概要
『おそ松くん』およびその派生作品で、「六つ子がもしマフィアの一員だったら」という想定で描かれている作品につけられるタグ。
二次創作、パロディ・パラレルの定番である。
マフィアという設定上、大人の姿(『おそ松さん』)で描かれている場合が殆ど。
・長兄を頭領とする六つ子ファミリー
・チームとして行動する戦闘要員
・兄弟それぞれが敵対するファミリーの頭領
など書き手によって設定も様々。
なお、『おそ松くん』では、六つ子について「おそ松は喧嘩が得意である」「カラ松は喧嘩っ早い」等といった設定があった。
そういう点ではケンカ松(喧嘩松)の派生とも言え、双方のタグが付いている作品も見られる。
どう区別するかは人それぞれ。
公式では
原作等の公式では「マフィア」では無く、「ギャング」という言葉を用いている。マフィアとギャングは似て非なるものであるが、ギャングと六つ子が遭遇したり、六つ子自身がギャング役になる話がある。登場キャラクターの大半が銃殺という結末を迎える話すらある。
アニメ『おそ松くん(平成版)』では、以下のエピソードで小悪党のギャング役を演じた。服装は両話で少し異なるが、いずれもハットをかぶり、黒いシャツと赤ネクタイの上にスーツを着用。
- 第46話『ねっけつ! チビ太刑事ザンス』…おでん禁止法という変な法律ができた都市で、ギャングのイヤミ一家がおでんの密売をして儲けている。六つ子はイヤミの手下で、車の中からチビ太の命を狙ったりする悪役。直接対決のときは2人組で行動していた。
- 第59話『ハタ坊は正義の味方だジョー』…六つ子とチビ太がギャング。アカツカ合衆国の大統領選挙の裏でイヤミの護衛に雇われ、六つ子は2人組に分かれて屋敷の警備に当たる。チビ太とは仲が悪い。登場シーンはかっこいいが、ヒットマンのジョー・ハタ坊の襲撃にひとたまりもなく、裸にされたり自滅したりしてあえなく負けた。
「おそ松さん」では、
アニメの第1期7話「4個」にてカラ松が銃を構えておりマフィア設定かと思われたが、これは刑事のようだ。しかし二次創作のマフィア松の外見にも取り入れられた。
雑誌やグッズ関連
2016年4月の「別冊アニメディアDELUXE+ Vol.1」表紙にて、スーツを着たおしゃれな六つ子が登場している(念のため述べておくと、マフィアという公式明記は無い)。
他にもスーツやベストを着たおしゃれな六つ子のグッズがいくつか出た。あるのんかふぇがイベントのAGF2016~2018に出展した「Matsuno Family」シリーズの黒スーツを着た六つ子はマフィア設定のようで、イラストによっては武器を持っている。
2017年にムービックから発売された「銭シリーズ」の椅子に座った姿なども、見ようによってはそう見える。
また、ゲームに出た白スーツの一松が二次創作に描かれる中でイタリア風マフィアのドンという役柄を付けられたのだが、2018年11・12月のPRONTOコラボカフェ第3弾のテーマ「イタリアの伊達男〜L′inverno〜」では一松が白スーツを着て登場している。
2017年12月~2018年1月の渋谷マルイとのコラボにて「ギャング松さん」のイラストが登場した。六つ子がベスト姿で、一松は右目に黒の眼帯、十四松は釘バットを装備している。
ゲーム「へそくりウォーズ」
外見だけ二次創作に取り入れられたパターンでは、「おそ松さんのへそくりウォーズ」に登場したホワイトデーの白スーツや、チャイナ服などもモデルになった。
一方、公式では「松ノワール」や「モブスター」のシリーズが登場した。モブスターについては人狼松を参照。
松ノワール
2017年5月30日に開始された期間イベント「松ノワール 無闇のレクイエム」は、東洋の異国の赤塚(ツェチョン)という街の黒社会が舞台。
みんなが血まみれで銃激戦をする攻撃モーション(→こんな感じ)が象徴するようにちょっとノワールものっぽい展開。やられモーションは殴られた所。
また、2019年1月~2月8日のイベント「松ノワール 犬死のプレリュード」の補完的な話で、前日譚や幕間が描かれた。新衣装は制服の「赤塚警察」と、年(ニェン…獅子舞)の近くで銃撃をしていた冒頭場面の「追跡」の2種類。
- 六つ子 …本名とは別に通称がある。カラ松とトド松はおそろいの刺青を入れている。一応マフィアではなく、全員が赤塚警察学校(黒社会とずぶずぶ)を卒業した警官ということになっている。
