瀬戸内海
せとないかい
波穏やかな海と島嶼群が織りなす景勝地。沿岸地域を「瀬戸内」と称することがある。
漁業はもちろん、農業や製塩業が盛んで、さらに工業も盛んである。漁業は養殖による栽培漁業が中心で、最近は観光事業にも手を入れている。
古くから近畿地方と北部九州を結ぶ交通路として重要な役割を果たしてきた。現在もフェリーや貨物船、時折自衛艦が行き交う海の要路である。
沿岸地域は産業が盛んな人口密集地であるがゆえに、人間活動による汚染も目立っている。
かつての工業排水の問題はかなり改善したが、今は魚の養殖による水質汚染が大きな問題である。また、『崖の上のポニョ』で描かれたとおり、瀬戸内海の底には大量のゴミが沈んでいる。
また、昔は多数のクジラやイルカやスナメリやニホンアシカやウミガメやサメなどが生息していたとされており、シャチが捕獲されていた時代もあるが、これらの生物のほとんどは消え去った。
内海ゆえ、波は穏やかだが、潮の干満が非常に大きい。沿岸地域では地方紙の隅に、市町村が発行するカレンダーの下に満干潮の時刻表が掲載されている。おもに、釣り人や漁業関係者、フェリーなどの船舶の操縦者(あるいは水先案内人)などが良く使われる。
釣り人や船舶操縦者にとって一番の悩みが霧である。特に梅雨の時期、雨が降った後が一番多く衝突事故を回避する傾向もあってかフェリーや高速船などの欠航が発生する(かつては、強行で船を走らせたのだが船舶同士の衝突事故で多くの人が亡くなった事があり現在のレーダー技術を用いても欠航を判断する事もあるそうだ)。
船舶利用者や橋を通行するドライバーを大きく悩ませてるのが強風である。こちらは冬の時期に多く見られる。転覆の危険性を判断し、即座に欠航かあるいは打ち切り(終便の繰上げ)になることも。また、風速が25mを超えると即座に通行止めになるため四国地方へ向かう人の中にはフェリーを利用する人も多く発生する(大型フェリーならそこまで影響しない)。
さらに注意しなければいけないのは潮流の速さである。内海ゆえに潮の流れが速く(鳴門や関門の渦潮もこれが原因)一度転落すると救助不可能になってしまう。遭難に備えて救命胴衣は着けておこう。
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