CV:喜多村英梨
概要
「フレッシュプリキュア!」の登場人物。キュアベリーに変身する。
芸能系の私立鳥越学園に通いながら読者モデルとして活躍しており、将来の夢は世界的なファッションモデルになる事。ラブの勧誘により、ラブ・祈里(後にせつなも)と一緒にミユキさんの下でダンスを教わっている。
口癖は「アタシ、完璧!」。
読者モデルだけあって女子中学生としては身長が高く、スレンダーなモデル体型をしている。本人も美貌や体型維持には気を使っており、ダンスを教わりたい動機もシェイプアップ目当てだった(次第に真剣に取り組んでいる)。
放送当時、「プリキュアはお茶の間では決して水着姿にならない」と大きいお友達に言われていた中、第2話で水着姿を披露して話題になった。シリーズ6年目で初のプリキュア水着解禁である。
…普通の競泳水着だったので過激な方向に期待すると肩透かしだが、これくらいならまぁプリキュアシリーズでも大丈夫だ、問題ない。
と、言いたいところだったが、この第2話の水着シーンやシャワーシーンに対して視聴者の親御さん達から苦情がきたことが後にスタッフの裏話で明かされているので、実際は大丈夫じゃない、問題だったのだが。
ただ、キュアベリー時の衣装やスペースミキタンなどのように、露出度が割と高い格好をさせられやすいキャラクターなのは事実である。
それから次の本格的な水着回(サブキャラやモブキャラが着用するシーンはあったが水着回というわけではない)はフレッシュから6年後の『Go!プリンセスプリキュア』まで待つこととなる。
性格
一見するとクールで、高飛車に見えるが目標の為なら決して努力を怠らず、人に弱みは見せないなど自分に厳しい性格。
日頃の努力の甲斐あってプロポーションは抜群、男子からは常にモテモテ、彼氏とよく勘違いされる眉目秀麗な弟が居る等、この年頃の女の子としては本当に完璧であり、弟の和希も常に完璧であろうと心掛けている姉を尊敬している。
よって視聴者の幼女からの人気は高い。
だが、幼い頃のトラウマから蛸だけは苦手で、生きている蛸はもちろん、たこ焼きの屋台にある蛸の人形を見ても青ざめて取り乱す始末。
両親の離婚を経験していたり、中学生ながら読者モデルとして社会に出ている影響なのか、性格が四人の中で一番大人びており、チームではお姉さん的ポジション。チームでは一番の切れ者で、せつながラビリンスのスパイとして潜入していた頃は「四つ葉町の住人と名乗っているにも関わらず、近辺の中学校(=自分を含めたラブ達3人がそれぞれ通う3校)に全く在籍していない」点を根拠に彼女を一番早く怪しんだ他、せつながナキサケーベの連続使役で心身共に擦り切れていた際、彼女のポケットに入れられていたナキサケーベのカードを目ざとく発見している。
ラブが意気消沈してしまった時、心を鬼にしてラブを叱咤するのは美希の役目。しかし、そういった立ち位置のせいなのか貧乏くじを引きやすい。
自分の武器を囮にして盗まれたアイテムを取り戻すなど、頭脳戦にも長けているが、その件がきっかけでpixivにおいては不遇なネタキャラ扱いに拍車がかかってしまった。
家族構成
父:一条克彦
母:蒼乃レミ
弟:一条和希
美容院を経営する元タレントの母・レミとの2人暮らし。
両親は離婚しており、父は本編未登場で、後日談の小説版にて名前と職業(音楽プロデューサー)が設定された。
弟の和希は父親の方に引き取られたが今でもよく会っており、姉弟の仲も極めて良好(カップルと間違われてしまう程)。
ただ、和希が病弱なためなのか、美希は弟に対して過保護なところがあり、ブラコンっぽい一面も見受けられる。
人間関係
主人公桃園ラブと山吹祈里とは幼馴染で、三人とも異なる中学に通っているが、今でも一番の親友。
ラブからは普段「美希たん」と言う愛称で呼ばれているが、美希がピンチになった・ラブが感極まった等、ラブが素の感情を表に出したときには「美希」と呼び捨てにされる。ラブと美希の絆の深さを窺わせてくれるいい話である。
せつなとは最初、会話が長く続かず意見も対立しがちで、少々ギクシャクしていたが、その後彼女の真面目さと蛸が苦手なことを知っても笑わずに受け入れられてからは、互いに理解し合うようになる。
祈里とは長い付き合いゆえに一緒にいると落ち着くのか、割と一緒に行動することが多い。
設定上は「セクシー美少女なので同級生の男子からよくモテる」ということになっているのだが、本編中では初期の放送回しかモテ描写が出てこず、さほど特別扱いされるようなこともなかった。むしろ、ラブや祈里の方が男子との交流シーンが多い。
これは上述の水着でのクレームが、単純に水着が問題視されたのでなく、美希が自分の色気に自覚的で、それを利用して男子たちをからかうようなキャラクターに見えたことの方が問題だったためとも言われる。まあ、ぶっちゃけて言えばちょっとビッチぽい空気感があったというわけである。
制作スタッフからすると美希の小悪魔系な魅力を演出したかっただけだと思うのだが、そういう誤解を与えかねないことには慎重にならざるを得ないということで、美希が男子からモテるという描写自体がほぼ描かれなくなる。
「まるで彼氏のように仲が良い」という設定だった弟の和希や、美希のお色気にメロメロなスケベな同級生の沢裕喜など、美希に関係する男子キャラクターは路線変更のあおりを受ける形で、かなり影が薄くなってしまった。
呼称について
関連人物 | 呼び方 | 呼ばれ方 |
---|---|---|
桃園ラブ | ラブ | 美希タン |
山吹祈里 | ッキー | 美希ちゃん |
東せつな | せつな | 美希 |
タルト | タルト | ベリーはん |
シフォン | シフォン | 美希 |
一条 克彦 | パパ | 美希 |
蒼乃 レミ | ママ | 美希 |
一条和希 | 和希 | 姉さん |
沢裕喜 | 裕喜君 | 美希さん |
出番
他キャラクターのメイン回は各クール前半に用意されていたのにも関わらず、彼女のメイン回は各クール終盤にしか用意されていなかったりする。このあたりは上述した路線変更の影響もあるのかもしれない。
そのためなのか、pixiv内での検索数が敵であるウエスターより低かったりする。
逆に映画だと活躍シーンが比較的多め。
特にトイマジン戦で心が折れかけたキュアピーチをビンタし、叱咤激励したシーンは印象的。
その為pixiv内では住人達に弄りまわされる事が多く、挙句の果てには恵まれない美希たんを応援する会なるものが出来てしまったとか何とか…
それだけ皆から愛されるってことよ!って「わたし、信じます!」
また、タグも単に「美希」と入れると他作品の同名キャラと重複して(しかも全体の9割方がその同名キャラ)検索がしにくくなるため、タグはフルネームで入れたほうがいいだろう。また、蒼野美希と誤植されやすい。乃ですよ!
さらに某作品で、蒼→青をイメージカラーとし、名前に「ミキ」が入った同じ声のとあるキャラが散々な目に遭っている事と絡めてネタにされてしまうことも多い。→安定のmktn
とはいえ、その愛すべきキャラクターとキュアベリー自身の強さもあって彼女のファンが絶えないのも事実であり、一部では彼女をフレッシュ最強と称する声もある。
なんだかんだ言って、上述した通りラブが挫けた時に身を呈して彼女を叱ることができるのも美希だけである(ただし23話で「せつななんて子はもともといなかったのよ!」といった時にはラブに反発されたが……)。
オールスターズでの活躍も期待されているのだが、回を重ねる毎に出番が減るのみならず台詞も無くなるという憂き目に…(旧作キャラクター全てに言える事ではあるのだが……)。
カップリング
上述の通り「男からモテる」という設定が生かされる機会が奪われたあおりで、美希はカップリングには恵まれないキャラクターと思われていたが、第38話で敵組織ラビリンスの一人サウラーとの因縁が生まれ、そこからカップリング妄想するイラストも多数見られるようになった。
この二人の関係は美希の封印設定である「男からモテる」とは全く無関係なところから生まれたもののため、さらなる進展が期待されていたが、第46話でこのカップリングが半ば公式化してしまった。
