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概要編集

アイドルマスターミリオンライブ!」のコミカライズの1つ。全24話+特別編2話。

2014年7月12日にゲッサン小学館)で連載開始。2016年9月12日で最終回を迎えた。

作者は門司雪

ゲームやコンテンツ名との区別のため、「ゲッサンミリオン」「ゲッサン版」あるいは単に「ゲッサン」と略されることが多い。


ミリマス信号機トリオ春日未来最上静香伊吹翼の3名を中心に据えた漫画で、大きく分けると未来編(第1~6話)・静香編(第7~10話)・翼編(第11~14話)・クレシェンドブルー編(第15~20話)・信号機トリオ編(第21~最終話)に分けられる。


コミカライズでの完全新曲を生むなど、シアターデイズ配信以前期(~2017年)における『ミリオンライブ!』の歴史を大きく支えた1作であり、ストーリーの評価は今なお非常に高く、「ミリオンのバイブル」とまでも称される作品である。


設定編集

GREE版から一部設定の変更がされており、未来と静香が同じ学校だったり、未来がGREE版より多くの部活を掛け持ちしていたり、最初から765AS組が明確に先輩と描写されていたりといった変更点がある。特に未来と静香が同じ学校という設定は、シアターデイズ二人が別の都道府県出身という設定になったため、完全に非公式の設定になりつつある。


各話リスト編集

各話のサブタイトルは、アイドルマスターシリーズの楽曲のタイトルまたは歌詞からとられていることが多い(例外あり、また当該楽曲やユニットが本編中に登場するとは限らない)。

No.サブタイトル単行本
第1話あふれる夢1巻
第2話フェスタの開演1巻
第3話Let's dance!1巻
第4話かけがえのない夢1巻
第5話ココロがかえる場所1巻
第6話乙女ストーム!2巻
第7話Thank you for…2巻
第8話クレシェンドブルー2巻
第9話てづくりのぶどーかん2巻
第10話Catch my dream2巻
第11話オーバーマスター3巻
第12話Yes/No3巻
第13話プラリネ3巻
第14話アイル3巻
特別編①…In The Name Of。…?(※1)3巻
特別編②Make me ハッピ~エフェクト!3巻
第15話素敵なキセキ4巻
第16話同じ歩幅でどこまでいこう4巻
第17話今日と明日の狭間で4巻
第18話もっと届きますように4巻
第19話Believe our change!4巻
第20話ENJOY H@RMONY!!5巻
第21話約束5巻
第22話解き放つ可能性(※2)5巻
第23話新しい未来へ5巻
最終話みんな輪になって5巻
Extra Story君との明日を願うから(画集)

(※1 単行本3巻目次では「…In the Name Of。…?」となっている。)

(※2 「ときはなつメロディ」と読む。)


登場楽曲編集

アイドルマスターシリーズの楽曲のみ掲載する。また、太字は『ミリオンライブ!』の楽曲。


単行本編集

第1~4巻では通常版とオリジナルCD付き特別版、第5巻では通常版とオリジナルCD&画集付き特別版が同時発売されている。


第1巻編集

ごーまいうぇい!!

