概要
亀の姿をしたポケモンの総称。毎世代ではないが多くの世代に、異なる種類の亀をモチーフとしたポケモンが登場する。
亀の固い甲羅と緩慢な動きのイメージからか、素早さが低く防御が高いポケモンが多く、また体重も全体的に重め。しかし、「からをやぶる」の習得者が増えてからは鈍足というイメージも変化しつつある。
- しかし、実際の淡水性の亀は、緊急時になるとかなり速く走れることもある。
御三家にも2回選ばれており、この2系統を含め6系統も存在するため、犬ポケモン、猫ポケモン、鳥ポケモン、魚ポケモンなどに次いで、ある意味定番化したジャンルといえるだろう。
アニポケ新無印第58話Bパートでは故意か偶然か、進化前後も含めた全亀ポケモンが集結するという珍現象が起きた。
亀ポケモンの一覧
たね | 1進化 | 2進化 | モチーフ |
---|---|---|---|
ゼニガメ | カメール | カメックス | ゼニガメ→ミノガメ→カメバズーカ |
コータス | - | - | リクガメ+ゾウガメ |
ナエトル | ハヤシガメ | ドダイトス | リクガメ+アクパーラ+玄武※1 |
プロトーガ | アバゴーラ | - | プロトステガ |
バクガメス | - | - | マタマタ+タラスク※2 |
カムカメ | カジリガメ | - | カミツキガメ |
霊獣ラブトロス | - | - | 玄武+スッポン |
テラパゴス/ノーマルテラパゴス | - | - | 『浦島太郎』の亀(ウミガメ)+ガラパゴスゾウガメ+アクパーラ |
※1玄武が象徴する地形は山脈である。
※2同郷の出身であるガルグイユとペルーダも亀の特徴を持つとされる。
その他
これらのポケモン達を、主に外見などから亀ポケモンに区分する人もいる。
ガメラとの関係
- アニメやゲームなどの関連作品では、サトシのゼニガメの「ハイドロポンプ」(①)(②)、カキのバクガメスの「ドラゴンテール」や「ポケゾリジャンプ」での描写、『NEWポケモンスナップ』におけるカメックスの飛行方法やゼニガメを背中に乗せる飛行描写(参照)、アバゴーラの牙と「アクアジェット」(③)、コータスやバクガメスのタイプ、霊獣ラブトロスの設定と描写(「玄武」「命の守護者」「飛行能力」)など、回転ジェットなどを中心にガメラを意識したと思われる描写が散見される。
- ポケモン自体がカプセル怪獣がモチーフになっており、何の因果か『コスプレ戦士キューティ・ナイト』という作品ではガメラもカプセル怪獣だった。
- 亀ポケモン以外にもそれらしき描写は存在する。前者は、見た目こそ似ていないが、正義の存在であったり、足だけでなく手からもジェット噴射を行って飛行している点が類似している。後者も、姿自体は亀に近いし、「玄武」がモチーフだと推測される場合があり、やはり飛行描写や火炎の能力を持ち、飛行時には煙で姿が隠れる描写もあり、弱者を守り、不器用だがサトシとの絆が描かれたなど、仮に偶然だとしてもやはり類似点が少なくない。
- テラパゴスとリコの「古代の宝石を介して互いに守り合う」関係性も、どことなく歴代のガメラ達と一部の人間達の関係に似ていると言えるのかもしれない。
- また、アニメにおけるパルキア(参照)とムゲンダイナ(動画)の声の一部はガメラの声のエフェクトを利用している。また、英語版のアニポケのCVにはガメラ作品の吹き替えを担当している人がいたり(参照)、ルギアLEGENDのイラストを担当したのは樋口真嗣である(参照)。
- この様な現象(ポケモンに限らず、たとえば子ガメラやメカガメラなど直接的なケース以外にも、世界中の多くの作品における亀関連のトピックなどに関して、ガメラにばかり数多のオマージュが集中してきた)(ごく一部の例)が見られる理由としては、ガメラがアイコンとして機能してきただけでなく、「世界的に有名な亀のキャラクター自体が非常に少ない」ことが関係しているからだと思われる。
- それこそ、任天堂によって「亀ポケモン」やクッパ軍団という世界的にメジャーな亀のキャラクターが大幅に増えたものの、過去のいくつかの事例から、「任天堂関連のコンテンツ」はオマージュがリスキーである(参照)ため、ポケモンやマリオシリーズがこれだけ世界的なコンテンツになったにもかかわらず「亀ポケモンやクッパを意識した描写」が他作品に生まれにくい、つまりガメラや(カメックスに影響を与えたと思わしい)カメバズーカなどにオマージュが集中する原因になっている可能性がある。
- 「亀」を主役とする世界的にメジャーなシリーズは、他にはたとえば『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ(TMNT)』などごく僅かしか存在せず、『TMNT』はあくまでも「人型の亀」であり、また、オマージュできる要素もほとんど「忍者」という部分しかない。上記のカメバズーカの要素もかなりニッチであり、カメバズーカは決して世界的に有名なキャラクターでもない。
- これらの事もあり、ガメラ以外の亀のキャラクターをオマージュできる状況が限定されている事も無関係ではないだろう。
- 『TMNT』自体にもガメラへのオマージュが存在する(例えば、2012年のシリーズに登場した「トッカ(Tokka)」は、姿や能力や性格の全てが明確にガメラを意識していた)。
関連タグ
犬ポケモン/猫ポケモン/鳥ポケモン/魚ポケモン/虫ポケモン/猿ポケモン/蛇ポケモン/牛ポケモン/狐ポケモン/ドラゴンポケモン/鯨ポケモン