各話ネタ
テレビシリーズ
- 第2話
- シリーズ初のシャワーシーンと水着シーンを披露。
- キュアベリーに初変身。
- 第15話
- サウラーの作戦でせつなに本音を言ってしまう。
- 第17話
- 自分のリンクルンに宿っているピックルン・ブルンを出してもらうためシフォンのお世話を買って出る。
- ところがひょんなことでシフォンが拗ねてしまいなだめるのに苦労することに。
- 挙句の果てには某子供番組のお姉さん風のコスチュームに身を包んで大量のおもちゃでシフォンの機嫌を取ろうとするものの、逆に嫌がられてしまう。
- 第33話
- 新しい服を買いにラブたちとともに街に出ようとするが、ラブは発熱、祈里は実家の手伝いで忙しくせつなと二人だけに。話もかみ合わず服を買うときもいろいろダメ出しをくらい疲れてしまう。
- しかしたこ焼きの看板を見て悲鳴を上げ逃げ出す。実は美希は幼少時のトラウマでタコが大の苦手だったのだ。
- 第38話
- サウラーとの戦いでクローバーボックスを奪われ苦戦するが、ベリーソードを投げておとりにしクローバーボックスを奪還する。
特別出演
- ハピネスチャージプリキュア!第16話
- プリキュア10周年おめでとうメッセージにキュアベリーとして登場。
- HUGっと!プリキュア第37話
- キュアベリーとして登場。キュアビューティ&キュアソードと組んで、上述の本編38話同様ベリーソードを投げておとりにし、二人を援護。この話で花海ことは/キュアフェリーチェ(「魔法つかいプリキュア!」)以降の後輩のプリキュア戦士12人(花海ことは(キュアフェリーチェ)から「キラキラ☆プリキュアアラモード」の6人にルールー・アムール(キュアアムール)(HUGっと!プリキュア)まででの約12人。)12人と初共演をした。
映画
- おもちゃの国は秘密がいっぱい!?
- スゴロクの森で「宇宙旅行を楽しみましょう。」というマスに入り宇宙空間らしき場所に来てしまい、ハイレグっぽいコスチュームを身につけていた。
- トイマジンとの戦いで戦意を喪失したピーチを引っ叩いて叱咤激励。
関連イラスト
変身前の姿と変身後の姿のタグの使い分けに関する注意と配慮について
プリキュアに変身する前の姿しか描かれていないイラストに対して、変身後の姿である『キュアベリー』のタグを付ける行為は、変身後の姿のイラストだけを見たい人にとっては検索妨害になってしまうので、そのような行為は避けるべきである。
また、変身後の姿しか描かれていないイラストに対して、『蒼乃美希』等の変身前の姿のタグを付ける行為に関しても同様に避けるべきである。
中にはもちろん、変身前後の姿の両方のタグが付けられている事を気にしない人もいるだろうが、検索の際に気になるという人もいるため、そのような人への配慮としてタグの使い分けをしっかりと行う事が推奨される。
関連タグ
キュアベリー スペースミキタン あたし完璧 ナルシスト 必要悪
キュアナルシ 美希プルーン(一部) 胸がベリービューティフル
愛乃めぐみ:中の人はプリキュアとしては後輩、ボーカロイドとしては先輩の間柄。
海藤みなみ:へそ出し、カラーリング繋がり、中の人はプリキュアとしては後輩、QMAでは第七シリーズからの共演⇒ミキみな・PQA
明堂院いつき:へそ出し繋がり、中の人はプリキュアとしては後輩、QMAでは第八シリーズからの共演
トワイライト:中の人同士が某所にて同じキャラクターを時間差で演じた繋がり
中の人ネタ
美樹さやか(魔法少女まどか☆マギカ):カラーリングが同じ、名と姓の読みが同じ。mktn/安定のmktn
菊地真(アイドルマスターXENOGLOSSIA):こちらは仲間が「美希」。みきまこ/ミキまこ
キュアマーダッコ:8年後のスーパー戦隊シリーズで演じた敵幹部とのコラボタグ。
川嶋亜美:中の人が同じで、青いロングヘア、本職がモデル、抜群のスタイル(身長がほぼ同じ)、そのスタイルを維持するためにかなりの気をつかうなど共通点多数。
ビマージョ:タイムボカン24の3バカの紅一点にして、現場女子リーダー。