なんて愚かな妹でしょう――……いえ、なんて愚かな姉妹でしょう。
ここまで守ってもらう気はなかったのだけど。
貴女があんまりにも楽しそうだったから、つい甘えてしまったのね
プロフィール
真名 | ステンノ |
---|---|
クラス | アサシン |
性別 | 女性 |
身長 | 134cm |
体重 | 30kg? |
出典 | ギリシャ神話 |
地域 | 欧州 |
属性 | 混沌・善・天 |
好きなもの | 妹達 |
嫌いなもの | 馴れ馴れしい人間 |
設定担当 | 奈須きのこ、桜井光 |
ILLUST | 武内崇(HA)、AKIRA(FGO) |
CV | 浅川悠 |
体重は「私(エウリュアレ)と同じよ」とのこと
概要
『Fate/Grand Order』に登場するアサシンクラスのサーヴァント。レアリティは☆4。
初登場は『Fate/hollow ataraxia』におけるライダーの回想、『ゴルゴンの蔵』にて。
戦う力を持たない「庇護される存在」であり、神霊の一角である女神なため本来聖杯戦争参戦は本来不可能ではあるが、『FGO』にてサーヴァント化した。クラスがアサシンである理由は「強い女」から転じて三女の弱点を突けるからだろうか。
メインシナリオでは、第1部2章『永続狂気帝国 セプテム』に登場。
主人公たちを試練の洞窟へと誘うことになる。
真名
男の憧れの具現、完成した「偶像(アイドル)」「理想の女性」として生まれ落ちた女神。
優雅さと上品を形にしたかの如き、麗しの女性。妹にエウリュアレ、メドゥーサを持つ。
古代ギリシャに於ける神々の一柱であり、本来サーヴァントとしては召喚され得ない。
また、永遠に美しい代わりにこの世で最も弱いもの……としての女神であるはずが、サーヴァント化に伴い幾らか頑丈になっている。
人物
一人称は「私(わたし)」。
優雅と上品、可憐さと妖艶さを兼ね備えた可憐な高嶺の花のごとき女神。
優美な淑女のようでもあり、奔放な少女のようでもある。
尊大で高慢な振る舞いをしながらも、その理不尽さを愛らしい仕草で打ち消してしまう。
どんな男でも持ち上げてその気にさせる一方でどうでもいいと見なした相手にはケルベロスが震えるほどの冷酷さをみせる。他者を持ち上げてその気にさせるのは、彼女にとっては退屈しのぎという実益をかねたもの。無理難題をふっかけては、あわてふためく様を見て愉しむ。
もしも彼女のお眼鏡に適えば、少なくとも死に目を見るようなことはなく面倒見の良さを示すことも。が、興味を持たない相手に対して恐ろしく冷淡。更に機嫌を損ねれば何が起こるかわからない危うさがある。全く同じ姿をしたエウリュアレと比べると、孤高さと小悪魔さが際だった性格。
彼女と次妹のエウリュアレは末妹のメドゥーサにとっては頭が上がらない存在である。ステンノはついついエウリュアレと一緒になって彼女を翻弄して困らせてしまうが、混じりっけない本心として、妹たちの存在は何よりも愛おしい。
能力
「完成した女神」であり、純粋なる不老不死の存在。
ステンノ、エウリュアレの「神核」は「偶像(アイドル)としての男の憧れの具現」であり、永遠ではあるがか弱い存在。た易く傷つき、一人では飢えて死ぬ、「誰かに守られなければ生きられない少女」。「可憐である」ことに特化した、純白系ゴスロリアイドルデュオ。
ただエウリュアレ同様、現界に際していくらか丈夫になっている。加えてゴルゴンとしての魔眼も備え、見つめて言葉を囁くだけで、魔力抵抗の低い男性はたちまち虜にされて洗脳状態に陥る。
モーション中では、名無しの英雄を召喚して攻撃させる他、宙を舞うようにビンタする、ゼロ距離で閃光を炸裂させる、ウィンクで衝撃を与える、ハート型の魔力弾を発射するなどしている。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | E | E | B | EX | EX | B |
保有スキル
気配遮断(A+) | 自身の気配を消す能力。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 |