2015年3月12日発売。

未来のアイドルとしてのスタートと初ライブを描く「未来編」を収録。

特別版には未来、静香、翼、奈緒、琴葉、エレナ、昴によるボイスドラマと、静香が歌う「蒼い鳥」、未来・静香が歌う「GO MY WAY!!」を収録。

ボイスドラマは第4話のボイス化+門司雪氏書き下ろしオリジナルストーリーを収録。


第2巻編集

キミメロ未来ゲッサン版ビジョナリー

2015年8月12日発売。

「未来編」終盤と静香の過去、そして文化祭での静香の覚悟を描く「静香編」を収録。

特別版には未来、静香、星梨花、杏奈、このみによるボイスドラマと、未来が歌う「キミはメロディ」、杏奈・星梨花が歌う「ビジョナリー」を収録。

ボイスドラマは門司雪氏書き下ろしオリジナルストーリーを収録。文化祭編の舞台裏が明らかに。


第3巻編集

アイル

2016年1月12日発売。

フェアリー組のバックダンサーへの落選、そしてアイマスコミック初の完全新曲「アイル」の誕生を描く「翼編」を収録。

特別版には翼・ジュリア・瑞希が歌う「my song」、そして「アイル」を収録。


第4巻編集

Flooding

2016年7月12日発売。

静香をリーダーとするユニット「クレシェンドブルー」の活動を描いた「クレシェンドブルー編」を収録。

特別版には「クレシェンドブルー」の歌う「Flooding」、翼・ジュリア・紗代子・百合子・瑞希が歌う「Vault That Borderline!」を収録。


第5巻編集

ありがとうゲッサンミリオンライブ

2016年12月12日発売。

クレブル編のクライマックス、ライブ成功後トップの道を歩き始めた静香と残された未来・翼の3人の友情を描く「信号機トリオ編」を収録。

特別版には未来・静香・翼の歌う「君との明日を願うから」、瑞希・恵美・美也・桃子・まつりが歌う「私はアイドル♥」を収録。


その反響と現在編集

2023年現在で連載終了から6年以上が経過した作品ではあるが、今なお増刷が発生するなど、アイドルマスターシリーズの各種展開に影響を与え続けている作品である。

コミックからのオリジナル曲編集

本作から誕生した3曲の影響があまりに大きかったためか、後のコミカライズでも同様の事例が相次いでおり、ミリオンの後発コミカライズ「Blooming Clover」からは「Clover Days」が、更に他ブランドのシンデレラガールズのコミカライズ「U149」からも「ドレミファクトリー!」などが、アイマス無印のコミカライズ「朝焼けは黄金色」からも「」などが誕生した。

ライブ編集

本作の第13~14話のサブタイトルを再現した「プラリネ」→「アイル」が披露された3rdライブ幕張公演のシーンは今なお歴代でも屈指の名場面とされ、語り継がれている。その他、4thでも「君との明日を願うから」の歌唱で第23話を意識した台詞が登場しており、近年では2022年の8thでも後述の「ストロベリーポップムーン」によって「君との明日を願うから」が歌唱されMCで本作に言及がなされた。

シアターデイズ編集

2021年4月に登場した信号機トリオ3名によるユニットは「ストロベリーポップムーン」と命名されたが、これは本作において付けられかけたユニット名「いちごヨーグルトぽむぽむ」をリスペクトした命名であり、略称がどちらも「いちぽむ」になり得るなどの仕掛けがある。

また、扱いが非常にデリケートにならざるを得ないためか、本作からのオリジナル曲3曲はいずれもシアターデイズには未実装だが、ファミ通が4周年時(2021年6月)に開催した「実装してほしい曲」のアンケートでは、「アイル」がダントツで1位であった上、他2曲も共にトップ10入りしており、今なお本作の人気が高いことを窺わせる結果となっている。

劇場編集

本作で採用された「STUDIO COAST」をモデルとした劇場デザインは、GREE版で登場したいずれとも異なるオリジナルのものだったが、後年のシアターデイズでは立地こそ海沿いに変更されたものの劇場外観が本作とほぼ同じデザインで登場している。

アニメ編集

アニメも未来・静香・翼を主人公としているため本作から輸入された内容が非常に多く、未来と静香のジャングルジムでの語らい、手作りの「Thank You!」、遊園地でのライブ、クリスマスの集大成ライブなど主要なイベントや細かい設定の多くに共通点が見られるほか、アニメ第12話のサブタイトルは「新しい未来へ」と本作第23話をオマージュしている。

その他編集

連載終了後も作者・門司雪氏と『ミリオンライブ!』の縁は切れておらず、2020年4月発売のシングル「ENDLESS TOUR」ではジャケット絵を氏が手掛けており、2023年2月のミリマス10周年の折にはイラストと共にお祝いのコメントを寄せている。元読者からは、連載終了後に新たにミリオンに加わった白石紬桜守歌織青羽美咲を絡めた新たなエピソードが読みたいという声もある。


関連タグ編集

アイドルマスターミリオンライブ! 765プロ

ゲッサン コミカライズ


ミリマス信号機トリオ みらしず

クレシェンドブルー しずしほ


アイル(アイマス) Flooding 君との明日を願うから


Blooming_Clover Brand_New_Song


外部リンク編集

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