「5人揃えて2500万、逃がして堪るか!」
CV:谷昌樹
概要
Case File 10「明日への脱出」に登場したロンダー囚人であり、30世紀において傭兵として数々の戦場を渡り歩いた殺しのプロ。黒いヘルメットと鎧に身を包んだ鬼の姿を持つが、よく見るとその素肌は赤い鱗に覆われた恐竜然としたディテールとなっており、ヘルメットと両肩の肩当、そして右膝の膝当ては鋭い棘が付いている。鬼らしく巨大な黒い金棒で武装しているのも特徴の1つ。
劇中では解凍後、逮捕前と同様に傭兵としてドルネロに雇われ、一人につき500万円の懸賞金を懸けられたタイムレンジャーの抹殺を依頼されて5人を狙う。
活躍
タイムレンジャーへの刺客として解凍されると、ドルネロから1人500万円の賞金を賭けられる。
時空パルスの発信機で竜也とアヤセの2人を倉庫に誘き寄せると、2人のクロノチェンジャーを破壊して倉庫に監禁。そのまま仕掛けた爆弾で倉庫ごと爆破して抹殺せんとする。
だが、2人は辛くも倉庫から脱出した為に作戦は失敗。2人を追って竜也を棍棒で負傷させると、アヤセも両目から発射するロープ状の光線で、缶と段ボールの山へと吹っ飛ばす。
追い打ちを掛けんと竜也に襲い掛かるも、向かって来るアヤセの妨害を受けた為、今度は2人を冷凍倉庫に閉じ込めて凍死させようとする。其処へイエローとピンクが駆け付けるも、持ち前の戦闘力で圧倒するのだが、その隙に竜也とアヤセはシオンに救出されていた。
変身して向かって来るレッドとブルーを迎え撃つオーグだったが、2人の連携の前に先程とは打って変わって押される形となり、怯んだ所へレッドのベクターエンド・ビート3を受け敗北。
だが、負けじと上記の台詞と共に右の二の腕から巨大化抑制シールを剥がして巨大化し、今度はタイムロボα相手に剣で立ち向かうも、結局はプレスブリザードを浴びて圧縮冷凍されるのだった。
余談
モチーフは鬼と恐竜。名前の由来は鬼の英訳である「オーガ(ogre)」から。
オーグが登場したCase File 10にて、アヤセがオシリス症候群を患い、余命1年の命である事を竜也は知る事となる。
声を演じた谷氏は前作の『救急戦隊ゴーゴーファイブ』にて黒煙サイマ獣チャンバーノの声を当てており、こちらも同じく第10話に登場した怪人である。次の谷氏のスーパー戦隊シリーズへの出演は17年後の『宇宙戦隊キュウレンジャー』となり、何とラスボスであるドン・アルマゲの声を担当する事となる。
なお、この回のOPでは名前を「谷晶樹」と誤植されてしまっている。
Vシネマ『未来戦隊タイムレンジャーVSゴーゴーファイブ』では彼の叔父バーツが登場している。
関連タグ
未来戦隊タイムレンジャー ロンダーズファミリー ロンダー囚人 傭兵
オルグ(百獣戦隊ガオレンジャー):次回作に登場する鬼繋がりの怪人群。
アブレラ傭兵軍団:『特捜戦隊デカレンジャー』に登場する傭兵繋がりの犯罪者達。
キアイドー:『海賊戦隊ゴーカイジャー』に登場する傭兵繋がりの戦隊怪人。
人外合成型オーグメント:名前の語尾が同じ「○○オーグ」のライダー怪人。