リゾット・ネエロ
りぞっとねえろ
オレはおまえに………近づかない
イタリアのギャング組織「パッショーネ」に所属していた暗殺チームのリーダー。白目が黒く染まったように見える目が特徴だが、これにはある秘密が…
シシリー出身の28歳(生まれは1974年となっているが、物語の時系列は2001年のため矛盾が生じてしまっている)。
アニメ版での設定では身長185cm(ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 meets TOWER RECORDSタワーレコード渋谷店&Blu-ray Vol.10 特典 ブックレット 身長対比表より
※詳細は後述
高い実力を持ちながらボスから冷遇される暗殺チームの現状にチームの不満が溜まっていっていたある日、ボスの正体を調べていた部下のソルベとジェラートが殺害される。特にソルベの方は生きたまま輪切りにされ、しかもそのパーツをホルマリン漬けにして、暗殺チーム宛てに送りつけるという残忍極まりない手口であった。
チームの誇りを侮辱されたと憤りつつも、このボスからの「自分の正体を探る者はこうなる」という恐怖のメッセージの前に、暗殺チームは復讐を断念。飼い犬としての屈従を余儀なくされた。
しかしボスの娘「トリッシュ・ウナ」の存在を知った時、その娘を手に入れればボスの秘密がわかると考えたリゾットは、ボスを暗殺して「麻薬ルート」を横取りするために他のメンバーと共に組織に反逆。
サルディニア島でブチャラティらを追跡していたが、そこでドッピオと遭遇。優れた観察眼と冷静な判断力、自身が持つスタンド能力を武器にドッピオと激しい死闘を繰り広げることとなる。
あと一歩という所までドッピオ=ディアボロを追い詰めるが、メタリカによって生成されたメスを自身に投げ飛ばしてきたかと思いきや近くにいたブチャラティ達に向かって投げ飛ばしていた事に気付けず、ナランチャが操るエアロスミスに「メスを投げ飛ばしてきた敵」と認識されて射撃を食らう(ディアボロは体内の鉄分を奪われた事によって呼吸もままならない状態になっていた為、二酸化炭素を感知するエアロスミスのセンサーに引っ掛からなかった)。
その結果自身のスタンド能力を逆に利用されてしまう形で敗北を喫する。それでも、スタンドで身体から奪った鉄分を返せばリゾットの部下たちの仇であるブチャラティではなく今すぐ自分が楽にしてやると、近づくディアボロの体に掴み掛かり、1人では死なないとディアボロを道連れにエアロスミスの狙撃を受けようとするも、キング・クリムゾンの能力によって自分だけが蜂の巣にされて絶命した。
しかしディアボロには誇りを失わず最後まで敵に立ち向かったその散り様を見事だと讃えられた。
その死をもって、暗殺チームは全滅する事となった。
原作ではドッピオ戦が初登場だったが、アニメでは先行登場し出番も大きく増えている。
初登場はホルマジオの回想から登場。時間軸的には本編の2年前の1999年である。
アジトと見られる場所にて報酬の分け前について話し合っている際、ソルベとジェラートが不在であることに気づく。『ジェラートはともかく…ソルベは金にがめつい…分け前の話の時にいままで来なかったことはなかった…』
【普段いるはずの奴が、不在】というこの事態を深刻視したリゾットは、暗殺チームの総力をあげて二人を捜索する。
ジェラートを見つけ出すことには成功したが、ソルベは…。
捜索後、ソルベとジェラートの葬儀にて、『皆…これっきり…ソルベとジェラートのことは忘れろ…』と告げボスの正体を突き止める事は諦めるようチームメンバーに指示を出している。自身は最後まで残り、二人を弔った。
ソルベとジェラートの葬儀から二年と二か月後、ボスに1人娘がいることを知り、ボスへ本格的に反旗を翻すことを決意。家探しを行い、住んでいたとされるアパートにチーム全員で乗り込みボスの素性や過去を調べる。
部下たちを娘の捜索に当たらせると自らもボスの正体を探るべく行動し、駅のホームである男が持っていた写真の残骸を発見・回収、技術屋((『恥知らずのパープルヘイズ』による言及に従えば組織の情報分析チーム)に復元させるなど、描かれなかった活躍が見せられた。
14歳の時、まだ幼かったいとこの子供が酒酔い運転の自動車にひかれ死亡。
社会はドライバーを数年の刑で済ませたが、リゾット自身はその判決を許すことができず4年後にそのドライバーを暗殺。
以後裏の社会に生きることになり、齢21の時にパッショーネに入団・スタンド使いとして活躍する。
その活躍は目覚ましく、パッショーネの脅威となる障害は力を持つ政治家であろうと他国のギャング組織の人間であろうと退けており受けた任務は全て成功している。
少年期から復讐者としての側面を持つ彼が、部下たちの仇討ちに動き出すのはある意味当然だったのかもしれない。
5部においてディアボロに逆らった暗殺チームだが、後に護衛チームも同じくディアボロを裏切っている為、ファンには両リーダーを比較される事がある。
そしてアニメ版の放送に伴い、ジョルノvsブチャラティ、ドッピオvsリゾットが非常に似通った演出となっている。嘘を見抜くチームリーダー、そして実質ボスの立場にもあるドッピオ(裏にいるディアボロ)と、未来のボスであるジョルノを対比させているように見える
行動内容 | ブチャラティの場合 | リゾットの場合 |
---|---|---|
物を使って接近する | 硬貨を使って接近する | ナイフを使って接近する |
相手の嘘を見抜く | 相手の発汗量で見抜く | 相手の表情で見抜く |
口から異物を吐きださせる | 涙目のルカの指 | 剃刀 |
普通の少年ではないと警戒する | スタンド攻撃を受ける | スタンド使いと睨む |
姿を消して困惑させる | 他人の中に潜り込む | 景色と同化する |
体の一部を利用する | 自分の腕と他人の腕を付け換える | 斬り飛ばされた自分の脚を囮に使う |
…など、作者も意識して書いていたのではないか?と言われる事もある。
もしジョルノと出会ったのがブチャラティではなくリゾットだったらどうなるかは気になる所である。
オールスターバトルR
DLCにてプレイアブル化。
モンスターストライク
コラボイベントのボスモンスターとして他メンバーと共に登場。コラボイベントの目玉の一つである超究極第一弾のボスに抜擢されている。属性は闇。
名前の「リゾット・ネエロ(Risotto Nero)」はイタリア語で「黒いリゾット」=イカ墨のリゾットのこと。
彼やポルポの白黒反転した目は作者曰く「黒目がすごく大きい人」であるとのこと。
筋肉質な体格をもったキャラデザからファンからは長身と解釈されることが多いが、原作での身長設定は公開されていない。アニメ版においてはタワーレコードイベントで展示された身長対比表の絵で185cmと表記されていたのだが、にもかかわらず大きさが185cmのラインを大幅に超えていたため、195cmの誤植かと認識されていた。
その数か月後に発売されたBlu-rayブックレットにて、イラストでも正式に185cmの高さに修正された。(イルーゾォより低く修正されている)
衣装の一部は、原作者の妻が苦手な生物をイメージさせている。
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