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シンフォギアの編集履歴

2021-07-06 01:44:21 バージョン

シンフォギア

しんふぉぎあ

TVアニメ『戦姫絶唱シンフォギア』の略称であり、作中に登場する武装。

概要

正式名称は「FG式回天特機装束」。

特異災害対策機動部二課の技術主任・櫻井了子の提唱する「櫻井理論」に基づき、聖遺物の欠片から作られたパワードスーツの総称。


認定特異災害ノイズに対抗しうる唯一の装備なのだが、一機で一個軍隊を上回るほどの圧倒的な破壊力を持つため、存在そのものが日本の現行憲法に抵触しかねず、装者の情報共々完全に外部非公開となっており、目撃者や報道陣に対しては徹底的な情報管制が行われる。


特徴

装者の戦意にシンクロし、旋律を奏でるシステムが内蔵されており、それに合わせて装者が歌唱することによって、シンフォギアを稼働させるためのエネルギー「フォニックゲイン」を増幅し、出力および戦闘力を増大させていく。

要するにギアそのものがアンプとなって音楽を奏で、演奏に乗せて装者が歌うことで強くなる仕組みである。身も蓋もない言い方をすれば「カラオケで強くなる戦闘服」。


また、その歌は人間界と別の世界にまたがるノイズの存在を強制的に人間界の物理法則下に引きずり出し、物理攻撃による殲滅を可能とする。


変身中は、装者の体表面に特殊なバリヤーフィールドが展開され、優れた物理衝撃耐性と断熱性能によって南米の密林から極寒の南極まで場所を選ばず活動できる。

宇宙空間での活動も可能で、大気圏を突破するのはもちろん、再突入も可能である。


起動方法

非装着時は、集音マイクの機能を持つ紅色のペンダントとして適合者=装者の首にかけられている。

装者が起動キーである胸の歌「聖詠」を口ずさむことでペンダントが展開し、ギアが量子化された状態で解放され、装者の体表面に定着し、鎧として再構築・装着され、「変身」が完了する。


衣服はペンダント内に量子化して収納されており、変身解除後に元に戻る。ペンダントが壊れてしまうと変身が解けても全裸のままになってしまう。


弱点

交戦中、何らかの理由で歌唱が中断されると、ギアの出力が一時的に低減する事が挙げられ、状況によっては二人以上の重唱(後述のユニゾン)でこれをカバーする。

そのうえ、変身には必ず聖詠が必要になるため、詠唱中は無防備になってしまう他、人質を取られたり、ペンダントを構える前に銃を突きつけられたりして動きを封じられると変身できなくなる。


また、設計思想はあくまでノイズの殲滅であるため、純粋な戦闘力は錬金術などの他の異端技術にはやや劣るとされる。


歌について

戦闘中に紡がれる歌の歌詞は、ギアが装者の人格や心象を読み取り、それを元に生成したものを装者にフィードバックしたものである。

これも簡単に言ってしまうと装者の心が歌詞になるのである。

そのため、歌詞には装者の精神状態が色濃く反映されており、装者の人格が特徴的なほど特徴的な歌詞が生成される。


リビルド

シンフォギアには総数3億165万5722種類(人間に最も近しい天使の人口と同数)もの機能制限(ロック)がかかっており、装者の技量や成長度、戦闘スタイルに応じて系統的・段階的に「限定解除」され、チューンアップされる構造となっている。そのため、同一のギアであってもそれを扱う者によって形状が異なる場合がある(天羽奏立花響マリア・カデンツァヴナ・イヴの三名が特に顕著)。


つまり、ロックの組み換えによってギアの形状を変化させ、装者が扱いやすいよう受動的に自動調整が施される過程こそが「リビルド」であり、後述のエクスドライブの発動後にギアの外見がマイナーチェンジしているのは、限定解除によってギアがリビルドされた結果である。


このロックのおかげで、装者の体への負荷を可能な限り軽減することができるが、より強力に使いこなすには、やはり装者自身の鍛錬と経験の積み重ねが不可欠である。

そのため、装者たちは日々鍛錬に励むのである。


戦力

アームドギア

翼さん無題

シンフォギアの主兵装。剣や槍などの、いわゆる手持ち武器。

変幻自在の可変ギミックを有し、使用方法に応じて特性や形態を変化させる。

アームドギアを形成することで、ギアから供給されるフォニックゲインを効率良く出力し、ノイズを消し炭に帰す必殺の一撃を生み出す。

雪音クリス撃槍ッ!