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対魔力(A) | Aランク以下の魔術を完全に無効化する。事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつけることは出来ない。 |
女神の神核(EX) | 生まれながらに完成した女神であることを現す固有スキル。神性スキルを含む複合スキル。あらゆる精神系の干渉を弾き、肉体成長もなく、どれだけカロリー摂取しても体型が変化しない。 |
吸血(C) | 吸血行為と血を浴びることによる体力吸収&回復。ランクが上がるほど、吸収力が上昇する。 |
魅惑の美声(A) | 人を惹き付ける魅了系スキル。 |
女神のきまぐれ(A) | 女神としてあるが故の性質がスキル化したもの。様々な効果を齎すが、有用なものばかりとは限らない。ゲーム内では、有用な効果なのでご安心を。 |
宝具
女神の微笑(スマイル・オブ・ザ・ステンノ)
- ランク:B→B+
- 種別:対人宝具
- レンジ:1~99
- 最大捕捉:1人
「本当にいいのかしら?」
「うふふ……覚悟はよろしいかしら――『女神の微笑(スマイル・オブ・ザ・ステンノ)』」
勇者たちを虜とした女神の魅力を昇華したモノ。物憂げな視線を刃に、蕩ける程の囁きを毒に。
勝利時のセリフから察するに、ゴルゴーンの姉妹として怪物と恐れられた伝承も合わさって、微笑みと同時に相手を石化させて即死に至らしめていると考えられる。
詳細は該当記事を参照。
ゲーム上での性能
HP/ATK | 11,518 / 8,985 |
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カード配分 | Quick:3 / Arts:1 / Buster:1 + |
スキル1 | 吸血(C) / 敵単体のチャージを中確率で減少+自身のNPを増加(18~27%) |
スキル2 | 魅惑の美声(A) / 敵単体(男性限定)に魅了状態を付与(1T) |
スキル3 | 女神の気まぐれ(A) / 味方全体の攻撃力アップ&神性を持つ味方全体をさらに攻撃力アップ(3T) |
宝具 | Buster / 敵単体に高確率で即死効果(男性限定)&1ターン魅了付与(男性限定、1T)〈オーバーチャージで確率UP〉&防御力ダウン(3T)&強化状態を解除(強化後追加) |
ステータスは耐久型で、同レア同クラス内では上位のHPを持つ。
NP効率はかなり高い方であり、「吸血(C)」で敵のNPを奪うこともできるためNPゲージは早く貯まる。総合的にカードのヒット数は少ない方なのだがアサシンが持つ中でも最高クラスの「気配遮断(A+)」を持っているのでスター生産性能はそこそこある。
スキル・宝具は男性限定での妨害が中心。特に「女神の気まぐれ(A)」は、高倍率な上に、神性スキル持ちは高質なアタッカーが数多くいるため、サポーターとして優れる。また、同系統のスキルと比較して、自身も対象に含まれるのも利点で、通常攻撃で殴りに行ける。
宝具効果は上記の通り。
魅了効果は、「対魔力」等の耐性・無効化スキルを持っていない限りチャージ100%で発動しても確定で付与される。防御ダウンの数値は固定であり、具体的な数値はエリザベートなどが持つ「拷問技術(A)」を最大レベルにしたの時と同じ程。即死の確率は宝具レベルに応じて上昇するが、そもそも対サーヴァント戦では彼女に限らず滅多に決まらないので、無いものと見て良い。
オーバーチャージで威力補正が入る宝具の前座としたり、カード属性がバスターなので、攻撃バフやクリティカルスターを積んだ強力な通常攻撃を繰り出す味方の起点として使用することでダメージの増加に間接的に付与でき、相手が男性なら敵フェイズでの行動を制限することが出来る。
さらに2018年7月の3周年記念の強化クエストにて、宝具が強化され【防御ダウン効果が宝具レベルに応じて上昇化&強化状態を解除】の効果を追加。元来の宝具回転の早さにより、デバフと同時に強化解除をばら撒くデバッファーとしての位置を確率した。ただし、強化解除は防御ダウンの後に入るため、魅了や防御ダウンを弱体耐性バフを剥がしてから掛ける事は出来ないので注意。
