概要
Minecraftに登場する生物には大きく分けて『動物』と『モンスター』が存在しており、主人公に対して様々なアクションを行う。
これらの生物(Mob)は「友好Mob」と「敵対Mob」と「中立Mob」の3つに大別される。
友好Mobは大部分の動物等がこれに該当し、基本的にプレイヤーへ直接危害を加える事はない。地形生成の際に同時に生成されて生まれる他、明るい場所の草が生えた土に時々スポーンし、倒すと大抵は肉や該当のMobに関連したアイテムをドロップする。肉は生よりも焼いた方が満腹度は大きくなる。
動物の子供は近くの親(大人)に追従する習性がある。一部中立・敵対Mobにも該当する。統合版ではスニッファー以外の全ての子供が親に追従するが、Java版ではウサギ、村人、野良ネコ(自然スポーンしないのでスポーンエッグかコマンド)、ヤマネコ、野生のオオカミ、カメ、スニッファーが追従しない上に、この上記に挙げたMob全ては、(恐らく)開発者の裁量により仕様となっている。
また、オタマジャクシはカエルの子供であるが、カエルとオタマジャクシが別々のMobと扱われているため、他の子供Mob(上記のJava版の6種類とスニッファーを除く)と異なり、カエルにオタマジャクシは追従しない。スニッファーは繁殖するMobとしては珍しくJava版、統合版共に追従しない。
また、子供の動物(オタマジャクシを含む)は倒しても基本的に何もドロップしない。
敵対Mobはその名の通りプレイヤーに敵対し攻撃を行う厄介なMobで、大半のモンスターがこれに該当する。夜間や洞窟内を始めとした暗い場所にスポーンし、倒すとアイテムを落とす事が多い。種類によってはその敵対Mobを倒す以外に入手方法が無いアイテムもあり、やり込む上では欠かせない。
一部の友好Mobにも起こり得る事だが、一定の距離以上離れたり、一定の距離離れて時間が経つとデスポーン(自然消滅)してしまう。デスポーンさせたくない場合、名札で名前をつけたり、アイテムを拾うMobであればアイテムを落として拾わせるとデスポーンしなくなる。
ちなみにデスポーンに関してだが、Java版では水生生物(魚、ウーパールーパーはバケツで捕まえるとデスポーンしなくなる)やヤマネコ(手懐けるとデスポーンしなくなる)を除き動物Mobは基本的に永続性がある。統合版では友好Mobも何もしなければデスポーンする。特定のMobに何か使えるアイテムを使うか乗るなどの行動を行う、好物で誘引する、リードで繋げたりすると永続性を持つ。敵対MobはJava版と同じである。
尚、難易度をピースフルにすると大抵の敵対Mobは消えてしまうが、一部のMobは消えずに友好Mobと化したりする。
中立Mobは条件付きでプレイヤーに敵対したりしなかったりするMobであり、エンダーマンやクモ、シロクマやヤギ、ゾンビピグリンや自然スポーンしたアイアンゴーレムなどがこれに該当する。プレイヤーに敵対してくる条件はMobによって様々だが、その条件を一つ一つ覚え、回避できる危険は回避するように立ち回れれば楽にプレイできる。
敵対状態は基本的に一定時間が経過することで解除されるが、設定や場合次第で敵対化が解除されないこともあるので注意しておきたい。
友好Mob・友好的中立Mob
※フグは接近すると敵対行動を取る
中立Mob
敵対Mob・敵対的中立Mob
※厳密には邪悪な村人ではないが、襲撃イベントで必ず邪悪な村人と共にスポーンする
ネザーのMob
その他特殊なMob
ver1.8より追加された敵Mob。海洋バイオームに生成される構造物、「海底神殿」の周囲及び内部にのみスポーンする。
詳細はガーディアン(Minecraft)を参照。
- エルダーガーディアン
ver1.8より追加されたガーディアンの親玉的存在。
詳細はガーディアン(Minecraft)を参照。
ゲーム内で3日以上寝ないと出現する、オニイトマキエイみたいな姿の空を飛ぶアンデッド。
詳細はファントム(Minecraft)を参照。
正ver1.8より追加されたモンスター。エンダーマンがテレポートした際やプレイヤーがエンダーパールを投げた際に低確率でスポーンする。
通常だと2分程度でデスポーンしてしまう。また、エンダーマンは何故かこのエンダーマイトに敵対化する。この性質を利用してエンダーマントラップが作られたりもする。
ver1.17より追加された粉雪に埋まらない。
ver1.19にて実装。ディープダークバイオームにて、「スカルクシュリーカー」という特殊なブロックが4回振動を感知した場合にのみスポーンする。
HPはかのエンダードラゴンやウィザーを軽く凌ぐ500。攻撃力も凄まじく、イージーですら16、難易度ノーマルで30、ハードだと45となり、オーバーキル不可避である。
