アイドルマスターSideM(アニメ)
あいどるますたーさいどえむあにめ
バンダイナムコエンターテインメントのゲーム「アイドルマスターSideM」のアニメ化作品。
2017年10月1日に前日譚となる特別編が放送され、同年10月7日より本編が放映開始。
BD・DVDは特別編1巻と本編7巻の全8巻で、最終巻にはテレビ未放送の第14話が収録される。
アニメ化決定の報は2017年2月12日に開催された2ndライブ「THE IDOLM@STER SideM 2nd STAGE~ORIGIN@L STARS~」の2日目にて発表され、また前日11日には新作アプリ「アイドルマスターSideM LIVE ON ST@GE!」が発表がされている。
制作は「THE iDOLM@STER」シリーズ全体のアニメや「ミリオンライブ」のカードデザインなどでお馴染みのA-1Picturesで、スタッフもアニプレックスの鳥羽洋典など以前からシリーズに関わるスタッフが多く参加している。
内容は新興プロダクション「315プロ」を舞台に、原作ゲームにあるアイドル達の設定を活かしたアニメオリジナルストーリーで、登場人物が多すぎる事もあってか、 DRAMATIC STARS・Jupiter・Beit・High×Joker・W・S.E.Mの6ユニット全19人を中心に据えた物語が展開される。但し、メインユニット以外のアイドル達も何らかの形で登場しており、最終回に至るまでに原作で所属済みの全てのアイドルの姿を見られるようになっている。
世界観はアニメ版「アイドルマスター(アニマス)」や「シンデレラガールズ(デレアニ)」と共有しており、特別編が劇場版「輝きの向こう側へ!」とほぼ同時期(アニマス最終話から約一年後)、本編がデレアニの時間軸とほぼ同時期に展開されている。
ファンからの略称としては『Mアニ』や『アニM』、カタカナ表記にした『エムアニ』や『アニエム』等がある。
ある事案の失敗を切っ掛けに法曹界で干されて居場所を喪った弁護士・天道輝。
そんなある夜、天道はたまたま立ち寄っていたバーで起きた諍いを収めたことで、彼に興味を持った315プロのプロデューサーに声をかけられ意気投合、酔った勢いでアイドルとして専属契約を交わしてしまう。
翌日、契約書と名刺を頼りに315プロの事務所を訪れた天道は、そこで同じくプロデューサーに新人アイドルとしてスカウトされた元外科医・桜庭薫と元パイロット・柏木翼に出会う。
アイドルになることに乗り気な桜庭と柏木達とは対照的に悩む天道だったが、プロデューサーの提案で彼がスカウト中だという別のアイドルのライブを観に行くことに。
訪れたライブハウスで行われていたのは、かつて961プロと袂を分かち、現在はフリーで活動している天ヶ瀬冬馬、御手洗翔太、伊集院北斗の三人から成る人気アイドルグループ・Jupiterのライブであった。そして、彼らのライブと会場のファンを目にした天道は、「あること」に気づく。
今、理由あってアイドルを目指す男達の物語の幕が上がる…。
「Back to the 315」
アニメとほぼ同時期に配信された新作アプリ「LIVE ON ST@GE!」のキャンペーンページにて配信されているオーディオドラマ。
毎週日曜のアニメ本編放送後に新作が更新・配信される。内容はその週のエピソードをアイドル達がラジオで振り返るというもの。聞かなくても本編の物語を楽しむ上では全く支障は無いが、より深く登場人物達の心情を知ることができるため、チェックしておくと良いだろう。
また、アニメ放送記念として放送日から一週間の間、スカウトガシャが引けるMスター250個と不定期にSR+が配布されるスペシャルログインボーナスが開始されている。
メイン
サブ
第1話にて天道輝と柏木翼が立ち寄った「男道らーめん」の店主として円城寺道流が登場。モバゲー版SideMで配信されている「315コミック」によると、まだアイドルとしてスカウトを受ける前の状態。また、PVで登場が確認されていた大河タケルと牙崎漣は第5話に登場。ランニング中のタケルに漣が後ろから勝負を申し込み、あしらわれても構わず追いかけていた。また、「315コミック」でもその一部始終が描かれている。
第2話の台風のシーンで握野英雄が交通整理をする警察官、信玄誠司が被災者を避難誘導する自衛官、木村龍が倒れた木を撤去する消防士というまだアイドルとしてスカウトされる前の姿で登場した。315コミックによるとこの後、個性(?)の不運で転んだ龍を英雄が目撃し、更にその後まだ面識のなかった誠司と初めて会話をしている。
第3話にてキッズ向けTV番組「あいつといっしょ!」に出演する子役タレント(直央、志狼はレギュラー、かのんはゲスト)として登場。「315コミック」では「大人」への憧れからスタッフと打ち合わせをする直央を羨む志狼、「大人」になることの抵抗を見せるかのん、そして現状に憂いを見せる直央だが、3人は「ここではない別の場所」での輝きを渇望している様子が窺える。
