真体機神降臨ΠΟΣΕΙΔΩΝ
プロフィール
※2部5章アトランティスに敵ボスとして出現するポセイドンコアの属性から確認できる。
概要
『Fate/Grand Order』に登場するキャラクター。
第1部と第2部で異なる点が多いが、原因についてはオリュンポス十二機神を参考の事。
共通点としては、アトランティスを舞台にした海神である点や、特定の人物と因縁を持っているなどがあげられる。
真名
注・第五異聞帯の内容が含まれます。
オリュンポス十二神の一柱で、最高神ゼウスに次ぐ圧倒的な強さを誇ることから、『海のゼウス』という威名を取る。
その正体は別宇宙に存在していた超科学が生み出した惑星改造用プラント船。
デメテルと同じくガイアの権能を色濃く受け継いだ旗艦であり、同系列艦。共に地の神とされ、権能の一部が同じ物だと説明された。人間に例えると、二卵性の双子に近い内容なのだろうか。
到着した惑星の活動を前提として作られており、海洋環境の改造と制御を目的としている。
後に「白い滅び」との戦いで機神の姿を失った際、この機能が海と地震を司る神として人類史に受けいられた。他の十二機神にも言える事だが、本体が機械なのでいくらでもチューンナップが可能。外装が汎人類史と異聞帯で異なっている可能性がある。
特異点で世界を我が物にしようとした事、カイニスやメドゥーサの尊厳を傷つけておきながらも、ドレイクにやられれば怒りのあまり発狂し、呪いをかけてなおも執着し続けるなど、神らしい独善的で傲慢な性質を持っていたことがわかる。
その反面、ゼウスに対しては「遺憾だが」と言いながら後を託す発言をしており、ある種の信頼を置いている様子。
第五異聞帯では、ゼウス/アフロディーテ/デメテルのように人型躯体は登場しなかった。
ただし、ガラテアのイベント『アキハバラ・エクスプロージョン!』で、造形王が製作中の彫刻の中で、唯一デザイン元が不明な男性像がある。他の彫像がアスクレピオス・パリス+アポロン・エウロペである事から(後は動物)テーマはギリシア系と解る。
下半身が彫り終わっていないものの、右手に何らかの道具(武器)を持っている事が確認できる。左手は無手なので、片手武器を持つ誰か=十二機神の人間躯体(アポロンは弓使い+双子の妹と類似予定?なので多分違う)の可能性があるので、ポセイドンも候補に入っている。
なお、デメテルは同系列艦という事なので、デメテル男体版の可能性も。
人物
汎人類史のポセイドン
下半神の名に恥じず(?)、あちこちの女性に手を出して子供が生まれているが、それはポセイドンにとって使い魔のような扱いであるとカルデアから推測された。事実、オリオンは父親がポセイドンであるとわかっているが、顔を知らない。
特異点のポセイドン
第1部3章『封鎖終局四海 オケアノス』では主人公一行が到着前にアトランティス大陸と共に復活し世界を沈めようとするも、ドレイクに打ち倒され大陸共々もう一度海へ沈んでいった。本物の聖杯を保有しており、彼を倒した事でドレイクは聖杯の所有者となった。
当時はさらりと受け流したが、今から思うととんでもない事である。
異聞帯のポセイドン
第2部5章前編『神代巨神海洋 アトランティス』ではオリュンポスへの道の最後の門番を務める。正式名称は虚無海神ポセイドン。
元々はオリュンポス十二神で支配派の神だったが、途中から共生派に属した。敗北後は見せしめとしてゼウスに神核を書き換えられてビッグホールの防衛装置に仕立て上げられたと説明される。
海流を操作する能力を持ち、それによって自らのいる地点を通らなければオリュンポスへ続く穴にたどり着くこと自体できないようにしている。さらに自身は障壁で身体を守っており、しかもその起点としているコア自体も更に障壁で覆っているという鉄壁の要塞である。
