概要
愛知県尾張地方北部にある市。人口は約14万8千人(2019年10月現在)。
名古屋市から見て真北にあり、隣接する自治体は一宮市、春日井市、犬山市、江南市、岩倉市、北名古屋市、西春日井郡豊山町、丹羽郡大口町
戦国時代末期、織田信長が小牧山城を築き、一時は尾張の中心となった。
小牧市は陸上交通の要所であり、東名道・名神道・中央道・名古屋高速が交わっているほか、名古屋飛行場(小牧空港)が立地する。そのため戦後は三菱重工業等の軍事企業やその下請け企業の工場や倉庫が集まり、名古屋圏における(海上を除く)広大な軍事工場へと変貌した。かつては物流センターの拠点だったが、リーマンショックに伴う世界的な不況によって倒産や自主廃業する事業者が現れ、近年は東海北陸道の全線開通や東海環状道の開通区間の増加に伴い、規模の縮小や隣接する自治体(遠くは岐阜県土岐市)に拠点を移した事もあり、もはや過去の存在となっている。
一方、商業や娯楽、教育の場は市内に少なく、これらの点では名古屋市への依存度が高い。
市北部では日本三大奇祭の1つである『豊年祭』が行われる田県神社がある。
交通
複数の高速道路が交わっており、自動車交通の要になっている。
一方で、鉄道は各駅停車しかない名鉄小牧線だけと非常に不便。しかも名古屋駅や栄駅に行くには必ず乗り換えが必要になる。そのため小牧駅の1日の乗降客数は約1万人ほどに過ぎず、名鉄名古屋本線や犬山線の主要駅と比べてかなり少ない。
かつて小牧駅から桃花台ニュータウンに向かって桃花台新交通ピーチライナーが走っていたが廃線となってしまい、現在桃花台ニュータウンは鉄道空白地帯となってしまっている。この地域では春日井市の春日井駅や高蔵寺駅までバスで移動したり、あるいは自家用車で直接名古屋に行く人の割合が高い。
名古屋飛行場は地元では小牧空港とも呼ばれる。かつては名古屋における空の玄関口であったが、中部国際空港が開業して以降はかなり機能が縮小した。
鉄道
道路
高速道路
- 東名・名神高速道路:(春日井市)~小牧JCT~小牧IC~(岩倉市)
- 中央自動車道:(春日井市)~小牧東IC~小牧JCT
- 名古屋高速11号小牧線:(西春日井郡豊山町)~(1104・1114)小牧南~(1105・1115)堀の内~(1106・1116)小牧北(小牧ICと直結)
国道
県道
- 愛知県道16号多治見犬山線
- 愛知県道25号春日井一宮線
- 愛知県道・岐阜県道27号春日井各務原線
- 愛知県道49号春日井犬山線
- 愛知県道102号名古屋犬山線
- 愛知県道158号小口名古屋線
- 愛知県道160号入鹿出新田小牧線
- 愛知県道161号名古屋豊山稲沢線
- 愛知県道165号春日小牧線
- 愛知県道166号小牧岩倉一宮線
- 愛知県道172号西之島江南線
- 愛知県道178号明知小牧線
- 愛知県道179号宮後小牧線
- 愛知県道195号荒井大草線
- 愛知県道196号神屋味美線
- 愛知県道197号小牧春日井線
- 愛知県道199号高蔵寺小牧線
- 愛知県道201号南外山勝川停車場線
- 愛知県道451号名古屋外環状線
- 愛知県道453号明治村小牧線
- 愛知県道515号高速名古屋小牧線(名古屋高速11号小牧線)
関連項目
井戸田潤・・・小牧市出身の人物。