基本的に直接攻撃よりもスキルや宝具による支援妨害を得意とするサーヴァント。同じく支援が得意なサーヴァントが多いキャスター達が苦手とする対ライダー戦に連れていけばクラス相性が有利な事もあり安定して味方への支援が可能。マスターの手腕が問われる上級者向けのアサシンだが、コツさえ掴めば強力なサポーターとなる。また人型の男性エネミーを高確率で即死させられるために、2020年7月13〜15に開催されたハンティングクエストなどの通常の男性エネミー一体相手のwaveにおいて即突破できる事態になることを話題に挙げられることも。
ただし、神性スキルは特攻効果も多いため、パーティを固めるとその餌食になるリスクを負う。特にアルジュナの宝具は味方では対処の難しい即死効果のため、受ければ戦線が瓦解するので、要注意である。また、強力な神性持ちアタッカーは大体が期間限定高レアのため、彼女の恩恵を十分に得ようとするとリアルマネー&ラックが要求されやすい点もネックと言える。とはいえ、イベント配布に加え、☆3以下にも妹たちを始め優秀なサーヴァントが多々いるため、全く活かせないという事はないだろう。
オススメの礼装は
- 「2030年の欠片」を始めとするスター獲得系や「理想の王政」、「九首牛魔羅王」、「ゴールデン捕鯉魚図」などのサポート特化の礼装。
- 対魔力を持つ相手にも安定して魅了を成功させやすくする「愛の媚薬」や「レコードホルダー」等の魅了・弱体成功率アップ系。
- 元からNP獲得値が高いので、「天の晩餐」等と言ったNP獲得量アップ系やクイック3枚のカード構成から「イマジナリ・アラウンド」Q性能アップ系などとも相性が良く、宝具の連発を狙える。
関連人物
生前
同一存在とも言える妹。いつも共にいて、悪巧みをしている一心同体。
しかし、最近よく一緒にいる男に世話を焼く姿に多少疎外感とイライラを募らせている様子が……
末妹。エウリュアレと共に「駄メドゥーサ」と散々いじめ倒すも、心の底から愛している。
小さなメドゥーサに対しては「誰も貴女を責めないわ」と特に優しく接している。
しかし基本的に本人からは苦手意識を持たれており、怪物として具現化した姿でも取り乱すほど。
Fate/Grand Order
契約したマスター。
例に漏れず、思わせぶりな言葉と理不尽な要求でマシュやロマニ共々振り回している反面、自分に惑わされない彼/彼女を「鈍感なひと」と称しつつ手を貸している。
第1部2章にて、試練の洞窟探索の仕掛け人を手伝わせた。
お互いに面識は無いが、酒呑はゴールデンから「ステンノ様系」と評される似た者同士である。
妹に世話を焼かれている相手。
彼からは「ステンノがいるとエウリュアレが嬉しそう」と親しみに近い感情を抱かれており、ステンノも同一の存在である自分達を見分けることの出来るアステリオスに対しては優しく接する。
余談
メインシナリオでの扱いは、第1部3章で大活躍をした妹のエウリュアレに比べるとかなり小さく、長らく日の目を見ない存在であった。
だが、2018年5月に開催された期間限定イベント『虚月館殺人事件』では、ステンノの外見で映る少女「ジュリエット」として登場し、その中でぶっちぎりのヒロイン力を見せつけている。
いつものドSで自ら動こうとしない気質がなくなり、あくまで「時代と家柄に翻弄される気丈な少女」として映るステンノの姿に、多くのマスターが「ステンノ当人ではないとわかっていても」魅了され、ステンノの本来のポテンシャルの高さを改めて思い知られるに至る。
オマケに、そんなジュリエットと主人公が憑依した人物は「同じ大学のゼミ仲間で、二日に一度はランチを一緒して、週に一度は観光(レジャー)に出掛ける程度の友達」という、どう聞いてもオイシイ立ち位置だったことも、ステンノの魅了に相乗効果を与えている。
そして、主人公が現実世界の推理からジュリエットに危機が及ぶとわかって焦燥し、壁に頭を打ち付ける迷場面に倣い、ジュリエット(≒ステンノ)に会おうとしてヘドバンするマスターが続出する事態に発展。瞬く間に某攻略wikiのコメント欄はヘドバン祭りの会場と化してしまい別名カルデアステンノキツツキと呼ばれる一種の名物になった。特に第2部進行中のマスター達は大切なものが奪われたという事実を改めて認識し、元凶への熱いヘッドバットを決意するのだった。
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