まどか達の先輩の中学三年生。面倒見の良いおしとやかなお姉様。キュゥべえ と契約した現役の魔法少女。(公式サイトより)
概要
学年はもちろん魔法少女としても先輩である彼女は、後輩のまどかやさやかに優しくも大人っぽく接していた。
しかし実際は年相応の少女らしく、魔法少女の孤独な戦いに対する不安と恐怖や、心許せる家族も魔法少女としての自分の姿を明かせる親しい友人もいない生活に孤独と寂しさを感じ続けており、まどかたちの前でも無理をして気張っていたようだ。
まどかの「マミさんのような魔法少女になりたい」という発言を聞いた時には、『一緒に戦ってくれる相手がいる』『もう一人ではない』と嬉しさのあまり涙を堪えられずにいた。
ちなみにイラストからも判るように巨乳であり、変身後の衣装はウエストを絞るデザインのため、尚のこと強調される。キャラクター原案の蒼樹うめも意識してデザインしており、また彼女のことを「みんなが憧れる存在」「すごく人間らしい優しい性格」なキャラクターである、と語っている。
彼女の"願い事"
ソウルジェムに込められた願いは「生きること」。
交通事故に遭い、瀕死だった彼女の前にキュゥべえは現れ、契約を持ちかけた。その時の彼女にとって、助かるには魔法少女になってそう願う他にはなかった。故にまどかたちには願いをきちんと決めてほしいと望んでいる。
なお、回想においてアニメでは台詞はなかったが、漫画版ではキュゥべえの「君の願いは?」の問いに「助けて」と答えている。
ソウルジェムの色はオレンジ色、シンボルマークは花、変身後の位置は頭部右側の髪飾り。
キャラクター
魔女の創り出した空間に迷い込んだまどかとさやかを華麗に救ったことから二人と知り合う。
キュゥべえに選ばれた二人のために魔法少女についての説明を施し、魔女退治を見学する「魔法少女体験コース」を提案し、彼女達の目の前魔女Gertrudを打ち倒す。
第3話では、願い事に悩む二人に先輩として厳しくも大切な助言を与える。その後、己の孤独な戦いに対する不安をまどかに打ち明ける。そこで共に戦うという彼女の言葉に希望を見出すものの魔女Charlotteによって殺されてしまう。
戦闘中に発した台詞で、サブタイトルにもなっている「もう何も恐くない」は、一種の死亡フラグでありオンリーイベントの題目に使われたりと名文句の一つ。
願いの結果、交通事故から生還したが、以後は家族もなく一人で孤独に耐えながら魔女と戦う日々を送る。それは仕方がない選択だったと割り切っていたものの、やはり彼女にとっては辛く苦しい生活であり、まどかやさやかを積極的に魔法少女へ勧誘した姿勢からは、その孤独からの開放を強く望む渇望も伺える。
10話で描かれた他の時間軸でも、やはりまどかの先輩として登場した。過去の時間軸の一つでは、まどかと共にほむらに戦い方を指導する良き先輩だったようである。
しかし、別の過去の時間軸の一つでは、ソウルジェムが魔女を産む真実が発覚した際に、杏子を不意打ちして殺害し、ほむらにも銃を向けている。
最終話では願いを叶えようとするまどかの前に杏子と共に現れその覚悟を問う。
そして宇宙再編後の世界では普通の魔法少女となるものの、まどかのことは記憶になく、その名を口にしたほむらに不思議そうな目を向けていた。
また、過去には魔法少女になりたての杏子とコンビを組んで戦っていたことが判明。しかし家族の死にきっかけに考え方が変わり、固有魔法も失い、見滝原を出て行こうとした杏子を止めるために戦いを挑むも、その攻撃が「殺す気の無い」ものであることを杏子に看破され、あえなく敗北。結果的に離れ離れになってしまう。 (BD5巻付録ドラマCD「フェアウェル・ストーリー」より)