形状に関しては、ベースの聖遺物の本来の形態の他、装者の心象も大きく関与している。

雪音クリスのイチイバルは、彼女の過去の記憶が弓の聖遺物たるイチイバルから銃火器のアームドギアを生み出している。

また、響の場合は「誰かに手を差し伸べること」を求めた結果、他者と繋がり合うための「無手」の状態そのものがアームドギアとして昇華されている。


絶唱


Gatrandis babel ziggurat edenal…


シンフォギアによる最大最強の攻撃手段。

特別な歌によって増幅したエネルギーを一気に放出し、対象に苛烈なまでの大ダメージを与える事が可能だが、体にかかる負荷は変身状態であっても軽減しきれない程に絶大であり、まさに諸刃の剣といえる代物。

本来はエネルギーの運用効率を高めるアームドギアを介して放たれるものであり、その特性はギアごとに異なるが、使用者の技量によってアレンジされることもある。


バックファイアは適合係数に比例して軽減することが可能だが(逆に適合係数が低ければ通常技ですら絶唱と同じくバックファイアが発生する)、やクリスといった正規の適合者であってもそれを全て解消するには至らず、軽くても七孔噴血は免れない。

奏の場合、地の適合率が低いのと、自らの肉体を媒介に絶唱を使ったのが原因で、体がダメージに耐えきれずに死亡し、遺体すら残さず塵となって崩壊してしまった。

ただし、聖遺物との融合症例の場合はその限りではなく、この頃の響のみ他の装者よりもバックファイアを押さえ込むことに成功している。


暴走

響け!!響け!!歌え!!歌え!!

装者が何らかの理由で負の感情を増大させ、その限界を越えた時に発現する制御不能状態。全身が漆黒に染まり、眼を赤く光らせた悪魔のような姿と化し、言葉を忘れて獣のごとく荒れ狂う。

この状態に陥ると、装者は抑えきれない破壊衝動に飲み込まれ、理性を失う代わりに戦闘力を爆発的に増大させる。


今のところ暴走が確認されたのは融合症例であった頃の響と、イグナイトモジュールの起動に失敗したマリアのみであり、特に響は心的要因から精神の均衡を崩しやすく、たびたび暴走予備軍的な状態になっていた他、デュランダル等の完全聖遺物との接触が暴走のトリガーとなったケースもある。


ユニゾン

想いを同じくする装者同士が、共通の旋律に乗せて共通の歌詞を歌い上げる事でフォニックゲインを相乗的に増幅し、ソロ時以上のパワーを引き出す現象。つまり「二人以上のコーラスでもっと強くなる」。


ルナアタック事件の最終局面での『FIRST LOVE SONG』に始まり、フロンティア事変のネフィリム戦と、キャロルとの最終決戦での『始まりの歌(バベル)』など、重要な局面でたびたび行われた。


シュメールの戦女神ザババの双剣シュルシャガナ&イガリマにはユニゾン特性がデフォルトで備わっており、総合的な戦闘力において他の装者にやや劣る調と切歌は、この特性によって条件次第では他を上回る強大なパワーを発揮する事が可能。

これによって、一人では敵わない強敵を下す番狂わせを起こしてきた。


ただし、これには調と切歌を分断することで簡単に封じられるという致命的な弱点があるため、パヴァリア光明結社との武力衝突においては、ギアの特性に頼らず装者同士の魂の繋がりを起点とする「絆のユニゾン」を編み出すために、人類最強司令官の指導の下で短期集中の特別訓練が行われた。

