臨機兵ブトカ
りんきへいぶとか
CV:無し
カブトムシを手本とし、鎧の如き堅い外骨格と大きい角のような長槍で戦う獣拳である臨獣ビートル拳の使い手。
しかしリンリンシーではなく「臨機兵」という戦闘員であり、レリーフは頭部の形状に反映されている。また自我は持たず、命令を受けて動く一種のゴーレムのような存在。
空の拳魔カタの強力な臨気を注入される事で起動し、カタの意志に従い、ワガタクと共に理央を守る屈強な衛兵として戦いをサポート。理央の邪魔をする者を排除する役割を担う。
戦闘では相方と共に槍を武器に戦い、槍を互いに重ね合わせる事で強力な光線を放つ。
修行その19「ゴキンゴキン!理央と対決」
「更なる強さの高みへ上るためには、激獣拳と名のつく物全てをこの世から消し去る必要がある」とラゲクとカタに諭された理央が、打倒激獣拳の出陣の儀式を執り行った際にカタより臨気を注がれて起動。
臨機兵ワガタクと共に理央を守る近衛兵として出陣し、ゲキレンジャーと干戈を交えた際、理央が最初にイエローを叩きのめす際にレッドとブルーを圧倒し、ブルーを押さえつけた。
だが程無くして「自分の事しか考えない事」を邪な心であり悪と断じるイエローを理央が「最悪の悪は弱さだ」と一蹴した直後、ブルーに逃げられる。
そのブルーも「強さだけが美しさの全てではない」と言う自身の主張に対し、理央から彼に敗れた兄を引き合いに出された上で、「必要なのは強さのみ」と叩きのめされた。
残るレッドも、「強い者は優しくあるべきであり、その強さを分け合うべきだ」と言う自身の考えを「甘い」と理央にバッサリ切り捨てられた上で蹂躙される。
負けじとゲキバズーカで彼を撃ち抜こうとする3人に対し、ワガタクと共に理央の前に出て盾になろうとするも、当人はこれを拒み、放たれた一撃を片手で握り潰した。
その後、尚も負けじと立ち向かい、過激気の片鱗を見せて変身が解けたジャンが倒れるや、同じく変身が解除されたランに矛を向けて介錯せんとすると、その場にマスター・シャーフーが現れたために矛を収めてその場に佇む。
そしてシャーフーが理央に取引を持ち掛け、理央がそれに応じて過激気習得まで3日間の猶予を3人に与えるのと引き替えに、ワガタクと共にシャーフーに矛を突き付けて人質とした。
修行その21「ビキビキビキビキ!カゲキに過激気」
いつでもシャーフーを処刑できるようにワガタクと共に構えていた所にジャン達が駆けつけ、理央と干戈を交える。
その圧倒的強さの前に、またも敗北するかに思われた3人だったが、ジャンが何のために自身が戦うのかという問いに対し、「守りたいから戦う」と言う答えを見出したのを機に遂に過激気に覚醒。残る2人もまた、守りたいと言う気持ちを奮い起こして過激気を身につけ、スーパーゲキレンジャーへの変身を果たす。
向かって来る3人に対し、理央の援護のためにブトカ共々参戦するも、スーパーゲキブルーに攻撃をいなされて懐への侵入を許してしまい、そのまま崖下へと吹っ飛ばされる。
そこへ追撃して来たブルーのスーパージャガー撃を叩き込まれ、敢え無く爆散した。
直後に過激気の力を見極めんとするカタの臨気奔流豪天変によって巨大化。ゲキゴリラのインファイトになす術も無く翻弄されるも、何とかワガタクと共に槍でゲキガゼル共々吹っ飛ばして大勢を立て直す。
そして空を飛び回るゲキペンギンを撃ち落とそうと光線で攻撃するがまるで当てられず、気を取られた隙にゲキガゼルによるキックと、ゲキゴリラのドラミングの衝撃波によって勢いをつけたゲキペンギンの突撃を喰らって吹っ飛ばされてしまう。
駄目押しとばかりに3人が召喚した、全ゲキビーストの前に、再びブトカと共に光線を放って応戦するも、9体の放つ激激ビースト砲の前にワガタクは爆発四散。
その後、ブトカは倒されたワガタクの臨気を取り込んで更なるパワーアップを果たすと、特大の光線を放って反撃に出るが、結局はゲキファイヤーのラッシュに押された末、吹っ飛ばされて岩壁に叩き付けられ、満身創痍になった所へ止めの頑頑ナックル落としを叩き込まれ、奮戦空しく岩塊となって砕け散るのだった。