注意書き
一般向けのタグであるため、腐向け作品(BL松)との棲み分けを求む。
BL松やCPタグとの併用はやめよう。
概要
速度松とは『おそ松くん』およびその派生作品に登場する六つ子のうち、長男である松野おそ松および三男である松野チョロ松のコンビ名。非公式の呼称である。
由来は、二人の名前が素早さ(速度)の形容に使うことの出来る言葉であることから。
例)おそ=遅い、チョロ=チョロチョロ素早い
実際に原作にて、チョロ松の名前は「ちょろちょろすばしっこい奴」の意味合いから来ている。おそ松は「お粗末」だが。
単に略して「おそチョロ」と呼ぶ人も多いが、カップリング表現と紛らわしくなるため、一般向(カプなし)の区別を兼ねて、腐向けでない限りは速度松の表記を用いることを推奨する。
関係性
『おそ松くん』と『おそ松さん』で違いがあるがここでは両方紹介する
おそ松くん
『おそ松くん』では、おそ松とチョロ松で行動することが多い。原作の六つ子の中で、明確にコンビ行動が多い組み合わせはこの二人だけである。
おそ松は兄弟の中でも特にがめつく、常に他の弟を出し抜いて一人利益を得ようと考えたり、悪事を働いたときは他の弟を身代わりにして逃げようと考える程度の正真正銘の悪童であった。その分、行動力は兄弟の中で群を抜いており、主人公らしく常に事件を引き起こす。
二人に関連する話の例
- 六つ子の代表でイヤミの葬式に行く。(サンデー版「ナンマイダーでひともうけ」eBook12巻収録)
- 二人が閉じ込められる。(サンデー版「チビ太の金庫やぶり(オリジナル版)」eBook13巻収録 / 紹介ページ)
- 六つ子が二人ずつ分かれて働くことになり、おそ松とチョロ松で組む。(サンデー版「月給を落とせばくろうするぜ」eBook14巻収録)
- 体が小さくなる薬を六つ子の代表で飲む。(サンデー版「バイキングの逆襲」eBook19巻収録)
- 二人が宇宙人に誘拐される。(サンデー版「またまたインベーダー来襲」eBook24巻収録)
- おそ松の罠をチョロ松が見破ったはいいが、逆に罠にはまったおそ松が40年間も家に帰れなくなる(テレビマガジン版「40年後のおそ松くん」eBook34巻収録)。それが原因かは不明だが40年後のチョロ松はアノニェー状態だった。
おそ松さん
小学生のときと大きく変わらない性格のまま大人になったおそ松と小学生のときより大きく変わって真面目な常識人?ポジションとなったチョロ松である。ポイントは、チョロ松はツッコミスキルを手に入れたということだ。ギャグアニメの主人公であるおそ松に対してもよくツッコんでいる。
第3話の銭湯クイズでは、主にこの二人のやり取りで話が進んでいた。
第2話Bパート「おそ松の憂鬱」では、チョロ松が大好きなアイドル橋本にゃーのライブに来ていたところ、弟達に相手にされず寂しがっていたおそ松が絡みにきたあげく、当人は橋本にゃーに放送禁止用語を浴びせて帰っていった。その後チョロ松はおそ松を殴り飛ばし絶縁宣言をし、言葉通り「ニューおそ松兄さん」を家庭に迎え入れ、「先代とは違うんだから」と楽しそうに兄弟でポーカーをやっていた。
第3話の「寝かせてください」編では、おそ松の寝相の悪さにチョロ松が苦労する。
寝る位置は隣で、ふとんの右から2番目がチョロ松・3番目がおそ松(第2期ではときどき並べ替わる)。
5話Bパートではおそ松は、一松を頭ごなしに注意していたチョロ松を無言で制し、これに対しチョロ松は素直にしたがっていた。
第6話Aパートではハタ坊がくれるという大金に目が眩む兄弟たちを制止するチョロ松と、それに反発しハタ坊を「金ヅル坊」と呼ぶおそ松といがみ合う場面があった。
このように、いい加減でデリカシー皆無なおそ松と真面目な常識人?のチョロ松はしばしば意見が対立したり遠慮なく言い合ったりする傾向にある。
反面、なんだかんだ言いつつチョロ松はおそ松をリーダーとして頼りにしているフシもある。
(2話Aパートなどで見られるが困るとすぐに「どうするの」と言ったような形で始まりを投げる癖がある)
8話Aパートの「なごみのおそ松」では、設定上、この回におけるチョロ松はボケ役であり、奇行で周囲を和ませるおそ松のことを好意的にうけとめ受け入れる体制になっている。
(この回のチョロ松は普段と違いおそ松の行動を全面的に肯定しており一切ツッコミや罵声をあげない)
10話ではいつものごとく六つ子全員でグダグダと暇を持て余している際に、おそ松は漫画を読みつつ「俺たち大人なのにダラダラしているのはよくない」と言いなぜかチョロ松に対して熱海旅行に行くことを誘っていた。これに対しチョロ松は完全無視で求人誌を読んでいた。
11話のクリスマスプレゼント交換では、チョロ松はおそ松のプレゼントを手に入れ、他の兄弟のようにボヤいたり泣いたり悲観することなくただ一言、「おそ松兄さんかぁ」と低めのテンションでつぶやいただけであった。
アニメ第1期2クール
13話Cパート「事故?」では、おそ松に恥ずかしい場面を見られたチョロ松が、「シコ松」とのあだ名をつけ茶化すデリカシーの無いおそ松にブチ切れ、はじめはおそ松のみと喧嘩していたが、止めにトド松が地雷を踏んだため最終的に兄弟全員を巻き込んだ醜い兄弟喧嘩となった。しかし翌朝になればけろりとしていた。
ちなみにチョロ松が「5人ならセンターが作れる」と5人になった六つ子を想像した際、センターにいたのは喧嘩中のおそ松で、自身は端だった。
14話Bパート「トド松のライン」では、あまり自分のことを語らないトド松の知らない面に驚き、二人一緒に厳しく突っ込みを入れていた。
15話Aパートの「面接」においては2人揃って採用試験における面接官役として登場。
チョロ松が十四松の面接に困り果てた末におそ松に頼み込む形で交代を申し出ている。
17話では、十四松がなぜあんな性格になったかについて語る際に、トド松と共に逃げようとしたチョロ松をおそ松が止め、他の兄弟と共に十四松について話し合っていた。
18話Bパートでは、チョロ松はおそ松にカニ(赤甲羅もどき)を投げ、「お前だよ1番の敵は!」と叫んでいたり、一方でおそ松はイヤミによって殺された弟達を悲しむどころか、「ナイス!」「だってあとはお前を殺れば主役は俺のもんじゃん!」と発言したりなど、お互い敵対心を持っていた。
19話Cパート「チョロ松ライジング」では、自意識が高いチョロ松に対しトド松と共に終始苛立ちを見せ、ツッコミを入れていた。そしてまた、ライジングシコースキーという変わったあだ名をつけていた。
21話Bパート「神松」冒頭の銭湯の場面では、19話以降自分もダメ人間と認め始めたチョロ松を見たおそ松が、「チョロ松がこんなになっちゃったから、俺たちはもうおしまいだ~!」と楽しそうなトーンでしゃべっていた。
22話Aパート「希望の星、トド松」では、六つ子で家にいる中、一人足りないという合コンメンバーの条件に合う人が周りにいないと独り言をぶつぶつ呟くトド松に、二人は「いや、いるだろ!!」とシンクロツッコミ、「いるよね?」「いるよ?」などとお互い言い合い肩を組んで笑い合った後、末弟に対し二人してハッキリ自分たちのこととは言わないものの猛アピールしていた。