ザババコンビのユニゾンには及ばずとも戦術的にも組み込みやすく、弱点を補う点においては不足はない。

劇中ではクリス&マリア、翼&調、響&切歌のコンビがユニゾンに成功しており、アダムとの最後の戦いでは、エクスドライブを起動していない状態で『アクシアの風』の六人合唱を披露した。


特訓の成果は錬金術師との戦いの後も遺憾無く発揮されており、南極での「棺」無力化作戦においては『六花繚乱』の六人合唱を披露し、翼とマリアは、月遺跡でのミラアルクとのバトルにおいて、初のタッグライブで共に歌った『不死鳥のフランメ』を戦歌として再び歌い、相手を撃破寸前まで追い込んだ。


機種

現在確認されているシンフォギアは8機(聖遺物の種類で見れば7種)で、その内2機は消失した為、残存しているシンフォギアは6機となる。


型番は『AXZ』の変身バンク、『XV』の公式サイト用語集で確認可能。

「SG」はシンフォギアの略称で、続く「 r 」もしくは「 i 」は開発経緯・開発環境の違いを指す「レギュラー」「イレギュラー」を意味する。


レギュラーナンバー

天羽々斬

適合者風鳴翼
型式番号SG-r01 Amenohabakiri
無印G
アッメノハバッキリーイェイェー騎
GX-AXZXV
TSURUGI生誕翼さん!!誕生日おめでとうッー!!!

特異災害対策機動部が管理する第1号聖遺物。ヤマタノオロチを葬った天津神スサノオノミコト十束剣

刀身の一部のみが欠片として残されており、これがシンフォギアへと加工された。


アームドギアは刀を始めとする刃物類で、通常の刀による白兵戦の他、脚部に備わったブレードによる攻撃を得意とする。

虚空から無数の刃を生み出す能力も有し、手のひらに収まる鉛筆削りサイズから戦艦をも両断する特大サイズまで、刃の大きさは自由自在。

絶刀ッ!

また、刀身から燃え盛る炎を発生させることもでき、炎を纏って勢いと威力を増した技ら、天羽々斬の十八番である。


身軽な軽装タイプであるため、数あるギアの中でもとりわけバイクとの相性が良く、自慢の愛車に跨って戦場を駆け回る様は、まさしく現代の騎馬武者である。

脚部のブレードはバイクと組み合わせることが可能で、両脚のブレードを合体させて車体前方に巨大な刃を形成し、立ち塞ぐものを薙ぎ払う。


魔法少女事変以降は、脚部ブレードにバーニアが備わり、滑空しながら攻撃することが可能になった。


イチイバル

適合者雪音クリス
形式番号SG-r02 Ichaival
無印G
シンフォギア 雪音クリスついて来い、クズどもッ!
GX-AXZXV
風穴欲しいヤツは挙手をしな!

フィーネが管理する第2号聖遺物。弓術の神ウルのイチイの弓。

旧識別コードは「Ichii-Bal」だが、『G』以降は「Ichaival」が使われている。

第二次世界大戦時、ドイツからガングニールやネフシュタンと共にもたらされたが、10年前の二課設立と前後して失われる。その後はフィーネの手に渡り、シンフォギアに加工されてクリスに授けられた。

センシティブな作品

本来のアームドギアは弓型だが、戦渦で育ったクリスの生い立ちから性質が劇的に変異しており、忌まわしい記憶の象徴である銃火器の形で発現する。

ハンドガンやライフル、ガトリングガン、果てはミサイルまで多種多様な火力装備を再現でき、他のギアを凌ぐ圧倒的な制圧力を誇る。

火器だけでなく本来の弓型の武装も再現可能で、劇中では光の矢を放つボウガンや長弓を形成している。


ガングニール

適合者天羽奏立花響
型式番号SG-r03 Gungnir
奏ver
でんせつのゆうしゃ
響ver(無印)G
シンフォギア 立花響シンフォギア一挙お疲れさまでした

機動部が管理する第3号聖遺物。大神オーディンの無双の槍。

穂先の一部が欠片として残されており、第二次世界大戦時、ドイツからイチイバルやネフシュタンと共にもたらされ、シンフォギアに加工された。


かつては奏が装者だったが、ツヴァイウイングのライブ会場を襲ったノイズ災害により、奏の戦士に際して奏のギアの破片が響に受け継がれたことで、後に響が二代目の装者となる。

