミサイル用の4連装ランチャー。オオトリのミサイルランチャーからのフィードバックと思われる。「スコルピオ」はラテン語で「蠍」を意味する。
無尽蔵にビーム兵器を使用可能な核動力機がペイロードを圧迫するミサイルを装備しているケースは非常に珍しい。なお、開発元は不明。
本装備と上記2種の搭載により、原型機では控えめだった射撃火力面の徹底的な強化が行われている。
オプション兵装
特殊外装
「本機がジャスティスであること」自体がアスランのターミナルとしての活動では目立ちすぎるためか、普段は局地用の外装を被せている。
試製35式改レールガン
携行火器としてビームライフルが普及したC.E.では非常に珍しい携行式のレールガン。モルゲンレーテ社製。
最終決戦にてフェムテク装甲対策としてリアアーマーにマウントしており、劇中ではカガリのリモート操作の際にビームサーベルから持ち替えてシヴァに背後から3発連射し、右腕を吹き飛ばしている。
劇中の活躍
他の改修機組と違い一足早く起動しており、ターミナルへ出向したアスラン・ザラの乗機として上記の通り外装を纏って運用されていた。
最終決戦ではブラックナイトスコード シヴァの短針砲による攻撃からストライクフリーダム弐式を庇って外装が大破、そのままパージする形で出現し、キャバリアーから射出されたフォランテスを装備した後ストライクフリーダム弐式からシヴァの相手を引き継ぎ交戦に入る(本機が作った隙でストライクフリーダム弐式はプラウドディフェンダーとのドッキングに成功しており、かなりのグッドタイミングだった)。
精神干渉の策として『愛』故の妄想でシュラを惑わせ、地球からのリモート操作を交えながらレール砲で右腕を破壊するなど一進一退の攻防を繰り広げる。ビームサーベルの直撃を当てた直後、シールドを弾き飛ばされ、続けざまに右前腕も切断されるが、ここまで隠していたビームホーンを展開しシヴァの胴体をコクピットハッチの上から両断し勝利を収めた。
シヴァ撃破後はキャバリアーに乗ってレクイエムへ向かい、ゼウスシルエット装備のデスティニーSpecⅡをミーティア装備のインパルスSpecⅡと共に援護、レクイエム破壊を見届けた。
戦闘後はキャバリアーとドッキングした状態で地球に降下し、ムラサメ改の護衛を引き継ぐ形で上空でストライクルージュと並走する。アスランはカガリ・ユラ・アスハと笑顔を交わすのだった。
その後の動向は不明だが、恐らくはモルゲンレーテ社で破損部と外装の改修を受け元の運用に戻ったと思われる。
なお、マイティーストライクフリーダムの広域放電攻撃による周辺電子機器の停止と本機を目撃した敵軍の全滅により、味方勢力に残されたものを除けばマイティーストライクフリーダム共々本機の記録は一切残されていない。
立体物
ガンプラ
2024年6月29日にHGCEより発売した。
マイティーストライクフリーダム同様こちらも本体はフル新規造型。SEEDアクションシステムを採用しており、元々可動範囲の広かったHGCEインフィニットジャスティスよりも更に広い可動範囲を誇る。
ライフルとシールドは一見インフィニットジャスティスからの流用に見えるが、ライフルはランナーが新規になり、シールドもイエローの部分がシールではなく別パーツ化してしているなど細かい部分は変わっている。
ビームサーベルも連結機構が付いており、連結状態のパーツは付属していない。
頭部サーベル用のエフェクト込みでビームサーベル用エフェクトパーツが計10本付属している。なお、手持ちレールガンは付属しないためゲルググメナースから持ってくる必要がある。
設定では全高はこちらの方がインフィニットジャスティスより1m弱上なのだが、キットではこちらの方が少し低くなっている。
背中のジョイントの形状がインフィニットジャスティスと共通のため、あちらのファトゥム-01をこちらに装備させたり、逆にフォランテスをあちらに装備させるといった遊びも可能。ただし基部が稼働しないのでファトゥム-01の装着位置が固定される。
発売当日の11時ごろにXのトレンドにて「ジャスティス」が5位、「インジャ弐式」が8位にランクインした。
METAL ROBOT魂
2024年6月にプレミアムバンダイで受注開始。2025年1月に発送。
こちらはレールガンも1挺付属している。
余談
- ガンダムファンからは前機体に肖り「弐ンジャ(ニンジャ)」、「隠者弐式」「インジャ弐式」の愛称で呼称されたりネットでのコメントで記入する際に用いられていることがある。
- トサカのビームサーベルは、重田智曰くシルバー仮面ジャイアントのナイフ型武器シルバージャックとのこと。
- ズゴックのインパクトに持っていかれがちだが、こちらもこちらでネタのインパクトは負けず劣らずである。この機体がズゴックという皮を被っていたことで「隠者と散々言われてきたせいで本当に隠れるようになった」等と言われ、アスラン含めたそのFREEDOMっぷりから、一部のファンに「インモラルジャスティス」という渾名で呼ばれている。