ヴィンディケーターと同様に盾を一定時間使用不能にする能力を持ち、更に周囲にいる敵に「暗闇(Darkness)」と呼ばれるデバフを付与する。その効果とスポーンする立地、そしてスポーン時の演出も相まってとにかく不気味なようにデザインされている。
攻撃範囲も広いがブロックを高く積めば何とかなる場合もある…が、近接攻撃ができない状態が一定時間続くと衝撃波を放つ遠距離攻撃を仕掛けてくる。この衝撃波はブロックを貫通し、盾や防ぐことも防具でダメージを軽減することも全くできないというエヴォーカーも真っ青の厄介な仕様。しかも火炎耐性付きで溶岩に落として倒す事もできない鬼畜Mob。
これだけ強ければさぞやドロップアイテムも豪華な物なのだろうかと思いきや、現時点ではほとんど何も落とさない。経験値オーブと「スカルクカタリスト」を少しばかりドロップする程度でかなりしょぼい。恐らく腕試し以外には倒す価値もないだろう。
「倒す」事を明らかに想定していないぶっ壊れ性能で、公式的にも「出会ったら逃げるしかないMob」といったところ。なのにも関わらずトラップを作ろうとする猛者もいるから恐ろしいものである。
ただしそんなウォーデンにも勝てる方法は存在する。
先述の通り、ウォーデンは遠距離に対しても衝撃波で攻撃してくるが、そもそもウォーデンがこちらを認識できる距離に限界があり、認識できないと衝撃波も撃ってこない。また、ブロックを貫通する事はできるが、壊す事はできない。これらの特性を利用し、あらかじめウォーデンが入れて出られない大きさの穴を作り、ウォーデンがこちらを認識できないほどの遠くから弓矢等で撃ち続ければ、いつか倒す事ができる。ただし普通の弓ではとんでもなく時間がかかるので、「射撃ダメージ増加Ⅴ」の弓が欲しいところ。
また、戦闘を回避する術もある。
ウォーデンは完全な盲目のMobであり、こちらから攻撃しない限り、通常の方法ではこちらに敵対する事はない特殊な仕様となっている。ウォーデンは盲目の代わりに「振動と匂い」を感知しており、ウォーデン自身に近付くか、あるいは振動が出る行為(跳んで走り回る、ブロックを設置/破壊するなど)で刺激する事で初めて敵対する。その性質上全てのMobに敵対する可能性がある。
回避する方法としては、スニーク状態(しゃがみ)であれば歩いても振動が出ないのでウォーデンに感知されない事が挙げられる。もしウォーデンをスポーンさせてしまった場合は冷静にスニーク状態で距離を取ろう。何も感知しなかった場合、一定時間経過でウォーデンは地面に潜って帰ってくれる。
余談だが、ウォーデンがスポーンするディープダークバイオームには「古代都市」と呼ばれる巨大構造物が生成されることがある。その古代都市の中央には、かつての姿の頭部のような飾り物があるが、これが意味するものとは…?
更に、この飾り物の真下には、魂の炎がいくつも設置されている。魂の炎の色は青色、そしてスカルク系が発するパーティクルの色も基本的には青色なのに意味はあるのだろうか?
エンドのmob
ver1.9で追加されたモンスターで、ジ・エンドのエンドシティに生息している。
ブロックのように上に乗ることができるほか、ピースフルでもデスポーンしない珍しい特徴を持つ。
放ってくる弾に当たると、空中へ浮かんでいく「浮遊」の状態異常を受ける。
コイツの殻は便利な箱の材料になる。
倒すと再スポーンしないが、Java版ではver1.17より、統合版もver1.18.30より条件さえ整えば増殖が可能になった。
正式版ver1.0から追加されたモンスター。ジ・エンドに生息するボスモンスターで、現状ではラスボス的な存在となる。
召喚Mob
召喚モンスターはプレイヤーが特定のブロックで作れる。
トラップや製造機に組み込まれる、殺害され素材にされる、などおおよそ扱いは不憫。
自然スポーンせす、プレイヤーだけが召喚出来る友好Mob。カボチャをかぶった三段の雪達磨の見た目をしている。統合版では「スノーゴーレム」という名前である。
敵モンスターに対して自動的に雪玉を投けつけるのが特徴。しかし、雪玉に殺傷能力はなく、ブレイズとエンダードラゴン以外にはダメージを与えることが出来ないため、ヘイト稼ぎとノックバック以外の戦力にはならないのが残念なところ。
熱や水に弱く、砂漠やジャングルなどの温暖なバイオームでは何もできずに死ぬことがある。しかし、この熱に関しては耐火のポーションを投げることで一時的にだが耐えられるようになる。
ver1.9からはハサミを用いて頭のカボチャを取り外せるようになった。その素顔は左右微妙にズレている口と点目で、子供が作った雪だるまのような和みのある見た目である。また、スノウゴーレムが通った跡には積雪が出来るため、雪を大量に作ったり道しるべを作るのに便利な他、足元をシャベルで掘りまくって大量の雪をゲットする事もできる。というかそれが主な用途だろう。
