ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ステゴサウルスの編集履歴

2024-12-19 23:55:13 バージョン

ステゴサウルス

すてごさうるす

中生代ジュラ紀後期の北米大陸に栄えた植物食恐竜で、剣竜類を代表する恐竜である。

概要

和名は「剣竜」(けんりゅう)。

属名は「屋根トカゲ」を意味するが、これは発見当初、骨板が亀やセンザンコウのように背中を覆う甲羅で、サゴマイザーはその隙間から生えていた棘と考えられた事から、その「甲羅」を屋根に見立てたのが由来となっている。

ステゴサウルスの昔の復元図


化石はアメリカモリソン層からステノプス種、ウングラトゥス種、スルカトゥス種の3種が見つかっている。ポルトガル・ロウリンニャ層からもステゴサウルスらしき化石が見つかっている。

全長7~9m、推定体重2~4トンと、剣竜類の中では最大級の体躯を誇る。

頭部が極端に小さく、四肢は後肢より前肢の方が短い。背中に二列互い違いに並んだ菱形の骨板を、尾の先にやや水平に伸びる2対のサゴマイザーを有する。


骨板の用途はディスプレイ用(大人でも成長していたのが根拠とされる)、体温調節用(その場合左右互い違いが最も効率的とされる)、個体識別の目印など諸説ある。かつてはサゴマイザーと共に戦いに使われたと考えられ、(鎧竜が載らない)学習漫画では子供が頑丈そうという感想を述べてもいたが、これは薄くて現在では否定されている。

また、2015年の研究では背中の骨板はオスが半円形に近い形、メスは五角形に近い形をしており性的二形ではないかという意見もある。オスとされる個体はヘスペロサウルスという説もあり、物議を醸している。しかしヘスペロサウルスとステゴサウルスはわずかながら生息時代に差異があったこと、口の形状などが微妙に異なることから、現在ではヘスペロサウルスとステゴサウルスのオスはただの他人の空似という見解が有力だが、今後の研究を待つ必要があるだろう。

(トリケラトプスランベオサウルスの場合も別種とされていたのが性的な違いだったと判明した例がある)


サゴマイザーは外敵に対する武器だった可能性がある(このサゴマイザーが貫通したとされるアロサウルスの尾椎が見つかっている)。

喉の部分に小さな骨質鋲が密集して出来た装甲があるほか、腰のあたりにも骨質鋲からなる装甲を備えていた。

脆弱な歯と顎しか持たず、摂食した植物は噛まずに飲み込み、大きな腹部の中で醗酵させて消化したと考えられている。また、付近から多種植物食恐竜の化石が見つかっていることが多いことなどから、他の恐竜のフンを食べていたという説もある。


腰の部分に第2の脳の役目を果たす神経の塊があったという俗説があるが(それでも愚鈍と考えられていた)、グリコーゲン体の貯蔵庫という説もある。


類を見ない装飾的な外見や、古くから知られていた種(オスニエル・チャールズ・マーシュが命名)であることも手伝って、有名かつ人気のある恐竜のひとつ。

2024年には「Apex(エイペックス)」と名付けられた化石がオークションで4460万ドル(約70億円)もの価格で落札されている。


アンコールワット近くにある「タプローム寺院」の中に、ステゴサウルスに似た動物の彫刻が彫ってある。

恐竜と人間と共存説があるがステゴサウルス自体、人類が誕生する前に絶滅してしまっている。

がモチーフでないのかとも言われていわれているが、それであれば角竜の方が妥当。

  • そもそもステゴサウルスの化石はカンボジアでは見つかっていない。他の剣竜であれば見つかるかもしれないが。

フィクション

古代王者恐竜キング

第2紀から強さ1800の土属性として登場。

ちなみに土属性には装盾類が割り当てられているが、剣竜類は最後までつよさ2000がいなかったため、ステゴサウルスとギガントスピノサウルスが頭打ちであった。

 

必殺わざはグーで、同時に登場した超わざ「ラッシュスパイン」を超必殺わざとして使える。

バトルタイプは第6紀まではこうげきタイプ、2007第1紀から2007第4紀+はピンチタイプ、「激闘!ザンジャーク」はハンタータイプ、「目覚めよ!新たなる力」ではあいこかいふくタイプ。ショルダーネームは「森の守護神」。


この恐竜が登場した事によって全ての属性なしのわざ(特殊わざ除く)に「超必殺わざとして使える恐竜」が設けられた。

  • 第1紀では必殺わざがグーの恐竜の中には強さ1800以上の恐竜がいないため、「テイルスマッシュ」を超必殺わざとして使える恐竜がいない。その為か次のバージョンである第3紀では「テイルスマッシュ」のわざカードに描かれた他、「ラッシュスパイン」のわざカードにも描かれた。