本来は槍型のアームドギアが形成されるが、響が「誰かと手を繋ぎ合う」ことを第一に考えるが故に、「この手に武器を持ちたくない」という願いが生じたため形成には至らず、その願いによって手を繋ぎあえる「無手」こそが彼女のアームドギアとなった。


響の体内のガングニールは装着する度に彼女の肉体を侵食し、莫大なエネルギーを生み出し続ける生体核融合炉とも呼ぶべき存在へと変貌させていく。


最終的には肉体の許容限界を超え、命に関わる事態にまで差し迫ったが、神獣鏡のギアの力で響の体内から取り除かれ、完全に喪われた。


イレギュラーナンバー

黒いガングニール

適合者マリア・カデンツァヴナ・イヴ立花響
型式番号SG-r03' Gungnir
マリアver
マリアさん。
GX-AXZXV
この両手で、この歌で、守りきってやる!センシティブな作品

※「'(ダッシュ記号)」は同じ聖遺物から作られた「SG-r03 Gungnir」と区別をつけ遅れて開発された事を示すものである。また、形式番号ではレギュラー扱いだが、実際はF.I.S.管理下のイレギュラー機であるため、ここに記す。


日本政府管理外の聖遺物。響のものと同じくガングニールの欠片から作られたシンフォギア。

過去に了子=フィーネがF.I.S.に横流ししたガングニールの欠片から生み出されたもので、アウフヴァッヘン波形のパターンは響のガングニールと同一。


フロンティアでの決戦時、適合者として覚醒した響の聖詠に応え、強制的にマリアから引き剥がされて響に装着される。ネフィリム撃破後は、マリアから正式に譲渡された。

その後、魔法少女事変において一度だけマリアが装着した。


シュルシャガナ

適合者月読調
型式番号SG-i01 Shul shagana
GGX-AXZ
鏖鋸・シュルシャガナ
xv
センシティブな作品

F.I.S.が保有する聖遺物。戦女神ザババの振るう双剣の片割れ。

イラク戦争の折、イガリマ、アガートラームと共に有志連合によって中東より押収された経緯がある。


アームドギアは回転ノコギリで、「肉体を切り刻む紅き鋸」と称される。

ツインテール型のコンテナから大小様々の回転丸ノコを繰り出す。

相手に苦痛を与えて甚振り殺すことに特化した拷問器具のようなギアだが、展開される回転ノコギリは見た目以上に高い汎用性を有し、盾に転用したり、輪状の巨大ノコギリを車輪代わりに走行したり、プロペラを形成して飛行することもできる。


脚部には丸ノコに変形可能なホイールが備わっており、これを用いた高い機動力も持ち味の一つ。ただし設置面積の少なさと不安定さゆえに踏ん張りが効かず、接近戦はやや不得手。

設計思想としてイガリマとの連携を想定しており、ユニゾンによって性能が向上する特性を持つ。

魔法少女事変以降は、新たにヨーヨー型のアームドギアを発現させ、糸を組み合わせたトリッキーな戦法を編み出すようになった。


イガリマ

適合者暁切歌
型式番号SG-i02 Igalima
GGX-AXZ
黒切ちゃんセンシティブな作品
XV
デエェェェス!!!

