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ガラル三鳥の編集履歴

2022-11-01 23:45:25 バージョン

ガラル三鳥

がらるさんちょう

ガラル三鳥とは、フリーザー、サンダー、ファイヤーのガラルのすがたの総称。

概要

伝説のポケモンであるフリーザーサンダーファイヤーガラルのすがた

ポケモン剣盾』の追加コンテンツ「冠の雪原」から登場。初の無性別及び伝説のポケモンのリージョンフォームとなる。

元の通称が三鳥な為こう呼ばれているのであって、非公式の名称であることには注意。



何十年かに一度、ガラル地方のカンムリせつげんに姿を現すという3匹の渡り鳥ポケモン。

前述の通り、その容姿からそれぞれフリーザー、サンダー、ファイヤーとされている。

……が、従来のリージョンフォームが「既存の種の各地方独自の姿」であったのに対し、この3匹の場合は「見た目から三鳥だとされてきたが、最近では同種ではない可能性も示唆されている」という設定。

「長い間○○だと考えられてきた」と書かれていることから、以前は同種であることが定説だったようだが……。


よりいカラーリングが目立つ見た目もさることながら、性質も原種とは大きく異なっており、フリーザーは冷徹かつ冷淡、サンダーは気性が荒く好戦的、ファイヤーは傲岸不遜と、何かと性格に負の側面が見受けられるのも特徴。

元々伝説ポケモンの中には悪戯好き、残酷など性格の負の面が強調されるものもいたが、その中でも際立っていると言える。

また、各々の分類名は「く」で終わる単語になっている。


3匹の仲も割とギスギスしているようで、ストーリー中ではボールレイクの島に有るダイ木に成っている巨大な実を食べるファイヤーをサンダーが襲撃、そこにフリーザーが不意打ちをしかけ、ダイ木の実を賭けて三つ巴の戦いが始まる直前となった。

しかし、近くにいた主人公のスマホロトムが突然鳴り出し、興が削がれた3羽は戦いを止め、方々へ散っていった。


戦闘BGMが汎用のものだった原種三鳥とは異なり、ガラル三鳥は専用の戦闘BGMを持っている。

全体的に騒がしく掴みどころのない、どこか胡散臭さを漂わせる曲調であるが、サビのパートはストレートにカッコよさを感じさせるようにもなっている。

総じて、色々な意味で実にガラル三鳥らしいBGMに仕上がっていると言える。


なお、色違い個体は原種三鳥とそっくりそのままのカラーリングになる。この事から最初に確認された個体が3種共に色違いだった為に原種三鳥と勘違いされたとのではないかとする説も出されている(もっとも、それはそれで希少な色違い個体が3種共に初めて発見された個体になるという天文学的な確率の話になってしまうのだが)。

ブロックルーチンがかかっているため、通常プレイでは入手不可能であり、「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2022」の参加賞としてのみプレゼントされる。なお、貰う条件としては勝敗のつくバトルを3回以上する必要があるので注意。


一覧

ガラルフリーザー


サンダー(ガラルのすがた)


邪悪


ひこうタイプ持ちなのは通常の個体と同様だが、他のリージョンフォームと同様、複合しているタイプが変更されている。

だがその結果、なんとこおりでんきほのおが消失し、属性そのものを表していた名前と無関係のタイプに変化する事態となり、元のタイプの技も何一つ習得しない。


一応、能力や専用技等に元のタイプの名残はあるが、サンダーとフリーザーに至っては名前が意味する元のタイプに弱くなるという、何とも奇怪な事に。

これらの要因ゆえに、彼らは亜種から別種だと考えが改められたのかもしれない。


また、図鑑説明では「ながいしっぽがたなびいて とんでいくすがたは すばらしい」といった風にひこうタイプであることが強調されがちだった三鳥とは逆に、翼で精神攻撃をする空中浮遊しているので翼を使用しないそもそも陸上特化で飛べないと言った感じで(特に後者2匹は)設定面で「飛ばない」ことが強調されている。

