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99世代の編集履歴

2022-01-25 21:22:08 バージョン

99世代

きゅうきゅうせだい

日本の競走馬で1996年生まれの世代、99年クラシック世代。

4523


概要

1996年に生まれ、1999年に4歳(現3歳)を迎えた世代。


中央平地GI22勝を挙げ、歴代7位タイ世代。


史上2頭目のGI7勝・史上初の中長距離GI年間グランドスラム・史上初の天皇賞3連覇(3連勝)・史上初のGI6連勝・史上初の中央4場GI制覇・16年間世界歴代賞金王のテイエムオペラオーが代表格で、「オペラオー世代」である。


テイエムオペラオーとナリタトップロードの2頭に、3強の1角がアドマイヤベガラスカルスズカメイショウドトウと移り変わっても、3強の図式が途切れなかった。


他には最長間隔GI制覇のアドマイヤコジーンドバイワールドカップで日本馬として初めて連対したトゥザヴィクトリートウカイテイオー産駒初のGI制覇となったトウカイポイント、史上2頭目の春秋スプリントGI同一年制覇のトロットスター、デビューから最短GI制覇だったスティンガーなどがおり、中央のGⅠレース(当時13競走)のうちジャパンカップダート以外は全て勝ち馬を出している。


また、史上2頭目の同一重賞3年連続2着ロサード・史上2頭目の同一GI3年連続3着ナリタトップロードと、珍記録を達成した馬が2頭もいた。繁殖牝馬では、後に世界初の白毛GⅠ馬ソダシなどを輩出する白毛一族の祖シラユキヒメなどが挙げられる。

113連敗の高知のアイドル・ハルウララもこの世代である。


ヨーロッパでは、1999年の凱旋門賞エルコンドルパサーを破ったモンジュー、01年欧州年度代表馬に輝いたファンタスティックライト、芝ダート問わず国際GⅠを勝利したドバイミレニアムらがいた。


騎手にとってGI初制覇のパートナーが多かった世代でもある。安田康彦騎手GI初制覇とブゼンキャンドル(秋華賞)、和田竜二騎手とテイエムオペラオー(皐月賞)、渡辺薫彦騎手GI初制覇とナリタトップロード(菊花賞)、後藤浩輝騎手とゴールドティアラマイルチャンピオンシップ南部杯 地方GⅠ)およびアドマイヤコジーン(安田記念 中央GI)など、後々まで語られる名コンビが多くいる。


2000年になってからはテイエムオペラオーの無双状態(そしてほぼ毎回メイショウドトウが2着)だったこと、そのオペラオーも3歳時に先輩のスペシャルウィークグラスワンダーらを相手に世代交代を証明できなかったこと(直接対戦成績は1勝1敗の五分だが)、勝ち方が地味だったことから、世代全体が低く評価されている節がある。

しかし2000年のジャパンカップに招待されたファンタスティックライトランフランコ・デットーリ騎手はオペラオー(とドトウ)を「クレイジーストロング」と評しており、翌年には「今の日本の競馬は特別にレベルが高い。サキーガリレオでもなければ去年の2頭(オペラオーとドトウ)には敵わないだろう」とコメントしており、世界的な名ジョッキーからも高く評価されていた。


結局のところ、多数の強豪が凌ぎを削った98世代の方が見応えがあったため、その煽りを受けて不当に低く評価されてきた面が強い。


戦績

1998年:3歳(現2歳)GⅠ

朝日杯3歳Sアドマイヤコジーン(最優秀3歳牡馬)

阪神3歳牝馬Sスティンガー(最優秀3歳牝馬)


1999年:4歳(現3歳)GⅠ

クラシック三冠

皐月賞テイエムオペラオー(最優秀4歳牡馬)

日本ダービーアドマイヤベガ

菊花賞ナリタトップロード


牝馬三冠

桜花賞プリモディーネ

オークスウメノファイバー(最優秀4最牝馬)

秋華賞ブゼンキャンドル


NHKマイルカップシンボリインディ


種牡馬成績

前世代が種牡馬も強かったことからこの世代は目立っていない。それでもアドマイヤベガがブルーメンブラットを出し母父でもニホンピロアワーズを出した。アドマイヤコジーンも母父で香港勝ちのウインブライトを出している。


代表的な競走馬


関連タグ

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