プリンセスプリキュア
ぷりんせすぷりきゅあ
ここでは主にプリキュアチーム及び本作のプリキュアの正式名称としての「プリンセスプリキュア」について記載する。
作品全体についてはGo!プリンセスプリキュアの項目へ。
ホープキングダムに伝わる伝説の戦士。
「プリンセスプリキュア」とは遥か過去の時代に大いなる闇を封じた三人の神姫のことであり、彼女たちがホープキングダムを建国したとされる。
その力を現代において継承したのが、こちらの3人の少女である。
現代で先代の力を継承した後継者たち。
これら候補者たちを見出したのは先代プリンセスプリキュアの3人が所持していたドレスアップキーの意思である。基本的には夢を強く持っているものを選んでいるようだ。
つまり、先代の子孫が選ばれたとかそういうわけではなく先代と後継者たちに血縁関係はない。しかしこの点が血統を重んじるトワイライトから「偽物のプリンセス」として見下される原因になっている。
変身プロセスに関してはプリンセスパフュームの記事を参照。
なお、変身したからと言って先代プリンセスプリキュアのような力を使いこなせるわけではない。
まず、夢への強い想いを持つ事が重要である。本作の強化アイテムは全て夢への想いから解放されており、変身者が夢に迷えばスペックが低下し、夢の光を失うと変身すら不可となってしまう。
プリンセスらしい女性になるように精進することでもプリキュアとしての力は増していく。プリンセスらしさとは何かというと、本作においては「強く、優しく、美しく」という三要素で表されている。それらを極めたとき、プリキュアたちはグランプリンセスと呼ばれる存在に昇華し先代の力を完全に使いこなすことができるようになる。
プリキュア5やハピネスチャージプリキュアと同様に、メンバーが全員揃ってなくても変身するケースが珍しくない。
「プリンセスプリキュア」の名前ははるかたちが決めたチーム名とかではなくホープキングダムの伝説の時点から語られている名前である。
敵組織も主人公たちを「プリキュア」ではなく「プリンセスプリキュア」と呼ぶことが多い。こういう扱いがされるのは意外にも本作が初の事例。
またはるか達が後継者となったいま、伝説上の3人については「先代プリンセスプリキュア」と主に呼ばれている。彼女たちの詳細はそちらの記事をご覧いただきたい。
4人目のプリンセスプリキュア
…が、19話でトワイライトがホープキングダムの古城にて4つ目のプリンセスパフュームを発見する。
これによって「プリンセスプリキュアは3人」という前提が崩れ、伝説で明言されている3人のプリンセスプリキュアの他にもう一人隠された存在がいるのか、はたまたは何らかの理由で伝説からもみ消されたのかとの考察が成されていたが…?
そして20話。
先代からのメッセージでその真相が明かされる。
先代のプリンセスプリキュアが封じた闇はいつかより強大な力を得て復活すると彼女たちは考え、次の世代のプリンセスプリキュアにもう一人の戦士を追加するため新たなパフュームを造り隠していたのだ。そのパフュームこそがトワイライトが見つけたプリンセスパフュームであった。
同20話では4つ目のパフュームにディスピアの闇の力が加えられ完全に敵の手中に収まってしまう。この状態のパフュームは黒ずんだ色へ染まり、設定上はロストパフュームの名称が与えられている。
そしてトワイライトはロストパフュームにブラックキーを差し込むことで、「ブラックプリンセス」へ変身する能力を得た。
4人目が味方の追加戦士でなく敵の闇キュアになるという非常事態。どうなってしまうのかと思われていたが、続く第21話でキュアフローラ達とカナタ王子の奮闘によりトワイライトはカナタ王子の妹トワの姿へ浄化された。
その後もパフュームはロスト状態のままであったが、続く第22話でトワが第4のプリンセスプリキュア・キュアスカーレットに覚醒した際ブラックキーと共に希望の炎で浄化され本来の姿を取り戻している。
最終回にて
50話の最終回にてディスダークとの戦いを終えた後、プリキュアたちは突如変身が解けてしまった。どうやら、ドレスアップキーをはじめとする本作のアイテムたちが役目を終えたことで眠りにつきつつあるのが原因らしい。
キーが完全に機能を停止すれば、キーの力で存在していた人間界とホープキングダムを繋ぐ扉はなくなってしまう。
つまり、トワ達ホープキングダムの人々がはるかたちの世界にいれる時間はあと僅か。そして、プリンセスプリキュアが必要になるような危機が再び起こらない限り、二つの世界が繋がることはもうないだろうという事実が告げられる…
ノーブル学園の修了式の日。
トワやカナタ、ロイヤルフェアリー達がホープキングダムへ帰還することになった。
はるか・みなみ・きららはキーを返却し、全てのキーは復活したホープキングダム城の祭壇にて長き眠りにつくことになった。
こうして、はるか達はプリンセスプリキュアへの変身能力を失いホープキングダムと人間界を繋ぐ扉は閉ざされた。
それと同時にきららも兼ねてからの約束通り学園を去りパリへ。
プリンセスプリキュアのチームは解散し、メンバー達は自分の夢のために別々の道を歩むことになる。
そしてED後、10年後のシーンが挿入された。
全く別々の場所で夢の道を突き進んでいる、4人の元プリキュアたちが大人になったと思しき姿が個別に描かれた。その際、それぞれの手には新たなドレスアップキーが握られていた。
だがそれらのキーは、鮮やかだった他のキーと異なり無色透明。何を意味するのかは、視聴者の想像に委ねられている。
「夢に向かって走り続ければ、その心の中にまたキーは生まれる。そのキーがあれば、きっと…きっと…!」
その後のオールスターズでの扱い
最終回で変身能力を失い、さらに仲間との別れがされたとなっては、最終回後の映画「プリキュアオールスターズ」での参戦はどうなるのかと気になるところであった。