F.I.S.が所有する聖遺物。戦女神ザババの振るう双剣の片割れ。

イラク戦争時、シュルシャガナ、アガートラームと共に中東よりアメリカに持ち込まれた。


アームドギアは鎌で、「魂を切り刻む翠の大鎌」と称される。

変化球的な用法や形態が多い他のギアと比べると、天羽々斬と同じくアームドギアのシンプルな持ち味を活かした白兵戦を主体としている。

繰り出される斬撃には、傷つけた対象に霊的なダメージを与えるという死神のごとき凶悪な特殊効果が備わっており、鎌の一撃を受けた相手は、かすり傷だろうと治りが遅くなってしまう。


両肩の爪状のブースターは、伸縮自在のロープ状の副腕として機能し、予測不能かつ立体的な戦闘機動を可能とする他、射出して標的を緊縛することもできる。

シュルシャガナとの連携を前提に設計されており、ユニゾンによって出力を高める事が可能。


神獣鏡(シェンショウジン)

適合者小日向未来
型式番号SG-i03 Shenshoujing
センシティブな作品

F.I.S.が保有する聖遺物。仙界の縮図を彫り込んだとされる儀式用の銅鏡。

長野県皆神山にて奏の両親が了子と共に発掘したが、自らの計画に必要と狙いを付けていた了子によってノイズ災害の混乱に乗じて掠め取られ、アメリカに持ち込まれた後にF.I.S.でシンフォギアに加工された。


アームドギアは先端に鏡が付いた扇。大小の円鏡を生み出す能力を持ち、光の反射を利用したビーム攻撃を得意とする。上腕部には黒い帯状のパーツがあり、これをムチのようにしならせて打撃を加える事も可能。

頭部に埋め込まれたダイレクトフィードバックシステムによって、装者の意識に理想的な戦闘行動を「投影」し、それに倣う事で練度の低い装者でも一端に戦えるだけの出力を発揮できるが、ベースの聖遺物が武器でなく、それも神のお手製ではなく人が造り出した低ランクの代物であるため、素のスペックが他のギアに劣る傾向がある。

しかし、このギアの最も恐ろしいのは、聖遺物由来の力を中和し、施された術式や呪いを退ける「凶(マガ)祓い」の力であり、神獣鏡の輝きに当てられた聖遺物は例外なく消失してしまう。劇中で未来が変身した際は、聖遺物との融合が進み、人間としての存在を保てなくなっている響を戦わせたくないという願いから、凶祓いの力が劇的にパワーアップしており、放たれたビームはイチイバルをリフレクターごと溶かしかけ、天羽々斬による天ノ逆鱗の六枚盾をいとも容易く貫通している。

まさしく最弱にして最凶のシンフォギアであり、最悪のシンフォギア殺しである。


また、聖遺物特攻が強化されたことで、生み出される輝きはギア本体から膨大な起電力を発生させるほどに強くなっており、その大電力を利用した脚部からのイオノクラフト噴射によって空中を自在に飛行する能力まで身につけている。


フロンティアに施された封印の術式を解除し得る唯一の手段だったが、当初はF.I.S.による機械的な増幅技術では解除に至らず、装者不在のままF.I.S.保有の大型ヘリ「エアキャリア」に組み込まれていた。

エアキャリアのステルス能力は、神獣鏡本来の特殊能力「ウィザードリィステルス」に由来するもので、姿を視えなくするだけでなく、振動や風圧、アウフヴァッヘン波形などの反応も遮断・隠蔽し、索敵の目をくらます優秀な隠れ蓑である。

ただし、未来が装着した際は、分身などの鏡由来の能力と共にオミットされている。


後にウェルの発案により、装者に仕立て上げられた未来の歌と、機械的手段を組み合わせることで封印解除に十分なパワーを引き出す事に成功し、ついにその役割を完遂するが、響との激しい一騎討ちの末に自らの凶祓いの光に飲み込まれ、響のガングニール共々喪われた。


アガートラーム

適合者セレナ・カデンツァヴナ・イヴマリア・カデンツァヴナ・イヴ
型式番号SG-x00 Airget-lamh
セレナver
セレナ(過去絵)
GX-AXZXV
マリア・カデンツァヴナ・イヴ無題

