サイコポッド
さいこぽっど
曖昧さ回避
- 戸塚慶文の漫画『アンデッドアンラック』に登場する発明品、浮遊黒球体機器。
- デンマーク出身 音楽グループ「KOX BOX」の別名プロジェクト「SAIKO POD(サイコポッド)」
本稿では1.について解説する。
戸塚慶文の漫画『アンデッドアンラック』に登場する発明品、浮遊する黒球体機器。正式には【思考制御型遠隔誘導汎用端末 Psycho Pod(サイコポッド)】と命名されている。
主な使用者は組織の否定者であり研究所(ラボ)の所長・ニコ=フォーゲイル。開発には彼と、同僚であり妻となった女科学者・イチコ=ネムリが携わり造られた。
なお大小様々に量産はされているが、脳波で操作する超難度な代物から、ニコのように才覚や訓練を積んだ使用者と扱える人が限られている。
一見は継ぎ目などのない光沢ある黒球体。起動中はずっと、使用者の周囲をフヨフヨ浮遊している。大きさは大人が抱える程~バランスボール程度など、場面・回想によって様々。作中描写を整合すると、開発当初は大人が脇で抱える位(サッカーボールとか)の大きさから始まり、実戦経験・技術向上を積んでいくほどに大型化していった経緯と推察される。
操作には、ニコといった使用者が発する脳波を感知して動作するよう設計されている。いわゆる無線コントロールによって、三次元的な運用、サイコポッド自体に乗って使用者の浮遊移動も合わさり空中を縦横無尽な運動ができる。
また量産小型黒球体機器は【サイコポッド ベリーズ】と命名、通称〝ベリーズ〟と呼ばれる発明品。機能はサイコポッドと同程度の仕様で、言い換えれば衛生機器・補助道具の用途で、さらに立体的な実現力の発揮が可能となる。
内蔵させた機能には、光線兵器(レーザービーム)・精密操作ができる機械腕(ロボットアーム)・情報処理機器(パーソナルコンピューター)・情報記憶装置(ハードディスクドライブ)などなど、とかく超高性能機械(スーパーハードウェア)な発明品、科学技術の結晶である。
実践例
〝サイコポッド〟単体や〝ベリーズ〟複数を活用して、戦線参列や任務遂行を万能にこなせる成果を上げている。
その実践例には―
- 浮遊移動により多角的・立体的なレーザー攻撃。
- 《対未確認現象統制組織》の管制塔と通信接続、任務に必要な情報を閲覧や命令を下す。
- 複数の擬似腕(ロボットアーム)を展開して、精密操作により繊細な施術を実行。
- 人の記憶の保存→これを基に擬似クローン生成【アストラルドールズ】の核に活用。
などなど、まさに汎用的な実践が成されている。実に便利な道具であるが、前後述するように、特殊操作の設計なため才覚ある者にしか扱えない代物でもある。
操作事項
上記でも触れているように、浮遊黒球体機器〝サイコポッド〟や〝ベリーズ〟は脳波コントロールで操作している。
これは訓練が必要な手法であり、始めは脳波を増幅する補助機械-こめかみ辺りに密着させる平たい小型装置-を装着して動かす。
実例として、組織の青年・チカラ(重野力)は脳波増幅の補助機械を使った修練により、1機を動かすのがやっと。それでも、後述する脳をいじった手法を用いず出来たのはスゴイこと。
そして脳波の扱いに長けた熟練者は、精度向上のため自身の頭脳を弄くる施術を実行する(やばそう)。
代表例として、主な使用者・ニコ=フォーゲイルの額に空いている穴が、人体改造した証。これにより、ニコは母体機器〝サイコポッド〟×1、衛生機器〝ベリーズ〟×10の最大11機を脳波のみで操作する神技を体得している。
因みに額の穴は電子接続器(プラグ)の挿入口にもなっている。作中描写から、本部・管制室と通信など遠方へ連絡を取るに、出力を上げるため〝サイコポッド〟や〝ベリーズ〟から伸ばした電子プラグで有線の操作環境へ切り替えてると推察される。
また額に電子接続器(プラグ)がある人体改造は、ニコの部下「ニコラボメンバーズ」も行っており、先述で触れたように精度を上げた交信・知識の更新などを実践している。
あと最大11機操作の達成者・ニコの指は、ポッド転送装置 兼 コントロール制度向上の仕様(ギミック)も施している。外観は、指先の爪がパカンチョ、パカ、パカンチョと上蓋が垂直90°に開く仕組み(いたそう)。
研究所(ラボ)の所長現在、11機の同時操作できる時点では、別にもうやらなくてもいいみたいだけど、初動はクセでやっちゃうみたい。
作者「痛そうだから もうやんないでほしいね!」