余談だが、PSPの『魔法少女まどか☆マギカ ポータブル』において、歩道橋でさやかと戦闘開始しようとした杏子を止めるために再戦を挑むルートがある。
序盤は無限の魔弾による槍で捌ききれないほどの連続銃撃で杏子に「このままじゃやられる」と思わせるほど圧倒するが、その後のマミの頭部に付いているSG強奪を狙った杏子の突撃を防御することが出来ず、その際に奪われたSGを橋から投下された為に戦闘不能に陥ってしまう。
しかし、SGがほむらに回収され、キュゥべえからSGの真実を教わった2人からは以前の険悪な雰囲気は無くなっており、この出来事をきっかけに2人は元通りとはいかないまでも、同じ運命を背負った「魔法少女」として仲間意識が戻ったものと思われる。
戦闘スタイル
武器は銃。
ほむらが使うような現代兵器ではなく、16~19世紀頃の西欧で使われていた古風なライフルドマスケット。これを自分の衣服の中や、何もない空間から魔法で無数に発生させ展開し、使い捨てで戦う。
マスケットの他にも大砲に近い巨大な銃を出現させることが可能で、これを使って放つフィニッシュ技ティロ・フィナーレがある。
必殺技には名前をつける主義のようだが、そういう思考が理解できない杏子からは、困惑されることもあった。
また得意な魔法の一つに、胸元のリボンを操るというものがある。このリボンはどこまでも伸ばすことができ、拘束はもちろん複数固めて道を作ったりクッションにしたりすることもできる。
彼女の本来の魔法はこのリボンであることがゲーム版にて明かされた。リボンを筒状に変化させてまでマスケット銃を使う理由は、リボンでは不十分な攻撃力と間合いの底上げの為。そして、近代兵器はリボンで精製するのが困難だった為とのこと。
ちなみに漫画の初版及び第二版ではフィロ・フィナーレとなっている。制作スタッフによれば、ティロフィナーレという名称は「いくら何でも」と言う理由で脚本の虚淵玄自身がアフレコの直前に急遽旧称の「アルテマシュート」から現行の「ティロフィナーレ」」へと名称の変更を行ったため、走り書きが原因の伝達ミスからこのような齟齬が生じたとのこと。単行本三刷では、正しい表記である「ティロ」に変わっている。
また魔法に傾倒しない体術も戦術に取り込んでおり、リボンによる拘束と移動術・高速マスケット・必殺技と、バランスの良い仕上がりを見せることから魔法少女以前に戦士としてかなり完成されていることがわかる。事実ゲーム版の彼女には、兵法や兵器の書籍を元に必死に勉強し、他の魔法少女には無い姿勢で己の戦術を磨きあげる描写が為されている。
10話で真実を知って少女たちと心中を図ろうとしたときも、同じくベテランの杏子(ちなみに、よく誤解されることだが、この周回における杏子がマミ達の仲間であったと確定できる描写は、実はアニメ本編中に一切存在しない)や、厄介な能力を持つほむらを真っ先に不意打ちで処理しようとするなど判断力も高いようである。
その際の鬼気迫る表情から、この場面のマミさんは病ミさんと呼ばれることもあるが、この行動が単純な絶望や狂気から来るものであればさやかやほむら(未遂)同様、この時点で魔女化しているはずなので、描写に反して冷静な判断があったと推測できる。このことに関して、『KEY ANIMATION NOTE vol 5』において、アニメ本編制作でシリーズディレクターを務めた宮本幸裕(ちなみに、宮本はマミの設定構築に大きく関わった人物であり、劇場版総集編では監督も務める)は、この時のマミの行動について「時間停止能力を持つほむらを真っ先に拘束し、続いて攻撃力の高い杏子を射殺するという”冷静な判断”」とコメントしており、この発言によって、10話のあの場面におけるマミの精神的崩壊、狂乱は、公式側から完全に否定された。