なお、アニメでは私服だったが、315コミックでは「N+」の衣装の3人が描かれている。
第3話でDRAMATIC STARSが収録に訪れたテレビ局で秋月涼と翼が廊下でぶつかり対面する。衣装は女性物の衣装「スノーストロベリー」を着用し、またほほ同じ時間軸のデレアニで日高愛や水谷絵理と共に写っているポスターの存在が確認されており、この時点ではまだ876プロの女性アイドルとして活動しているものと思われる。
また第8話では315プロの面々が訪れた合宿場付近の山で九十九一希が読書を営む姿が描かれ、第9話で翔太達が訪れた商店街にてお年寄り達にもてなされる兜大吾の姿が描かれている。
第4話にてBeitとHigh×Jokerが特別ゲストとして出演した商店街の祭りに三人それぞれが見回りに来た。同じ祭りではあるが、それぞれ来る時間帯が異なり顔を合わせておらず面識があるのかも不明であったが、「315コミック」ではキリオと翔真がメインとなり、九郎はキリオとすれ違う場面のみの出演となった。
第4話にて渡辺みのりが迷子になったピエールを車で迎えに行くシーンで登場。歩道からみのりの高度なハンドルさばきを見ていた二人は運転手は只者ではないと驚いていた。
第7話に登場。都築圭はピアニストとして密着型のテレビ番組に出演しており、神楽麗は若里春名のバイト先にてヴァイオリンを背負う通行人として登場している。
第7話に北村想楽が登場。夏休みの補習に急ぐHigh×Jokerの5人を見かけ一句読んでいる。
第8話には古論クリスが登場。315プロの面々が訪れた合宿所付近にて登場し海を楽しんでいた。
第11話に葛之葉雨彦が登場。旅館の廊下で桜庭薫とすれ違う。
第11話に登場。ファミレスでケーキバイキングを行っている。
その他
特別編「-Episode of Jupiter-」の回想シーンに登場。かつてJupiterが所属していた業界最大手の芸能プロダクション「961プロ」の代表取締役社長。どんな手段を使ってでもトップを掴みとろうとする性格の持ち主で、孤高こそがアイドルを輝かせると考えており、それ故プロデューサーを置かず社長自らがアイドル達をプロデュースしていた。また天ヶ瀬冬馬と伊集院北斗を直接アイドル業界にスカウトした人物でもある。アニマスでは若い頃からのライバルである高木順二朗社長率いる765プロに様々な妨害を行っていたが、それがJupiterの3人に徐々にバレていき溝が生まれ、第21話にて如月千早の妨害を目撃され、そこで彼らを駒扱いした事で冬馬と対立し結果退社されてしまう。最終話では、765プロに復讐するために765プロの新社屋建設を請け負っていた子会社を計画倒産させ建築費を騙し取った。だが退社した3人にはこれといった妨害行為は行っていない模様。
特別編「-Episode of Jupiter-」に登場。トップアイドルに送られる栄誉「アイドルアワード」を獲得した作中No.1の765プロ所属の女性アイドル。中堅時代の頃、765プロは卑怯な手を使って人気を得ていると黒井社長に騙されていた冬馬達と対立するが後に和解。アニマス第24話では冬馬から961プロから独立し再出発を始めたJupiterのライブに誘われている。作中でJupiterの3人と再会した際には後輩・矢吹可奈の一件で悩んでいたが、後に独自の解釈で解決し、無事アリーナライブを成功させる。このライブはJupiterの315プロ移籍のきっかけの一つとなる。
特別編「-Episode of Jupiter-」より登場し、本編にも登場した敏腕の芸能雑誌記者。本作以外にもアニマスやデレアニにも出演し、唯一この三作品に声ありで登場したキャラクター。若い頃から765プロの高木社長や961プロの黒井社長と親交があり、本作では315プロの斉藤社長とも交流があったことが判明。Jupiterについては彼らのデビュー直後から記事を取り扱っており、3人からもとても信頼されている。961プロを退社し再出発したJupiterの記事を取り扱う。また本編第3話では初のテレビ出演前のDRAMATIC STARSの三人の記事の取材を行った。
- 薫の姉(CV:葉山いくみ)
第12話に登場。
オープニングテーマ
- 「Reason!!」
歌:315 STARS(DRAMATIC STARS、Beit、S.E.M、High×Joker、W、Jupiter)
- 「Alice or Guilty」(特別編)
歌:Jupiter
挿入歌
- 「恋をはじめよう」(特別編)
歌:Jupiter
- 「BRAND NEW FIELD」(特別編)
歌:Jupiter
- 「Fun!Fun!Festa!」(第4話)
歌:Beit
- 「Study Equal Magic!」(第5話)
歌:S.E.M
- 「Pleasure Forever...」(第6話)
歌:W
- 「夏時間グラフィティ」(第8話)
歌:Beit、High×Joker、W
- 「OUR SONG -それは世界でひとつだけ-」(第10話)
