「BAD RUCK!!」
概要
CV:鈴木達央
『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』に登場する大空魔竜戦隊の戦闘員。No.44。
外見はダリウス人っぽいがれっきとした地上人でアメリカ出身。顔に入っているのは刺青ではなくメイクで、右目を隠している。
死神の異名を持ち、異常なほど合理的な思考回路と、超が付くほどの賭け好きにより同じ戦闘班からも距離を置かれている。そのずば抜けた頭脳と勘は8歳でチェスの世界王者になったほどであるが、ギャンブルの事は誇りをかけた勝負であるというスタンスを崩しておらず、イカサマを嫌う。
女性に対して紳士的であるが、何の躊躇もなく一歩間違えれば味方を殺しかねないような攻撃を行う(しかも、それで事態が悪い方向に向かったことが一度もないのがタチが悪い)ため、ピュリアからは毛嫌いされ、面罵されたこともある。フェミニストのため女性への攻撃は行わないが、心の底から腐り切った次大帝プロイストには「お前なんかがレディなものか」と吐き捨てている。
愛機キルジャガー共々集団行動に向いているとは言い難い人物の為、キャプテン・ガリスはディックとの協議の末、一時的に大空魔竜を離れた独自行動の権限を与えた(表向きは追放)。ダイヤがガイキングに「選ばれた」際に居合わせていなかったのはそのためで、初登場は17話と遅かった。その際にはコイン1枚から瞬く間に成り上がって空中ザンガイルにおけるダリウス界最大のカジノの経営権を奪い、美女を侍らせているという恐ろしいほどの出世ぶりを見せ、儲けた金は全額大空魔竜戦隊に寄付した。
実は大空魔竜戦隊のスポンサーを行っている多国籍企業NEXの会長・ロバートの息子。金儲けにしか目が無く妻(ディックの母)の死を招いた父を嫌っていたディックは家を抜け出し、荒んだ生活を送っていたが、そこでダリウス軍の魔獣に襲われ、生死の境を彷徨う。しかし、そこでルル・アージェスに助けられ、彼女を「天使」と呼び敬愛している。元がチャラ男なのでルルの頬にキスをするなど、Noタッチは全然守ってないが。
そのため、ルルに心惹かれていたダイヤとはしょっちゅうケンカ(主にダイヤの負け)をしており、しかも終盤を見る限り友達としてはともかく異性としての愛情は明らかにダイヤよりリードしていた。
とはいえ決してダイヤの事を見下すことは無く、むしろ常日頃から(多少は揶揄ってるのかもしれないが)ミスターガイキングと呼んでおり、ダイヤも内心はディックを尊敬していた。
終盤、ダイヤとその父を救うべくファイナルドボルザークの攻撃から身を挺して庇い、撃墜される。
大空魔竜戦隊の仲間たちは彼の死を悲しんだが、実はダリウス軍に救助されており、最終回では病院でリハビリ中だった。五年後の描写では彼の姿だけなく、その後どうしているのかは不明。
スパロボでは
当然ながら精神コマンドには幸運や直感持ち。最後に覚えるコマンドが「愛」なのも、彼らしい。
シナリオ面では基本チャラいのでだいたいの女性キャラに色目を使う。『K』では筋肉モリモリの早乙女門子にすらナンパしていた。『L』ではあの綾波レイにまで手を出そうとしたが、勿論何のリアクションもされなかった。同作では軟派仲間のミシェルと仲が良く、彼の討死には深い悲しみを抱いていた。
キルジャガー
CV:竹本英史(唸り声のみ)
ディックの乗るジャガー型の万能戦闘機。飛行形態から獣形態に変形すると、脚からサーフェスグランダーという特殊な力場を発生させることにより、空中や水面を「走る」ことができる。『スパロボK』においてはこの技術をサコンさんが応用し、ゾイドを宇宙空間で動かしている。
主な武器は伸縮自在の尻尾「ゼクターテイル」と機関砲「バルカンストーム」。両目にはガイキングの胸の目についている超音波メーザー砲「ザウルガイザー」が付属し、相手の装甲を内部破壊することができる。
口内にはガイキングや大空魔竜の放った炎エネルギーをキャッチして増幅する「デスファイヤー」の装置があり、ハイドロブレイザーの何倍ものパワーアップを行える。
最終決戦でファイナルドボルザークの攻撃を受け大破、全壊した。
モチーフは『大空魔竜ガイキング』に登場する暗黒ホラー軍団の暗黒怪獣デビルジャガー。
ロボットガールズZ
CV:たけだまりこ
いろいろとヤバい外見と性格。さすが東映、見境が無い。しかも名前はジャガーちゃん。
外見は外国人みたいだが、実はサバンナ…と呼ばれる千葉県某所出身。好物は落花生饅頭。
ガイちゃんの所属していたソフトボールチーム最大のライバル(もちろんHGは千葉県)の強打者で、ガイちゃんの剛速球を唯一打ち返したと言われる。
大のカードゲーム好き。