ところで、10話のインパクトがあまりにも強すぎて精神的な弱みともとれる部分ばかりが強調されがちな彼女だが、そんな弱さを抱えた彼女がまどか達に出会うまでの間、逃げ出すことも無く、魔女になることもないままに(絶望が即魔女化に直結する魔法少女にあって、これは極めて異例である)ずっと一人で(一時期杏子と共闘していた期間もあったが)戦い続けてきたという事実は、強く記憶に留められなければならない。また、巴マミは他の魔法少女と比べると心が弱いという考えが一部ではあるが、PSPにおいて五人全員が魔女になる状況が示された今、この考え方は根拠を失ったと言えるだろう。そもそも、マミは魔女から人命を救う魔法少女の在り方、ほむらはまどかの無事、さやかは信じる正義と恭介への想い、杏子はさやかに託した自分の想いというように、絶望につながるほど大切なものは一人一人違うのだ(恭介が仁美と付き合うことになったとしても、まさかほむらが魔女化することは無いだろう)。どの魔法少女も自分の願いに真剣に向き合い、それを貫き通そうとするほどに心が強く、しかし、ひとたびその願いを完全に否定されてしまえば、それまでの強さからは考えられないほど容易く絶望してしまう。その彼女らを引き合いに出して、誰と誰を比べて誰の心が強いとか弱いなどと言うのは、もはや比べるだけ完全に無意味だろう。
また、『きらら☆マギカ vol.5』の雑誌インタビューにおいて、『魔法少女まどか☆マギカ~The different story~』の作者ハノカゲは、「事故で両親を失った上に魔法少女になってもずっと一人で戦い続けるという、普通なら心が折れてしまう状況を耐えているマミさんが弱い人間だとは思わない」と答えている。
反面、小説版の設定においては「相手の敵意に対し不必要に身構えてしまう」「不意のアクシデントに弱い」という短所も描写されている。
※以下の内容はネタバレを含んでいます。
魔法少女まどか☆マギカポータブル
まどかルート
本編同様魔女結界に迷い込んだところをまどか達に会い、最終的に死亡する。
死亡するまでの間、自身のマンションで野良猫の親子を見て若干羨ましがり、そして寂しがる描写が見られた。
マミルート
まどか達に出会う以前の過去が明らかになり、事故についてだけでなく、現在の魔法少女としての考えを持つに至った事件も描かれている。
物語冒頭、戦いに対する不安や恐怖を抱きながらCharlotteを倒すも不意を突かれ食い殺されそうになる。
数年前(このときから見滝原中学校の生徒な為、おそらく一年か二年前)、彼女は友人や家族に囲まれて何不自由無い生活を送っていた。
最近不可解な集団自殺や事故を耳にし、何者かの視線を感じることはあったが特に気にすることはなかった。
下校時に両親の乗る車に乗車し外食へ向かう最中のとき、不慮の事故に遭遇してしまい両親は死亡し彼女も命を落とす寸前だった頃に、目の前にキュゥべえが現れ、助かるために契約することに。
数日後、周囲の人達は心配するが彼女自身それを心意と受け入れずにいた。
キュゥべえに魔法少女の使命を課されても実感が持てずにいたが廃墟ビルにて飛び降り自殺を図ろうとしたOLを止めようと思ったときに、初めて魔法を使用・リボンを発生させてそれをクッション代わりにさせてOLを助けた後に魔法少女姿になって使い魔を倒した事でようやく魔法少女としての自信が現れる。
しかしそんな彼女に現在の自分を構成することになる転機が訪れてしまう。
ある日パトカーのサイレン音が公園の方へ向かうのでマミも後を追うように公園に行くと、母親と思われる人物が息子(通称コウちゃん)が突然行方不明になったと騒ぎ立てており、警察側はどうにか落ち着かせようとしていた。
すぐに魔女の仕業と判断しキュゥべえと共に魔女結界に入り魔女Giselaに遭遇、彼女の目の前で男児が取り込まれそうになり、戦いを挑むもリボンによる攻撃が効かないのか、やむを得ずにキュゥべえの説得で一時撤退することに。
この敗北が彼女のトラウマとなってしまい、今後の彼女の人生を決定付けさせることになる。
翌日の夕方、マミは公園の捜索依頼が書かれた立て看板の前で涙ながら救えなかった男児に謝罪の意と誰かを守るという決意をすることになる。
以降戦いに関することに没頭することとなり、この頃からリボンで銃や大砲を作るようになった。
しかしそれが原因で気づかず内に友人達との交流を避けてしまい、以降孤独な戦いに身を落としてしまう。
Charlotte戦より数月前、ショッピングモールでまどかが結界内に紛れ込んでしまいマミはすぐに助けにいった。
まどかの元に来たときは彼女は意識を失い、マミは使い魔を倒した後にまどかの意識が戻らない内にベンチに座らせ自身は身を隠し、心配し駆け付けたさやかを羨ましそうに眺めていた。
その後自宅にて亡き両親に今日の出来事を語り、後に杏子の事に関する話題になりキュゥべえから杏子に会ったことを言われ、「一緒に戦いたいのかい?」と問われ、「顔を合わせない方がお互いのため」と応える。
翌日、通学路でさやかや仁美と親しげに話すまどかを見て自身は安心すると同時に羨ましく感じるようになる。
過去の回想が終わり、孤独に怯えながら死ぬ寸前と思われたが、そこにはまどかの姿があり早速二人で魔女を撃破し、その後簡単な自己紹介の後にまどかを自宅に誘いお茶とケーキを御馳走させた。
その際まどかから前に助けられた事やエイミーを助けるために契約したことを話され、キュゥべえの提案でコンビを組むことに。
後に結界に取り込まれたほむらをまどかと共に助け出し、やがてキュゥべえの計らいでほむらも無力ながらも魔女退治に同行するようになる。
しかしその要因で次第にまどかはほむらに気に掛けるようになり、その事でマミはそんな関係に嫉妬してしまい、距離を作ってしまう。
それが原因で久々に再会した杏子に対して、態度が悪かったとはいえ突き放す態度をとってしまう。
終盤、公園付近で焼身自殺を図ろうとした女性を強引に止め、彼女に魔女の口づけがあることに気付く。
ソウルジェムが濁りきっていた場合、単身で結界内に挑み、Giselaを男児の幻影と言える声を聞き、苦戦しながらも倒すが…。→Candeloro
逆に濁りきっていない場合、まどかとほむらを呼びほむらに女性を見張るように頼みまどかと共に結界内に侵入、まどかと和解後魔女を倒し、今後は仲良く3人で行動するようになる。
最終的にワルプルギスの夜の戦いでまどかと共に戦死してしまう。
(ダンジョンルートでワルプルギスの夜を倒した場合まどかをワルプルギスの夜の攻撃から庇い死亡する描写が追加される。)
さやかルート
この時間軸はまどかが予め魔法少女となっており、彼女の親友であるさやかと仁美も普通に会話出来る仲となっている。
まどかと仁美の会話からマミもネズミは素早く動く為苦手である様子で、まどかと自身が仲が良くさやかがちょっと寂しそうな意を仁美に呟いたのを聞き、申し訳なさそうになりその事をさやかに話した。
まどかの紹介でほむらも仲間に入れるが、当初ほむらが見慣れた手付きで戦っている為不思議に思う描写が見られた。
また使い魔退治の後、さやかが去った後に魔法少女が増えることに対しては否定的な意見を述べ、内心自分達が隠し事をしていた事でのさやかの反応を心配したり、さやかが人間関係で落ち込み休んだときはまどか同様電話を掛けてあげる等、まどか同様にさやかを心配することがあった。
後にさやかと杏子の決闘にまどかとほむらと共に割り込み、杏子を逃がした後、襲い掛かる使い魔をまどか達と共に追い払った。
戦いの後、さやかに一緒に戦うよう誘うも彼女はそれを断ってしまい、後に学校の屋上にて縄張り争いと杏子に関することを告げ、再度さやかに共闘するよう説得をする。
翌日の夕方、さやかと杏子の二度目の決闘に仲裁に入ったところ魔女結界が発生、一時共闘を余儀無くされ、結界内最深部でCharlotteに遭遇し戦うも全く歯がたたずて二人に撤退するよう促し、直後さやかを庇い自らは犠牲になり食い殺されてしまう。
マミの死はさやかに相当のショックを与えることになる。
杏子ルート
既に故人となっており、杏子の回想に登場。→マミあん
ほむらルート
冒頭でほむらがキュゥべえを撃とうとした場合、傷ついたキュゥべえを見つけたまどかとさやかに出会い本編同様に二人を魔法少女に誘うとし、キュゥべえを捕まえようとした場合はキュゥべえに頼まれて二人を魔法少女について話そうとする。
ほむらに対し初対面時には警戒し、更にキュゥべえからを自分を殺そうとしたと聞かされ、縄張りを奪いに来た魔法少女と誤認してしまう。
お菓子の魔女結界にてほむらと遭遇するが、ほむらがマミを止めなかった場合、マミは助かり改めてほむらを信用することになり以降、ほむらの良きパートナーとなる。また、キュゥべえを撃とうとしたときは本編同様に結界内にさやかが見張りまどかと同行していた為、戦いの後に二人に魔法少女の危険性を忠告した。
さやかが最後まで契約しなかった場合でも、ワルプルギスの夜の戦いまで最後まで離脱することはない。
さやかが契約した場合、さやかと杏子の二度目の決闘に割り込みさやかの代わりにマミが相手となる。
杏子を圧倒するも、直後杏子が魔力の使用阻止の目的でマミのソウルジェムを剥奪、歩道橋の下に投げ捨てられたがほむらの手で無事に確保される。
その事でソウルジェムの秘密を知ることになり、さやかほどではないが若干ショックを受ける。
その後、ほむらが誰を連れてさやかを説得しに行くかで分岐が発生。
杏子と共にさやかを探しに行った場合は説得に成功、和解した杏子とさやかを自宅でのお茶に誘ったりした。
最後まで誰も離脱することはなくワルプルギスの夜を倒すことに成功。
数日後、非魔法少女のまどかを誘い、皆でお茶会をした。
まどか又はマミと共にさやかを探しに行った場合は説得に失敗しさやかが魔女化し再び分岐が発生。
ほむらが真実を隠した場合、杏子とほむらと「さやかのソウルジェムを呑み込んだ魔女」を倒し「さやかの敵討ち」の後、翌日に杏子の計らいでさやかの弔いに参加、ワルプルギスの夜打倒の決意を皆で固める。
逆に真実を告げられた場合、一度は結界内から脱出するもショックを受け、その後も分岐が発生。
先に魔女を倒した場合、嘗て男児を助けられなかった公園のベンチで、自らの運命に絶望し一人の少女として弔うため、遺書を残し自らのソウルジェムを撃ち砕き自殺をしてしまう。
気付かれないように後を付いていった場合、自殺しようとしたところをまどかとほむらに説得され、思い止まり決戦時に杏子と共に駆け付けてくれる。
番外編
まどかとさやかと共に魔法少女としての戦いに没頭している最中、ほむらに遭遇し不審人物だと思い戦闘態勢に入るも、彼女の時間停止によって避けられ、止む終えず彼女に指示に従う事になり、その際テレパシーによりぼっちに関することでダメ出しされる。
翌日の朝にほむらが自身より年下だった為思わず驚いてしまう。
後にマンションに自室にてほむらが上り込んできて、彼女にアイドルになるよう勧められ…。→アイドルマミさん
外伝作品
魔法少女おりこ☆マギカ
本作においては、杏子とは旧知の仲であると描写された。お互いに情報を交換するなど関係も悪くない様子。
この作品においてはまどか達と特に交流している所が描かれていないため(Charlotte戦にまどか達は居合わせていなかった)まどか達と接点は無い。
千歳ゆまにスカートめくりをされるシーンがあったが、その中身は明確に描写されていない。その際に杏子いわくマジ泣きしてしまった彼女は、本編では見ることのできなかった等身大の女の子であり、ファンを喜ばせた。
キュゥべえから「魔法少女狩り」の噂を聞いた彼女はその犯人とされる「黒い魔法少女」の調査を始めるのだが。その途中で出会った少女・呉キリカから、探し物を見つけた事で「恩人」と呼ばれクレープを奢ってもらうなどしたが、直後に魔法少女狩りの犯人である彼女に襲いかかられ、彼女と戦闘になる。
マスケットの弾を炸裂のタイミングが調整できる炸裂弾に変更するなど単純な弾による銃撃以外のことも出来るようで、キリカとの戦闘で使用し4、彼女に勝利した。
終盤、杏子とゆまと共に事件の黒幕である織莉子を打倒すべく見滝原中に向かうも、キリカが魔女化したことで魔法少女の真実を知り杏子共々戦意喪失し自暴自棄になってしまう。
しかし虐待経験を元にされたゆまの叱咤で立ち直り、団結し勝利に導いた。
フェアウェル・ストーリー
詳しくはマミあんを参照。
魔法少女かずみ☆マギカ
魔法少女になる前のカズミを魔女から救っていた。
その際に放った「ティロ・フィナーレ」が、プレイアデス聖団に技名を叫ばすこととなる。
備考
- 『魔法少女まどか☆マギカ』という作品の方向性を位置づけたキャラクター
その悲惨な最期や経歴は本作の魔法少女とは何かを象徴する。余りにも早い彼女の戦死は人々に強い印象を与えた。
それは視聴者に対してのみだけでなく、作中でもまどかとさやかに対して大きな影響を与えており、特にさやかはマミの影を追い続ける形で魔法少女となる。3話というあまりに早い戦没に反して、二人がマミの名を口にしなかった回はほぼないと言っていい。
衝撃的にして早い戦死ゆえか、またはそれなのに、と言うべきか本編主要人物の中で最も出番の少ないキャラであったのに対して、pixivにおけるキャラクター名タグの投稿数は長い間、首位独走を続けていた。
それだけ序盤で失うには惜しい、魅力的なキャラクターであったことはもはや言うまでもない。
キャラクターとしての人気が高いにも関わらず、登場話数は半クール未満で、杏さやとほむまどという二大鉄板に挟まれておりカップリングでは放送当時は不遇な立場にあった。魔女Charlotteとの組み合わせが多いのだが、果たしてこれを百合と呼べるかどうか。
ただ退場組・十話組・平和組・ベテラン組と、三人組になると途端登場機会が多くなるなどした。
しかし、放送終了後はおりこ☆マギカ、フェアウェル・ストーリー、The dfferent storyなど、公式ドラマCD、スピンオフ作品では杏子との絡みが特に多く、またThe different story中巻ではさやかとの関係がクローズアップされるなど、アニメ放送当時の二次創作とはうって変わって、物語の本筋に関係する公式作品においては不憫どころかむしろカップリング面で大いに優遇されている。
「孤独に耐えながら戦ってきた」という設定が転じて、ぼっちキャラ扱いされることがある。
本編だけでは魔法少女以外との交友関係は不明で、魔法少女としての使命を優先させていたため彼氏どころか友人がいたかも怪しいところだったが、幸いオトナアニメVol,21のインタビューにて「自分が魔法少女であると他人に言えない程度の苦悩」ということで否定はされた。また、The different storyにおいては魔法少女以外の学校の友人達と楽しげに談笑する姿なども描かれている。