激闘!ザンジャークでは宇宙海賊ザンジャークのメンバー・ザッパーの従える個体「アルマトゥス」も登場。

通常の個体は紫色だがコイツは灰色ベースとなっており、二つ名も「破滅の尖兵」と禍々しい。必殺わざもパーとなっている。

ちなみにアルマトゥスの由来は、前述したマーシュが最初にステゴサウルスの学名をつけた時に模式種としたステゴサウルス・アルマトゥスから(ラテン語で「武装した」を意味し、ダケントルルスの種小名にも使われている)。

しかし後に模式標本とするには化石が部分的過ぎると見做され、ステゴサウルスの模式種は状態の良い化石が見つかっていたステノプス種へと変更。アルマトゥス種はウングラトゥス種のシノニムとして、無効な学名となってしまったという経緯を持つ。

ザンジャークのメンバーの手持ちはティラノサウルスのギガス、トリケラトプスのマキシムス、アパトサウルスのブロントと所謂シノニムが由来となっている(当時ブロントサウルスはアパトサウルスと同種だとされていたため)。


テレビアニメでは第38話に登場。塗装していない地面の土にカードが当たった事によってアンコールワットに現れる。わざカードは「ラッシュスパイン」が入っていた。

地元の人々は神話上の動物と思っていた。前述の壁画の影響かもしれないが。

第1期の最終話ではブラックティラノサウルスに立ち向かう恐竜の1頭だった。

翼竜伝説では通常版のステゴサウルスは登場せず、上記の「アルマトゥス」だけが登場した。


「北米のたまご2」のカードを使用した時に出てくる事もある

 

「7つのちから」では北アメリカのアクト倉庫で発掘可能。

攻撃タイプなので単純な攻撃力は土属性最強(同じことが水属性のアマルガサウルスにも言える)。

表記が「つよさ」ではなく「レアリティ」に変わっており、つよさ1800=★5とかなり高めだが、少し粘ればそれなりの確率で見つかるため言う程レア物でもない。というか「レアリティ」と言いつつ入手難易度や実際にレア物かどうかは加味されてない。「ランク」とかじゃいけなかったのだろうか……。

 

同じ土属性でグー担当のエウオプロケファルスが結構な大盤振る舞いのため、「ラッシュスパイン」の量産には役立つ。

 







最強王図鑑フランチャイズ

『恐竜最強王図鑑』ではデイノニクスと、『異種最強王図鑑』ではアンドリューサルクスと敢闘したが、それぞれ(前者は最初はシード)初戦敗退。

一応辛うじて『恐竜タッグ最強王図鑑』では食物連鎖にあったアロサウルス(珍しく時代と場所が同じタッグ)と組み1勝を挙げてはいる。

それに対し、アニメ版に於いては上記の通り『異種最強王』に出場しているにもかかわらず、この面々と共に未登場である。

……というか、そもそもアニメ版は登場しているのが全て白亜紀以降の動物であり、ステゴサウルス等のジュラ紀以前の動物は登場していなかった……がしかし。





実は既にステゴサウルスの参戦は決定している



もっとも、当然ながらTVシリーズおよび劇場総集編内において明かされたわけではない。





8/23に劇場総集編こと『最強王図鑑 The Ultimate Battles 魂の叫び』が公開。それを記念し、舞台挨拶の要領でMr.モーストとの記念撮影イベントがあったのだが、その主催者としてファンとして交流した宣伝プロデューサー伊藤氏がぼやかしながらも未登場の生物についての話題に対しステゴサウルスのみならず残る異種最強王図鑑本線出場者は全員登場するという旨を言及。


もっとも先述の通り本来においてはまだ謎に包まれるはずの情報である故、伊藤氏も詳細については伏せているが、とりあえずこれで登場しないという恐れはなくなった。



2つ名は骨板とトゲの要塞


なお背中の板の形状から考えれば、上記の性的二系からすると本フランチャイズに登場するのはメスのステゴサウルスともされる。


モチーフとしたキャラ・メカ

特撮作品に出る時は悪役としての登場が多く、味方側キャラとしてのステゴサウルスが描かれたのは、特撮では下記のキョウリュウジャーぐらいである。特にステゴスライドンの暴れっぷりは、当時のニチアサ3大悪(前述の「古代王者恐竜キング 翼竜伝説」も含めれば4大悪になる)と評された程である。

☆は主役サイド。


関連タグ

剣竜 ステゴサウルス科

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました