概要
MARVELとCAPCOMの提携による対戦格闘ゲームは『X-MEN CHILDREN OF THE ATOM』(1994年)に端を発する。
グラフィックの原画は『MVC2』までほぼ同一で、グラフィックが2Dから3Dに一新された『MVC3』以降もキャラ性能等はほぼそのまま引き継がれている(新タイトルのたびに調整はされているが)。
さらに『X:COA』の時点で拳を極めし者が隠しキャラとして参戦している。
このことから以下のタイトルも含め同一のシリーズとして扱うこともある。MVCシリーズではキャプテン・アメリカやリュウなど複数のキャラクターが皆勤しているが、『X:COA』から『MVC3』までの皆勤賞はウルヴァリンのみ。
X-MEN CHILDREN OF THE ATOM(1994年)
使用可能キャラ
シルバーサムライ / スパイラル / オメガレッド / センチネル
CPU専用キャラ
隠しキャラ
MARVEL SUPER HEROES(1995年)
使用可能キャラ
スパイダーマン / ウルヴァリン / サイロック
ジャガーノート / マグニートー / ブラックハート / シュマゴラス
CPU専用キャラ
隠しキャラ
X-MEN VS. STREET FIGHTER(1996年)
使用可能キャラ
サイクロップス / ストーム / ウルヴァリン / ガンビット
ローグ / セイバートゥース / ジャガーノート / マグニートー
CPU専用キャラ
隠しキャラ
豪鬼
MARVEL SUPER HEROES VS. STREET FIGHTER(1997年)
使用可能キャラ
キャプテンアメリカ / ハルク / スパイダーマン / サイクロップス
ウルヴァリン / オメガレッド / ブラックハート / シュマゴラス
リュウ / ケン / 春麗 / ザンギエフ
CPU専用キャラ
アポカリプス / メカ豪鬼
隠しキャラ
U.S.エージェント / アーマースパイダーマン / メフィスト
日焼けしたさくら / メカザンギエフ / シャドウ
MARVEL VS. CAPCOM CLASH OF SUPER HEROES(1998年)
対応機種
ドリームキャスト プレイステーション(EX EDITION)
使用可能キャラ
キャプテンアメリカ / ハルク / スパイダーマン
リュウ / 春麗 / ザンギエフ / キャプテンコマンドー
ロックマン / ストライダー飛竜 / モリガン / ジン・サオトメ
スペシャルパートナー
マイティ・ソー / U.S.エージェント / サイクロップス
アイスマン / ストーム / コロッサス / サイロック
ローグ / ジュビリー / マグニートー / ジャガーノート / センチネル
CPU専用キャラ
隠しキャラ
ハイパーアーマーウォーマシン / ハイスピードベノム / MSH性能ハルク
表記ゆれ
MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES(2000年)
詳細は「MARVELvsCAPCOM2」のタグ参照。
対応機種
アーケード ドリームキャスト プレイステーション2 Xbox
表記ゆれ
MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds
詳細は「MARVELvsCAPCOM3」のタグ参照。
対応機種
表記ゆれ
マブカプ3 マヴカプ3 MVC3 Marvel_vs_Capcom_3
MARVEL VS. CAPCOM INFINITE
2017年後半に発売予定のシリーズ最新作。
余談
- 上記のCPU専用キャラのうちいくつかは隠し要素として、または移植に伴う追加要素として使用可能になっている。
- 『X:COA』は同時期の格闘ゲームと較べて非常に難易度が高く、マグニートー戦で挫折したプレイヤーも少なくない。以降のシリーズでは爽快感を重視した調整がなされるようになった。
- 『MSH』の隠しキャラ・アニタは『ヴァンパイアハンター』のドノヴァンが連れていた少女。本人が超人たちを殴ったり蹴ったりするわけではなく、通常攻撃は魔剣ダイレクが、必殺技はリンリン(レイレイの姉)と豪鬼が、超必殺技は抱いている人形が担当。
- 1996年、『MSH』と同じく『Infinity Gauntlet』を原作とする『Marvel Super Heroes: War of the Gems』も発売されている。こちらはSFC用の横スクロールアクションゲーム。
- 『XVS』から参戦したストリートファイターはZEROシリーズのグラフィックが使用されているが、ベガ親衛隊コスチュームのキャミィは『XVS』で新規にデザインされ、『ZERO2』移植版での追加要素を経て『ZERO3』からレギュラー参戦となった、いわゆる逆輸入のパターンになっている。
- 『MVS』のシャドウはシャドルーに改造されたナッシュ。『ヴァンパイアセイヴァー』の同名キャラクターとは別物。
- 『MVC』開発中はアイアンマンの再登場が予定されていたが版権の都合でNGとなり、急遽ウォーマシンに差し替えとなった。そのため細部のデザインが原作と異なっている。
- 『MVC』のシャドウレディはシャドルーに改造された春麗。桂正和の漫画作品とは別物。