事実を突き付けられた4人が「嫌だったの！？」と驚いたそぶりを見せ、それならお願いするのはやめておこうと先程の行動を反省しながら言うと、カラ松は「えーーー！待ってくれブラザー！！！何を言い出すんだ大丈夫だよ！アイムノットストレェェェス！！！」と慌てて否定し、兄弟の為なら何だってするし力になるからどんどん頼ってくれと主張する。

その言葉を聞いて喜んだ4人は再びあれこれとお願いを頼み、チョロ松も彼本人が良いなら別に良いんだけど、と渋々受け入れていた。しかし……

カ「実はああやって何でもかんでもお願いされるの………死ぬ程嫌なんだぁあああ！！！」

チ「えぇーーーーーーっ！？」

カ「あんなに言ってくるぅ、面倒臭ぇ、殺してぇぇぇ！！！」

チ「えぇっ、ええっマジで、嘘でしょ！？」

カ「オレが断らないと思ってあいつらぁ………！」

その後、屋根の上でチョロ松にだけ号泣で明かした本音は、やはり彼の心配した通りであった。

カラ松の話を聞いた後、「確かにあいつらも問題なんだけど……お前もだいぶ変だよ？」とチョロ松は冷静に指摘し、嫌なら断れば良いとアドバイスする。

しかし、カラ松はお願いを引き受けた際の「頼りになる、優しい」という評価を気に入っており、オレは優しい男だから断る選択肢は無いと断言する。

カ「つい無理難題も引き受けてしまう……優しいからー！」

チ「気がちっちゃいんだよ」

そこで、最終的にちゃんと断れるようにする為に、まずは他の兄弟に真似たチョロ松を相手に練習してみる事になるが、チョロ松による（おそ松・一松・十四松の）物真似はカラ松が見て誰だか分からない程に似ておらず、さっぱり練習にならなかった。

そうして騒ぐ二人にトド松が声をかけて、他の兄弟も事情を知る。

カラ松が心の底ではやはり頼み事を嫌がっていたと聞いた4人は改めて驚き、「今後はやめとくからさ」という話になった。またも否定しかけたカラ松だが、にっこり笑うチョロ松を見て留まり、ほっとした顔をする。

続いて、カラ松の代わりにお願いを押しつけられる兄弟は誰かという話になり……。

Aパート余談

開始時の「ブラザー」の題字が緑色。ちなみに前回の次回予告でも緑色で、そこから主要人物を予想した視聴者もいた。
今までの反省の中で十四松が「灯油の入れ替えとかねぇ～」と言った出来事は、1期23話Aパート「灯油」を指している。

兄弟のお願いした用事

おそ松 …競馬中継を見たいから松代に頼まれた洗濯物を代わってと頼む、アダルトビデオを渡す（レンタル返却）、請求書を渡す（立て替え）、履歴書を渡し「代わりに就職しといてよ」、馬券の買い出しを頼む
一松 …玄関にいる猫に構いたいから電話に出るよう頼む、ビニール袋にいれたフンを渡す（処理）、猫じゃらしを渡す（？）、猫の毛の掃除を頼む
十四松 …出かけたいから洗い物を頼む、バケツと雑巾（掃除）とびん（？）を渡す、石臼を渡す（？）、代打を頼む、グローブ磨きを頼む
トド松 …炭酸ジュースの買い出しを頼む、回覧板を渡す、ハガキを渡す（投函）、「ボクの代わりに父さん母さんに叱られといてよ」、スイーツの買い出しを頼む

頼まれた物の中に混じっている石臼は、恐らく1期5話Aパート「カラ松事変」で使われた物と思われる（ただし当時石臼を投げたのは一松だが、今回持って来たのは十四松）。

この時、1カットで請求書(ツケ)→石臼(カラ松事変)→猫じゃらし(エスパーニャンコ)という順に出してきたので1期5話全体を指しているとも考えられる。

アプリゲーム関連

2018年6月15日に、アプリ「おそ松さんのへそくりウォーズ」のキャラに今回を元にした「チョロ松：モノマネ」が追加された（参考リンク→Twitter）。
アプリ「にゅ～パズ松さん」（2017/9/30～2019/1/28配信）には、2018年11月16日に今回を元にした「悪魔の囁きカラ松」が登場した。今回のように頼まれ物が積まれた中、カラ松の心の中(?)の天使と悪魔が働きかけて悪魔が勝つが、ボイスでは「な…何を言っているんだ！」と抵抗気味。ブロックを20個ランダム消去するスキル「信頼×放棄」を持つ。（参考リンク→Twitter）

Bパート「新入社員トト子」

あらすじ

4月。この度、トト子は『赤塚商事』に就職した。しかし上司のトド松の返事に上手く答えられない、昼までに済ませるように頼まれた仕事が終わらない、午後は暇だったあまり寝てしまうなど、初日から色々と失敗が続いてしまう。

しかし仕事への思いは一応熱く、彼女なりに奮闘する姿が見られる。トド松もまた、そんな彼女を一応暖かく見守っていたが……

登場人物

トト子 …かわいい顔の新入社員。後ろ髪を一つ結びにしている。入社初日。トド松には弱井くんと呼ばれる。
トド松 …A～Cの全パート出演。Bではトト子が配属された部署の上司（役職不明）。トト子達には松野さんと呼ばれる。
一子、十四子 …じょし松さんの二人。トト子達とは別の部屋で働いている社員。
その他 …電話の声（CV:斎藤桃子）や、職場の社員5人（セリフなし）。

Bパート余談

トド松達が務める会社「赤塚商事」のビルは1期13話「実松さん」の「凸凹商事」のビルとほぼ同じデザイン（下の階の別の会社のロゴマークも同じ）で、社名の看板だけが変わっている。
トト子が見ていたウェブログサイト「Matsumblr.」は「Tumblr.」のパロディで、2期9話Cパート「トト子とにゃー」に登場したSNSと同様に「松」を絡めたパロディ名称になっている。
- そのMatsumblr.のトト子の個人ページ「となりのトト子」は「となりのトトロ」のパロディ。
- 更におすすめユーザーとして表示されたアカウント名は「@totty666」「@shoei_san」「@Nya_hsmt」「@studiopierrot」と何処かで見たような人達となっている。
先の2016年5月に「おそ松さんのへそくりウォーズ」内の「しゅっきん!? パジャ松さん」のステージにOLのトト子が登場していた。そちらでは顔がやつれていたが、対照的に今回はあっけらかんとしている。
第15話「カラ松タクシー」にも今回と同じスーツ姿のトト子が登場する。

Cパート「アフレコ松さん」

アニメのアフレコ現場のスタジオに、六つ子役を演じる六つ子の皆さんが来る話。

本来のアフレコとはかけ離れた数々の奇行が繰り広げられているにもかかわらず誰も一切突っ込まない、異様な雰囲気の話となっている。

あらすじ

この作品『おそ松さん』のアフレコの現場を初めて見に来た新入社員のモブAと、この機会を誘った彼の先輩であるモブB。

そこは美女達が隣に控えている程とてもゴージャスで、宇宙一崇高且つクリエイティブな仕事を徹底している所であった。

Bが説明していた丁度その時、6つ子達が色々な格好で現場に到着する。本番まで念入りな演技の練習を重ねる彼らの姿にモブAは感動していた。

そして遂に収録開始の時間になった時、マイクにあらゆる雑音を入れないようにする為、6つ子達は全員ある格好で本番を迎えているという。それは………

登場人物

六つ子 …いつもの六つ子と同じ姿だが、年収8億の声のプロ。喉のために加湿器を抱えて歩き、入れ歯のごとく保管した「スペアの喉」も備えている。童貞の6つ子を演じる役作りで去勢までしたという……そのわりに美女と連れ添っていたが。
モブA …EDの表記は「後輩」。黒のスーツ姿で顔は出ない。（CV:利根健太朗）
モブB …EDの表記は「先輩」。こげ茶色のスーツ姿で顔は出ない。（CV:上田燿司）
音響監督 …メガネをかけた鯰髭の男性。（CV:飛田展男）
聖澤庄之助 …トド松の変装の皮。また、顔は出ないが終盤に本人らしき人物もいた。
美女 …ビキニ姿の美女たち。その中の6人が六つ子とどこかへ行った。

Cパート余談

現場入りの変装は、おそ松がハンチング帽と眼鏡とマスク、カラ松は金髪の鬘と鼻眼鏡、チョロ松が甲冑、一松が怪鳥の着ぐるみ、十四松は世捨て人のような髭とチューリップ帽、トド松は聖澤庄之助。
- 現場入りするおそ松とカラ松は2期仕様の松パーカーを着ていたが、変装を解いたあとは元の松パーカーになっていた。
謎のかけ声はハカの真似事と思われる。
本番中のアフレコに映っているのは2期2話Aパート「祝・就職!!」（ただし、まだ線画だけの製作途中の状態）である。
作中の紙幣にはいつも赤塚先生の肖像が描いてあるが、このパートでは諭吉のお札が出た。ちなみに次回の「復讐のチビ太」では、また赤塚印のお札が出てくる。

六つ子の台詞

一部のキャラ達の演技や台詞の練習では、今までの様々なシーンのネタが見られる。以下は6人の練習を掲載↓
- おそ松…「ラッキー、パンツ見えた！パンツ見えた！」（1期8話Aパート「なごみのおそ松」）
- カラ松…「Niceサマー！800サマー！Greatサマー！！！」（2期5話「夏のおそ松さん」のサマー仮面）
- チョロ松…「へぇー、それはケツ毛燃えるね！ケツ毛燃える...」（1期2話Aパート「就職しよう」、10話「イヤミチビ太のレンタル彼女」、25話「おそまつさんでした」、特番「おうまでこばなし」の「有馬記念」）
- 一松…「シュッシュッ」と擬音語を発しつつ短剣の連続突き（該当無し）
- 十四松…「ボゥエ、ボエバァー！！！」（1期20話Bパート「スクール松」、20話Cパート「イヤミの学校」、23話Bパート「ダヨーン族」、25話「おそまつさんでした」）
- トド松…「ホタテでケツをゴシゴシぃ～！！！」（2期7話Cパート「おそ松とトド松」）
トド松が練習中に「ボクは一体海外で何を学んで来たんだ、ホタテでケツもこすれないなんて情けないよぉ！！！」と演技が上手く行かず嘆くシーンがあるが、これは恐らく中の人が昨年の冬から暫く海外留学へ行っていたという事情も織り込まれていると推測されている。