その後開かれた合コンメンバーのオーディションでは、女子役のトド松を襲い出すおそ松をチョロ松が羽交い絞めにして止めていたり、またもや自意識がライジングし出したチョロ松におそ松が飛び蹴りを食らわせ縄で縛り吊し上げ、「そうやってライジングしてろお前は!」とキレていた。
Bパート「ファイナルシェー」では、イヤミの出る武術大会を六つ子で見に来た際、おそ松がチョロ松にいくら賭けたか聞く場面があった。また、イヤミにチョロ松がおそ松と間違えられていた。
23話Aパート「灯油」では、チョロ松が給油しに行かなければならない流れになった際、衝撃を受けるチョロ松におそ松はゲスい笑顔を浮かべていた。
続く「ダヨーン族」では、灯油を買いに行ったまま長時間帰ってこないチョロ松を探しにおそ松が出て行っていた。ダヨーンの体内で目が覚めた場面では、おそ松は何も言わずチョロ松の頬を引っ張り痛いと訴える彼の姿を見て夢ではないことを悟っていたり、酒酔いで嘔吐するチョロ松を見て「相変わらずよえーなぁ」と言っていた。
24話Bパート「手紙」は、就職が決まったチョロ松と、その祝いの席で一人機嫌が悪いおそ松から始まっており…。
25話「おそまつさんでした」では、おそ松が回想(勝手に改変されている)にひたっているのに、チョロ松がツッコミを入れていたが、結果2人ともピッチャーが出来なかった。そしてベンチで酒で酔っ払いながら、自分ところの野球チームにヤジを飛ばしていた。
1クール目はチョロ松が主にツッコミを担っていたが2クール目からはいじられキャラになり、さらに19話にて完全に箍が外れたのか、徐々におそ松とともに悪乗りしクズ活動をすることが増えてきている。
22話あたりからは完全に開き直ったのか、2人して人の通帳を盗んだり、灯油を買うお金で呑んだくれたりと完全にやりたい放題と化しており、最終話においてはまさかのくん時代の再来のように振る舞いが似ていた。
アニメ第2期
2話A「祝・就職!」
おそ松は真っ先に乳首を切り落とされてしまい、一方のチョロ松は一人だけ難を逃れた。
六つ子が屋台で飲むさなか、助かった理由を考えるチョロ松に、おそ松は親の期待の表れだと同情する。チョロ松は「長男のお前がちゃんとしねーから」と怒るが、おそ松にとっては期待を逃れる計画通りのようだ。「クズ(に成るために)は努力が必要」と語るおそ松はチョロ松に頭を叩かれ、「暴力反対!」となぜかトド松の頭を叩き返した。
動画配信が始まるとチョロ松は戸惑うが、ノリが良いおそ松は早速、辛子おでんを食べると宣言。そしてチョロ松に食わせるが反撃され、2人して口から火を吹いた。
2話B「超洗剤」
おそ松がチョロ松を「描く」が、顔に目鼻ではなく「シコ」と字を書き、チョロ松は「長男コラー!」と怒った。一方のチョロ松はおそ松を描こうとしても顔がなかなか浮かばず「至って普通だからなぁ」と評したが、他の兄弟と相談して「バカでクズでエロい感じ」でイメージを固めた。
3話B「チョロ松と一松」
チョロ松と一松が2人きりで気まずい所へおそ松らが帰宅。助けが来たとばかりに、2人はおそ松の足に抱きついて泣いた。
4話「松造と松代」
チョロ松が童貞らしいエロ本の買い方を指南して、おそ松が「さすがシコ松さん、勉強になります」と頭を下げた。
また、探検中のおそ松たちが窮地のときチョロ松と一松の乗った気球が飛来して、おそ松はチョロ松を呼んで助けを求めた。気球はそのまま去ってしまったが。
5話「夏のおそ松さん」
「花火」編では、おそ松が隣に座るチョロ松に「お前のイカ焼きと、俺の食い終わったイカ焼きの串」を交換しようと話しかけたが、ツッコミすら無く「花火まだかなー」と無視されてショックを受けていた。打ち上げ花火が始まると嬉しそうに顔を見合わせた。しかし内容のせいで共にしらけた。
