CV:西村智博(現:西村朋紘)
概要
ボーゾックの荒くれ者の1体で、肩書は「ボーゾック一のファッションデザイナー」。
赤い魚の鰭を思わせる帽子を被って、目元も同じ様に魚の鰭で隠した頭部に、さながらエンゼルフィッシュかツノダシの様な意匠で白と黒を基調とした、奇抜な衣装に身を包んでいる。ルージュを塗ったような唇やオネエ口調で話すなど、女性的な雰囲気を醸し出す。
ファッションデザイナーらしく、自身の織った「怒りのジャケット」で着用した者の怒りを増幅させる能力を持つが、自身の肩書に反してそのデザインセンスは致命的にダサい。
因みにこのジャケットを着た者はリッチハイカー教授のリモコンで遠隔操作される仕組みになっており、ジャケットもご丁寧にその場でミシンで製作している。
活躍
「宇宙一のファッションデザイナー」を自称し、小型UFO型専用車「ゼリッカー」に乗って兵士ワンパー達から逃げる狂言を行い、シグナルマンに助けて貰うとその場で特製ジャケットを自作し、お礼として彼に贈る。
そして計画通り、自身のジャケットを着たシグナルマンが菜摘と洋子から「ジャケットが似合わない」(実際、デザインセンスに加えシグナルマンは人間体がないので肩アーマーなどが出っ張って余計似合ってない)との指摘されて彼の怒りを増幅させ、自身の意のままに操る傀儡に仕立て上げるのに成功。
その勢いでシグナルマンに罪の無い一般市民を襲わせ、カーレンジャーを誘き寄せようとするが、皮肉にも襲わせた一般市民こそ変身前のカーレンジャーであった。
兎にも角にもカーレンジャーが駆け付けたのを受けて、シグナルマンの怒りを更に増幅させると、そのままサイレンダーを出撃させて同じ様に巨大なジャケットを着せる。
だが、レッドに自身の絡繰りを感付かれてしまい、RVロボから離脱したブルーとグリーンにリッチハイカー教授のコントロール装置を破壊された為、シグナルマンは正気に戻ってしまう。
計画が失敗すると同時に、ゼリは芋長の芋羊羹を食べて巨大化すると、残るイエローとピンクが乗るRVロボを織物で締め上げ、電流を放って応戦するも、結局はサイレンバルカンとRVソード・激走斬りを連続で喰らい爆散した。
余談
モチーフはファッションデザイナーと熱帯魚。
声を演じた西村氏は昨年の『超力戦隊オーレンジャー』の劇場版でもネコシグナルの声を担当していた。
専用車であるゼリッカーは日産・エスカルゴがベースと思われる。
関連タグ
激走戦隊カーレンジャー 宇宙暴走族ボーゾック ボーゾックの荒くれ者
ファッションジゲン:5年前に登場したファッション繋がりの先輩。
イカリヅノー:『超獣戦隊ライブマン』に登場した怒り繋がりの戦隊怪人。
ケンタテロイド、ドゴルド、ペッカー・ツエッペリン:後のシリーズにおける怒り繋がりの後輩怪人達。特に後者は怒りに関する装身具を扱う点が共通している。