外見は弓にクジラや巨大魚類の要素をかけ合わせたような形状で、さながら大怪獣の如き威容を誇る。ちなみにわかりづらいが、先端に三つの砲身らしきものがあり、ポセイドンの持つトライデントもモチーフに含まれていることがわかる。
コアのクラスはキャスター、アサシン、そしてトライデントを持つという逸話通りランサーとなっている。なお、キャスターやアサシンよりも彼に適していると思われるライダーが付加されていないが、ドレイクが盗み出した神核こそがライダーであったと言うならば説明がつく。
他の神々の機体のクラスは1つだけだった事を鑑みるに、機神本体のクラスは赤いコア(恐らくメインコア)と同じランサーだと思われる。
(どのようにして成し遂げたか不明とされているが……)ドレイクが後頭部に配置されているコアを奪取した事で理性を失い、基礎命令(門番)は実行できるのだが、敵と判断したものすべてをドレイクと認識してしまうまで錯乱。戦闘時でもドレイクへの憎悪や神核の欠如のためか、怒りをエラーの如く吐き続ける状態に陥っており、元の性格や人格は明らかになっていない。
ドレイクがコアを奪取してくれたおかげで四重防壁の一つに穴が開いてしまい、これがカルデア陣営の突破口となった。
能力
保有スキル
星の海を渡るもの(A) | 詳細不明。 |
---|---|
水の権能(A+) | 詳細不明。 |
海の権能(A++) | 詳細不明。 |
海底神殿の秘宝(B+) | 詳細不明。 |
宝具
トライデント・オーシャンレイ
- ランク:不明
- 種別:不明
- レンジ:不明
- 最大捕捉:不明
コアから三又に分かれるビームを撃ち出す。人型躯体で使用した場合、トライデントからビームを放つ形になると推測される。
日本語標記は十二機神の宝具に相当する攻撃が「汝、星を〇〇す△△」となる法則があるため、それに習ってカイニスの宝具が『海の神、荒れ狂う大海嘯』であることを踏まえると、『汝、星を○○す海嘯』である可能性が高い。
ゲーム上において
第2部における対決の際には、真体機神降臨という特殊出現演出が発生し、ΠΟΣΕΙΔΩΝとギリシャ語で表示される。
関連人物
妻及び血族
アンピトリテ
ポセイドンの正妻。ゴッホちゃんの○○である。
アンピトリテとの子で下半身がイルカ。正妻との子なので嫡子であり、ポセイドンの後継者とされている。あまり親子らしいかかわりのない父親のようだが、それでもロボであると知らなかった。
汎人類史において彼女が怪物と化す原因となった。
しかしペガサスをポセイドンからの贈り物であるなど、メドゥーサとの関係を好意的に解説する媒体もありハッキリしない。
メドゥーサとの間に生まれた幻獣と怪物の息子達。ペガサスはペルセウスやメドゥーサなどの騎兵英霊の乗騎となって活躍した。ちなみにクリュサオルの子供がエキドナ。
孫。あのほわわんな神妃にポセイドンのDNAが組み込まれている。どうしてこうなった。
息子だが、同時に玄孫。母親がエウロペの孫なのでこうなっている。まあ、ギリシャではよくある事だ。彼は父親の事を全く覚えていないらしい。
数少ない伝承の中でも関係性が深い神。
ポセイドンの名も元々は『デメテルの夫』を意味する言葉をもじったものである。
しかしその関係はお世辞でもいいものではなく、デメテルを無理やり犯したというもの。
第五異聞帯でデメテルは『海は母であったもの』と言っていたので、多分、彼女になんらかのトラウマを与えている。
ちなみに、実の妹(元姉)。子供もできた(それがトラウマなんじゃあ・・・)。
カイニスの「同系列艦」というセリフから、双子かそれに類する関係の可能性がある。
玄孫。母はオーケアニデスで、第五異聞帯にその名を冠した島がある。
ゼウスのひ孫でアレスの来孫。彼に神馬を下賜した。
2020時点、実装されている中では一番新しいポセイドンの血族。