歌:High×Joker
- 「HIGH JUMP NO LIMIT」(第13話)
歌:High×Joker
- 「∞ Possibilities」(第13話)
歌:S.E.M
- 「VICTORY BELIEVER」(第13話)
歌:W
- 「スマイル・エンゲージ」(第13話)
歌:Beit
- 「Planet scape」(第13話)
歌:Jupiter
- 「DRAMATIC NONFICTION」(第13話)
歌:DRAMATIC STARS
- 「Reason!!」(第13話)
歌:315 STARS(DRAMATIC STARS、Beit、S.E.M、High×Joker、W、Jupiter)
- 「GLORIOUS RO@D」(第13話)
歌:315 STARS(DRAMATIC STARS、Beit、S.E.M、High×Joker、W、Jupiter)
- 「315 Steelo!」(第14話)
歌:天道輝・ピエール・渡辺みのり・伊瀬谷四季・蒼井享介・硲道夫・若里春名・舞田類
エンディングテーマ
- 「DRIVE A LIVE」(第1話)
歌:DRAMATIC STARS
- 「Beyond The Dream」(第2話)
歌:DRAMATIC STARS、Beit、S.E.M、High×Joker、Jupiter
- 「STARLIGHT CELEBRATE!」(第3話)
歌:DRAMATIC STARS
- 「TOMORROW DIAMOND」(第4話)
歌:Beit
- 「From Teacher To Future!」(第5話)
歌:S.E.M
- 「AFTER THE RAIN」(第6話)
歌:W
- 「JOKER➚オールマイティ」(第7話)
歌:High×Joker
- 「流星PARADE」(第8話)
歌:DRAMATIC STARS、S.E.M、Jupiter
- 「Over AGAIN」(第9話)
歌:Jupiter
- 「Sunset★Colors」(第10話)
歌:High×Joker
- 「ARRIVE TO STAR」(第12話)
歌:DRAMATIC STARS
- 「DRIVE A LIVE」(第13話)
歌:315 STARS(DRAMATIC STARS、Beit、S.E.M、High×Joker、W、Jupiter)
- 「Reason!!」(第14話)
歌:315 STARS(DRAMATIC STARS、Beit、S.E.M、High×Joker、W、Jupiter)
話数 | サブタイトル | スポット | ゲスト |
---|---|---|---|
特別編 | -Episode of Jupiter- | Jupiter | 天海春香 |
第1話 | 理由あって、アイドル! | DRAMATIC STARS(天道輝) | 円城寺道流 |
第2話 | それぞれの輝き | DRAMATIC STARS、Beit、S.E.M、High×Joker、Jupiter | FRAME |
第3話 | 飛び立つ勇気 | DRAMATIC STARS(柏木翼) | もふもふえん、秋月涼 |
第4話 | ハッピースマイル | Beit | 彩、神速一魂 |
第5話 | 先生よ、大志を抱け! | S.E.M | 大河タケル、牙崎漣 |
第6話 | 二人が選ぶVictory | W | |
第7話 | 青春のリミット | High×Joker | Altessimo、北村想楽 |
第8話 | 海・合宿・315の夏! | DRAMATIC STARS、Beit、S.E.M、High×Joker、W、Jupiter | 古論クリス、九十九一希 |
第9話 | Over AGAIN… | Jupiter | 兜大吾 |
第10話 | sunset of youth | High×Joker | |
第11話 | 風薫る日の決意 | DRAMATIC STARS | Café Parade、葛之葉雨彦 |
第12話 | どんな理由も、どんな夢も、、、 | DRAMATIC STARS(桜庭薫) | |
第13話 | ずっと、ずっと、その先へ | 315プロ | |
第14話 | 315バラエティパック! Made In Passion! | 315プロ |
原作 | バンダイナムコエンターテインメント |
---|---|
監督 | 原田孝宏・黒木美幸 |
シリーズ構成 | 綾奈ゆにこ・菅原雪絵 |
キャラクターデザイン | 田中裕介・飯塚晴子 |
総作画監督 | 田中裕介・吉川真帆 |
色彩設計 | 横田明日香 |
美術設定 | 藤井一志 |
美術監督 | 薄井久代 |
撮影監督 | 長瀬由起子 |
音響監督 | 濱野高年 |
音楽 | EFFY |
編集 | 三嶋章紀 |
3Dディレクター | 福田陽 |
プロデューサー | 鳥羽洋典 |
制作 | A-1Pictures |