『おりこ☆マギカ』では杏子と情報交換する程度の親しさはあった様子も見せている。
そして詳しい内容が上記ポータブル版マミルートで明かされることになる。
また、一人だけ必殺技が存在・それに名前をつけて叫ぶ・戦闘後にわざわざ紅茶を嗜む・シリアスな場面で急に「円環の理」とか言っちゃう(実は魔法少女に伝わる伝承だが・・・)ことから、二次創作の中では彼女を中二病として扱うことも多い。
キャスト座談会トークCDにてCVを担当した水橋かおり曰く「ひとりぼっち時代に、どういうシチュエーションで(必殺技名を)考えていたかと思うと、可哀想なんだけどチョットおかしい(笑)」「もうちょっと生きていれば、そういうお茶目な面も見せられたのかな」
こちらはぼっち説と違い、「ティロ・フィナーレはさておくとして(笑)」と否定はされなかった。その証拠としてDVD5巻付属のドラマCDで杏子の編み出した魔法に対してそれっぽい技名を勝手に名付けるという暴走もあったりする。(何故名付けるのかは厨二とはまた別の理由があるのだが…)
DVD3巻付属のドラマCDでは、杏子にティロ・フィナーレをからかわれたことがある。また必殺技名を付ける行為に対しては「一応中学生なのでおかしくはない」「むしろそのほうが可愛い」という声もある。
- 中の人ネタ
中の人は以前、「全力全壊な人を魔法少女に勧誘した」とか「魔王製造機」とか呼ばれる魔法少女の勧誘キャラクターだったことがある。ちなみに、その魔法少女には「スターライトブレイカー」とかいう、「ティロ・フィナーレ」に匹敵するフィニッシュブローがあったりする。
あれ? マミさんひょっとして(中の人的に)因果応報……?
関連イラスト
関連リンク
魔法少女まどか☆マギカ The_different_story
イラストタグ
別称・表記ゆれ | マミさん 巴麻美 |
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関連用語 | ティロ・フィナーレ ティロ・ボレー 円環の理 |
容姿 | 金髪 縦ロール ツインドリル 巨乳 ロリ巨乳 お姉さん 黒タイツ 絶対領域 アイドルマミさん ※中学生です |
台詞 | もう何も恐くない/もう何も怖くない |
シリアス | 無限の銃製/アンリミテッドライフルワークス 砲火後ティータイム |
ネタ扱い | もう何も恐くないのポーズ マミリッシュ 巴アニ 消したらティロ・フィナーレ/消したら円環の理 |
萌え・エロ | まみこれかわいい おっぱいマミマミ 俺の股間がティロ・フィナーレ もう何もはいてない マミマミする エロ・フィナーレ 変態マミさん |
二次創作 | マミさんを救い隊マミさんが好きすぎる人 ティロ・フィナーレ(物理) マミさんに赤面するコト言わせよう |
派生キャラクター | ぽんぽこマミさん マミクラゲマミカル やさぐれマミさん |
クロスオーバー | アーマロイド・マミィ マミペラード マミジュアッグ 円環の狸 |
その他 | メガマミ 髪下ろしマミさん ブルマミさん ロリマミさん 女神マミ マミさんマジ天使 |
カップリングタグ
二人組
↓表記/相手→ | 鹿目まどか | 暁美ほむら | 美樹さやか | 佐倉杏子 | 鹿目タツヤ | キュゥべえ | Charlotte |
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自分が攻め | マミまど | マミほむ | マミさや(蒼髪姫と黄金色の騎士) | マミあん | ‐ | ‐ | マミシャル |
自分が受け | まどマミ | ほむマミ | さやマミ | 杏マミ | タツマミ | キュゥマミ | シャルマミ |