対ポセイドン陣営
汎人類史における彼の強姦の被害者。しかし皮肉なことに、傲慢な性格が一部似通っている。この作品でのポセイドンの正体を考えると強姦の件が別の意味になってしまいそうだが……
後に汎人類史のポセイドンが権能の一部を与えている事が判明している。
第1部3章においては彼を倒し、異聞帯においてもコアを奪取した、いわゆる因縁の敵である。
第2部5章のコア戦では自らの身体に侵入してきた敵をドレイクと誤認するほど。そもそもドレイクは世界一周を成し遂げたいわば『海を制覇した英雄』も同然であり、星の開拓者スキル無しにしても概念的にも天敵だったのだと思われる。
コアを奪ったドレイク本人の霊基を崩壊寸前まで追い込んだ上、さらに「海に出ることにより死ぬ呪い」を付与する形で、念入りに戦闘不能へと追い込んでいる。
この因縁が特異点の出来事に端を発するものなのか、異聞帯から始まったものなのかは不明。
ちなみにポセイドンの性格を考えると、ドレイクと戦うきっかけが大体想像できる。
甥ヘルメスの曾孫。呪いを掛けられたせいで、故郷に帰還するまで長い年月を要する羽目に合わされた為、思うところがある様子。
甥ヘルメスの曾孫。直接的血縁は無いが、父親の異父兄弟の父親がポセイドン。
第三特異点・第五異聞帯ともども、ドレイクと共に関わっている。
甥。カシオペアの傲慢な物言いに腹を立て、エチオピアをケートスで荒らそうとしていた折に、ケートスを退治した英雄。
親兄弟親戚
元弟にして兄。本人的には合わないタイプらしく、新たな主神の座を狙って反乱した事がある(このエピソードが、異聞帯におけるオリュンピア・マキナの元)。
反面、機能停止間際に「遺憾だが」と言いながら後を託す発言をしており、ある種の信頼はある。
甥。ゼウスの息子だが、性格とかいろんな物にシンパシーを感じる似た者同士。二人して人間として活動していた事も。
下半神の一人だが、ポセイドンと違い子供の面倒見は良い。愛情は伝わっていないけど。
言わずと知れた冥府の神にして弟。元兄。
彼に関する逸話は少ないが、かつてポルクスがポセイドンに『兄がケイローン塾から帰ってこなくて寂しい』と駄弁っていると、ポセイドンは『俺はハデスと1000年会っていない』と言い返したというブラコンな逸話がある。
元姉で妹。以下、上記参照。
異母弟。
彼の娘を無理矢理攫って手込めにしたアイオロスの友人で、一時期子供の養育を任されていた。
そして成長した娘に手を出した。第五異聞帯ではどういう仲だったんだか……
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以下ネタバレあり
第四のマキナ、《オリュンポス・マキナ》の結末である、『共存派の神と支配派の神が争い、支配派の神が勝利した』という内容は、事実の一部を改変した物だった。
元々、ポセイドン自身も支配派に属する神であったが、ゼウスは支配権を維持する為にデメテル・アフロディーテ・アルテミスの神核(プログラム)を書き換えるという暴挙に出た。
これが切っ掛けなのかは不明だが、ポセイドンは反旗を翻し、共生派に属する事となる。
敗戦により、アポロンとアテナは破壊、ハデスは最後の抵抗を行った事で権能の完全返還を阻止、ペルセポネは……
ヘファイストスとポセイドンのみが生き残ったが、ヘファイストスは真体から頭脳ユニットを切り離されて幽閉、真体をアトランティスに破棄された。
そしてポセイドンは、デメテル達同様に神核を書き換えられ、『共生派で唯一生き残り、主神の軍門に下った』という、事実上の見せしめを受けるのであった。
なお、この内容を知った汎人類史のポセイドンは、「ふざけんなあの愚弟……もとい愚兄!」(意訳)と、カイニスに自身の権能の一部を与え、カルデア一行を助けるのであった。