図鑑データ
「白露型駆逐艦五番艦の春雨です、はい。輸送作戦はお任せください……です。」
はい、概要・・・出撃です!
旧日本海軍の駆逐艦「春雨」をモデルとした、白露型の五女である。
「早霜」「清霜」「大淀」と共に2014年8月8日のアップデートにて同日に開催されたイベント『AL作戦/MI作戦』のクリア報酬として先行実装された。
彼女は序盤のイベントE-1「北方AL海域」のクリア報酬であり、比較的手に入れやすい艦娘・・・かと思いきや、高レベル提督にとってのE-1は歴代のイベント後半海域に匹敵する超高難易度マップとなっていた為、彼女を手に入れるのにかなりの苦難を経た提督も多い。
通常海域での実装も2015年12月時点での通常海域最深部、6-3「K作戦」のボスマスのみで、まず6-1「潜水艦作戦」を突破する為の潜水艦3隻以上と6-3の出撃条件として水上機母艦の所有が必須であり、現状イベント期間外で着任間もない初心者提督が手に入れるのは実質不可能である。ちなみに他の第二駆逐隊のメンバーは鎮守府正面海域でも手に入る。何故。
彼女の登場により、前期白露型の姉妹6隻が全て揃った事になる。
また、村雨、夕立、五月雨」と組み合わせる事で第二駆逐隊も揃うようになった。
白露、時雨、五月雨と組み合わせると、渾作戦時の第二七駆逐隊となり、後にこの4人での出撃任務が実装された。
なお、姉4人に夏季限定グラフィックとシーズンボイスが、五月雨・涼風にもシーズンボイスが追加されたにもかかわらず、彼女だけは夏季限定グラフィックもシーズンボイスのいずれも貰う事ができなかった…
その後海風と江風に秋のシーズンボイスが追加された為、一時期白露型で唯一追加要素がないという事態になっていたが、2015年9月25日のアップデートにおいて、秋季限定グラフィックと第二駆逐隊関連のボイスが実装された。
容姿に・・・ご用なのですか?
サイドテールは毛先の方に水色のグラデーションがかかっている。
村雨(改)とは特に髪型などで似た印象を与える。ただし、彼女だけの特徴として、頭に白いベレー帽を被っている。
艤装に関しても、白露改を筆頭としたデザイン変更後の白露型に準拠しており、機関部に沿う形でHトップの煙突が装備(史実でも白露型の第一煙突に沿う形で装備されているが、艦娘で他につけているのは青葉だけ)されており、煙突の後部にはスクリューが1基付いている。
絵師は長らく公式には公開されていなかったが、後に前述の白露型4人を担当した玖条イチソ氏であることが明らかになった。
2014年12月1日のアップデートで改のグラフィックが変更され、夕立とお揃いのヘアピンを付けるようになった。これは第三次ソロモン海戦の第1夜戦において、最後の僚艦として行動を共にしたのが由来になっていると思われる(この後、彼女は戦闘海域を離脱し、夕立は敵艦隊へと単艦突撃し、航行不能となった)。
また、手にしていた飯盒が鎖で背負われたドラム缶に変更された他、中破時にはパンツがピンク色である事も確認できる。
また、胸部装甲についても一部の姉たちには及ばないでようであるが、駆逐艦としては比較的大き目のサイズであるように見える。(実際にPixivでは大き目に描かれているイラストが多い)
彼女が史実で戦没した作戦をモチーフとした2014年11月のイベント『発動!渾作戦』において、容姿がそっくりな深海棲艦が現れた。
2015年6月26日、新規実装された6-3海域ボスマスでドロップが確認。登場から11ヶ月を経て通常海域実装となった。ただ同マップは重巡以上の艦種を投入できない上に支援艦隊も使えず、更に彼女まで登場する為に掘りは困難を極める。
焼き芋美味しいmode
2015年夏、姉たち四人に限定グラフィックが来た一方で春雨には音沙汰なしと、多く春雨提督が涙で袖を濡らした。
ところが秋となった9月25日の更新で、春雨に秋季限定グラフィックが実装された!!