但し3匹とも跳ぶ又は浮遊する事は可能なためか、わざマシンそらをとぶを覚えられる。


もっとも、これらの事は原種の名前が付けられただけの別種とすれば当然であるし、イメージとタイプが異なったり相性が悪くなる事自体はポケモンではよくあるなのだが。


ゲーム上における特徴

シリーズでは久々となる徘徊型伝説ポケモン

「ダイ木の丘」でのイベントが発生すると、フリーザーはカンムリ雪原に、サンダーはワイルドエリアに、ファイヤーはヨロイ島にそれぞれ出現し、マップ上を徘徊するようになる。


厳選したい場合には、性格や個体値(V)の並びがフィールド上で最初に遭遇した時(より厳密にはマップが切り替わって鳴き声が聞こえた瞬間)に固定されてしまう事に注意しなければならない。

個体値は事前にセーブしてからピオニーから渡されるマスターボールで捕獲して確認するのがおすすめ。変更したい場合は一度マップを切り替えて遭遇し直そう。


一方、性格に関しては、同作に登場する他の伝説(剣盾姉弟レジ系など)とは異なり、マップ上でシンボルエンカウントする形式を取っているためなのか、特性「シンクロ」の効果で後から上書きすることが可能。このため、実質的には個体値の配分にさえ気を付けていればよい


これらを覚えておくと厳選が多少は楽になることだろう。


また、シンボルエンカウントだからなのか稀に証を持っていることもあり、一部の廃人の間では性能そっちのけで証厳選に躍起になっている者もいるらしい…。

これらの仕様は、同じく本作でシンボルエンカウントする形式を取っている三闘およびケルディオにも当てはまる。


ポケモンGO

2022年7月26日の朝、新アイテム「おさんぽおこう」が抽選先行実装され、それを使った一部トレーナーの元に3羽とも野生で前触れなく出現


所謂サイレント実装という形で、原種の様なレイド方式ではなく、おさんぽおこうを使っている間のみ3羽のいずれかに超低確立で遭遇できる。

しかし仮にも伝説ゆえ、捕獲率はレイドより低い…どころか捕獲に失敗すると確定で逃げられる為、一度や二度のチャンスで捕まえるのは至難の業。

一応、おさんぽおこうは毎日一回ずつ使える仕様にはなっており、日常的に使っていればその分捕獲・入手できる可能性も高まるだろう…と思うだろうが、そう甘くはない


上記のようにそもそも出現率自体が極めて低く、1週間に一度どころか運が悪ければ1ヶ月に一度も会えないなんてこともザラ。1匹ですらこの有様なのに「他の2匹は最低でも一度は見たが、1匹だけは未だに見た事すら無い」プレイヤーも結構いたりする(例えば「サンダーは比較的多く、次点はフリーザー。ファイヤーは一度も見た事が無い」など)。

しかも、せっかく出会えても相当運がよくなければ捕まえられないというオマケつきである。


…断言してもいいが、きんのズリのみを食わせてハイパーボールを投げた場合ですら、比較的困難とされる「逃げ足の早いケーシィを一発でゲットする」方が楽にすら思えるほどの難易度…いや、ケーシィが「困難」ならガラル三鳥に至ってはもはや「捕獲不可能の『食い逃げ』イベント」と揶揄出来るほどの理不尽さである。


サイレント実装直後は世界中で驚きの声が上がったものの、その声は程なくして理不尽な入手難易度に設定した開発側への怒りの声へと変わり、「いくらなんでも酷すぎる仕様だ」「あまりにもあからさまなゲームの延命措置」といった批判の声が噴出している。


原作では(フィールドを徘徊するというやや面倒な仕様こそあったものの)そこまで理不尽な入手難易度に設定されていたわけではなかったこと、これまで伝説のポケモンは必ずレイドボスとして登場しており、それなりに手間暇をかければ誰でも平等に入手ができていたのに、なぜかガラル三鳥ではそれができないことも反発が強まった原因となったのだろう(とはいえ、安易にレイドボスとして実装してしまうと、おさんぽおこうの存在意義がなくなってしまうため、そう簡単にボスとして登場させるわけにもいかないのだろうが…)。


しかも、せっかく捕まえても3匹とも覚える技はどれも微妙なものばかりな上、野生個体としての扱いになるため、個体値もピンキリ。とてもではないが、実戦向けの個体など入手できる状況ではない(もっとも、これに関しては上記の入手難易度を鑑みての措置とも考えられる)。


