概要
未確認生命体(グロンギ)のうち、ズ集団に属するウツボカズラ種の怪人。タトゥーのモチーフは正面を向いたウツボカズラ。警察からは未確認生命体第10号として扱われている。
作中における2000年2月10日(EPISODE7「傷心」の2週間前に当たる)にゲゲルを開始、翌日クウガと交戦の末にマイティキックで倒されたと記録されている。
グロンギに散見される「設定のみ」の存在の一人であり、その性格や具体的な能力、ゲゲルの内容については不明な点も多いが、容貌に関してはムック本「仮面ライダークウガボックス」に収められている『仮面ライダークウガ デザイン画集』に、検討用の2種類の頭部のラフ画が収録されている。この事から、番組の初期段階では登場が予定されていた事が窺える。
バヅーによるゲゲル挑戦を皮切りに、ここまでほぼ2日に1日ペースで現れていたグロンギであるが、ガズボの次のプレイヤーであるダーゴがゲゲルを開始したのは、ガズボが撃破されてから3日も間を置いての事であった。
だからと言ってこの間、グロンギの動きが全く止まっていた訳でもなく、警察にすらその存在を認識されなかった「姿なきプレイヤー」が、密かにゲゲルに挑戦しこれを成功させていたのである・・・。
漫画版
同じく設定のみの存在であったメ・ゴリギ・バに続き、第77話にゴ集団に属するグロンギ「ゴ・ガズボ・デ」として登場。
口に二つのウツボカズラがぶら下がったような特徴的な姿をしており、背中からツタを伸ばして攻撃する能力を持つ。
作中ではターゲットを探して商店街を訪れていたが、誰もいないことに腹を立てて触手で町を破壊、そこに駆けつけた仮面ライダーG3と交戦し、「GS-03 デストロイヤー」で両断され倒された。
このGS-03 デストロイヤーは、原典である『仮面ライダーアギト』では躱される、もしくは敵に弾かれてロストするなど、まともに当たったことすらないという扱いであったため、同作がこの装備による最初の撃破例となった。
後に87話にて彼の弟である「ズ・ガズバ・デ」が登場。
こちらは北海道・三国峠の樹海に隠れ住んでおり、住処に近づいた者を木に吊るし自らの養分とすることで暮らしていた。
行方不明になった友人たちの捜索に訪れた五代みのりを襲うも、津上翔一が変身したアギトによって撃退された後、卓真の超自然発火能力で焼き尽くされ死亡する。
関連タグ
仮面ライダーディケイド:同作の「クウガの世界」における未確認生命体第10号。平成ライダーの「10番目」である事から、その繋がりに由来した制作陣の一種のお遊びと推測される。
未確認生命体第○号