- キラはライジングフリーダム→乗り換えでストライクフリーダム弐式→プラウドディフェンダーで強化しマイティーストライクフリーダム、シンはイモータルジャスティス→乗り換えでデスティニーSpecⅡ→ゼウスシルエット装備で強化と、作中で乗り換え・強化を行っているのに対し、アスランは外装をパージしたのみで乗り換え・強化無しとなっている。もっとも前述にもあるが外装と敵機へのトドメに至る前の作戦がインパクトがありすぎるので演出としては負けていないが。
- 最終決戦になってもアスランの乗り換えイベントが無かったため、「え…まさか最後までズゴックでいくの…?」と心配したファンもいたとか。また、『FREEDOM』に登場した新規ガンダムタイプの中で本機だけ発進シーンが存在しない。
- 原型機のインフィニットジャスティスそのものが、第一次連合・プラント大戦時に設計されたジャスティスタイプの量産試作機(ZGMF-Xシリーズ)を下地にしているため、基礎設計は4年前の代物と言える。兄弟機のストライクフリーダム弐式も、原型機のストライクフリーダムが4年前に設計されたフリーダムタイプの量産試作機(ZGMF-Xシリーズ)を下地にしている。
- 基礎設計はブラックナイトスコードやイモータルジャスティスに比べれば確かに古いものの、かつては『ザフトの技術の粋を集めた機体』と呼ばれた機体であり、ポテンシャルの高さは健在のようである。
- 映画後半でストライクフリーダム弐式・デスティニーSpecⅡ・インパルスSpecⅡが並んでドッグに鎮座しているシーンが存在するが、インパルスSpecⅡを本機と勘違いしているファンが多い。それだけフリーダム・ジャスティス・デスティニーの3機のイメージが強いことの証左だろうが、この時点で本機はズゴックに入っていることを留意されたし。
- パロディネタとして「引き渡された別シリーズの3機にキラ・アスラン・シンを乗せる」というものが流行っていたが、ここで引き渡されたのはインパルスSpecⅡ=ルナマリア・ホークの機体である。
- 本機の情報はサンライズ公式からは映画公開から3日後の1月29日にネタバレ注意の警告つきで公開された一方、バンダイホビーサイトはあっさりHGの情報を大っぴらにしてしまっていた。しかし見本画像の「何故バックパックがリフターからかけ離れた地味目のデザインなのか?」という疑問は、HGマイティーストライクフリーダムガンダムのハイマットフルバーストの見本画像同様情報を錯綜させた上で映画未視聴層への真のネタバレを防ぐのに一役買っており、意図的に公開したとも取れる。
- 『グレートメカニックG 2024 SUMMER』にてデザイン変遷が公開された。それによると、デザイン発注段階では「新ジャスティス」であり、インフィニットジャスティスを更に発展させたようなデザイン(リフターにミサイルポッド、肩にビームブーメラン、シールド内蔵のアンカーから3方向にビームサーベルが展開して投擲可能、リフターの砲身が延長)だった。なお、肩ビームブーメランの復活に伴い、デスティニーのようにコレがビームサーベルを兼ねることになったため、歴代ジャスティスにてサイドアーマーにマウントされていたビームサーベルがオミットされた。
- それを汲んだ初稿ラフでは、肩の突起自体がオミットされた代わりに両腕にストライクフリーダムのようなビームシールド発生装置とイージスを彷彿とさせる脚部先端の爪が追加されていた。さらに、リフターのビーム砲の砲身がフリーダムのバラエーナに匹敵するほど長くなった他、イモータルジャスティスのような股間の突起も追加されている。
- 「旧式で勝った方がカッコよい」というアイデアからか、第二稿ラフでは脚部先端の爪を除いてインフィニットジャスティスとイモータルジャスティスの中間(イモータルジャスティスをベースにインフィニットジャスティスの頭と肩を付けた)みたいなデザインとなり、リフターも決定稿と殆ど変わらない形状となった。
- それを汲んだ初稿ラフでは、肩の突起自体がオミットされた代わりに両腕にストライクフリーダムのようなビームシールド発生装置とイージスを彷彿とさせる脚部先端の爪が追加されていた。さらに、リフターのビーム砲の砲身がフリーダムのバラエーナに匹敵するほど長くなった他、イモータルジャスティスのような股間の突起も追加されている。
- 劇中シヴァとの決着直前に右前腕を切り飛ばされるのだが、頭部ビームサーベルで斬りつけたシーンをよく見ると背後の月面に肩口から斬り飛ばされた右腕が転がっているという作画ミスがある。
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登場作品
関連組織
関連機体
その他
ガンダムNT-1:チョバムアーマーという外部装甲を脱着出来るガンダム。ガンダムで初めて取り外しが可能な外装パーツを施された機体である。またガンダムAN-01(トリスタン)というアレックスにそっくりな後継機が存在する共通点もある。
ゴトラタン:鶏冠のビームサーベルの先輩機体。機体色が赤・ピンク基調である点も共通。
また、あちらはパイロット本人がエチエチな妄想をしているのに対し、こちらはパートナーがエチエチな妄想を繰り広げている。
デビルガンダム四天王、ビルドバーニングガンダム、モビルドールメイ:登場シーンはこちらのオマージュと思われる。