更新直前に判明したサプライズであり、多くの春雨提督が歓喜の声を上げた。
浴衣姿が多い中、ちとちよ同様「焼き芋美味しいmode」 での実装となった。
ローズピンクのカーディガンとコーヒー色のマフラーを着用したあったかフォルムで、見返り姿で両手で焼き芋を抱え、肩にシマリスが乗っかってどんぐりを齧っている。
中破時は衣装がボロボロになってへたり込むのだが、このときに見えるふともも裏とお尻のラインが大変眩しい。そして白い布地がチラ見えしている。ちなみにシマリスは帽子の上に退避しており、抱えていたどんぐりを頬袋に詰め込んでキープするちゃっかりぶりを見せている。
バレンタインmode
2016年2月10日の更新では「バレンタインmode」が実装。
チョコレートだけではなく、メイド服も味わえるという豪華仕様となっている。
これなら、性格もしっかりできそう・・・
非常におとなしく礼儀正しい、(時雨を除けば)明るくアクティブなキャラクターが多い姉たちとは一風変わった言動。強いて言えばすぐ下の妹の五月雨や海風に近い言動だが、更におとなしめ。兵器としての好戦性を持っている艦娘の中では珍しく、物怖じする性格が伺える。
姉たちに比べて幼い印象を与える容姿もあいまって小動物的な雰囲気を醸し出しているが、護衛任務に対しては真摯に取り組んでおり、苦境にあっても護衛対象を守る事を忘れない。なお、白露型の中では唯一、プレイヤーを「提督」ではなく「司令官」と呼ぶ。
提督の関係は良好。
提督のおさわりに対しては、一瞬驚くものの、補給物資の確認と勘違いしたのか「補給物資は大丈夫ですから」と少々ずれた反応を返してくれる。時報ではよく姉たちの事を気にしているほか、輸送任務で縁があるからか食べ物に関する話題が多い。特に自分の名前にもある春雨ネタが散見される。朝から和定食、夕食には春雨特製麻婆春雨が振る舞われるなど、料理は得意なようだ。
pixivでは、春雨スープという特別メニューが提供されているらしいが…
これで・・・性能がはかどります
初期性能としては白露型のそれであり、平均的な性能の駆逐艦。
大鯨が持っていた毘式40mm連装機銃(通称ポンポン砲)を初期装備として持参している。
必要改造レベルは少し高め(Lv30)だが、改になると他の白露型改より僅かにステータスを上回る。これを高性能と見るか、誤差範囲内と見るかは提督次第だろう。
改造時には夕立砲こと12.7cm連装砲B型改二を持ってくる。ソロモン海戦の夜戦で夕立に付き合わされたせいだろうか?同装備を持ってくる艦娘の中では最も改造レベルが低い為、牧場されることもままある。
また、それとは別に東京急行等の遠征では必須となるドラム缶も持ってきてくれる。輸送作戦で沈んだ駆逐艦は十隻や二十隻ではないのだが、輸送作戦の花型(?)・第四水雷戦隊の所属艦で実装されているのが白露と時雨を除く白露型姉妹、および朝雲、山雲、野分、舞風しかおらず、ドラム缶実装後となると春雨しかいないので、あまり深く突っ込むところでもないのかもしれないが。
メディアミックスでの活躍、突入させていただきます。
漫画
『吹雪、がんばります!』では、2014年12月5日更新の第64話に鎮守府に着任。
丁寧語で話す頑張り屋な妹系であるところはブラウザ版と変わらず。
おちゃめな冗談が言える明るい性格であり、そして未改造グラフィックで飯盒を持っている為、料理上手なキャラという設定になった。単行本第5巻・第7巻の描きおろし漫画ではエプロン姿が見られる。
着任したその話の中で発令された「発動!渾作戦」の事を聞いた時は、かつてのトラウマに耐えられなくなった為に寮からどこかへ帰ろうとした。作戦中もどうしても出撃する勇気が出ず、村雨らと鎮守府の守備にあたることに。その為、彼女にそっくりな敵艦とは顔を合わせていない。
寮の部屋は、着任時から現在も一人部屋である。
着任時は白露型が7人で、本来組むべき六番艦の五月雨は当時余りだった涼風と同室だった為、第二四駆逐隊のことを考慮して暫定的に一人部屋に。そして海風・江風が着任して白露型が9人になった時は、海風・江風・涼風の3人で部屋割りをする為に五月雨が春雨と一緒になる案が出たが、海風&江風が同室になって五月雨&涼風をそのままにする案が江風から出た為、春雨も了承して一人部屋のままとなった。着任時から春雨の手料理を食べに姉妹艦たちが定期的に遊びに来ているので、寝る時以外は寂しくないという。現在9人分の食事を姉妹の手伝いありでも用意するのは楽しいが大変だと語っている。
自衛艦娘の「はるさめ」さん
詳細は「はるさめ」の記事にゆだねるが、春雨の名は海上自衛隊にも受け継がれ、旧むらさめ型防空護衛艦の3代目「はるさめ」を経て、現在は新むらさめ型汎用護衛艦・4代目「はるさめ」が活躍している。
4代目「はるさめ」DD-102は現在、佐世保基地を母港としており、所属する第2護衛隊には某飢えた狼も在籍している。
また、春雨は村雨や夕立と姉妹艦どうしであるという伝統はしっかり受け継がれており、当代の「はるさめ」は「むらさめ」を姉に、「ゆうだち」をすぐ下の妹に持ったほか、妹艦がさらに6隻もできた(詳細は「むらさめ型」の項目を参照)。
4代目「はるさめ」は海賊対処行動のため、ソマリア沖へ過去3度展開しており、もっとも記憶に新しいのが、2014年11月15日からの第20次海賊対処行動派遣部隊への参加である。
その際、新むらさめ型護衛艦の艤装を身に着けた春雨のイラストが、本物である本艦・4代目「はるさめ」に飾られた。
第20次海賊対処行動派遣部隊は2015年5月20日に帰国し、佐世保基地に入港している。
関連イラスト、突入させていただきます
関連タグが…あの…見てください
村雨(艦隊これくしょん)&夕立(艦隊これくしょん)&五月雨(艦隊これくしょん):
白露型の姉と妹であり、第二駆逐隊時の同僚。由良との関わりもある。
第二駆逐隊解隊後、時雨とともに第二十七駆逐隊に編入。渾作戦従事の際に白露と五月雨も加わる。
現在実装されている白露型の1人で末の妹。改白露型だったからか、残念ながら春雨とは関わりがなかった。
戦没した日が1年違いの同じ日(春雨は1944年6月8日、足柄はその翌年。なお1943年の同じ6月8日には陸奥が事故で失われた)という縁がある。また当代「はるさめ」の同僚であるイージス艦のあたご型2番艦「あしがら」は2代目で、その定係港・佐世保基地にはほかにイージス艦が2隻(「こんごう」「ちょうかい」)在籍している。
名前を受け継いだ、あぶくま型1番艦「あぶくま」と3番艦「おおよど」が、当代「はるさめ」と同じ三井造船玉野事業所生まれ。同事業所では両者に並行して、響の名前を受け継いだ音響測定艦の「ひびき」も建造されている。