概要
東京駅(東京都千代田区)から仙台駅、盛岡駅を経て新青森駅(青森県青森市)までの674.9km(実キロ、日本最長)の路線。このうち盛岡駅以北は「整備新幹線」のひとつである。
1982年6月23日、大宮駅~盛岡駅間が暫定開業。東京方は1985年3月14日に上野駅まで、国鉄からJR東日本に移行した後の1990年6月20日に東京駅まで延伸された。盛岡以遠は2002年12月1日に八戸駅まで延伸。2010年12月4日には新青森駅まで延伸され全線開通となった。
全線を通すと山陽新幹線より多いが、利用者の差が激しい路線である。理由は東北自動車道と同様に需要の多くは関東部分で構成されており、更に多くの利用客は東京駅~仙台駅・盛岡駅が大半を占める為、盛岡駅以北だと九州新幹線とほぼ同じ利用客数か、それ以下の利用客しかいない。ダイヤでもそれが現れておりなすの>やまびこ>はやぶさの順に大宮駅から近い場所で各駅になる傾向が強い。
運行
基本的には仙台・盛岡への速達列車「はやぶさ」、盛岡以北の区間運転列車を「はやて」、主に福島以北盛岡以南を目的地とする列車を「やまびこ」、郡山駅以南を目的地とする列車を「なすの」とそれぞれ愛称を行き先別に区分している。東北新幹線開業時から1997年までは速達列車を「やまびこ」、各駅停車列車を「あおば」としていた。2016年春に北海道新幹線新青森駅~新函館北斗駅間が開業したが、「はやぶさ」「はやて」の列車名は引き続き使用している。
山形新幹線「つばさ」と秋田新幹線「こまち」の両列車が在来線からの直通で乗り入れている。いずれも東北新幹線内では「つばさ」は「やまびこ」と、「こまち」は「はやぶさ」との併結運転が基本となっている。
大宮駅以南は上越新幹線・北陸新幹線の列車も東北新幹線の線路に乗り入れている。
主な駅
東京駅 上野駅 大宮駅 小山駅 宇都宮駅 那須塩原駅 新白河駅 郡山駅 福島駅 白石蔵王駅 仙台駅 古川駅 くりこま高原駅 一ノ関駅 水沢江刺駅 北上駅 新花巻駅 盛岡駅 いわて沼宮内駅 二戸駅 八戸駅 七戸十和田駅 新青森駅
関連タグ
路線等
上越新幹線 北陸新幹線(旧:長野新幹線) 山形新幹線 秋田新幹線 北海道新幹線
整備新幹線 東北本線 埼京線 IGRいわて銀河鉄道 青い森鉄道
車両・列車
過去の車両・列車
200系 400系 E1系 E4系(車両自体は現役。東北区間から撤退済み)
その他
余談
東・北を刻子と雀頭にし、のこる面子で一気通貫を作った型である。
(東北新幹線200系のカラーに準えて索子の一気通貫。車輪に準えて筒子の一気通貫のみに限定する場合もある)
基本的に役満となるが、インフレが激しくなるということで場合によっては満貫~倍満となることも。
同様のローカル役としては「東北自動車道」というのもある。