※「x」は出自が特定できない「正体不明の聖遺物」であることを示す。


F.I.S.の管理する聖遺物。イラク戦争時、イガリマ、シュルシャガナと共に中東から米国へと持ち込まれた。

白銀に輝く左腕を象っており、「アガートラーム」の異名を持つケルトの戦神ヌアザの銀の義腕との類似性を指摘されたていたが、本来ならアイルランド方面に由来するはずのそれがなぜ中東の遺跡から見つかったのかという疑問が浮上し、解析を繰り返しても聖遺物としての特性以上のことはわからず、出自不明の聖遺物として便宜的に「アガートラーム」の仮称が付けられた。


6年前にセレナがネフィリムを封印した際に使われたが、コンバーターの破損とセレナの死を機に登録を抹消された。壊れたペンダントはマリアが回収しており、亡き妹の形見として肌身離さず所有していた。

当初はただのお守りでしかなかったが、フロンティア事変終盤において、地球に住む全ての人(約70億人)の思いを一つに束ねて発動した限定解除によってギアとしての機能が復活。エクスドライブ状態でマリアが変身し、ネフィリム・ノヴァと相対する刃の一振りと相成った。


ネフィリム戦後は深刻なダメージを受けて再び使用不能になるが、その後、エルフナインの手でコンバーターの新造やイグナイトモジュール搭載などの改修が施され、正式にマリアのギアとなった。


アームドギアは短剣とされるが、剣身の尺は片手剣サイズまで伸長可能で、蛇腹剣ソードビットまで展開でき、籠手をドリルを兼ねたビーム砲に変形できるなど、かなり自由度が高いため、武器展開の起点となる左の籠手そのものをアームドギアとする向きもある


エクスドライブ

三人一緒ならエクスドライブアンリミテッド!

幾人もの歌を重ねた高レベルのフォニックゲイン供給によって発現する限定解除形態。

白を基調とするカラーリングに光の翼を備えた神々しいフォルムは、まさしく天使そのもの。

劇中ではガングニール、イチイバル、天羽々斬、アガートラーム、シュルシャガナ、イガリマがこの形態に至った。


俗に言う最強形態であり、通常攻撃が必殺級の威力を有し、街を埋め尽くすノイズの群れをものの数秒で全滅せしめる圧倒的な戦闘力を発揮する。

また、機能の拡張によって単独での飛行能力やテレパシーによる意思疎通と言った、通常のギアには無い特殊能力も解禁されている。

さらに歌唱中断による戦闘力低下のデメリットも解消されている。歌わなくても強いが歌えばもっと強い。

この状態で絶唱を放つことも可能で、地球に落下する月の一部を破壊して流星に変える途方もない破壊力を発揮する。


この形態そのものが奇跡の産物に等しく、起動条件があまりにも厳しい為、戦術的起用はほぼ不可能に近い。

しかし、ウェル博士がシンフォギアの運用に奇跡はあり得ないと一蹴した通り、装者たちは幾多の戦いを経てその奇跡を軌跡と手繰り、ついには協力者となったかつての敵の助力もあって戦術に組み込むことに成功している。


そして星を覆う最大最強の脅威との最後の戦いに際しては、ついに自らの胸の歌で奇跡を形にし、新たなエクスドライブを発現させた。


イグナイトモジュール


抜剣ッ!


Dainsleif.