- イヤミ …転属により街に来た刑事。死影拳の使い手らしい。シリアスな場面が多くてシェーがやりにくいそうだ。
- トト子/トトコ …元警官で、今は実家の魚料理カフェ「魚忠(ユチョン)」を手伝う。トレイシーと呼ばないと怒るらしい。六つ子の幼馴染だけど涙目で銃を撃ってくる。髪型はボブカット。
- ハタ坊 …頭上に黒い旗を立てた組織「旗頭会(フラッグ・ソサエティ)」のボス。インテリ風。プレリュードでは怪しげな風水に凝っていたことが判明。
- デカパン …組織「大犯大(ダイハンダイ)」のボス。空中でヘリから身を乗り出してガトリングガンを撃つ。
- ダヨーン …六つ子を見守る情に厚い警官。いつもより眉毛が太い。攻撃は鉄拳制裁。
- チビ太/チビタ …実はイヤミの助手として街に来ていたことがプレリュードにて判明。
- 聖澤庄之助/庄(ツォン) …聖澤(シンツァ)兄弟による組織「17H」のボスの一人。六つ子に父さん・親父さんと慕われる育ての親。戦闘キャラではない。
この話の六つ子は10年以上昔に故郷から異国に誘拐されて、ギャングに売られたところを闇組織のボスの庄に運良く拾われて育った。しかしある日、庄たちの幹部会で事件が起こり、何不自由なく暮らしていた六つ子の生活も一変する。
黒社会の抗争が激しくなると見た刑事のイヤミ達は、六つ子の将来を案じて故郷に帰るように薦める。しかし六つ子の行動は……。
ちなみに話中で、六つ子の捜索願が出ていると聞くも、密林で行方知れずという情報に「絶対僕らじゃないでしょ?」と人違いで片づけるくだりがあるが、これはまた別の話「松野探検隊失踪の謎を追う!」に登場した探検隊の六つ子のことと思われる。
ゲーム「にゅ~パズ松さん」
「にゅ~パズ松さん」(2017/9/30~2019/1/28配信)には「ゴッドブラザー」シリーズが登場した。初出は2018年5月2日~11日の限定ガチャ。また11月1日には、F6の姿になった新ゴッドブラザーこと「ゴッドブラザー~REVENGE~」も登場した。
ゴッドファ○ザーのもじりからマフィア松と思われる。
- 黒の首領 おそ松 …スキルは「選択ブロックを発光(縦)ブロックにして発動」
- ホワイトボス カラ松 …スキルは「ブロックを3個発光ブロックに変換」
- スナイパー チョロ松 …スキルは「選択ブロックを発光(横)ブロックにして発動」
- 闇の武器庫 一松 …スキルは「ブロックを2個神松ブロックに変換」
- クレイジーウェポン 十四松 …スキルは「選択した種類のブロックを全消去」
- 影の諜報 トド松 …スキルは「ブロック選択消去×3回」
黒と白の勢力に分かれている(長男・四男・末弟のいわゆる扶養合格組が黒服、扶養保留組の次男・三男・五男が白服)。
(参考:公式Twitterアカウント)
その他のゲーム
マフィアより喧嘩松に近いが、2017年6月の「ダメ松.コレクション」(終了)のガチャ「流れ者の鎮魂歌(アウトローレクイエム)」から出るおそ松・チョロ松・一松・トド松の4人が、街で抗争するチームと傍観者という設定だった。
(参考:4Gamer.netの紹介記事)
ゲームのたび松こと「おそ松さんのニートスゴロクぶらり旅」に登場したカジノの衣装もモデルに取り入れられた。
また、たび松の2018年7~8月のイベント「マフィア・オブ・ワンナイトウルフ」では、マフィア松が人狼ゲームをした。六つ子のほかに神松やイヤミも出た。(詳しくは⇒人狼松)
また、2018年11月15日~26日のイベント「猫とカラスの狂想曲」では、ミスターフラッグことハタ坊がマフィアのドンである。それとは別に、六つ子が扮するギャング松(衣装名はストリートギャング松)の集団であるクロウマスク(兄松)とキャットフード(弟松)が街の覇権を争っていたが、ハタ坊は権利者の紋章をラップ対決で勝ったほうに与えようとする。
関連イラスト
別名・表記ゆれ
極道松(すこし毛色が異なる)
関連タグ
BL松の派生カップリング
カップリング(CP)の二人の片方や両方がマフィア役の場合、マフィア松と一緒につく事があるタグ。「マフィ(ア)」の役は誰でもなりうるため、複数のCPがタグを共有しうるが、元のCPタグと併用して選り分けるとよい。