10年後のシーンで二つの世界に別れた仲間たちがいつか再会できるという希望を示唆する描写があった分、逆に言えばその10年が経つまでにあっさりとプリキュアチーム再結成がされてしまうのはさすがにTV本編を台無しにしてしまわないかという懸念があったためである。
そして、最終回から2ヶ月後に上映された『プリキュアオールスターズみんなで歌う♪奇跡の魔法!』。
そこでは「きららがパリへ渡るよりも前の出来事」であることが示唆されるシーンが挿入されていた(冒頭のショッピングをするシーンで「きららが渡仏する前にみんなで買い物にこれて良かった」という主旨のはるかの発言がある)
しかし「最終回よりも前の出来事」なのか「すべての戦いが終わってからの出来事」なのかについてはどちらとも受け取れる描写になっている。
ただどちらの説も矛盾するところがあり、「映画「プリキュアオールスターズ」とTV本編のつじつまを合わせた描写」とするには弱いがある程度TV本編のことも意識してくれただけでもまだ丁寧な方ではあるので…。
「最終回よりも前」説
上述のように「きららが渡仏する前にみんなで買い物にこれて良かった」といっているのだが、トワの帰還については全く語られておらずトワ自身からも何の反応もない。まるでトワはこれからも仲間たちと一緒に入れると信じているような姿。
ドレスアップキーの休眠によってホープキングダムと人間界との繋がりが絶たれることが判明するのはディスピア及び究極体クローズを倒した直後のことであるため、『奇跡の魔法』はきららがパリで行く決心をした第43話からディスピアとの決戦をするまでの間の出来事とするとしっくりした解釈になる。作中でははるかの記憶の中にある「最強の敵」のイメージがディスピアだったというシーンがあるが、ディスピアとは中盤の21話で一度戦ってコテンパンにされているのでここに矛盾は出ない。
ただ『ゴープリ』でのディスピアとの決戦は、吹雪の日にホープキングダムに召喚されたはるかが「花の城」を解放した直後に行われている。つまり最終決戦は雪降りつもる冬の出来事なのである。一方、映画では満開の桜が咲いた春が舞台になっており、季節描写には明確な矛盾が出てしまう。
「すべての戦いが終わった後」説
その一方、書籍『GO!プリンセスプリキュア オフィシャルコンプリートブック』のp.66に映画の大まかなストーリーが記載されておりそこに「倒したはずの敵・ディスピア」という過去形の記述があることから、ディスピアとの決戦が行われた冬の日からチーム解散が行われたノーブル学園の修了式までの間に起こった出来事という解釈もある。なお、映画本編ではディスピアのコピーが街中に現れた時に信じられないと驚きはするが、すでに倒したはずなのにみたいなセリフは語らない(意図的に曖昧にしている様子)。
この解釈では季節の矛盾の違和感は縮まるのだが、『奇跡の魔法』から参戦する魔法つかいプリキュアが覚醒したのは春休みの出来事とTV本編で描写されているので、「朝日奈みらいの出身中学は春休みに入っているがノーブル学園のスケジュールではまだ春休みになっていない時期」というとても微妙でタイトな時間軸で起こった出来事ということになる。
なお、最終回で究極体クローズを退けた直後にプリキュアたちの変身が突然解けてしまったことに対して、ミス・シャムールは「ドレスアップキーは役目を終えて眠りにつこうとしている」と説明している。この描写を「もうこの時点でプリキュアへの変身能力が失われた」とするならば、『奇跡の魔法』が最終決戦後ならばプリキュアに変身できるのは大きな矛盾ということになる。
映画作中ではキーが力を取りもどしたみたいな描写もなく当たり前に変身しているので、映画が最終決戦後リとするならば「完全に眠りにつくのはキーをホープキングダム城に安置してからのことであり、別れの日にキーを返却するまではプリキュアの力は失われていない」とでも解釈するしかないだろう。
…まぁ、オールスターズの登場人物は全員歳を重ねていないし2017年春のオールスターズ映画があるとすれば『まほプリ』の時間軸との兼ね合い上それはそれでまた大きな矛盾を生み厄介な事態になるので「オールスターズ時空」と解釈してしまえば良いという話でもあるのだが…。
その翌年の2017年春のプリキュア映画である『映画プリキュアドリームスターズ!』にもメンバー全員が登場しているが、この作品ではゲストキャラクターであるサクラの「時空を渡る能力」により、中学生時代=本編当時のはるか達が呼び出されたことになっている(まほプリ勢も同様の措置が取られている)。
各々の名乗り口上から以下に続く
メンバーのうち、4人中3人が中学1年生と過去作に比べて平均年齢が低い本チームだが、プリキュア役の声優陣は比較的年齢が高く、前作が全員平成生まれだったのに対し、本作は全員昭和生まれである。
また、プリキュア声優全員が昭和生まれなチームは本チームが最後になり、それ以降は必ず1人は平成生まれが起用されている(デリシャスパーティプリキュアは1名のみだが、それ以外の後続作品はいずれも2名以上起用されている)。
コメント
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きらら
http://touch.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=49108542をモチーフに呪怨とプリキュアのクロスオーバーを書いてみました♪ 因みにプリンセスプリキュア本編後で、二年後の出来事という設定です。オリキャラもいます。ラブコメばかり書いているとこういう屈折したのを書きたくなります♪ヾ(´▽`*) 因みに…時間の都合上、ちゃんと本編見てません(苦笑) きららちゃんが可愛いので、是非とも見たいんですけど… その為、口調が少し大人びています。すいません…5,191文字pixiv小説作品