ver1.17より追加された粉雪に埋まってもダメージを受けない。
どこぞの天空城で見たことあるような鉄製の守護者(ちなみに開発陣曰くマジでモデルは天空城のロボットだそう)。
稀に花(ポピー)を手に持って村人への友好の証とする性質もあり、見た目も相まって完全に一致している。
プレイヤーの場合はTの字の形に置いた鉄ブロック4個の中央上にカボチャを置くことで召喚可能。Java版にも統合版にもプレイヤーが召喚することで達成できる進捗/実績が存在する。
また、村人も危険を感じた時や一定人数ごとに村内で召喚する事ができる。
敵モンスターを視認すると積極的に近づき、その豪腕で殴って吹き飛ばして排除しようとする。その強さはゾンビどころか邪悪な村人でも一撃で倒れることがあるほど。
溺死はしないが、その重さ故に水中に沈んでしまい、自力で上がるのは難しい。しかし、落下ダメージは受けないため非常に頑丈である。
プレイヤーが召喚したものは友好Mobである一方村人が召喚したものは中立Mobであり、村人が召喚したものは自身を攻撃してきたプレイヤーには勿論、他のアイアンゴーレムを殺したり村人を攻撃しまくる等して村からの評判が地に落ちたプレイヤーに対しても敵対する。窒息させたり溶岩や火打石と打ち金などによってブロックの上に着火した炎のダメージでは敵対しない。
昨今では湧き条件と鉄を落とす性質を利用され、製鉄所トラップに組み込まれてマグマ処理される。護衛としては確かに優秀なのだが、鉄をクラフトに必要とするアイテムが多い上に取引で売れるアイテムでもあるため、このように扱われるのは致し方ないだろう。
ゲーム序盤に鉄を入手する手段として、真っ先にボコすプレイヤーも多い。そのため一部界隈では「歩く鉄」と揶揄されることも。但し先述の通り、アイアンゴーレムを直接手で倒すと、村からの評判が落ちてしまう。長らく住む拠点の村のゴーレムであれば、溶岩で焼き殺すのが良いだろう。
ピリジャーの前哨基地にダークオークの檻が生成された場合はその中に捕まっている事もある。この個体も攻撃せずに救出させれば無類の強さを発揮してくれる。基地内のチェストを狙うなら外のピリジャーたちはゴーレムに任せるといいだろう。
Java版ではver1.15より体力に応じて外見が変化するようになり、体力の低下によりひび割れの模様が付く。体力の減ったゴーレムは鉄インゴットを使用することで修理が可能になった。
この仕様は統合版には長らくなかったが、ver1.18.10よりJava版と同様の仕様になった。
ver1.4から追加された召喚Mobであり、同時にボスモンスターでもある。
ネザーにある土のようなブロック『ソウルサンド』か『ソウルソイル』をTの字に4個重ね、そこに特定のアイテム3個を横並びで置いて召喚出来る。エンダードラゴンがラスボスならこちらは裏ボスといった立ち位置と言えるだろう。こいつを倒すとあるアイテムを作成するのに必要な素材をドロップする。
敵対Mobなのでピースフルでは召喚できず、召喚後にピースフルに変更すると消滅してしまう。
大爆発を起こすと同時に活動を開始し、浮遊しながら高速で移動して頭蓋骨を飛ばして攻撃してくる。この頭蓋骨の攻撃を受けるとウィザースケルトンと同じく『衰弱』という死ぬ可能性があるスリップ状態になり、HPを少しずつ失う。アンデッド系(ゾンビやスケルトン等)を除く全てのmobが攻撃対象。
また、頭蓋骨には当たった地形を破壊してしまうという性質があり、召喚場所によってはワールド壊滅に繋がってしまうだろう。マズイと思ったら難易度をピースフルにすることも考えておきたい。
ver1.8からは作成直後から大爆発するまでの間も活動するようになった。上記の性質も相まって、下手な場所で半端な装備で呼び出せば確実に地獄を見る。
統合版では体力を吸収する効果こそなくなったものの、Java版より体力が強化されている。更に体力を半分ほどに減らすと矢のダメージを受け付けなくなり、ウィザースケルトンを複数召喚し、体当たりの攻撃も行うという強化が起こる。
なお、このボスの召喚方法は絵画のとあるイラストにヒントが一応存在している。
ver1.11にて邪悪な村人達と共に追加されたモンスター。エヴォーカーから召喚される。
鉄の剣を装備しており、HPは他の敵対Mobに比べて少ないが、攻撃力が高めな上当たり判定がかなり小さく、その上溶岩や水の影響を受けない上に固体のブロックをもすり抜けるという厄介な能力を持つ。
ver 1.19で登場したアレイとはあまり似てない姿だったが、Java版ver 1.19.3、統合版ver 1.19.50から外見がアレイに近い姿へ合わせられた。