キャロルの錬金術に対抗すべく、彼女の下から逃走したエルフナインによって提案されたProject-IGNITE(プロジェクト・イグナイト)に則って追加された決戦用ブースター。いわゆる強化形態


同じくエルフナインによって提供された聖遺物・魔剣ダインスレイフの欠片を利用して製造され、イグナイトモジュールの増設に伴い、ギアそのものにも出力の引き上げや防御フィールドの調整といった強化・改修措置が施されており、アルカノイズの分解攻撃を寄せ付けない頑丈さを手に入れた。


最大の特徴は、融合症例にのみ観測された暴走のメカニズムを解析し、それをシステムに組み込んでいる事にある。

装者の心の闇を増幅させ、意図的にギアの暴走を引き起こすが、これをモジュールに設けられた三段階のセーフティ、そして装者の強い精神力で抑え込む事で、理性と意識を保ったまま暴走状態と同等の出力を発揮するという仕組みである。

更に状況判断や戦闘技術をそこに付加価値として組み込む事によって、単純な数値以上の戦闘力を向上させる。


戦闘で放出されるエネルギーは圧倒的な攻撃力として出力されるのみならず、反作用として装者自身にも跳ね返ってくる為、これを抑える為に防御力、耐久性の向上が行われている。

設けられたセーフティは段階的にリリース(解除)でき、設けられた999秒の使用制限時間は第一抜剣状態であるニグレド(「黒」の意 )からアルベド(「白」)、ルベド(「赤」)と段階を進める毎に高速で消費されていき、カウントが0になると強制的に変身が解除される。この為、多大な戦術的効果をもたらす反面、使用できる局面も限られていく。


アマルガム

ラピスのハートにも届いていた、胸の歌。

アダム・ヴァイスハウプトとの最後の戦いにおいて、シンフォギアにラピス・フィロソフィカスのエネルギーが溶け、リビルドされた際に発現した、イグナイトモジュールに代わる新たな決戦形態。

イグナイトやエクスドライブなどの単純な出力アップとは違い、攻撃⇔防御の極端なステータスの振り分けという癖の強い特性を持つ。


詳細はこちらにて。


ファウストローブ

錬金術師の粋によって錬成されたプロテクター。シンフォギアと非常に近しい存在だが起動に「聖詠」を必要としないことがシンフォギアと大きく異なる。

また、ファウストローブを纏うには体が女性型構造でなければならないことが分かっている。


ダウルダブラ

キャロルの管理下にある聖遺物。ケルト神話に於いて主神ダグザが振るいし金の竪琴。

シンフォギアに用いられている聖遺物と同じく欠片でしか現存していなかったが、キャロルはこれを錬成し、ファウストローブとして戦場で纏うプロテクターとしている。

竪琴の弦をワイヤーとして使うため相手の動きを制限したり、攻撃を砕くなど汎用性は高い。



ラピス・フィロソフィカス

賢者の石として広く知られる、赤く輝く結晶体。錬金術師たちが追い求めてきた技術の到達点であり中間点。彼らの叡智の結晶。

厳密には聖遺物ではないが、聖遺物と同様に高質量のエネルギーリソースとなりうるポテンシャルを持つ代物。

現時点で最高純度の輝きを誇る3個のラピスは、上記の三幹部それぞれに合わせて調整されたコンバーターユニット、スペルキャスターによって力を解放。モノは同一ながらそれぞれのバトルスタイルなどに合わせた形状のファウストローブへと転換・固着させる。

ラピス・フィロソフィカス自体がバラルの呪詛を解呪という目的から研究開発が始まった経緯があり、錬金術書の一つにはあらゆる不浄を焼き尽くすと伝えられる。その力は呪いの魔剣であるダインスレイフをコアとして発動するイグナイトモジュールに対しては強制的に解除のうえ、負荷をダメージとして装者に与えるという天敵ともいえる効果を発揮する。


神獣鏡

ロスアラモス研究所を襲撃したヴァネッサはシェム・ハの腕輪と共に、神獣鏡の破片と先述の神獣鏡のシンフォギアに関する資料を奪取、それらを元にファウストローブを作り上げた。ギアと近しい機能を備えたローブであるが、あくまでもダイレクトフィードバックシステムによる「神の拘束具」としての運用がメインと想定されている。

シェム・ハを倒した後にイグドラシルシステムを破壊する際に未来が纏った。


関連タグ

戦姫絶唱シンフォギア メカ少女

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