総括すると、出合いにくい・捕まえにくい・戦力として使えないの三重苦に見舞われており、プレイヤーの心象を悉く逆撫でする存在となってしまっているの現状。

サプライズとしては大成功だったのだろうが、こんな扱いでは彼らも浮かばれないだろう…。


余談

全体的にダークなイメージとなった点には、ガラルの一部ポケモンのモチーフではないかとたびたび話題に上がるケルト神話を参考にアレンジをしたのではないかという説が上がっている。

ケルト神話には死と戦いの女神三姉妹「モリグナ」が登場するが、彼女らはカラス、すなわち黒い鳥の姿で戦場へ出現して闘争を煽るとされている。


ひこうと複合している三者のタイプはそれぞれ三竦みの関係になっており、ガラル三鳥が対等の関係にある種族であることが明確化されている。

厳密に言うとガラルファイヤーはかくとう等倍であり、逆にひこう技でかくとうタイプの弱点を突けてしまうが、火力と素早さの点ではガラルサンダーに劣り、取り得の特殊防御も物理主体のガラルサンダーには意味を為さないため、ガラルサンダーに有利と言い切れるほどではない。

三鳥の通常の個体にはこうした三竦みの関係は見られず、サンダーとフリーザーがお互いに抜群を取り合う一方、ファイヤーはフリーザーに強くサンダーには弱いというやや歪な関係であった。


発表当初は、ガラル三鳥の全員が強力なミミッキュとタイプ相性の悪い事が心配されていたが、いざ蓋を開けてみるとガラルファイヤー、ガラルサンダーは独自の強みを見出され、しっかり実績を残した。

というかガラルサンダーに関しては、ミミッキュよりも原種サンダーの活躍に存在を食われてしまった感があり、思わぬ伏兵に足をすくわれることになった。


後にポケモンSVにて「酷似した名前と姿だが、全く別の種族な収斂進化」というウミディグダが登場したことにより、「ガラル三鳥もそうだったのでないか?」と言う説が唱えられている。

そこから派生して、本作が歴代のシリーズと比べると「生物学的なポケモン研究」要素が薄いことや、かのウカッツ博士の存在もあって「収斂進化を正しく把握していたパルデア地方に比べて、安易に同種に放り込んだガラル地方の研究者は適当過ぎないか」と言う意見も出ている。

もっとも、ガラル三鳥の場合あくまで示唆されている程度にとどまっており、現在の公式では謎は謎として終わらせていることには留意したい。

また、現実世界に目を向けても『地域による個体差だろう』と思っていたら実は別種であることが判明するのはよくあることである。そのため、世界観としては所持者どころか野生の個体との邂逅すら極めて難しく、当然研究のハードルも高い伝説のポケモンであり、なおかつリージョンフォーム以外にも同種における大きな姿の違いが存在するのがポケモンである以上、他地方の伝説のポケモンに似ているポケモンを目撃したらとりあえずリージョンフォームであると仮定してしまっても仕方がないとする意見も多い。


関連タグ

ポケモン剣盾 冠の雪原

伝説ポケモン 準伝説 三鳥

リージョンフォーム ガラルのすがた

ガラルフリーザー ガラルファイヤー ガラルサンダー

いてつくしせん もえあがるいかり らいめいげり


カロス御三家ブリガロンマフォクシーゲッコウガ):複合しているタイプがガラル三鳥と同じ三竦みになっている。因みに彼らが御三家であったカロス地方にも三鳥は生息し、カロス図鑑にも掲載された。

ポケモンXD:終盤でダークポケモンとなったサンダー、ファイヤー、フリーザーとの戦闘がある。


ウミディグダ:こちらは別のポケモンとして扱われる。


イャンガルルガ:モンスターハンターに登場するモンスター。見た目等からイャンクックの亜種だと思われていたが別種の生物であると判断されたという特徴、オリジナルと比べて攻撃的な性格がガラル三鳥と似ている。こちらは正式に別種の生物であると判断されたために名前も独自のものが与えられているが、ガラル三鳥は「まだ別種かもしれない」という扱いなので名前はオリジナルの三鳥と同じだが、別種だと認められればガラル三鳥の名前も変化するのだろうか?

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