「魅惑のふうせんポケモン」
大乱闘スマッシュブラザーズ
初代の隠しファイター枠、所謂準レギュラー枠で登場。声優は全作かないみか。
初代スマブラメンバーの中では唯一主役ポジションに該当しないファイター(一応ピカチュウ及びルイージも登場当初は主役という立ち位置ではなかった)のため、ディレクターの桜井政博氏曰く「出すかどうかは毎回最後まで迷う」とのこと。
なんだかんだでシリーズ皆勤賞であり、原作では影が薄くなっても『スマブラ』では依然として存在感を放ち続けている。今では『スマブラ』には欠かせないキャラクターの一人として、確固たる地位を築いている。
また、初代スマブラメンバーの中で唯一英語版と日本語版で呼び名が違うファイターである。
カービィと同様に空中ジャンプが5回できる能力を持ち、空中を自由に行動できる。高い空中機動のおかげで復帰阻止の影響を受けにくく、逆の立場では復帰阻止を行いやすい(どころかうまくいけば画面外まで運べてしまう)ため崖外での攻防にも強い。
プリンの代名詞といっても過言ではないのが下必殺ワザの「ねむる」。
一見するとプリンが寝るだけのただの挑発技に見えるが、実は使うとプリンが眠る瞬間に自身の中心に向かってピンポイントで強烈な攻撃判定が発生する。
そのため、相手が弱っていて尚且つ大きな隙ができたときに、相手の頭上に移動して「ねむる」を使用することで、場外へ強烈な勢いで吹っ飛ばすことが可能。
ただし技名の通りに一定時間プリンが眠ってしまうため、使用した場合の隙は大きいので多用は禁物。
ふうせんポケモンである故か、マルスの通常必殺ワザやクッパの下必殺ワザのようなシールド破壊能力が高いワザをシールドで受け止めるとめると、上に吹き飛んで0%で撃墜されてしまう。
特に『初代』では上記の欠点を強調して開発者側直々に「もっとも弱いキャラ」と言われるなど、『ストリートファイター』シリーズのダンのような意図的に弱くされたキャラとして説明されていた。
使いこなすまでに苦労するキャラクターであるが、『スマブラ』自体キャラを愛した分だけ強くなるというスルメ要素の強いゲームである。「それでもプリンが好きだ!」という人は、ぜひ使い込んでみよう。
カラーバリエーションはピカチュウと同様にアクセサリーで区別される。
『初代』では赤・青・緑のリボン、『DX』ではハイビスカス、青いリボン、緑色のハチマキ、ピーチと同じデザインの王冠。
『X』以降ではハイビスカス、リーフの帽子、麦わら帽子、スリープカービィ風のナースキャップ。『for』以降ではそれらに加えてピンク色のリボン、『X・Y』のポケセンおねえさんの帽子、セレナの帽子が用意されている。
スマブラ64
ボタン | ワザ一覧 |
---|---|
B | はたく |
↑B | うたう |
↓B | ねむる |
初代のみ、体つきが似ているカービィのモーションを多く流用していた。
その一方で、優れた空中での機動力と空中攻撃を駆使した独特の挙動や、一撃必殺の「ねむる」の存在により、単なる弱いキャラでは終わらない側面も持っている。
カラーバリエーションはピカチュウの三角帽子と同様に、3色のリボンが付くものになっている。
スマブラDX
ボタン | ワザ一覧 |
---|---|
B | ころがる |
→B | はたく |
↑B | うたう |
↓B | ねむる |
公式最弱キャラの座をピチューに明け渡し、この作品から空中戦特化型としての個性が強調されるようになる。
新たな通常必殺ワザとして「ころがる」が追加され、「はたく」は横必殺ワザになった。
「ころがる」は溜めた時間に応じて威力が増していくが、逆に溜めが足りないと攻撃判定が発生せず、大きなスキを晒してしまう。
ワンパターン補正にもよるが「ねむる」のふっとばし力が凄まじく、ダメージがほとんど溜まっていない相手をいきなり撃墜することも可能。この「ねむる」の存在と、異常な判定を持つ空後を始めとする空中性能、復帰が難しい本作において復帰難度が低めといった要素により、コンセプトとはうって変わって強キャラの地位にまで上り詰めている。
同様の理由で、イベント戦などの一人プレイにおいてもとても便利なキャラとなっている。
ピカチュウと同様、カラーによって異なるアクセサリーが付くようになった。『DX』ではハイビスカス、青いリボン、緑色のハチマキ、ピーチの王冠の5種類。
スマブラX
ボタン | ワザ一覧 |
---|---|
B | ころがる |
→B | はたく |