「今年こそは」編では、海でナンパをできずに戻ってきたおそ松にチョロ松がつっかかり、しばらく言い合っていた。
6話A「イヤミがやって来た」
おそ松が共同のお金を奪おうとするも、先読みしたチョロ松が保管していたため未遂に終わった。
しっかりした面を見せたチョロ松だが、一方でおそ松に「(捕まえたイヤミを)海に捨てようぜ」と話しかけるなど、くん時代の片鱗を見せる場面もあった。
6話B「ともだちがほしいじょー」
ハタ坊の友達はどんな人が良いかについて、「困ったとき金貸してくれる奴とか?」とおそ松が言うと、チョロ松が「それお前だろ?」とツッコミを入れた。
7話B「三国志さん」
天下を取りたい帝(おそ松)と、クーデターの企みを本人に言う文官(チョロ松)の役柄。
9話A「キャンペーン発動!」
ふとんに入りながらスマホで動画を見るおそ松とトド松の輪に、途中からチョロ松も加わり夜中まで談笑していた。眠りたい一松の抗議を共に聞き入れなかったため、最終的に激怒された。
その後、おそ松に貸した本をぼろぼろの状態で返されたチョロ松が呆然としていたり、質屋にチョロ松のフィギュアを持ち込むおそ松に怒ったチョロ松がしがみついたりしていた。
10話A「カラ松とブラザー」
チョロ松がおそ松の物真似をしたが、誇張がひどすぎてカラ松には誰だかわからなかった。
「あばばー! 競馬! パチンコ! おっぱい! おっぱい! うぃ~! 」
11話「復讐のチビ太」
チビ太の影に怯えるおそ松は、現れたチョロ松に絶叫して「メチャメチャびびってんじゃねえかよ、情けない」と呆れられた。十四松がおそ松をさらに驚かすと、チョロ松は「やめてあげて」と笑いながら止めた。
なお、おそ松と2人で家のトイレに隠れたときはチョロ松のほうがびびっていた。
襲われたときは、お互いに相手の体を前にやって盾にしようとした。
13話「年末」
「よいお年を」編ではこたつに入って、チョロ松が一年の自堕落な暮らしを振り返り、おそ松がみかんを剥きながら相槌を打っていた。急にチョロ松にちゃぶ台返しをされ、「えぇ…情緒どうなってんの怖い」と呆れるおそ松。今年も変われなかったことを泣く弟に、おそ松は残り期間のうちに良い事をすればいいと励まし、二人は何をすれば良いか考える。
結果「世の中のクズな人間を一人でもー!」とイヤミを雪山の崖から突き落とす二人。そしてクズを自認する彼らも、二人で崖から真っ逆さまに飛び降りた。
その他
2016年2月号オトメディアの松野6兄弟バレンタイン意識調査Q&Aでは、チョコのロシアンルーレットでハズレを誰に引かせたいかとの質問におそ松がチョロ松と答え、その理由に「あいつが苦しんでる姿見たくない?ハハハ、絶対に面白いってー」といった回答をしていた。
公式サイトのTGCコラボ告知ストーリーでは、おそ松が「あ、俺のチョロ松だ」とチョロ松を呼んで「"俺の"って付けんなよ!」と怒鳴られた。その後はチョロ松にラムネの買い出しをせがんで暑いと騒ぎ(夏)冷たくあしらわれた。
Blu-ray/DVD第四松の特典映像はショートフィルムシリーズ#04「ロボ松さん」となっている。
因みにショートフィルム登場回数は3回でぶっちぎりトップ。
お仕事体験ドラ松CDでは、第3巻がこの2人。職業は「TVプロデューサー」。
特別編「おうまでこばなし」の「予想」編では、六つ子が競馬の予想に悩むあまりテンションがおかしくなり、この2人は丸めた新聞でチャンバラを始めて流血沙汰になっていた。
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