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TYPE-MOONの編集履歴

2022/06/17 23:17:01 版

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TYPE-MOON

たいぷむーん

かつて存在した同人サークル、もしくは「有限会社ノーツ」のアダルトゲーム用のブランド名。

概要

有限会社「ノーツ」のゲームブランド名。同人サークルとして1999年に発足。通称「型月」。

プレイヤーの心を捉えて離さない精巧に作り込まれた世界観やキャラクターで知られ、アダルトゲームブランドながらバトル・アクションシーンの熱量においても高い評価を受けている。同時にはっちゃける時はキャラ崩壊も辞さないくらいにとことんカオスを貫き通すため、ハメを外した際のギャグにも定評がある。

近年では毎年エイプリルフールに何かをしでかす企業としても関連業界で有名になっている。

ちなみにこの『TYPE-MOON』というブランド名の由来は鋼の大地に登場する裏ボスの名前。また、鋼の大地で唯一公開されているエピソードの名称が『Notes.』であり、こちらが社名『ノーツ』の由来となっている。

なお、この『TYPE-MOON』以外の名前の候補としては『斬撃皇帝騎士団』、『ファンキー太陽』などがあったという。型月に収まってほんとによかった

とある理由からなか卯推し。

沿革

同人サークル時代

1999年に同人ゲーム『月姫』を制作するために結成。

結成時のメンバーは武内崇奈須きのこ清兵衛Kateの4名。月姫制作途中にOKSGが加わっている。

体験版である『半月版』を領布した後、2000年の冬コミにて完全版『月姫』を領布。

その後、『月姫』のファンディスクである『歌月十夜』や、渡辺製作所(現「フランスパン」)と共同制作した格闘ゲーム『MELTY BLOOD(メルティ・ブラッド)』を世に送り出す。

この過程でこやまひろかずがメンバーに加入。

商業化

歌月十夜とメルブラが一段落したことで、次回作『Fate/stay night』の制作に取り掛かるものの、実現したい内容やクオリティを実現するには、同人では何かと制限があるため、商業メーカーとして企業化する道を選ぶ。公式書籍『Fate/staynight プレミアムファンブック』で詳しく語られている(以下は抜粋)。

武内:

やっぱり企業化した方がいいのかなという雰囲気もあったのですが、その時はもう少し時期をみようという所に落ち着いたんです。そんな状況だったものですから、まずは初心に戻る意味も込めて「Fate」の制作に専念することにしました。

ただ、背景に関しては結局外部の方にお願いすることにしました。可能な限りクオリティーは上げたいというのが当時のスタッフの総意だったんです。

その夏にセイバールートを脱稿した奈須が、はっきりと商業で出したいという意思表示をしてきました。

奈須:

自分的に満足のいくものが出来上がったんでしょうね。それで、このゲームはやっぱり商業で出してあげたいなあと思いました。

世界観

TYPE-MOON作品の多くは、作者・シナリオ担当が同じ奈須きのこ氏であることから、その世界観を共有している。

具体的には

  • 根源の渦』と呼ばれる全ての原因。あらゆる現象が流れ出したもと。世界の真理。『 』。
  • それを追い求める「魔術師」、その根源に到達した「魔法使い」、根源に関係なく魔術を目的達成の為の手段として利用する「魔術使い」。
  • 魔術師の総本山である「魔術協会」と敵対する一大宗教勢力「聖堂教会」。
  • 『星の抑止力』、『霊長の抑止力』と呼ばれる集合無意識によって作られた、世界の安全装置。
  • 「起源」と呼ばれる、そのモノをそのモノたらしめる方向性とも言える概念。
  • 第二魔法、第五魔法による様々な並行世界および時間軸、IFのストーリー。
  • 世界観は大まかには死徒の勢力が強い「月姫世界」と、英霊召喚が行える「Fate世界」の二種類に分かれる(Fate世界はさらに細かく分類される。詳細はFateシリーズ#世界観についてを参照)。

…などがある。

世界観を共通しているためスターシステムに近い状態であり、特に次元を渡る術を持つ『魔法使い』たちは多くの作品に登場している。また各作品のキャラクターは「アーネンエルベ」という喫茶店を通して時間や世界を超え邂逅することもある。なお、Fateシリーズにおける登場人物の発言によれば、フィクション作品は一部を除いて現実世界と同じ物が存在するようである(ゴジラスターウォーズウルトラマン仮面ライダーなど)。ゲーム機も同様で、エルメロイⅡ世がドリームキャストゲームキューブPS2を所持している。

ちなみにだが、

と言った頭のおかしいお約束も多々存在する

ちなみに経験値氏曰く「きのこの言葉を真に受ける様では型月ファンとしてまだ二流」らしい。じゃあ何を信じればいいんだよ‼︎

もっともこのコメントは設定・脚本の根幹を担うきのこ氏が稀に重大な設定を唐突に投げ込んでくるために飛び出したもので、それに振り回されて筆が遅れた作品も少なくない。

要するに「型月世界は発表作品ごとに割り切って楽しむ方が良い」という、昨今よく発生する設定主義への前置きともいえる発言だろう。

ただし、ファイヤーガールDDDのように、所謂型月世界に属さない作品も存在している。一応エイプリルフール企画などでは共演する事もあるが。

関連作品一覧

日本語以外での個別記事

TYPE-MOON(英語版)

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