↑B | うたう |
↓B | ねむる |
切りふだ | おおきくなる |
新規参戦のトゥーンリンクやウルフと同様にギリギリで参戦が決定したため、亜空の使者のシナリオには登場せず、出現条件が前作から一転して厳しいものになり、トーナメントモードなどにおける並び順は31番目となっている。
コア層からの評価は高かった前作から一転し、全体的に火力が大幅に下げられるなどして当初のコンセプト通り本作の最弱キャラとして認識される事が多い。
新たに最後の切りふだ「おおきくなる」が追加。画面いっぱいに膨らんだ後、風圧で周りのものを吹き飛ばす。この時、チーム戦の味方も吹っ飛ばされるので注意。戦場などの足場が小さいステージでは強力だが、75mなどの全体が広いステージでは効果が薄め。
また、このおおきくなる、スマブラオリジナルワザなのだが、後に本編にて似たようなシステムが導入される事になる。
スマブラfor
ボタン | ワザ一覧 |
---|---|
B | ころがる |
→B | はたく |
↑B | うたう |
↓B | ねむる |
切りふだ | おおきくなる |
個々のワザ自体の性能は微強化されているものの前作から評価はあまり変わっておらず、Ver.1.1.1におけるシールドの仕様変更も追い打ちをかけ、今作においても最弱と評されている。
もっとも、空中機動を生かした独特な立ち回りに思わぬ敗北を喫したプレイヤーも多い。
また、WiiU版ではシリーズで初めて最初から使用可能なキャラクターとなった。逆に3DS版ではデフォルトキャラクターのうち、対戦回数においてダックハントを差し置いて最後に出現する。
カラーバリエーションにリボン(ピンク色)が復活した他、新たに『X・Y』のポケセンおねえさんの帽子、セレナの帽子が加わっている。
スマブラSP
ボタン | ワザ一覧 |
---|---|
B | ころがる |
→B | はたく |
↑B | うたう |
↓B | ねむる |
切りふだ | おおきくなる |
『SP』でも無事続投。久々にアニメに登場したことに合わせてか、表情もアニメに若干近くなり久しぶりに声が新規収録された。
つかみ攻撃が蹴り攻撃に変化したりとモーションがほぼ変化している。
空中の機動力が強化された他に必殺ワザの隙が小さくなった。またカービィのモーションの差別化のためか性能は変わらないが一部のワザのモーションは別物になっている。後空中攻撃でマルスなどのように振り向くようになった。
また、「おおきくなる」の仕様が変更され、風圧と無差別攻撃の変わりにさらに巨大化して2回目の攻撃を行うようになった。
オンライン対戦では使用率はかなり高めで空中の機動力強化が功を奏した事でコンボと妨害がシリーズ最高レベルに登り詰め、最弱キャラから脱した。
空中の機動力を活かして持続判定の長い攻撃がより当てやすくなり、タイマンでも戦えるほどに成長した。それを利用したねむるの即死コンボはとくに有名で上手くコンボを決めれば短期戦で決着を付けられるのも夢じゃない。ほぼ全ての必殺ワザも基本的に隙の減少と性能強化で実戦で使えるぐらいに昇華されている。空中戦が苦手なゼルダやミェンミェン。妨害に弱いクロムやホムラ/ヒカリ、上撃墜が弱いジョーカーには有利に戦える。
ただ軽さは今まで通りなので強い攻撃には要注意。当然、飛び道具はないのでルフレや勇者、攻撃力とリーチの長いガノンドロフとアイクには注意。
勝ちあがり乱闘「64オールスターズ」は初代スマブラに参戦した12体を相手にする。ウルフやリヒター、しずえも似たようなテーマが決められていることから、プリンのルートもまた初代組の中で一番大きい番号が付いていることから設定されたものと思われる。
ベヨネッタやテリーと同様に通常のボスキャラクターが一切登場せず、最後は初代スマブラの1人用ゲームに登場した「ジャイアントドンキーコング」と戦うことになる。
ポケットモンスターシリーズ参戦ファイター
No | ファイター | 初出演 |
---|---|---|
08 | ピカチュウ | 64 |
12 | プリン | 64 |
19 | ピチュー | DX |
24 | ミュウツー | DX |
33/34/35 | ポケモントレーナー(ゼニガメ/フシギソウ/リザードン) | X |
41 | ルカリオ | X |
50 | ゲッコウガ | for |
69 | ガオガエン | SP |
11.キャプテン・ファルコン→12.プリン→13.ピーチ(デイジー)